中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

坂城町の子育て学習会に講師でいきました

2006年03月06日 21時19分25秒 | 活動日誌
 坂城町の子育て支援センターの学習会に講師としていきました。今日のお話のテーマは、「輝いて子育てを・・・生活リズムを中心に」でした。
 センターの所長さんから「15人は確認しています。」との連絡でしたが、33人のお母さんが来てくださいました。有線の放送で知ってきた方もいたようです。
 要求の強さを感じました。

 小さい子どもさんを連れての学習会参加は、とても大変だと思います。保育体制はあるといっても、お母さんから離れることに慣れてないお子さんだから、お母さんも不安になります。
 良くがんばって来てくださったと思います。「ズク」を出さなくてはこれません。3人つれての参加者もいて、もう、敬服ですね。

 幸い、何人かは「ぎやああ・・・!」と泣きましたが、子どもたちもお母さんに協力してがんばってくれました。こうした機会に、親も子も、離れることを勉強してゆくのですね。

 「子育てに自信がなくて」と涙ぐまれるおかあさん、「甘やかしすぎかしら?」と言いながら子育てを楽しんでいるお母さん・・・皆さん、大変真剣に聞いてくださって、嬉しく思います。お話したことが少しでもお役に立てば、いいのですが。

 坂城町の子育て支援センターは、町立保育園の二階にあります。沢山の方が利用しています。新築してもう5年くらいになるでしょうか。
 
 所長さんは元園長先生。子育て支援センターの保育士は、町の保育園の人事の一環です。正規のほかにパートの先生もいますが、坂城町のパート保育士さんは、6ヶ月働いたら3ヶ月休みで、また6ヶ月採用するという雇われ方です。

 社会保障はないし、ボーナスももらえないですね。「合併せず自立でがんばるのはいいこと。合併していたら、坂城ならではのこうした取り組みはできなかったかもしれません。でも、雇い方はもう少しですね・・」と所長先生。

 ともあれ、経験豊かな保育士さんのいる子育てセンターの存在は、地域の子育て中のお母さんにとってどれだけ頼りにされていることか。
 
 「大人の生活が大変で、子どもが振り回されて、ちゃんと寝る事すらできていないのです。起きたいときに起きる、寝たいときに寝る、それでいいと思っているお母さんもいます。あらためて原点を学びなおさなければいけないですね。」
 
 保育があるため学習会には参加できなかった一階の保育園の保育士さんが、子どもの昼ねの時間に会いに来てくださって、そんな話をしていました。

 坂城町からちょっと足を伸ばして、午後は上田市の某保育園へ。こちらは、保育運動の相談事でした。こちらでも、親の生活の変化、子どもの変化が話題になり、「このままでは子どもはダメになる!」との深刻な言葉も出てきました。

 親も子どもも、先生も、みんなけなげにがんばっているんだから、がんばりが実るような政治にしなくては。
 そして深刻は深刻だけど、子どもは実際触れあう大人から学んでいくのだから、そこにも展望があります。
コメント (1)
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