あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

奈良・平城宮跡東院庭園から法華寺へ

2010-05-16 22:33:26 | 奈良を歩く
 2010年4月21日(水)(続き)

 平城宮跡めぐりの最後は、東南の位置にある東院庭園(とういんていえん)に
入りました。


 平城宮には、ほかの日本古代都城の宮殿地区には例のない、東の張り出し部
を持つのが特徴のようです。

 この南半分は、皇太子の宮殿があった場所で、「東宮」あるいは「東院」と呼ば
れていて、その南東端にあった庭園を復元したものです。

 この庭園は中心に池をめぐらし、2つの建物がありました。







 池の周囲を時計回りで一周して、東院庭園を出ました。

 庭園の塀に沿って東北に進み、奈良市法華寺町にある法華寺に行きました。

 法華寺は、光明皇后の願により創られた日本総国分尼寺です。

 この山門を入って、法華寺を拝観しました。


 本堂に向かうところの、八重桜が満開でした。


 法華寺本堂。内陣では、本尊の十一面観音や、木造梵天、帝釈天、横笛座像
など、多くの仏像が拝観できます。



 境内に立つ幾つかの建物。


 国の史跡 名勝になっている庭園も拝観しました。庭園の面積は五百坪ほどあり、
への字形の土橋を境に、手前は広い池になっています。




 庭園を出て、さらに境内の建物などを見て回りました。これは「からふろ」と
呼ぶ浴室。光明皇后が、薬草を煎じてその蒸気で、多くの難病者を救済され
たところのようで、国重要文化財です。


 光月亭と呼ぶ建物は、奈良県月ヶ瀬村の民家を移築したもので、18世紀の
建設と推定され、県文化財です。


 境内東側には、植物園のような一角があり、そこに咲いていた「五月梅」と
呼ぶ木の花です。


 法華寺の拝観を終えて南東に進み、佐保川を渡って近鉄奈良線の新大宮駅
に15時半過ぎに着き、今回の5日間の京都・奈良をめぐる歩き旅を終え、京都
経由で帰途につきました。

 (天気 晴、距離 10㎞、地図(1/2.5万) 奈良、歩行地 奈良市)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする