あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道の川(1)

2007-07-25 22:50:41 | 四国遍路あれこれ
 「四国遍路道あれこれ」シリーズで、「四国遍路道からの海」
と「四国遍路道からの山」を紹介してきました。

 海と山に続くものといえば「川」になるかと思いますので、
今日からは「四国遍路道の川」を始めます。

=========================



 1番霊山寺を出発して西に向かい、2日目の2006年11月
12日〈日〉に10番切幡寺まで回り、南に向きを変えて進むと
吉野川に出ます。

 川は広大な中洲を挟んで2つの流れになっています。流れの
少ない最初の流れの、橋の手前から見た下流です。


 広い中州は畑になっていて、大根、サトイモ、キャベツなどが
栽培されていました。広々とした畑作地帯なので木陰が無く、気
温が上がると暑く、風があると菅笠があおられるところです。

 幅広い南側の流れには、冠水橋の川島橋がかかっています。

 1車線やっとの幅なので、車が来たときには、ところどころに
ある待避場所で避けた方が安全です。

 11月13日(月)は、最初の遍路転がしを上がり、標高700m
の12番焼山寺に参拝しました。

 いったん下ってから玉ヶ峠(450)を越え、東側の鮎喰川
(あくいがわ)の谷間に向かって5kmほど下って行きます。
途中の宮分集落あたりから見下ろす鮎喰川。


 翌11月14日(火)、川に面した本名の植村旅館を出て、
鮎喰川右岸の福原集落を抜け、標高120mの小さい峠を越
えました。

 鮎喰川に向かって下り、車の通れぬ冠水橋を渡って対岸の
県道20号に出ます。


 左岸沿いの県道20号をしばらく進んで徳島市に入り、冠水
橋の梁田橋を渡って右岸沿いの県道21号に回ります。

 梁田橋付近の流れに、たくさんのサギが立っていました。 


 県道21号に出て振り返る梁田橋。橋の向こうが上流です。


 5日目の11月15日(水)朝は、徳島市外にあるビジネスホテ
ルを出発して南に向かいます。

 徳島市と小松島市との市境の、勝浦川の勝浦川橋から見る
上流側。ここでも、サギがほかの鳥と一緒に流れに立っていま
した。


 小松島市内の18番恩山寺と19番立江寺に参拝して西に
向かい、勝浦町に入ります。

 ここは、町の名と同じ勝浦川の今山橋からの上流の眺め。
  

 このあと勝浦川左岸沿いに進み、番外霊場星の岩屋と
仏陀石に参拝し、上流の旅館かえでに泊まりました。

 11月16日(木)は、第2の遍路転がしと呼ばれるアップ
ダウンを20番鶴林寺(かくりんじ)から21番太龍寺(たい
りゅうじ)を目指します。

 20番鶴林寺の参拝を済ませて南東に下ると、那賀川
沿いの大井に出ました。

 水位橋を渡って南側の支流、若杉谷川沿いに向かいます。
水位橋からの那賀川上流の眺めです。

 左手奥、標高520mの山上に21番太龍寺があります。
                          (続く) 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする