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稲、種撒き終わる。

2009-04-20 05:33:55 | 稲作
舟原田んぼ、めだか田んぼ、の種蒔きが無事完了した。舟原分が280穴のセルトレーで200枚。これで2反5畝ぶん。めだか分が200穴を31枚。5畝ぶん。天候にも恵まれ、順調な種蒔きができた。赤松さん2名、岩越さん、まごのりさん、酒巻さん、木村さん、青沼さん家族4名、石井さん。笹村2名。高橋さん、佐藤さん2名、力石さん、岡本さん家族3名。20名の種蒔きだった。午後には、永塚田んぼの種蒔きがあるので、1時には必ず終わる予定で進めた。朝8時からの作業で、12時にほぼ終了した。途中休憩はなし。疲れたら各自勝手に休むと言う事で、作業の流れは滞らないように続けた。午後からは田んぼにセルトレーを運び、代かきをしてあった、120センチ巾のトレー置き場に順番に並べた。二列になったが、深いところ浅い所が、少しある。この作業に2時間掛かった。

セルトレーの苗土は8が山土、1がくん炭、1がピートモス。ピートモスは少し実験的に試してみた。輸入品だし、本来使うべきではないのだが、事情もあって少し試した。今年も相変わらず、あれこれ実験しながらの進め方になる。播種を1週置きに3回に分けるつもりだ。最初に蒔いたのが、12日の月の田んぼの分。もう芽が1センチほどに伸びている。19日が舟原分。そして、めだか田んぼ分を来週に少し加える。5葉期の大苗で植えたいので、どのタイミングがベストに成るか。播種時期を試している。もう一つが、パオパオとラブシートがどの程度差が出るかも、試している。200穴と、288穴の違いも比較する。苗は重要なことなので、最善の流れを探りたい。私たちの取り組んでいる方法は、自給用の田んぼの一番良い方法である。普通の農家から見れば、馬鹿げたようなものだろうが、これが案外合理性がある。

手植えの方が、機械植えより合理性があるなど、信じられないだろうが。全体の労働時間ではそうなるのだから不思議だ。苗作りも様々変遷しながら、あちこちの方法を取り入れて、現在の所まで来た。種籾を100グラムづつ分けて、浸種する所もあるぐらいで、そのほうが良いというのは、愛情の問題である。愛情がわけば、熱心さが増して、全体では効率が良い。こんなのは、昔の田植えが競技会であったという、話と同じようなことだろう。作業の途中に面白い話を出来ると言う事も、とても大切なことだ。たまに会う仲間だから、近況報告やらイベント案内など、そうした連絡も暮らしにはとても、大切になる。昼食は、最小限の家のベランダで食べた。広がる菜の花畑に続いて、舟原の美しい春の景色が広がっていた。この春満喫が絶妙で、楽しい集まりになった。

今年は、初参加の人が何人もいた。鬼柳、舟原、月の田んぼと合同での作業になった。3つが親類の田んぼとして、連携してゆこうと言う話になった。近年希望者がいても、参加を受け入れられない状態があった。今年はモデルタウンの中で、新規の取り組みも始まる。是非助け合いながら良い活動にしたい。希望者が、各田んぼの個性に合わせて、選択できて、例えば永塚田んぼのように、田んぼの楽しさを味わい尽くそうというグループ。新永塚田んぼのように、農家的生産を目標に完全自給を目指す田んぼ。山北たんぼでは、個人田んぼとグループ田んぼの結合を模索している。田んぼのグループで、大豆栽培も併せて行う予定だそうだ。各田んぼが個性を発揮している。今度やるめだか田んぼは「技術の学校」にする。一年学べば、自分の田んぼが始められる。そんな学校のような田んぼにするつもりだ。

昨日の自給作業:種蒔き6時間 累計時間:18時間
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