あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

関東百駅巡礼歩行 横浜高速鉄道 こどもの国駅

2012-09-09 16:44:06 | 関東百駅巡礼歩行
 先週は、昨年作成するつもりで遅れていた資料づくりに追われ、5日間ブログ投稿が
できませんでした。ようやく7日(金)に、とりあえずだけの部数を作成したので、そ
の一部を持って昨日、関東百駅巡礼歩行に出かけました。

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 2012年9月8日(土)

 「やまさん」こと山浦正昭さんの、関東百駅巡礼礼歩行の第87番に参加した。集合
は横浜高速鉄道の終点、こどもの国駅。終点といってもこの線は、東急田園都市線長津
田駅に接する始発の長津田駅と途中の恩田駅を入れて3駅しかない。

 この線は、線路を保有するが運送は行わない第三種鉄道事業者の横浜高速鉄道が車輌
も保有し、運送を任せる第二種事業者の東急電鉄に貸し付けているのだという。時刻表
では、東急こどもの国線となったいる。


 無人駅の改札前で記念撮影をして、10時55分にスタートした。


 駅前には、こどもの国の来訪者用の広大な駐車場があるが、残暑の今日はガラガラ。
恩田川の支流、奈良川沿いの、空き家や雑草地のそばを進んで、横浜市奈良地区センタ
ーのそばで県道139号を斜めに横断する。


 横断したところに掲示板があり、千葉県の養老渓谷を歌った歌手の写真入り、いすみ
鉄道のポスターがある。この地とどういう関係があるのだろうか…。


 少し進むと谷間に、黄金色に色づいた田んぼが残っていた。


 路傍にヒャクニチソウやキバナコスモスなどの咲く、静かなたたずまいの道沿いには、
趣ある民家も見られる。


 谷間を上がって行くと、TBS緑山スタジオの広大な敷地に大きな建物が建っていた。


 スタジオの西側上部を走る県道139号に出て、建物や構内を見下ろしながらプラタナ
スの緑陰の続く歩道を緩やかに上がる。


 信号のある交差点を左折してすぐの緑山バス停のそばに、昨年の東日本大震災の鎮魂の
碑と、やはり新しい三界萬霊供養塔が立っていた。


 右手下に広がる柿畑などを見下ろしながら進み、このあたりの最高点、標高84m水準
点の三差路から北に向かって下る。


 行く手の谷間に、小田急鶴川駅周辺らしいビルや建物が見下ろせる。その周辺には緑も
多く、気持ちよい展望が広がる。


 そばに、津久井納豆の原料になる「大豆栽培実験農場」の表示があり、よく茂った大豆
のうねが並んでいた。


 ここは川崎市麻生区の飛び地で、東西、南北とも1㎞余りのエリアの大半は岡上(おか
がみ)の営農団地。地形図上は果樹畑マークが多い。


 北に向かって緩やかに下がって行くと、イガの大きくなった栗畑、紙袋で身を包んだリ
ンゴ畑、イチジクの木や柿畑などが続いている。


 路傍のあちこちに咲く色濃いクズの花を眺めながら進み、大規模な温室の近くから東側
に回る。


 柿畑の多い一角に瓢箪(ひようたん)農場があり、何種類かのヒョウタンが大小の実を
付けていた。


 再び県道139号に出てそばの岡上神社に入り、社殿の周辺で昼食にする。


 この境内も高台なので、北側眼下に鶴川駅周辺のマンション群などの展望が得られる。
境内の小さな建物に、シンボルも刻んだ金勢(こんせい)大明神の石碑が立っていた。


 ちなみに岡上神社は、明治42(1909)年に岡上村内にあった5社を、村の中央の
諏訪神社境内に合祀したとのこと。岡上村は歴史的に柿生村(かきおむら)との結びつき
が強く、ともに川崎市への合併を選び、飛び地になっているのだという。

 神社に接する墓地を下って岡上小の校庭の南側に回ると、「丸山」と呼ぶ岡上小の学校
林がある。



 広葉樹と竹林に覆われた山林の斜面を進んだが、道が途切れた。でも、すぐ下に見えた
西側の旧道に下りられ、岡上小の校門前に出る。


 折り返すように南に向かう。眼下の畑には何色かのケイトウが並び、その先では頭を垂
れた稲田が、秋近しを感じさせてくれる。


 次の斜面に向かって緩やかに上がる道は午後の日差しが暑く、ミンミンゼミが賑やかで
汗が止まらない。ポッカリ浮かぶ雲も、まだ夏の様相を見せている。


 岡上の北西端あたりの稜線に上がり、北に下る途中にウッディな民家があった。写真を
撮ったりしていたら奥様が顔を見せ、岡上を巡る市のウオーキングコースがあることなど
を話してくれた。


 その先の斜面は、緑が多く古い民家も残り、趣あるお地蔵さんが小さなほこらに立って
いた。


 鶴見川の南に平行する車道に出てすぐ先を左折すると、工場直送のとうふを販売する酒
店がある。



 鶴見川の大正橋を渡り、左岸沿いに進む。駐輪場の近くに「工楽室」と呼ぶ民家風の建
物があり、道路に面して10個余りガラス張りのケースが並んでいる。


 のぞくと、中には傍らの小さな太陽光発電の省電力で回る手作りの玩具が入っていて、
ミニ石臼が粉をひいたり、夫婦で酒を汲み交したり、金属製の大蛇がとぐろを巻いたり、
小鳥がえさをついばむなど、遊び心たっぷりでユニークな作品ばかりだった。


 川の南側を眺めると、今通過してきた学校林の上あたりに、大きな白雲がわき上がって
いる。


 変種のヒガンバナのような花の咲く横を通過して踏切を渡り、ゴールの小田急線の鶴川
駅には、13時45分に着いた。

(参加 6人、天気 晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 原町田、歩行地 横浜市
 青葉区、川崎市麻生区、町田市、歩数 10,100)



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