m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

UNKNOWN KYOTO五条楽園

2020-03-27 | 建築巡り・街歩き【京都】

Mさんに聞いていたUNKNOWN KYOTO五条楽園へやってきた。
以前何度か五条楽園を歩いた時に、見たことのあったこの二棟の元遊郭建築が
見事に生まれ変わっていた。
”泊まって、食べて、働ける”複合施設とのことで、向かって右手の建物はレストラン&バーに、


左手の建物はホステル&ドミトリー兼コワーキングスペースとして活用されている。


ホステルの方の玄関を入ると、モザイクタイルが貼られた玄関周りがそのまま残されていた。
アールのついた壁面と木製の格子が可愛い。



階段の手前にはモザイクタイルが敷き詰められた半円形の階段~
こちらも当初のまま。


1階のコワーキングスペースは快適そうな空間が広がっていた。


こちらの暖炉も当時のままで、布目のタイルがびっしりと貼られている。


釉薬の色合いも美しいなあ。





暖炉にビルトインされた引き出しも初めて見た。
これも最初からのものだそう。


こちらは改装時に床を剥がしたら出てきたというタイル。


クリンカータイルなので、元は中庭など屋外だったのか?


繊細な細工が施された建具もそのまま使われていた。



こちらのスペースも省スペースだけど、天窓があるので明るく開放感があるなあ。


お隣でランチを食べた後、ホステル&ドミトリーになっている2階も見学させていただけた。






こちらはダブルベッドの部屋。
天井や梁などは以前のままだそうだけど、お部屋はきれいに改装されていて
清潔感が漂う。


いいなあと思ったシングルルームは、高い天井にこんな天窓が付き、


小さな床の間も。


竹の落とし掛け。


廊下にもこんな凝った飾り窓が。


洗濯スペースの一角に用いられた建具も古いもので、


扉の上部に入れられたガラス窓は血のような赤い模様が妖艶・・
これも初めて見るような模様。




洗面所は床のタイルや水洗金具は新しそうだったけど、シンクは古いものだなあ。


床のタイルはうちの洗面所で使っているのと色違いだ~
新旧のタイルがうまくミックスされてなじんでる。


一番広いというツインルームには洗面所付き。


窓からは中庭が見下ろせる。


ドミトリーはベッドだけでなく、小さな座卓もついていて、ちょっとした作業ができるようにゆったりとした造りに。


廊下にあった小さめの洗面台には


シンクはモザイクタイル貼り。
ちゃんと残されて使われていてうれしい。


裏階段。
下りたところにも2室あって、一番静かなお部屋だそう。
宿泊施設は2月にオープンしたばかりだそうだが、コロナの影響で、
やはりお客さんは少ないそう。
隣のレストラン&バーで5000円以上の飲食をしたら
そのまま1500円で宿泊できるという「寝落ちプラン」とか面白いプランもあるそうで素敵にリノベーションされた宿泊施設、今後利用客が増えるといいなあ。


そして、宿泊施設と中で繋がっているレストランへランチに。


玄関ポーチの古いタイル。




開け放たれた窓際の席へ。
この日はいい天気だったので気持ちよかった。


窓下にはポーチにも貼られてたきれいな水色の布目タイルが貼られてるので
ここは特等席。


ランチは唐揚げ定食やスパイスカレーなどの定番から、
魯肉飯まであったので、私は魯肉飯に。
八角の風味が効いた久々の魯肉飯が美味しかった~
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 万治ギャラリー&タイル歩き | トップ | メトロタシケント »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

建築巡り・街歩き【京都】」カテゴリの最新記事