あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

トルコ旅行第3日(ベルガマ遺跡とエフェソス遺跡へ)

2010-05-27 22:00:49 | トルコ旅行
 2010年5月20日(木)

 地中海に面したトルコ西部の町、アイヴァリクに泊まり、この日は朝7時にホテル
をバスで出発した。

 間もなくすぐ左手に水を張った塩田が現れ、野生のフラミンゴがたくさん見える。

 塩田には、右手のエーゲ海から海水をくんで天日により濃縮し、塩を造るという。

 最初の目的地ベルガマに近づくと、金を採るために掘った土を盛り上げた、木の
ない小山が幾つも見られた。このあたりでは、1トンの土から3グラムの金が算出
されるとのこと。

 また、ベルガマはトルコ石の産地とのことで、トルコ石の販売店に立ち寄る。女性
の何人かは、トルコ石のアクセサリーを購入した。


 きょう最初の観光は、ベルガモ(ベルガモン)遺跡。紀元前283年から約150
年間、栄えたという。城壁の下に咲くのはキョウチクトウ、この花もあちこちで見た。


 大理石の柱が残るトラヤヌス神殿。


 ベルガモ遺跡は、標高392mの山上にあり、眼下のベルガモの市街や、周辺の
山並みなどが一望できる。 曇りがちの午前中で、ちょっと寒かった。


 丘の斜面を利用して造られた大劇場。世界一急斜面の劇場といわれ、収容人員は
約1万人だったという。


 きれいなアーチの続く通路。


 ここでは本の材料としてパピルスの代わりに、保存性の良い羊皮紙が用いられる
ようになったとのこと。

 遺跡の入口付近では、下の町並みから上がるロープウェイの、山上駅の建設が進
んでいた。

 バスは、地中海に近い道筋を南に向かう。途中の都市イズミール(IZMIR)でも、町
並みの背後の斜面に、新しい集合住宅の建設が進んでいるのが見えた。

 イズミールはトルコ第3の都市で人口は350万人、周辺はブドウ畑が多く、種なし
の白いブドウが収穫できるとのこと。また、美人の多い都市で、毎年の美人コンテスト
には上位入賞者が続いているという。

 町並みを抜けると、松に覆われた山の斜面や、オリーブ畑が続く。

 オリーブは、トルコの重要な産物のひとつで、世界第3の産地とか。樹齢400年
くらいまでは実を収穫でき、11月の収穫期には、ほかの地方からの季節労働者が
たくさんやってくるという。

 ベルガマから約190㎞南下して、次の観光地エフェソス(エフェス)遺跡の見える
ところで昼食をした。 昼食地から望むエフェソス遺跡↓。


 この遺跡の黄金期は、ローマ帝国支配下の紀元前130年ころで、人口20万人
の世界最大級の都市だったという。 


 山の斜面に造られた大劇場。紀元前3世紀に造られ、ローマ時代に増築されて、
72段あり収容人員は2万人を超えたという。

 音響効果も抜群で、左下の舞台で話す声は確実に最上段まで聞こえたとか。私
たちも舞台から「さくら」を合唱したところ、上の方から拍手があった。

 図書館(左)と南門(右)。エフェスノシンボルともいえる図書館は、1階と2階では
異なる様式で造られている。


 大劇場の全景。午前のベルガマ遺跡では少し寒いくらいだったが、ここでは好天
となり暑さを感じ、日陰が欲しかった。また、観光客の多いことも目についた。


 地中海に近いエフェスから東へ、緩やかで広大な谷間を185㎞ほど進み、パムッ
カレの宿が近づいてきた。


 この日は、温泉プールや温泉のあるPOLAT THERMALというホテルに泊まる。

 ホテルの食堂から望む入り日。ちょうど20時だった。
コメント
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