中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

特別国会開会の日

2005年09月21日 20時59分06秒 | 活動日誌
 特別国会が開会されました。
この国会で小泉内閣は、前国会で廃案になった障害者自立支援法を再び提出、採決させるつもりです。
 障害者とそのご家族、関係者が、あの炎天下の中、国会につめかけてがんばって廃案に追い込んだのに、再び提出とは許しがたい弱い者いじめです。
 廃案になっても思いどうりにするためにはなんでもする、数を力のおごった態度は民主主義とは相入れません。郵政民営化もそうです。

 障害者自立支援法は、介護保険よりまだ悪いくらいの劣悪な法案です。
 障害者年金ではとても払えない一律一割負担の利用料、障害区分(介護保険で言えば介護度)を認定する基準は介護保険よりいい加減、知的障害と軽い脳性まひの方が「要支援」、精神障害の方は「自立」と出てしまうといいます。ちょうど介護保険では、認知症が軽く認定されてしまうようにです。しかも、ケアマネはいない。市町村の職員が行うことになっています。
 
 さらに障害者自立支援法では、障害区分が決まると利用限度額だけでなく、受けられるサービスも決まってしまい、介護保険のように選択すらできなくなっています。

 さらにさらに重要なのは、3年後には、介護保険と障害者自立支援法を統一してゆく計画があることです。介護保険にあわせるのではなく、悪いほうにあわせてゆこうとしていることは目に見えています。

 そんな心配をしながら、国会開会日を迎えました。

 選挙期間を除いてここしばらく、20年ぶりに本棚を少しずつ片付けてきましたが、今日ついに1千冊ほどを捨て去りきって、気分爽快なのか寂しいのか、両方ではありますが、さっぱりしました。しかし、子どもの本は一冊も捨てられなかった。
 「せんたくばあさん」の絵本の言葉を借りれば、「ラムネをのんだときのようにさっぱり」の気分です。
コメント
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