第18日 2011年3月13日(日)
=88番大窪寺に結願=
5時50分に起床、6時15分に朝食をする。宿のご主人に見送られ、7時ちょうどに民宿
ながお路を後にした。
県道3号を南に向かう。風もなく穏やかな日和だが、霜が降りていて草は白い。宿から1.5
㎞ほどの宗林寺の入口に、「弁慶の馬の墓」の石標が立ち、句碑も並んでいる。
行く手に、山並みが屏風のように並び立つ。今日上がる女体山はどの辺りなのだろうか。
民家の庭先に、マンサクが咲いていた。
塚原交差点から、県道の東に平行する旧道へ。さぬき市内には、歴史的な遺跡などに説明
板があり、ウオーキングコースも設定されていて、コース標識もある。
無人の寺か、一心庵にもその説明板の一つがあった。付近でウグイスが、気持ちよさそうに
鳴く。
再び県道に合するところに、高さ4m余りの「高地蔵」があり、そばに、馬車などに使われて
いて死んだ馬を供養した、馬の墓もあった。
再度旧道に入り、路傍に無造作に古い石仏の並ぶ一角を通過する。間もなく県道に戻り、
前山ダムに向かって高度を上げる。
前山小の先で左折して、「前山お遍路交流サロン」に、先発の川越市のOさんに続いて入
った。
お茶とお菓子のお接待をいただき、歩き遍路が申請すればもらえる「四国遍路大使任命
書」の、第1598号をいただいた。さらに、四国遍路に関するさまざまな資料が並ぶ、館内
を観覧した。
ゆっくり過ごした交流サロンを出て、道路を隔ててすぐ前にある、「道の駅ながお」で、小
さめの(それしか無かった)弁当を購入する。
水の少ない前山ダムの上流から、来栖(くるす)橋を渡って谷間の道に入る。気温が上が
って暖かくなったので、前回昼食をした譲波公民館で、厚手のシャツを脱いだ。
一枚岩の続く流れのほとりを通過して、山道となる。しばらくあえぎながらも、ゆっくりと上り、
峠から少し下って「太郎兵衛」の説明板の付近で車道に出た。
車道を少し進むと女体山への標識があり、石段の上りとなる。さらに木の段などの急斜面
を、息が弾まぬペースで上り、一度車道を横断する。
途中で、香川県内を逆打ちしているという男性に、生黒飴を4ついただいたので、なめなが
ら山頂を目指した。
その先も木の段が多く、崩壊か所には、急階段が設けられている。最後は木の根や急な
石段があり、手足をフルに使って、標高740mの女体山山頂に着いた。
小さいほこらが置かれ、西側の展望が得られるが、霞んでいて遠望は利かない。山頂の
標柱の立つところには、東屋(あずまや)がある。
下りも、急な木の段などがあり、ストックをフルに使って下る。
途中、展望の開けたところで周囲を眺め、88番大窪寺に入った。
昨年2月19日(金)に1番霊山寺(りょうぜんじ)を出発して、1年1か月近くで無事結願(け
ちがん)することができた。3度目なので特段の感慨はない。腰痛に悩まされながらも歩き終
えられ、やれやれという感じだ。
先着の川越市のOさん、昨日、一昨日会ったヒゲの別のOさん、それに、途中で会ったもう
一人の男性と、お互いの結願を祝いあう。
3人は、13時半発のさぬき市のコミュニティバスで、志度駅に下るとのこと。私は、ベンチ
で昼食をすることにして分かれる。
13時に大窪寺を出て、旧道を竹屋敷に下る。徳島県美馬市との県境に近い旧道に入って、
車の少ない山間を西に向かう。
静かな谷間を抜けて、力石バス停そばで右からの車道と合した。近くに、その名の起こり、
弁慶が持ち上げたという力石が、記念碑の横に並んでいた。
汗ばむ体に、気持ちよいそよ風を感じながら進み、長谷で国道193号へ。こちらは、歩道
が無いが高速で通過する車が結構あり、右の側道も狭いので注意して進む。気温は15度を
示し暖かい。
昼食が少な目だったので、宿にあと1㎞ほどのところの、うどん阿讃亭に入り、軽くそばを食
べる。
16時45分に、樺川荘本館に着いた。予想外の10階建ての大きな建物。四国遍路宿では
初めての、私の名を記した歓迎札も下がっていた。大浴場は、温泉でツルツルして気持ちよい。
洗濯機を借りて、食事中に洗濯をする。明日は早出したいので、朝食はおにぎりにしてもらう
ことにして、支払いも済ませた。
【コースタイム】民宿ながお路7・00ー一心庵7・40ー前山お遍路交流サロン8・21~55ー道の
駅ながお8・56~9・02ー譲波公民館9・35~45ー車道へ(太郎兵衛館)10・35ー胎蔵峰11・30
~36ー88番大窪寺(結願)12・16~13・00ー竹屋敷BS13・41ー力石BS14・15ー近くで休憩
14・19~25ー末広商店14・50ー三水分岐15・45ーうどん阿讃亭16・11~25ー樺川荘本館
16・42
(天気 晴、距離 26㎞、歩行地 さぬき市、三木町、高松市、歩数 42,700、遍路地図
84ー1、106ー2)
にほんブログ村
=88番大窪寺に結願=
