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0番田んぼ
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1番田んぼ
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2番田んぼ
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3番田んぼ
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4番田んぼ
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5番田んぼ
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6番田んぼ
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11番田んぼ
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10番田んぼ
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9番田んぼ
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8番田んぼ
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7番田んぼ
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溜め池の写真
田溜め池および田んぼの11月21日の様子である。その後徐々に水が増えて、11月23日にはどの田んぼも満水状態になった。このところの10日はほとんど雨が降らなかったが、その前に大量の雨が降ったと言うこともあり、割合湧き水の水量は多かった。
水量がいくらか減ってきたので、何とかその前に満水になったのは良かった。11月30日までこのままの状態で水管理してゆく。30日の朝にすべての田んぼから排水をする。12月2日が線引きになる。3日が種まきになる。今年は10の田んぼが直播きになる。一カ所かもしかしたら二カ所だけ手植えになる。
のぼたん農園では今年は直播きで稲作を行う。一応12の田んぼに直播きをする。0番田んぼは苗代田んぼとする。苗代で準備した苗を、直播きをして問題が起きて欠けてしまった田んぼの補植用の苗とする。また、0番田んぼは一本植えの田植えをおこない、種取りの田んぼとする。
直播きは昨年成功した実績がある。今年はその方が楽であるし、稲本来の姿と言うこともあるので、全面的に行うことにした。のぼたん農園ではできる限り誰でも取り組める農法を確立する。田植えよりも、種まきの方が簡単で子供でも取り組める。
風の強いのぼたん農園では田植えだと、風の害を受ける可能性がある。特に5葉期の大苗の田植えだと風で活着出来ないことがあった。小さい苗で作るのでは、私のやってきた稲作法では分ゲツの不足が起こるようだ。それですべての田んぼを直播き方式に変え、風の受けにくい0番田んぼだけ田植え1本植えの田んぼにする。
種取り田んぼは一本植えでないと、種取りをして選抜してゆくには無理がある。一本から20本以上に分ゲツする株がよい稲と言える。稲の中には分ゲツをまったくしない株も存在する。それは栽培条件や生育の問題と言うより、遺伝的に分ゲツをしない性質の稲の株もあると言うことになる。
分ゲツをしない株から種を取れば、翌年は全体に分ゲツしない稲の田んぼになりかねない。1本植えで何本に分ゲツするのかは、種取りの重要な観点になる。また、病気や生育不良、止葉の大きさ、茎の太さ、株の高さ、穂の大きさ粒張り、などが種取りをするときよく見て決めてゆく。
0番はそのための種取り田んぼとして今後も管理してゆきたい。自家採種は自給のための田んぼでは重要な要素になってくる。良い親株から種を取りたい。継続してゆくことで、徐々にのぼたん農園に適した稲の株が選抜されてゆくはずである。
どの田んぼも良い状態で準備が整った。この先、10日間満水状態で維持する。まだ田んぼ雑草は出てこないと思う。後は出来るだけ平らに田んぼをすることだ。田んぼは静かに置いておけば、微生物が活動して、だんだん表面がとろとろ層と言われる柔らかい、巻き上がるような土になってくる。よい田んぼの土壌になる。その下の土壌はある程度堅くなってくる。
種まきの3日前に水を抜けば、どこも水が抜けて、2日には線引きが出来るだろう。歩きやすくなっていることを期待している。線を引いてその交点に種を蒔いてゆく。去年は深いところや水たまりも多く、蒔きづらい場所もあったが、今年はそれよりは良い状態になると考えている。
種まきが終われば、荷造りビニール平ひもで鳥追いの紐を張り巡らせる。ぴらぴら、バタバタする紐の様子を怖れて、しばらくは田んぼに鳥は入らないと期待している。3週間鳥が入らなければ大丈夫だ。何しろ石垣島は鳥の多いところだから、要注意である。
水はできるだけ早く薄く入れたい。田んぼが乾かないことが重要である。ひび割れるようなことがあれば、まだ発芽をしていないでも水を戻さなければならない。天候にもよるので、注意深く行わなければならない。種まき後の1週間の水管理はかなり重要なことになる。
クリスマス頃には補植をして、種取り田んぼの田植えもする。この時場合によっては、11番田んぼ当たりで、水牛代掻きと田植えも考えたい。