あるきメデス

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クロアチアとスロベニアの旅⑤ クロアチアの世界遺産スプリットとドブロヴニク観光後ムリニへ(後半)

2019-01-25 10:39:16 | クロアチア・スロベニア旅行
 2018年10月17日(水) 
 == クロアチアの世界遺産スプリットとドブロヴニク観光後ムリニへ(続き) ==


 世界遺産スプリットの観光を終えて市街地を出ると、背後には石灰岩がむき出した白っ
ぽい山並みが広がる。好天で気温が上がり、沿道の温度計は13時に23.3℃を示す。







 13時35分にトイレ休憩のためサービスエリアに入り、13時50分に出発した。サ
ービスエリアの周辺でも、荒々しい石灰岩らしい岩塊が見られた。14時07分の道路際
の温度計は25℃を示す。





 緩やかなアップダウンをくり返すハイウェイを進み、高台からマンダリン畑を見下ろせ
るという場所でバスを止めてくれて、14時40分から10分間眼下の広大な畑を展望す
る。






    
 そこには観光客用の売店もあり、マンダリンやジャムなどを販売していた。
       

 間もなく、東側の内陸国ボスニア・ヘルツェゴビナ(Bosnia Herzegovina)の10㎞足ら
ずが海岸に面してクロアチアを分断する国境の町、ネウム(Nwm)に15時に入って3分
で検問所を通過した。


 15時07分から40分まで、近くのスーパーとホテルのあるところでトイレ休憩と買
い物を兼ねた休憩に。ボスニア・ヘルツェゴビナはクロアチアより物価が安いので、買い
物には好都合のところとか。

 スーパーでチョコレートなどの土産物を求めた。店からは、入り組んだ海岸線の展望も
良い。



 再びクロアチア領に入って東南へ、ストン(Ston)の町に入る入江の最奥部にはカキ養
殖用のいかだらしいのが望まれる。


 さらに進んで吊り橋を渡ってドブロヴニク(Dubrovnik)の町並みに入り、16時47分
にバスを下りた。

 ドブロヴニクはクロアチアの最南東部にあり、北緯42度38分で北海道千歳市と同緯
度である。人口は旧市街が約4千人、市全体では約43,000人で、『アドリア海の真珠』
と称えられており、クロアチア観光のハイライトともいえるところ。

 ドブロヴニクの誕生は7世紀頃で、スラブ人の襲撃から逃れてきたラテン人が岩場だっ
た小島に住みついたのが始まりのよう。12世紀になると海が埋め立てられて対岸の町と
合併した。13世紀には交易で町は発展し、1358年にハンガリー王国から独立してラ
グーサ共和国が成立している。

 中世には、アマルフィ、ピサ、ジェノバ、ヴェネツィアなどとともに5大海運共和国に
数えられ、15~16世紀に黄金時代を迎える。しかし1667年の大地震で壊滅的なダ
メージを負って徐々に衰退し、1806年にナポレオンに降伏して450年の歴史に幕を
下ろしたという。

 時代を経て、1991年のユーゴスラビア連邦軍の攻撃でも大きな被害を受けたが、現
在ではどこが修復されたか分からないほどに修復され、1979年に世界文化遺産に登録
されたが、1991~98年の内戦では危機遺産に加えられていたこともあるという。

     
 少し歩いてロープウェイ乗り場に行き、ロープウェイで町の背後の標高412mにある
スルジ(Srd)山頂の展望台まで上がり、世界遺産のドブロヴニク旧市街を上から展望する
ことにした。
          
 ロープウェイは約30人乗りで10分間隔で運行しているが、結構観光客があり少し待
たされ、17時20分頃展望台駅に着いた。

     
 山頂には大きな十字架があり、その周辺から眼下に、城壁に囲まれたオレンジ色の屋根
の旧市街や旧港、周辺の町並み、沖合の小島、ロクルム(Lokrum)島などが見下ろせるが、
日没が近づき半逆光で少し見にくいのが残念だ。
     










 さらに、東南方向には国境を越えたモンテネグロの岬が、北方にはボスニア・ヘルツェ
ゴビナの山並みなども望まれた。




     
 それらを眺めているうちに日没が近づき、18時07分に真っ赤な入り日が西の海に沈
んだ。

 18時10分にロープウェイ乗り場付近に集合してロープウェイに乗り、18時20分
頃に下に戻った。

 このあと、日没後の世界遺産ドブロヴニク旧市街の観光に回ることになり、南に下って
旧市街の東側の旧港の北側に出た。

 南側の岸壁に沿ってともる灯りを眺めてから、門をくぐって城壁内に入る。
     

 城壁に沿って緩やかに南西へと下り、東西に約200m続くメインの通り、プラッツァ
(Piaca)通りの東端のルジャ(Luža)広場に出た。

 すっかり日は落ちているがかなりの人出である。この通りはかつては水路で、通りの南
側(左手)だけが本来の旧市街だったという。


 南側の聖ヴラホ(Vlaha)教会の上部はライトで明るい。通りの両側の店など眺めながら
進む。


 西端には、ドーム状のオノフリオ(Onofrijeva)の大噴水がある。1438年に造られた
もので、16面もの蛇口からおいしい天然水が味わえるようだ。


     
 南側に平行する細い通りを東進してルジャ広場に戻り、スポンザ(Sponza)宮殿や聖ヴ
ラホ教会などをもう一度眺め、入ってきた城門から出た。




     

 東側の旧港からは、港に停泊された船や背後の町並みの灯り、ロープウェイのスルジ山
頂駅などが望まれる。



 19時15分頃港のそばの「POKLISAR」というピザレストランに入り、タコのサラダ、
シーフードピサ、プリンの夕食を味わう。



 20時15分に食事を終え、もう一度プラッツア通りを進んで西側のピレ(Pile)門を
出た。南西側湾の向こうの断崖に立つロヴリイェナツ(Lovrijenac)要塞が照明に浮かぶ。
     

 近くの駐車場からバスに乗り20時40分に出発し、ドブロヴニク旧市街とドブロヴニ
ク空港との間、南東約10㎞のムリニに向かう。


 斜面に転々と点る灯りもやがて途絶え、アップダウンしてムリニ村に入り、21時10
分頃、連泊する最後のホテル、シェラトン ドブロヴニク リビェラ(Sheraton Dubrovnik
Riviera)に着いた。


                     (天気 快晴一時晴 歩数 13,500)




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