5時50分に起床、6時15分に朝食をする。宿のご主人に見送られ、7時ちょうどに民宿
ながお路を後にした。
県道3号を南に向かう。風もなく穏やかな日和だが、霜が降りていて草は白い。宿から1.5
㎞ほどの宗林寺の入口に、「弁慶の馬の墓」の石標が立ち、句碑も並んでいる。
行く手に、山並みが屏風のように並び立つ。今日上がる女体山はどの辺りなのだろうか。
民家の庭先に、マンサクが咲いていた。
塚原交差点から、県道の東に平行する旧道へ。さぬき市内には、歴史的な遺跡などに説明
板があり、ウオーキングコースも設定されていて、コース標識もある。
無人の寺か、一心庵にもその説明板の一つがあった。付近でウグイスが、気持ちよさそうに
鳴く。
再び県道に合するところに、高さ4m余りの「高地蔵」があり、そばに、馬車などに使われて
いて死んだ馬を供養した、馬の墓もあった。
再度旧道に入り、路傍に無造作に古い石仏の並ぶ一角を通過する。間もなく県道に戻り、
前山ダムに向かって高度を上げる。
前山小の先で左折して、「前山お遍路交流サロン」に、先発の川越市のOさんに続いて入
った。
お茶とお菓子のお接待をいただき、歩き遍路が申請すればもらえる「四国遍路大使任命
書」の、第1598号をいただいた。さらに、四国遍路に関するさまざまな資料が並ぶ、館内
を観覧した。
ゆっくり過ごした交流サロンを出て、道路を隔ててすぐ前にある、「道の駅ながお」で、小
さめの(それしか無かった)弁当を購入する。
水の少ない前山ダムの上流から、来栖(くるす)橋を渡って谷間の道に入る。気温が上が
って暖かくなったので、前回昼食をした譲波公民館で、厚手のシャツを脱いだ。
一枚岩の続く流れのほとりを通過して、山道となる。しばらくあえぎながらも、ゆっくりと上り、
峠から少し下って「太郎兵衛」の説明板の付近で車道に出た。
車道を少し進むと女体山への標識があり、石段の上りとなる。さらに木の段などの急斜面
を、息が弾まぬペースで上り、一度車道を横断する。
途中で、香川県内を逆打ちしているという男性に、生黒飴を4ついただいたので、なめなが
ら山頂を目指した。
その先も木の段が多く、崩壊か所には、急階段が設けられている。最後は木の根や急な
石段があり、手足をフルに使って、標高740mの女体山山頂に着いた。
小さいほこらが置かれ、西側の展望が得られるが、霞んでいて遠望は利かない。山頂の
標柱の立つところには、東屋(あずまや)がある。
下りも、急な木の段などがあり、ストックをフルに使って下る。
途中、展望の開けたところで周囲を眺め、88番大窪寺に入った。
昨年2月19日(金)に1番霊山寺(りょうぜんじ)を出発して、1年1か月近くで無事結願(け
ちがん)することができた。3度目なので特段の感慨はない。腰痛に悩まされながらも歩き終
えられ、やれやれという感じだ。
先着の川越市のOさん、昨日、一昨日会ったヒゲの別のOさん、それに、途中で会ったもう
一人の男性と、お互いの結願を祝いあう。
3人は、13時半発のさぬき市のコミュニティバスで、志度駅に下るとのこと。私は、ベンチ
で昼食をすることにして分かれる。
13時に大窪寺を出て、旧道を竹屋敷に下る。徳島県美馬市との県境に近い旧道に入って、
車の少ない山間を西に向かう。
静かな谷間を抜けて、力石バス停そばで右からの車道と合した。近くに、その名の起こり、
弁慶が持ち上げたという力石が、記念碑の横に並んでいた。
汗ばむ体に、気持ちよいそよ風を感じながら進み、長谷で国道193号へ。こちらは、歩道
が無いが高速で通過する車が結構あり、右の側道も狭いので注意して進む。気温は15度を
示し暖かい。
昼食が少な目だったので、宿にあと1㎞ほどのところの、うどん阿讃亭に入り、軽くそばを食
べる。
16時45分に、樺川荘本館に着いた。予想外の10階建ての大きな建物。四国遍路宿では
初めての、私の名を記した歓迎札も下がっていた。大浴場は、温泉でツルツルして気持ちよい。
洗濯機を借りて、食事中に洗濯をする。明日は早出したいので、朝食はおにぎりにしてもらう
ことにして、支払いも済ませた。
【コースタイム】民宿ながお路7・00ー一心庵7・40ー前山お遍路交流サロン8・21~55ー道の
駅ながお8・56~9・02ー譲波公民館9・35~45ー車道へ(太郎兵衛館)10・35ー胎蔵峰11・30
~36ー88番大窪寺(結願)12・16~13・00ー竹屋敷BS13・41ー力石BS14・15ー近くで休憩
14・19~25ー末広商店14・50ー三水分岐15・45ーうどん阿讃亭16・11~25ー樺川荘本館
16・42
(天気 晴、距離 26㎞、歩行地 さぬき市、三木町、高松市、歩数 42,700、遍路地図
84ー1、106ー2)
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます