2月24日(水) 四国遍路前半第6日
=別格3番慈眼寺、20番鶴林寺~21番太龍寺=
5時50分に起床、6時半からの朝食はTさんといただく。誘われたので一緒に
別格3番慈眼寺(じげんじ)に向かうことにする。Tさんは、すでに慈眼寺に行かれ
たことがあるとのこと。初めての私にとって、心強い先達と一緒で安心だ。
ザックは宿に預け、ずだ袋と地図ケースだけの軽装で歩けるのも有難い。宿で
もらった地図と遍路地図とで確認しながら上がる。
Tさんは、日本百名山はおろか二百名山、三百名山にもトライしておられ、新ハ
イ(新ハイキングクラブ)のメンバーでもあるとのこと。帰宅後拝見したメールでは、
句会にも参加され、多方面に活動されておられるようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/f2/1d7d48baa77135c3b03a5809cc3e402d.jpg)
林間の遍路道と車道を交互に進み、宿から距離3.5㎞ほど、標高差約400m
をゆっくりとあがり、1時間半余りで標高550mにある別格3番慈眼寺の大師堂
に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/7a/5878528a28063bb1b651c3efd5b1c04e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/a4/9f24de8908f8a5c0fe4acbbd79926f47.jpg)
本堂はさらに15分近くも上がった標高650mにある↓。本堂と大師堂がこんな
に離れた霊場は、ほかには無いのではなかろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/87/3ade0d7d442adf5979ec2253f0a92c14.jpg)
同じ道を、斜面のあちこちに咲く花を見ながら、ふれあいの里さかもとまで戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ab/d7f90122354ff2f133e6830dd4f9cc9e.jpg)
坂本の民家には軒並み、昨日も見たひな飾りがん並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/23/a93a3cac0148cdf40be4cef92989d12e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/e3/6f0f2f5bf8d5d5da4fa74c7ba1f89b79.jpg)
飾り方にも各々の家で工夫を凝らしていて、甲乙つけがたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b5/2575bbef31f878ddc8aed40e1e0f3baa.jpg)
南向きの深い斜面に、ひな壇のように並ぶ坂本の民家。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/75/d73abbe25f3302d8b2af8958980fb4e4.jpg)
ふれあいの里の体育館にも、たくさんのおひな様が飾られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/68/e5f4d83c8e62e37c41066d54cf942171.jpg)
ふれあいの里のロビーでお茶をいただき、ご一緒したTさんは私より先まで行か
れるようなので、先発してもらう。
ふれあいの里さかもとは、3月3日で8周年になり、宿泊できる部屋は6室で定
員は36人のよう。生まれ変わる前の小学校は、平成11年(1999)に廃校になっ
たという。
預けたザックを受け取り、11時近くに出発する。ジャンパーは脱いで薄着となり、
昨日来た坂本川沿いを勝浦川の合流点まで戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/55/36d28873fad0deefbd77729ed80c96b9.jpg)
橋のたもとに、「高瀬舟発着場跡」の標石があり、明治時代には、ここから徳島
へ、勝浦川を上下する高瀬舟で賑わったことが記されていた。
この先は、「第二の遍路転がしと」も呼ばれる20番鶴林寺(かくりんじ)と21番
太龍寺(たいりゆうじ)への上りが待っている。
橋を渡って勝浦川右岸沿いを少しで、まずは鶴林寺への上り。軽装で往復した
慈眼寺と違いザックの荷が重く、ゆっくりと上がって行くが大汗をかく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/2e/47c994a477927dd008e42961e7f97d74.jpg)
重厚な山門を入って、標高500mの山上にある20番鶴林寺に参拝、本堂の前
には狛犬でなくて鶴が立つている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/da/f598c73cc7baabb5cdfd27a5df3bbb56.jpg)
納経後、そばの石のベンチで、ふれあいの里さかもとで作ってもらったおにぎり
をいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/84/b8473fd9c96756735091be99ce90027d.jpg)
