2012年5月12日(土)
関東百駅巡礼歩行の第85番に参加した。集合は山万ユーカリが丘線の女子大駅。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/04/883fc9ad2bf837aad91bbdbcaa80fb13.jpg)
山万ユーカリが丘線は、京成本線のユーカリが丘駅に接し、北側に広がるニュータウ
ンの中を、テニスのラケットのような路線を反時計回りで運転される、全長4.1㎞の
モノレールである。
無人で、トイレもない女子大駅に集まったのは9人。記念撮影をして11時5分に出
発した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/bb/cae7de952af41d7a59cbd3606b79b6cb.jpg)
地図を見ても女子大らしいものはない。それもそのはず、駅北側にセミナーハウスと
グランドのある和洋女子大が駅名のもとらしい。ちなみに、女子大の手前の駅名は公園、
次の駅名は中学校で、いずれも固有名詞はついていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/bd/f98bd82c5d2aef6a8fb313ae2051e3e4.jpg)
そのセミナーハウス↑の南側を進んで、西ノ作集落に下る。駅から数分でニュータウ
ンとはうって変わり、日本の原風景を思わせる昔ながらの住宅や田んぼが、新緑みずみ
ずしい木々に囲まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/13/f38bce195791d0b305d555bdfa36f374.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f3/239d4f165e0cb424c07df8d8623f94a9.jpg)
谷地田(やちだ)の間を抜けてモウソウ竹の多い林間の谷間を上がり、次の小竹(お
だけ)集落にあった西福寺へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/dc/60e9edecc856d2a1d497ab417cfe6fdb.jpg)
参道に秩父三十四番供養塔や十九夜塔が並んでいる。近くに居られたご住職?の話で
は、十九夜講の集まりや秩父霊場巡りには、近在の奥様方が参加されているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/61/1e07489f30a04c088b2e85fbb0367aa4.jpg)
田植えの済んだ田んぼでカエルの合唱が賑やか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a5/b93f3aec57289279194b67fa9897bdf2.jpg)
手繰川(たぐりがわ)のそばの田んぼで、10数人の人が入って田植えの準備をして
いる。その中の一人の女性が来たので聞くと、不耕起(ふこうき)移植栽培という農法
を実践しているグループとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/07/4374dba1d90b03a92102e30524af9b29.jpg)
不耕起移植栽培とは、イネを野生化させ病害虫や冷害に強いイネ作りで、農薬や化学
肥料は一切使わず、耕さないので省労働、省エネ、省コストになり、人にも環境にもや
さしい農法だという。
さらに、冬場に水を張ったままにすることで生きものが増え、水を浄化し、田んぼ本
来の環境が復元されるとも言われた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8a/8078cc5a0f7d8c5ab25562e470a4072a.jpg)
田んぼと山林との間を西北に回り込み、西ノ作集落の北側まで行く。田のあぜ道を小
竹川(こたけがわ)のそばまで進んで、やわらかなあぜ草に腰を下ろして昼食にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ff/f302b1b379f6a9b9ee1573c434fd00b5.jpg)
ときどき近くでキジの鋭い鳴き声が聞こえる。声の方を探したら、向こうのあぜにキ
ジの姿が見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/83/5f02c7a1ab6e1f8814b474a9388e3e3a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e5/9fa104ea292cfec3faeee4f65297993a.jpg)
食事を済ませ、凸凹があって少し歩きにくい小竹川沿いのあぜ道を東に回り、橋を渡
って北側を西印旛沼に接する広々とした田園地帯に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/95/859f6129ae2fe281917a7f4f1493907f.jpg)
シャベルカーが数台入って、田んぼを浚渫(しゆんせつ)している。大規模農地への
転用を図っているのだろうか…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/77/e3e122caafbd003837fa425ec7f13ddd.jpg)
西印旛沼のそばまで進んで、小竹川と手繰川とが沼に流入する新先崎(しんまっさき)
橋を渡る。流れに小舟を浮かべ、釣りをしている人も見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d9/020c4b3b9df96b9ccbf20685e1c8bad9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/57/19a7e7a9509534d6277b4375596d5d68.jpg)
西印旛沼南岸には桜並木が続き、その横をサイクリング路が平行している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c2/e1c833aa3d833ac36429cb423548a677.jpg)
ときどき高速で数台の自転車が通過するので、湖岸の新しい堤防に上がって東進する。
湖畔の芦原ではヨシキリが賑やか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/85/74c5258e2c8eca1ce13d334b797416e3.jpg)
沼を南北に縦断する県道64号の舟戸大橋南岸際にかっぱ公園があり、かっぱが立っ
ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/4c/aa8269ec4aebd86e3cccc98467f97dc6.jpg)
