あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

交通事故の加害者からの証言

2007-04-12 12:06:08 | Weblog
 交通事故で救急入院した病院からの入院費用を、加害者に
支払ってもらうため、昨11日(水)午後、連れ合いが、加害者
と会い、事故当時の模様を聞いてきました。

 事故にあったのは、4月7日(土)13時15分ころと思われ
ます。
 私は、幅員5mくらいの狭い市道の、進行方向左側に引かれ
た路側帯を正面(東)に向かって歩いていました。

 そこを加害者の軽自動車が、対向車が来たので路側帯に
入り、左側ミラーが私の体に接触して倒れたので、急ブレーキ
を掛けたようです。

 その音を、道路の右側にある家の方が聞いて飛び出し、交通
事故と分かり、119番に通報して下さったとのこと。

 また、対向車に乗っていたJAFの人も、車を止めてそばに来
て下さったようです。

 倒れる前に私は、すぐ先、左手の小さいT字路の先にある
マンションにお住まいの方に配る、もとの勤務先のOB会の
会報入り大封筒をすでに抱えていたようです。


 車のタイヤの跡らしいのが封筒に残っているのは、ミラーで
接触されたときに封筒が落ちて、後輪に引かれたのではないか
と思われます。

 私は、この封筒が背中のナップザックに入っていたはずなの
に、ナップサックに血痕だけしか付いていないのが不思議でし
たが、この話を聞き、配達先が近いので、すでに手に持ってい
たんだと思い出しました。

 倒れた後、近所の方などが声をかけてくれたようで、それに
対し私は、「大丈夫です…」などと応答したようですが、私自身
は全く記憶がありません。

 救急車は間もなく来て、私は収容されて救急病院に運ばれ
たとのことです。

 私自身は、救急車に収容され搬送されたことも、病院で頭部
MRIや胸部レントゲン撮影をされたことも知らず、心電図検査
の前に意識が戻ったようです。

 現場では、警察の方の到着を待っていましたが、この日事件
が立て込んでいたのか、1時間半前後も来ず、加害者、JAFの
方、それからもう一人、私の後方からと思われる自転車走行
していた方が、事情聴取に応じるまで、長時間待たされたとの
ことでした。

 薄手ですが帽子を被っていたので、頭部のショックも幾分
緩和されたものと思われ、出血も多量にならずに済んだの
かもしれません。

 ナップサック内には、1km余り手前の店で買った牛乳
1000CCパックと、デジタルカメラが入っていました。

 牛乳パックは多少変形したものの破れませんでしたが、
デジタルカメラは、ショック吸収用のケース(上の写真右)に
入れていたのにもかかわらず、前面下部左側が衝撃を受け、
前面と後部との構造物の間に少しすき間が出来てしまいま
した。

 ちなみに、入院費用は206,320円です。
 入院日数1日、検査は、頭部MRI 2回、胸部レントゲン1回、
心電図1回、血液検査1回、右手のレントゲン1回、点滴3本
などと、食事3食で、これだけの費用がかかってしまうのです。

 どうか皆さん、交通事故を起こさないよう、安全運転を。
道路は自動車優先ではなく、自動車だけの道でもありません。

 今回の場合のように、後方からの事故では、後ろに目の
無い歩行者は無防備です。

 「道路は歩行者優先」の意識を持たれ、特に歩行者に対す
る配慮を十分にされるよう、被害者の立場から切にお願い
いたします。



 
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5 コメント

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運、不運 (竹樋さんチのママ)
2007-04-12 23:19:18
あるきメデスさん、一日だけの入院で済んで良かったあ。
写真のナップザックやズボンを見るとドキッとしますが、こうやって事故のことを振り返ることができるなんてまさに強運!

