中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

「満州事変」の日

2005年09月18日 16時07分42秒 | 活動日誌
 今日、9・18は日本が中国への侵略を始めた日です。関東軍が、「中国がやった」とでっち上げた柳条湖での鉄道爆破事件で、日本は中国侵略に突き進みました。。
 瀋陽(かつての奉天)には、侵略の日「9・18」の60周年を記念して建てた「9・18記念館」があります。爆破された線路のそばに記念館はありました。
 昨年、そこを訪れた私の記録は、このホームページの「コラム・紀行」に載せてありますので、時間があったら覗いてみてください。
 
 「9・18」のこの日が、中国の人にとってどれだけ忘れられない屈辱の日になっているか、私自身中国を実際に訪れるまでは、身にしみてはわかっていませんでした。
 「日本人が忘れようとしても、私たちは絶対に忘れない」中国のある人は、このような厳しい言葉を私たちに言いました。
 
 実際、私が中学、高校で学んだ歴史では、ただの物語のように「9・18には柳条湖事件」と習っただけで、その本質である日本の侵略の過ちについては触れられることがなかった。本当の歴史を学ばず、ただ受験のための年表暗記に奔走させられている学習のやりかたは、今でも少しも代わりはありません。
 たまたま担当教師が、真実を語ってくれる人である場合を除いては。

 しかし、中国では、「9・18記念館」と同じように歴史博物館、抗日記念館などの多数の戦争の記録の記念館を「教育基地」と定めて、子どもたちにきちんと歴史の真実を学ばせています。
 決して反日感情を育てるためでなく、「もう決して戦争をしないために、永遠の日中友好をきずいてゆくために」位置づけているのです。

 総選挙で自民が多数派を作り、憲法改定が具体的日程に上ろうとしています。
さらに、民主党の新代表となった前原氏が、「自分の持論は九条2項を削除して自衛権を明記したいこと」と明言するなど、与党と同じ立場で改憲を争っています。

 日本人として今どう行動することが求められているのか。それは私たち一人ひとりの課題です。
 74年前の侵略を開始したこの日を迎え、私たち一人ひとりが深い反省をし、平和への誓いを新たにする日にしたいものだと心から思っています。
 共産党の存在が一層重要になっていることを実感しています。

 それにしても、先日政見放送の録画取りのためにNHKに行ったとき、原宿の街中にで溢れていた若者を見て、「この若者たちに真実を知らせるTVチャンネルがあったなら!」と思いましたが、日本のマスコミは異常です。
 
 ベネズエラでは、チャべス政権の下で、小さな子どもまでがちゃんと憲法を学んでおり、自分たちの権利を主張していると聞きました。
チャべスは、民間のマスコミがこぞって大企業の代弁をしている中、国営1局だけのTVマスコミを使って果敢に抗戦していると報道されています。
 権力との戦いはマスメデァとの戦い、私たちはどう挑みましょうか。

 真っ青に澄んだ空の色を映して咲いたかのような朝顔が、県委員会の庭に咲いています。今日のスケッチです。
 
コメント
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