県道の西側は千葉県内水面水産研究センターで、入口近くには「舟戸の渡し跡」碑が
ある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1e/6df69800c6a51ea8dcaa03c5efffae83.jpg)
南西に緩やかに上がり、八幡台一丁目の住宅地の手前から東に下ると、舟戸の古くか
らの集落。斜面林そばの細道を抜けて次の家並みに入るところに、朽ちかけたかやぶき
の納屋が残っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ce/4fc1007befa4cb124b5e5d15fed69a2c.jpg)
その先の台地上は臼井城址(うすいじようし)公園。千葉氏の一族臼井六郎常康が臼
井に居を構え、14世紀の中頃、中興の祖といわれる輿胤の代に、この城の基礎がおか
れたと伝えられているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/25/c1cd045dd3eb3ababf514fa2ad3cca94.jpg)
北側から本丸跡に上がると東側の展望が開け、西印旛沼周辺の展望が気持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/15/a19a2bf24f250d0188b86dc935e4a8f5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/53/a3ba41e7209c021085a14e5a82a50695.jpg)
空堀を通過して新緑に囲まれた芝生広場になっている二の丸跡を横切り、南口から公
園を出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/86/9c2c7e6f185d28e9a65d6096dea8af51.jpg)
近くの三差路際の盛り土上に、太田図書の墓がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/9c/eb57965395cbe217f48728b1dc931151.jpg)
室町中期、千葉氏一族は古河公方と管領上杉氏との抗争に巻き込まれ、二派に分かれ
て争った。文明11年(1479)正月、道灌の弟太田図書と千葉自胤の軍勢が臼井城
を包囲したが、城兵が討って出て戦いとなったときに、図書ほか53人がこの地で討ち
死にしたことが記されていた。
星神社の前から、台地上の住宅地を真っ直ぐ延びる道を1㎞ほど南進し、東に下って
国道296号に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/a9/5c117d984c350bf4d8261fe2a9dadaeb.jpg)
そばの宗徳寺には、江戸時代の大関、雷電為右衛門の墓があるというが見つからない。
帰宅後調べたら、通過した台地上の臼井台の、臼井西中の南東、妙覚寺の近くにあるよ
うだ。
国道東側にある集合住宅の横を上がり、稲荷台一丁目の住宅地を進んで、ゴールの京
成臼井駅に14時56分に着いた。
(天気 晴、参加 9人、距離 8㎞、地図(1/2.5万) 佐倉、歩行地 佐倉市、
歩数 13,700)
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関東百駅巡礼歩行の第85番に参加した。集合は山万ユーカリが丘線の女子大駅。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/04/883fc9ad2bf837aad91bbdbcaa80fb13.jpg)
山万ユーカリが丘線は、京成本線のユーカリが丘駅に接し、北側に広がるニュータウ
ンの中を、テニスのラケットのような路線を反時計回りで運転される、全長4.1㎞の
モノレールである。
無人で、トイレもない女子大駅に集まったのは9人。記念撮影をして11時5分に出
発した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/bb/cae7de952af41d7a59cbd3606b79b6cb.jpg)
地図を見ても女子大らしいものはない。それもそのはず、駅北側にセミナーハウスと
グランドのある和洋女子大が駅名のもとらしい。ちなみに、女子大の手前の駅名は公園、
次の駅名は中学校で、いずれも固有名詞はついていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/bd/f98bd82c5d2aef6a8fb313ae2051e3e4.jpg)
そのセミナーハウス↑の南側を進んで、西ノ作集落に下る。駅から数分でニュータウ
ンとはうって変わり、日本の原風景を思わせる昔ながらの住宅や田んぼが、新緑みずみ
ずしい木々に囲まれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/13/f38bce195791d0b305d555bdfa36f374.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f3/239d4f165e0cb424c07df8d8623f94a9.jpg)
谷地田(やちだ)の間を抜けてモウソウ竹の多い林間の谷間を上がり、次の小竹(お
だけ)集落にあった西福寺へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/dc/60e9edecc856d2a1d497ab417cfe6fdb.jpg)
参道に秩父三十四番供養塔や十九夜塔が並んでいる。近くに居られたご住職?の話で
は、十九夜講の集まりや秩父霊場巡りには、近在の奥様方が参加されているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/61/1e07489f30a04c088b2e85fbb0367aa4.jpg)
田植えの済んだ田んぼでカエルの合唱が賑やか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/a5/b93f3aec57289279194b67fa9897bdf2.jpg)
手繰川(たぐりがわ)のそばの田んぼで、10数人の人が入って田植えの準備をして
いる。その中の一人の女性が来たので聞くと、不耕起(ふこうき)移植栽培という農法
を実践しているグループとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/07/4374dba1d90b03a92102e30524af9b29.jpg)
不耕起移植栽培とは、イネを野生化させ病害虫や冷害に強いイネ作りで、農薬や化学
肥料は一切使わず、耕さないので省労働、省エネ、省コストになり、人にも環境にもや