でも本当に運が良かったのはドライバーだと私は思います。
返信する
紙一重 (saikoroat)
2007-04-13 10:14:20
本当に運、不運は紙一重で、1秒の差、10㎝の差で
どうなったかわかりません。

この運を決めるのは何なんでしょうか…。
返信する
私の場合、クルマの運転者に目線を送るようにしています (わとそん)
2007-04-14 14:38:25
私も方々の道路をよく歩くので、他人事ではない事故ですね。

この現場の場合はたしかに歩行者レーンが進行方向左側にあり、法規的には左側を歩くべきなのでしょうが、私の場合はそんなことはかまわずにそれがない右側をよく歩くようにしています。日本の道路全体的には歩行者は右側通行なので、レーンがあろうがなかろうが間違いではないはずです。そのほうが気にすべきものは前方から対向してくるクルマのみなので、目に見えるそれに対してはとっさに除けるなどの対策が取りやすいからです。左側に移動すると背後から追突される可能性がある、ということは常に考えて歩いています。

ただ、道路の構造や交通量の関係でどうしても左側に移動しなければならない場合は、たとえ歩行者レーンのなかを歩いていたとしてもそれで安全、とは思わずに背後からクルマが迫ってくるたびに後方を振り返ってその運転者に目線を送り、「あなたのクルマが来ていることはわかっていますよ」という意味合いのポーズを取るようにしています。大概のクルマはそれで減速してくれたり大きく除けてくれたりしますが、そうでない場合は身体ごと180度向き直して歩くのをやめて、クルマが来ていることはわかっているから、とより大きな表現を取るようにしています。そのへんのさじ加減は数十m手前からのクルマの走行音で判断しています。明るいときでも暗いときでも同様です。
走行音というと、最近流行のトヨタ・プリウスのようなハイブリッドカーは低速走行時は電気使用で静かなので判断がやや難しいですね。

私はこの対処法によって難を逃れていますが、それでもやはりたまにクルマのサイドミラーを肘あたりに当てられることはよくあります。減速しない、大きく除けない、と悪質な運転の場合は、注意喚起のために拳を肩幅くらいまで出してサイドミラーを当てさせないように対抗したりもします。

この一件で最も問題なのは、歩行者も対向車も通行しているこの生活道路を、背後から来たクルマ(加害者?)が難なくすり抜けられる、と自分の運転技術を過信しているのが最大の原因ですよね(加害者は徐行していたのでしょうか?)。これからの高齢化社会化を考えても、法規的に運転者たちのその過信を抑えるための対策が急務であると私は前々から憂慮しています。
返信する
事故お見舞い (快道メーカー)
2007-04-14 15:01:28
ご無沙汰です。
家からはるか離れたところでの事故、ケガの痛さとともに後処理など心配されたことでしょう。しかし、軽傷でなによりでした。
頭を強く打たなかったのに、一時記憶がないのは、やはり身体ショックもかなり大きかったのではと思います。

 一人で旅行するときは、連絡先のアドレスを書いた小さな手帳を携行しますが、日帰りだとついさぼります。しかし、事故はいつどこで起きるかわかりません。いちいち気にしたらどこへも行けませんが注意怠らないようにしたいものです。

写真のような道が遍路道だということに不安と不快感を覚えます。(この道が遍路道でなくても、似たような遍路道はあるでしょう)私の考えでは、歴史価値より安全性を優先すべきだとなるのですが、こんな道を歩かせて「世界文化遺産」登録運動なんてふざけてますよ。
返信する
アドバイス御礼 (saikoroat)
2007-04-14 19:10:00
わとそんさん、ご丁寧なアドバイスありがとうございます。
私も普段、出来るだけ右側通行をして、顔を上げて前方からの車をよく見ながら歩くようにしていますが、事故現場では、路側帯
が左だけだったので、やむを得ず左を歩いていました。
路側帯が左だけの場合も、右側通行をしてもよいものか、来週、警察に事情説明に行くので、聞いてみたいと思っています。

街道メーカーさん、いつもHPを拝見していますがご無沙汰です。
事故にあったのは、遍路道ではなく、自宅から1km余りの
市道です(8日、9日のブログご参照)。
しかし四国遍路道にも、このようなところは幾らでもあり、私も、
これに似たような遍路道を含めて、四国遍路を世界遺産にする
ということには抵抗を感じます。

事故にあった後、私も、連絡先を書いた厚紙を、いつも日々の
散歩の際に背負っているナップサックに入れるようにしました。

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