14時過ぎに出発、いきなり急な下りの疑木の段が続く。次の太龍寺への上り
道と距離を考えると、17時までの納経に間に合うか心配になってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/de/eb0fc0f222cf79b4b32febbaf615414c.jpg)
勝浦川沿いの県道19号に出ると、りっぱは休憩所の東屋があるが、休まずに
通過する。
水井橋を渡って若杉谷川沿いへ。縄文時代から土器を彩る赤い染料として使わ
れた、全国最古という辰砂(しんしゃ)生産遺跡の若杉山遺跡を通過、緩い上り道
を一気に進み、太龍寺登山口に15時半近くに着く。
上り口にあった湧水を飲んだだけでここも休まずに上り、16時16分に何とか
21番太龍寺山門を入った。
境内もさらに上りが続くので、山門の裏手にザックを置いて太い杉木立の中を上
がる。
納経所で声をかけられたので先に納経印をいただき、さらに奥の本堂と大師堂↓
に参拝、読経する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/40/3e1202e435e03be041d1b5007d49cd84.jpg)
標高520mの山上は日が傾き冷えてきた。山門に戻ったのは17時近い。しか
しあとは下り道なので、急がずに行くことにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/40/c3eeb46f64edb79e1981d6daab16fce7.jpg)
山ろくにある2つの民宿のひとつ、龍山荘に入り、まずは大汗をかいた衣類を
まとめて洗濯機に入れ、広い風呂にひとりで浸かる。風呂を出たら、先着の3人
はすでに食事を始めていた。さっそく私も、盛りだくさんの食事をいただく。
一緒に宿に入った広島の男性は、もと自衛隊員で埼玉県熊谷市の基地にも
勤務されたとか。もう1人は岡山の方らしく、郵政省に勤務されていたとのこと。
あとは名古屋のNさん、いずれも男性のひとり遍路である。
風邪気味となり、しきりに鼻が出るので、注意なくてはと思う。
【コースタイム】ふれあいの里さかもと7:00ー標高300mの小屋7:33ー別格3番
慈眼寺8:38~9:25ーふれあいの里さかもと10:32~55ー坂本川・勝浦川合流
地交差点11:56ー山道上り口12:08ー20番鶴林寺(昼食含む)13:21~14:05ー
県道19号東屋15:00ー太龍寺登坂口15:38~40ー21番太龍寺16:16~55ー
民宿龍山荘17:50
(天気 快晴後晴、距離 25㎞、歩行地 勝浦町、歩数 51,800、遍路地図
92-1、21-1図)
=別格3番慈眼寺、20番鶴林寺~21番太龍寺=
5時50分に起床、6時半からの朝食はTさんといただく。誘われたので一緒に
別格3番慈眼寺(じげんじ)に向かうことにする。Tさんは、すでに慈眼寺に行かれ
たことがあるとのこと。初めての私にとって、心強い先達と一緒で安心だ。
ザックは宿に預け、ずだ袋と地図ケースだけの軽装で歩けるのも有難い。宿で
もらった地図と遍路地図とで確認しながら上がる。
Tさんは、日本百名山はおろか二百名山、三百名山にもトライしておられ、新ハ
イ(新ハイキングクラブ)のメンバーでもあるとのこと。帰宅後拝見したメールでは、
句会にも参加され、多方面に活動されておられるようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/f2/1d7d48baa77135c3b03a5809cc3e402d.jpg)
林間の遍路道と車道を交互に進み、宿から距離3.5㎞ほど、標高差約400m
をゆっくりとあがり、1時間半余りで標高550mにある別格3番慈眼寺の大師堂
に着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/7a/5878528a28063bb1b651c3efd5b1c04e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/a4/9f24de8908f8a5c0fe4acbbd79926f47.jpg)
本堂はさらに15分近くも上がった標高650mにある↓。本堂と大師堂がこんな
に離れた霊場は、ほかには無いのではなかろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/87/3ade0d7d442adf5979ec2253f0a92c14.jpg)
同じ道を、斜面のあちこちに咲く花を見ながら、ふれあいの里さかもとまで戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/ab/d7f90122354ff2f133e6830dd4f9cc9e.jpg)
坂本の民家には軒並み、昨日も見たひな飾りがん並んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/23/a93a3cac0148cdf40be4cef92989d12e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/e3/6f0f2f5bf8d5d5da4fa74c7ba1f89b79.jpg)
飾り方にも各々の家で工夫を凝らしていて、甲乙つけがたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/b5/2575bbef31f878ddc8aed40e1e0f3baa.jpg)
