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溜め池苗代を作る。

2021-12-21 04:01:21 | 楽観農園
 

  水が浅く溜まったところの溜め池である。正面に水神の立て札を立てた。井戸をおろそかにしないためだ。だんだん分かってきたことは水の湧いている地層があると言うこと。今の水面の少し上あたりのそうに水のにじみ出る層がある。

 溜め池の上の崖部分の草やいらない木を大分切り払った。溜め池と合せて景観的に良いものにしたい。特に石の様子を生かすようにしたいと思っている。またここの樹木が溜め池への北風を防いでくれているので、それも考えないとなら無い。

 全体では水道を普通に出したくらいの水の量が湧いているようだ。排水溝を少し上げて一㎝の水位を上げようとしたら、二時間ではまだ上がらなかった。水位が始めてその高さまで上がると言うことは周囲の土壌に浸透してゆくので、時間がかかるようだ。

 水が回ってしまい、他から溜め池では無いところに水が出てしまう場合もあるのだろう。それでもすこしづつ上げてみようと思う。今日の夕方から雨という予報なので、雨になれば一気に水位は上がる可能性があるので、水位はすこしづつ上げてゆこうと考えている。

 溜め池からは沢沿いに130メートルほど小川のあとがある。水牛が遊んでいる内にすこしづつ川が見えてきた。そして所々にダムのように水が溜まった場所が出来た。それが毎日5メートルずつ下の方に進んでいる。それに合せて水牛を繋ぐ位置も下に下げている。だから、ほぼ一番下まで歩ける状態になった。

 今70メートル地点だ。この小川に何カ所も溜め池を作ろうと思う。沢の断面には水がにじみ出ている場所が数カ所ある。その当たりに水を溜めては田んぼの方に流す。そうすれば少ない水でも広く田んぼが出来ることだろう。下の方の田んぼはあわてないでも良い。ゆっくり時間をかけてやるつもりだ。

 色々考えた末に溜め池の半分を苗代にすることにした。今の苗代から、5m×8m広げる。1月10日から2月10日までの一月だけは苗代になり、あとの11ヶ月は溜め池になっている。溜め池の水位の調整で、溜め池を広げたり狭めたり出来るように調整する。

 形状的に少し変形になるかもしれないが、先ずは1メートル×8メートルあれば今年には間に合う。昨日計ってみると、面積的には十分の場所があった。ため池の周辺は石のないよい土なので、広げさえすれば、苗床の土壌にすぐに使えそうだ。米ぬかや堆肥を先ずはここに入れてコロバシャをしてみたい。

 水位を上げるのは今の配水管にエルボーを付ければ出来る。徐々に水位を上げると良いのだろう。まずは水位の低い内に、苗床になる場所を40センチぐらい一度堀り下げると良いだろう。そして、土に米ぬかや堆肥を混ぜながら、その当たりを水牛で代掻きをする。

 そこまで出来たならば、溜め池の水位を10センチ上げて、苗代部分に水がかぶるような状態にして、何度も水牛コロバシャをする。回りは畦塗りもきちっとして水漏れが起きないような田んぼ状をにする。掘った土は溜め池の南側に堤のように置く。

 そうすると溜め池は4方が土で高くなる。これでかなり風が防げると思われる。何しろ崎枝は風の強い場所なのだ。その堤の上が最初の田んぼの4m幅の畑になる。防風のために月桃とノボタンも一段高い堤に植える。そうすれば溜め池は風の無い心地場所に出来るだろう。

 全体が水が漏らなくなったならば、溜め池と苗代部分の境に畦を作る。先ずは、畦なみシートを立てるだけでも良いかもしれない。苗代には水が来ないようにしておき、1メートル幅でベットを作る。今年は8メートルあれば良いだろう。800グラムだけ種籾を蒔く。

 余裕があればもう少し作っておけば安心である。時期をづらせて作ってみた方が良いかもしれない。何しろ田んぼの方の出来上がり時期が分からないのだから、二週間ぐらい遅れて種まきをしても良いかもしれない。二本苗代を作るにしてもたいしたことでは無い。

 今年は試験栽培だから、3種類か4種類の種籾を200グラムづつ蒔いて生育を観察する。200グラムの種籾で、200㎡の一番田んぼの田植えが出来るはずだ。もし田んぼが2段目まで出来れば、二番目に良く出来た品種の田植えをすれば良いだろう。

 ベットを作るときには何か肥料分を考えなくては成らない。まっさらな土壌で苗床を作る訳なので、苗床の部分だけには肥料を考えたい。同時に液肥も作っておく。これはすぐに購入して仕込んでおきたい。床田さんに水を分けて貰おう。

 昨日はユンボのエンジンがかからず、残念なことに修繕だけになった。スターターがダメだった。それを取り外すことが大変なことで、6時過ぎまでかかった。それでもスターターを外すことが出来たので、今日直しに行ってくれると言うことになった。有り難い。

 きょうは雨だと言うから作業は出来ないかもしれない。雨でどのように溜め池の水が変わるのか、様子が楽しみである。11月12月と小雨が続いている。湧水を利用している田んぼはどこでも水が涸れてきた。それでも楽観園の溜め池は弱い水道ぐらいの水は出ている。



 この溜め池の手前当たりの5m×8mが苗代予定地である。池の面積も増えるから、水牛も喜んでくれるはずだ。ここの掘った土は左側の方に積み上げる。すでに下の田んぼ予定地から堀り上げた土がすでに積み上げてあるので、それに足してゆくことになる。幅が4mに成るようにする。

 溜め池の回りの地面から見ると1m近く高くなるだろう。ここに月桃とノボタンが植えられるから素晴らしい防風の堤が出来る。かえって良い考えが生まれたと思っている。土を運ぶ場所が無いと言われたのだが、むしろその土を最初の田んぼの畑にして生かすことにできる。この土手が水牛が越えられないような形状にしなければならない。何か工夫をしたいと思う。

 苗代だけは福仲先生にお願いしなければならない。溜め池の作り方を見ていると、こういう作業に卓越されている。御陰で溜め池は何とか出来たようなものだから、苗代作りはぜひお願いしたい。そのあとの田んぼ作りはみんなですこしづつやれば良いと思っている。

 田んぼは2月までに出来れば良いのだからまだい時間の猶予がある。それでも今の調子なら、大きな土木作業については、年内に出来るのではないだろうか。苗代を作るのに1日。田んぼを作るのに3日。そして1月9日には浸種だ。
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