浅川ダム住民訴訟の第10回の公判の傍聴に行きました。午後は飯山市へ飛んでT支部のつどい、その後は須坂市へ飛びました。
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浅川ダムの住民訴訟は、被告の県側が追い詰められた状況になってきています。
今日は木島日出夫弁護士が意見陳述でした。
争点は2つです。危険だと言うこと、ムダだと言うこと。
河川改修で川自体の決壊はなくなって解決したのに、県側は浅川ダムと河川改修をセットで押し切ろうとしています。
見比べてください。
これがいい例ですが、河川改修がすんで、浅川は天井川はなくなり、11メートルの下がったので安心。他の場所も同じです。
木島日出夫弁護士の意見陳述は、前回の公判で問題にした県側の矛盾について説明を求めたことに対し、回答の文書が出たので、その説明文書(うそといいわけ)についての反論でした。
前回もブログで説明しましたが、前回の公判で問題になったことは次のことです。
県のダム必要の言い分は、「上流11・8キロの地点では、右岸がピーク流量より低いので決壊する、だから水をカットするダムがいる」と言うもの。しかし、その数値にごまかしがありました。
つまり、改修で418・75メートルになったので、もう安心なのですが、どこからか413・10と言う氾濫数字を出してきたのです。
しかも、418・75は、県が出した数値ですよ!
この矛盾を突いて、その説明を求めたのです。そして、出された説明でわかったことは、413・10という数値は、80メートルも下流のものを使っていたごまかしです。
そして説明は「11・8キロ地点のピンポイントではなく、そこから下流へ100メートル、上流へ100メートル、計200メートルの『一連区間』を見て判断した」んだそうです!!いいわけです。
しかも、何を言ってるいるのか、わけわからない。
公判が終わって、原告団と弁護団の集会。
弁護団。左から木島さん、山崎さん、大門さん、松村さん。
さて、昨日は、県から調査を依頼された産業総研の佃研究員が、浅川ダムの追加調査の報告を発表しました。信濃毎日にも報道されました。
FV断層の調査ですね。私たちは、国土研の先生方の綿密な調査や、私たちも実際に見たりして、FV断層は「活断層」で危険であると判断しています。
佃研究員の発表のテープ起こしの全文を読んでみたのですが、これも結局何を言いたいのか良く分かりませんでした。
全文通して一貫して「活断層ではない」としながら「否定できないという一種の不安が残る・・・」と態度が曖昧です。
でも、こうも言っていました。
「現地で見たわけではないので、説明いただいたもので、コメントさせていただきます」とか「私の観察は県の方で調査していただいて、ご説明いただいて、それに対する私どものコメントでございます」
これって、再調査って言えるのでしょうか???
次回公判は、6月1日です。
さて、「まにあわなーい!」と昼ご飯抜きで高速を飛んで飯山に向かいました。T支部のつどいです。入党者を迎えました
終わって、また吹っ飛んで今度は須坂市でした。共産党の話をする会?私を入れて3人だけど、ぜひ、党の話をしたかった方2人です。
じっくり1時間、話せて良かった。とても好感を持ってくれて、長いお付き合いができそうです。2人とも、赤旗の購読を約束してくれました。
今日も最高にいい日でした。