さしい農法だという。
さらに、冬場に水を張ったままにすることで生きものが増え、水を浄化し、田んぼ本
来の環境が復元されるとも言われた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8a/8078cc5a0f7d8c5ab25562e470a4072a.jpg)
田んぼと山林との間を西北に回り込み、西ノ作集落の北側まで行く。田のあぜ道を小
竹川(こたけがわ)のそばまで進んで、やわらかなあぜ草に腰を下ろして昼食にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/ff/f302b1b379f6a9b9ee1573c434fd00b5.jpg)
ときどき近くでキジの鋭い鳴き声が聞こえる。声の方を探したら、向こうのあぜにキ
ジの姿が見えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/83/5f02c7a1ab6e1f8814b474a9388e3e3a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/e5/9fa104ea292cfec3faeee4f65297993a.jpg)
食事を済ませ、凸凹があって少し歩きにくい小竹川沿いのあぜ道を東に回り、橋を渡
って北側を西印旛沼に接する広々とした田園地帯に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/95/859f6129ae2fe281917a7f4f1493907f.jpg)
シャベルカーが数台入って、田んぼを浚渫(しゆんせつ)している。大規模農地への
転用を図っているのだろうか…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/77/e3e122caafbd003837fa425ec7f13ddd.jpg)
西印旛沼のそばまで進んで、小竹川と手繰川とが沼に流入する新先崎(しんまっさき)
橋を渡る。流れに小舟を浮かべ、釣りをしている人も見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/d9/020c4b3b9df96b9ccbf20685e1c8bad9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/57/19a7e7a9509534d6277b4375596d5d68.jpg)
西印旛沼南岸には桜並木が続き、その横をサイクリング路が平行している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/c2/e1c833aa3d833ac36429cb423548a677.jpg)
ときどき高速で数台の自転車が通過するので、湖岸の新しい堤防に上がって東進する。
湖畔の芦原ではヨシキリが賑やか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/85/74c5258e2c8eca1ce13d334b797416e3.jpg)
沼を南北に縦断する県道64号の舟戸大橋南岸際にかっぱ公園があり、かっぱが立っ
ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/4c/aa8269ec4aebd86e3cccc98467f97dc6.jpg)
県道の西側は千葉県内水面水産研究センターで、入口近くには「舟戸の渡し跡」碑が
ある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/1e/6df69800c6a51ea8dcaa03c5efffae83.jpg)
南西に緩やかに上がり、八幡台一丁目の住宅地の手前から東に下ると、舟戸の古くか
らの集落。斜面林そばの細道を抜けて次の家並みに入るところに、朽ちかけたかやぶき
の納屋が残っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/ce/4fc1007befa4cb124b5e5d15fed69a2c.jpg)
その先の台地上は臼井城址(うすいじようし)公園。千葉氏の一族臼井六郎常康が臼
井に居を構え、14世紀の中頃、中興の祖といわれる輿胤の代に、この城の基礎がおか
れたと伝えられているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/25/c1cd045dd3eb3ababf514fa2ad3cca94.jpg)
北側から本丸跡に上がると東側の展望が開け、西印旛沼周辺の展望が気持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/15/a19a2bf24f250d0188b86dc935e4a8f5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/53/a3ba41e7209c021085a14e5a82a50695.jpg)
空堀を通過して新緑に囲まれた芝生広場になっている二の丸跡を横切り、南口から公
園を出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/86/9c2c7e6f185d28e9a65d6096dea8af51.jpg)
近くの三差路際の盛り土上に、太田図書の墓がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/9c/eb57965395cbe217f48728b1dc931151.jpg)
室町中期、千葉氏一族は古河公方と管領上杉氏との抗争に巻き込まれ、二派に分かれ
て争った。文明11年(1479)正月、道灌の弟太田図書と千葉自胤の軍勢が臼井城
を包囲したが、城兵が討って出て戦いとなったときに、図書ほか53人がこの地で討ち
死にしたことが記されていた。
星神社の前から、台地上の住宅地を真っ直ぐ延びる道を1㎞ほど南進し、東に下って
国道296号に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/a9/5c117d984c350bf4d8261fe2a9dadaeb.jpg)
そばの宗徳寺には、江戸時代の大関、雷電為右衛門の墓があるというが見つからない。
帰宅後調べたら、通過した台地上の臼井台の、臼井西中の南東、妙覚寺の近くにあるよ
うだ。
国道東側にある集合住宅の横を上がり、稲荷台一丁目の住宅地を進んで、ゴールの京
成臼井駅に14時56分に着いた。
(天気 晴、参加 9人、距離 8㎞、地図(1/2.5万) 佐倉、歩行地 佐倉市、
歩数 13,700)
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