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消費税10%賛成。

2007-11-22 06:15:35 | Peace Cafe
消費税は出来た時から賛成だった。フランスでの消費税の存在を体験していたから、悪いばかりではないと、思っていた。留学生であろうと、一定の税は負担する。当然の事だと思った。消費税が出来るという時に、賛成だとある集まりで発言すると、排斥を受けるような感じだった。今でもそうだが、野党でこの税に賛成することはない。批判勢力が消費税に賛成するとは、何事ぞ。というような思想的な枠組みが出来上がっている。何でも一辺倒は良くないと思う。きちっと税の事を考えようとしない、悪習が出来ている。税そのものを否定するなら、それはそれで、むしろ尊重したい。一つの考え方だ。無政府の方が、却っていい。国家という存在がそもそも、人間の暮らしに迷惑なものなのだ。という点では共感できる。それで上手く行くかとえば、やはり、弱者ほど苦しいのではないだろうか。

人間が暮らすと言う事には、組織はあったほうがいい。一人で農業をやるより、農の会があったほうがいいのと、同じだと思う。いわば必要悪的ではあるが、無い訳にもいかない。組織が在る以上、運営資金はいる。日本国の会費が税だろう。その会の運営に当っての問題だから、集め方、使い方が、政治と言う事だ。使い方の方が、気に入らないから、税は払いたくない。こういう気持ちはある。イラクへ自衛隊を派兵をすれば、イラクを更なる混乱に陥れることが判っているのに、アメリカに押されて同調した。こんな事に税が使われるのは耐えられない。もちろん税云々だけではないが。税の使い方次第で、気持ちよく税が払えるだろう。使い方の問題で、「福祉目的税」というごまかし名称が出てきた。同じことだ。福祉に他の税を使わないだけだ。むしろ、「軍事目的税」にしたらいい。これなら、払いたくないから、物は絶対に買わない。

自給自足で暮らすと言う事は、消費税は払わないで済む暮らしをすることになる。そうやって、「軍事税」を払わない運動というのはいい。農の会では会費がない。いわば受益者負担でやっている。味噌の会で言えば土地の借り費から、管理等の経費全てを、参加者で分担する。何処にも利益が残らないようにする。似たような活動でも、特定の人の収益になるような仕組みは、どこか居心地が悪い。その人が立派な家でも作れば、恨みがでる。私が支えてあげたのに、というような、変な気分だ。国が必要な経費を、平等に割っているなら、どんな集め方でも問題はない。所が、企業の国際競争力というのが出てくる。あまり、企業から高い税をとると、企業が日本から出てゆく、という主張がある。私は是非出ていいって欲しいと思っている。企業が日本を支えていると思うのは、思い上がりもいいところだ。

消費的な暮らし、これはおかしな暮らしなのだ。この機会に消費税を払わないですむ、自給の暮らしをめざしなさい。と国が方向付けている。と受け取れば良い。「物々交換。結いの世界」を地域の仲間で作り出せる、良い機会だ。地域通貨の意味合いは明確に成る。食料が自給できれば、後はたいしたことはない。衣料等買わないでも大体は交換できる。住はセルフビルドだ。結いの仕組みを復活させて、農閑期には互いの家を建てる。物も大事に使うようになる。機械や車は、消費的に消耗させれば、やたらお金がかかる。ガソリンは買わなければならないが、これはそもそも使わない方がいいのだから、節約することになる。それにしても、名称を変えるのは姑息だ。はっきりと、アメリカ協力税。とか、本質を表わせばわかりやすい。
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2 コメント

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公平性と福祉目的 (笹村 出)
2007-11-28 14:36:14
消費税が、公平でないことはよく理解できます。
福祉目的から言えば、おかしな話と言う事も、よくわかります。
全く消費しないものにとっては、払わなくても良い税であること。これも確かです。
生き方で、暮し方で、税のとられ方が違うという点が、ちょっと興味がある点です。
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可処分所得には逆累進性 (ゴーヤ)
2007-11-26 12:12:51
消費税には、表面上は税の公平、広く浅く取る様に見えるという性格があります。

しかし、消費税の内容的には、今回の「福祉目的」という名目には反することになります。

消費税は社会的に福祉の必要な人からも、必要が無い人からも均等に税を取りますので、「公平」という点からは、高所得者への累進課税の所得税とは逆に、「可処分所得と税金比率」では福祉が必要な人に負担が大きくなるという逆累進性を持っています。
福祉目的というのであれば、「所得税」の累進税率を上げて高額所得者から更に多くの税金を取るのが、社会な所得分配には適っています。
しかし、それでは高額所得者が不満を持ちますので政府には悩ましいところでしょう。

また消費税は公平に見えるだけ、政府が数字の操作だけで簡単に上げる事ができるという安易性もあると思います。
まずは、天下り官僚が莫大な予算を食い物にして私腹を肥やしている「特定法人」を改める等の支出を減らす改革こそが必要だと思います。

これからは、定年退職して暇を持て余し、健康の為に体を動かそうという人達が毎年どんどん増えるのですから、消費税を上げれば消費が冷え込み、出来るだけ食料も衣服も住まいも自給しようという人が増えることは間違いないでしょう。
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