あるきメデス

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塩の道・千国街道(根知駅~中山峠~小坂)【新潟】

2008-08-07 23:52:30 | 塩の道を歩く
 2008年8月1日(金)
 

 
 朝7時半過ぎ、糸魚川のビジネスホテルを出る。糸魚川駅8時
15分発上り大糸線に乗り、昨日のゴール・根知駅まで戻り、8時
33分に出発する。

 駅の東側は、緑の田んぼが気持ちよい。

 根小屋集落の三差路までは昨日の道。朝から好天で、少し歩
くと汗が出てきた。三差路から北に向かい、根知川を渡る。


 次の仁王堂集落の十字路にある飯縄神社に参拝。境内は太い
杉木立に囲まれていた。


 集落の名のもと、仁王堂はこの神社境内にあったらしいが、
現在は残っていない。

 神社の前にある塩の道の道標に従い、2車線の車道を北に向
かう。少しの集落が終わると上り道となり、振りかえると仁王堂
の家並みが見下ろせる。


 大きなカーブの先からは、林間の木陰の道を期待したのだが、
道幅が広いので木陰は少ない。上り道が続くので暑くて汗が目
に入り、何度となくハンケチで顔をぬぐう。

 早くも、秋の気配を感じさせるススキの穂が出ていた。


 中山峠と思われるところに来たが、標識は何もない。その先
からは緩やかな下りとなる。(下の写真はふり返ったもの)


 案内図にある「旅人の墓」のところから、西側を並行する道が
あるはずだが分からず、塩の道が車道になってしまったと思い、
そのまま車道を進む。

 ところが、2つの送電線が交差するところで、予定した右側の
塩の道ではなく、左の車道を来たことが分かった。

 さらに進むと、その車道の舗装が途切れ、右斜面からの崩れ
た土砂を取り除く工事をしている。(写真は工事か所通過後、
ふり返る)

 工事中のショベルカーすれすれに通過させてもらい、未舗装
の車道を少し進むと、車道も終わり、車の通れぬ草道となった。
しかしこの道も間もなく延長工事が始まりそう。


 棚田が現れ、間もなく小坂集落に下った。Y字路に休憩棟と
トイレの建物があったので休憩する。


 休憩棟にあったノートを見ると、東側の塩の道は、昔のまま
残っているらしい。

 そばに塩の道の標識もあったので、本来の塩の道がどこから
入ったものか、戻って確認することにした。


 標識のある林道を500mほど行ったら道が途切れた。おかし
いと思い休憩棟そばまで戻ったら、林間に入る本来の塩の道
があった。その林間の杉林の下の土道に入る。


 杉林を過ぎるとブナ林となり、カンパ地蔵と呼ぶ小さな地蔵
堂がある。


 すぐ先からは「ウトウ」と呼ぶU字状の堀割を上がる。


 稜線上を走るようになり、気持ちよいブナ林の中の緩やかな
アップダウンが続く。


 西側下部で道路工事の音が聞こえ、先ほど通った工事中の車
道が樹間から見下ろせる。

 二つの送電線下を通過し、地図と現在地を対比確認でき、無
いと思った茶屋跡の表示も残っていた。

 送電線が車道を西北から東南に横切る車道のそばに出た。

 そこに塩の道の大きな標識があったのだが、気付かずに車道
を進んだのだった。

 まだ先まで草の道が残っているので、車道の東側を並行する
道をさらに進み、林が途切れて車道が大きく左カーブするとこ
ろまで戻った。

 ここには塩の道の標識が無く、分かりにくそうなので確認を
終え、再び本来の塩の道を休憩棟まで戻った。

 確認のための往復で5㎞近くを要し、休憩棟に最初に着いて
から2時間を経過していた。

 ちょうど正午を過ぎたので、休憩棟で昼食とする。  <続く>

【注】塩の道・千国街道は、越後側(糸魚川市)では「松本街道」
と読んでいますが、松本~糸魚川間を通して普通、「千国街道」
と呼んでいるので、タイトルは「塩の道・千国街道」とします。 

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