あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道の神社(1)

2007-08-05 22:23:55 | 四国遍路あれこれ
 「四国遍路道あれこれ」の次のテーマは、遍路道で立ち寄った
神社です。

 遍路だから四国八十八ヶ所や、別格霊場、番外霊場など弘法
大師ゆかりのお寺さんを巡っていればよいのかも知れませんが、
遍路道の道すがら、りっぱな神社や珍しい大木などが見えると、
寄ってみたくなりました。そんな幾つかを紹介します。

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 遍路前半4日目の2006年11月14日、この日はじめての
霊場は、徳島市内で最初の、13番大日寺でした。

 県道21号を挟んで南側にあるのが阿波国一宮の一宮神社
です。狛犬の横に、やはり1対の神馬が立っていました。


 翌日の11月15日、小松島市内の19番立江寺にお参りして、
県道28号を西南に進みます。

 東谷集落にある小さな神社に、大きなクスが立っていました。
初回(2004年2月24日)に昼食をした場所です。

 写真は初回の時撮ったもの、神社の名前は分かりません。

 さらに少し先、小松島市の西南端、櫛渕にある櫛渕八幡宮
には、徳島県天然記念物・「櫛渕のフウ」と呼ばれる大木が立
っています。

 この境内にも、大きなクスノキがありました。

 7日目の11月17日午前、23番薬王寺を目指して、県道25
号を海沿いに出ました。

 美波町(旧由岐町)木岐の町外れにあった神社の境内に、
「安政大地震津波石灯籠」と名付けられた石灯籠がありました。

 ここ木岐では、203戸中190戸が流出し、11人が死亡した
ことが記されていました。

 嘉永7年(1854)11月5日に発生した大地震の被害を忘れ
ぬように造られたようです。神社の名は不明でした。

 だいぶ飛んで21日目の12月1日、前々日に足摺岬の38番
金剛福寺に参拝し、海岸沿いに進んで土佐清水市から大月町
に入ります。

 大月町の南部にあり、番外霊場にもなっている月山神社です。


 本殿裏手の急坂を上がったところに、神社の名のもとになった
月形霊石があります。


 遍路後半に入って初日の今年2月18日、愛媛県のJR内子駅
をスタートして、小田川に沿って進みます。

 桝木(かれぎ)集落の鎮守、三島神社で、昼食をしました。


 社殿の彫刻はなかなかみごとなものでした。


 翌日の2月19日朝、内子町小田(旧小田町)の中心街を出発
し、45番岩屋寺を目指します。

 小田川沿いの最初の集落、大平(おおひら)にある三島神社。


 北側に2km余り、初回通過した鴇田(ひわた)峠越えルートの
本成にも、三嶋神社があり、昨日の三島神社とともに、この辺
には三島神社が多いようです。

 この後農祖峠や越ノ峠を越えて、八丁峠上に向かい、最後の
集落、槙の谷に入ります。

 集落の鎮守、素鵞神社です。

 境内には、太い杉の木3本と久万高原町文化財のツクバネ
ガシの古木が群生していました。

 3日目の2月20日、45番岩屋寺に近い国民宿舎を出発し、
45番大宝寺に向かいます。

 大宝寺に近い河合集落の中心の交差点際にある住吉神社。

 社殿の前部が柱だけの開放的な造り、2つの三嶋神社や素鵞
神社も同様な造りで、この地方の神社の特長のようです。(続く)

  
 


 



 
 

 

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