南向きの深い斜面に、ひな壇のように並ぶ坂本の民家。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/75/d73abbe25f3302d8b2af8958980fb4e4.jpg)
ふれあいの里の体育館にも、たくさんのおひな様が飾られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/68/e5f4d83c8e62e37c41066d54cf942171.jpg)
ふれあいの里のロビーでお茶をいただき、ご一緒したTさんは私より先まで行か
れるようなので、先発してもらう。
ふれあいの里さかもとは、3月3日で8周年になり、宿泊できる部屋は6室で定
員は36人のよう。生まれ変わる前の小学校は、平成11年(1999)に廃校になっ
たという。
預けたザックを受け取り、11時近くに出発する。ジャンパーは脱いで薄着となり、
昨日来た坂本川沿いを勝浦川の合流点まで戻る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/55/36d28873fad0deefbd77729ed80c96b9.jpg)
橋のたもとに、「高瀬舟発着場跡」の標石があり、明治時代には、ここから徳島
へ、勝浦川を上下する高瀬舟で賑わったことが記されていた。
この先は、「第二の遍路転がしと」も呼ばれる20番鶴林寺(かくりんじ)と21番
太龍寺(たいりゆうじ)への上りが待っている。
橋を渡って勝浦川右岸沿いを少しで、まずは鶴林寺への上り。軽装で往復した
慈眼寺と違いザックの荷が重く、ゆっくりと上がって行くが大汗をかく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/2e/47c994a477927dd008e42961e7f97d74.jpg)
重厚な山門を入って、標高500mの山上にある20番鶴林寺に参拝、本堂の前
には狛犬でなくて鶴が立つている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/da/f598c73cc7baabb5cdfd27a5df3bbb56.jpg)
納経後、そばの石のベンチで、ふれあいの里さかもとで作ってもらったおにぎり
をいただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/84/b8473fd9c96756735091be99ce90027d.jpg)
14時過ぎに出発、いきなり急な下りの疑木の段が続く。次の太龍寺への上り
道と距離を考えると、17時までの納経に間に合うか心配になってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/de/eb0fc0f222cf79b4b32febbaf615414c.jpg)
勝浦川沿いの県道19号に出ると、りっぱは休憩所の東屋があるが、休まずに
通過する。
水井橋を渡って若杉谷川沿いへ。縄文時代から土器を彩る赤い染料として使わ
れた、全国最古という辰砂(しんしゃ)生産遺跡の若杉山遺跡を通過、緩い上り道
を一気に進み、太龍寺登山口に15時半近くに着く。
上り口にあった湧水を飲んだだけでここも休まずに上り、16時16分に何とか
21番太龍寺山門を入った。
境内もさらに上りが続くので、山門の裏手にザックを置いて太い杉木立の中を上
がる。
納経所で声をかけられたので先に納経印をいただき、さらに奥の本堂と大師堂↓
に参拝、読経する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/40/3e1202e435e03be041d1b5007d49cd84.jpg)
標高520mの山上は日が傾き冷えてきた。山門に戻ったのは17時近い。しか
しあとは下り道なので、急がずに行くことにする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/40/c3eeb46f64edb79e1981d6daab16fce7.jpg)
山ろくにある2つの民宿のひとつ、龍山荘に入り、まずは大汗をかいた衣類を
まとめて洗濯機に入れ、広い風呂にひとりで浸かる。風呂を出たら、先着の3人
はすでに食事を始めていた。さっそく私も、盛りだくさんの食事をいただく。
一緒に宿に入った広島の男性は、もと自衛隊員で埼玉県熊谷市の基地にも
勤務されたとか。もう1人は岡山の方らしく、郵政省に勤務されていたとのこと。
あとは名古屋のNさん、いずれも男性のひとり遍路である。
風邪気味となり、しきりに鼻が出るので、注意なくてはと思う。
【コースタイム】ふれあいの里さかもと7:00ー標高300mの小屋7:33ー別格3番
慈眼寺8:38~9:25ーふれあいの里さかもと10:32~55ー坂本川・勝浦川合流
地交差点11:56ー山道上り口12:08ー20番鶴林寺(昼食含む)13:21~14:05ー
県道19号東屋15:00ー太龍寺登坂口15:38~40ー21番太龍寺16:16~55ー
民宿龍山荘17:50
(天気 快晴後晴、距離 25㎞、歩行地 勝浦町、歩数 51,800、遍路地図
92-1、21-1図)
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