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タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

大連&旅順の旅2017【南山麓の日本人街を歩くその二】

2017-09-29 | 大連&旅順の旅2017

南山麓の住宅巡りの続き・・

この洋館も立派!1階部分はレンガ色のタイル貼りに2階はモルタル仕上げに。

中はちょうど改装の工事中だった。

 

 

 

 

ステンドグラス風の窓などが見える邸宅へ。

割れた窓がそのままだったりしてるけど、、

 

 

住人の方がおられたので声をかけると中を見せて頂くことができた。

階段の手摺子が美しい。

 

 

日本語を勉強中の娘さんがいたので聞いてみると、こちらの家では5家族が住まわれてるとのこと。

 

 

こちらはキッチンの天井。

年季が入ってるけど、天井装飾は何重にもモールディングが入っていて豪華な感じ。

 

 

 

 

女の子の部屋には造り付けの収納も

 

 

かわいいトイプードルのわんちゃんも飼われてた。

大連ではあちこちでトイプードルを見かけたし、犬を飼ってる人が意外に多かった。

 

 

旧大連派出所となっていた建物。

門番の人に断わりを得て中から写真を撮らせてもらった。

 

 

立派なエントランスを入ると

 

 

床にモザイクタイルが!

 

 

縁取りも鮮やか。

これ以上は立ち入り禁止と言われて慌てて外へ。

 

 

そしてさらにまた不思議なデザインの家が

 

 

一見、羊かと思うような渦を巻く不思議な装飾

 

 

窓を挟む付柱のデザインも独特だなあ

ファサードの天辺もなだらかな三角になってて初めてみるようなフォルム。

しかし天辺の装飾にはやはり羊のような渦巻く耳を持つレリーフが。

 

 

 

 

玄関扉が開いていたので、少しのぞかせてもらうと、

 

 

扉上部には風景を描いたステンドグラスが入っていた。

一部割れてしまったのかすりガラスに差し替えられてたのは残念。

 

 

こちらのお家は1階はタイル貼り。

 

 

 

 

布目の渋い色合いのタイルがびっしり。

 

 

煉瓦造りの建物がレンタルウェディングドレスショップに

 

 

この一画にも一軒家の洋館や

 

 

集合住宅も何軒か並んでいた。

 

 

庭で遊ぶ子供たちの姿も

 

 

 

 

コの字型の集合住宅

 

 

煉瓦で装飾がされた壁

 

 

 

 

いつくか同じようなコの字型の集合住宅が建っていた。

 

 

 

 

 

 

南山麓の日本人街をほぼ見れた感じで、かなり歩き回って疲れたので、皆でお茶休憩。

フルーツティーを。

 

 

 

 

 

 

 

 

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大連&旅順の旅2017【南山麓の日本人街を歩くその一】

2017-09-28 | 大連&旅順の旅2017

旧満鉄大連病院を見学した後は、南山麓に残る日本人住宅街へ向かった。

満鉄関連の建物が集中するエリアからも近い南山の麓に1908年、満鉄の近江町社宅が

建設されたのを皮切りに多数の高級住宅も建てられたという。

 

 

カラフルな色に壁が塗られた住宅

 

 

長屋のように同じ形式の家が連なる。

 

 

こんな集合住宅も

 

ハーフティンバー風の洋風に彩られた住宅が並んでいたり

 

 

 

 

 

 

かつてレストランだったような建物も。

 

 

こちらは玄関を共有する集合住宅になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな八角形の窓がはまってると思ったら、

 

 

格子の中をよく見るとステンドグラスがはまっていた。

埃にまみれてガラスの色合いもよく見えないけれど、二匹の鳩がモチーフに。

 

 

同じ住宅の玄関周りにはタイルも貼られていて

 

 

小粒のモザイクタイルに葉っぱの装飾の入ったボーダータイル

 

 

床のタイルも市松模様に貼られてた。

 

 

お隣の家の玄関も煉瓦造りで素敵な欄間があった。

 

 

 

 

うろこのような床のタイル

 

 

今にも瓦がずり落ちてきそうなくらいの急傾斜の屋根に老朽化の激しいお家も。

もういくつか落ちてる?

 

 

高級住宅と思われるようなお宅も続々と。

 

 

1920年代には大連で一番の高級住宅街となった南山麓は

当時セントラルヒーティングが完備した近代文明を代表する住宅街だったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

ドイツ人建築家が建てた中国人実業家の住宅だそう

 

 

その二に続く。

 

 

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大連の旅2017【大連大学付属中山病院】

2017-09-27 | 大連&旅順の旅2017

中山広場周辺の建築巡りを終えた後は旧満鉄大連医院へ向かった。

1925年に建てられた旧満鉄大連医院、現在は大連大学付属中山病院として使用されている。

満鉄は社員の厚生施設として沿線各地に病院を開設したのだそうで、

敷地面積9万平米あるというこちらの病院は建設当初、東洋一の病院といわれたのだとか。

 

 

 

高台にある病院へは坂を上り、階段を上がって

 

 

 

 

煉瓦のアーチ窓

 

 

院内へ入ると、さすがに中はもう新しく改装されているようだった。

模様の入った大理石の床は建築当時のものなのかなあ。

 

 

玄関ホールを真っすぐ進むと左右対称に広大な吹き抜けのアトリウムがあり、一つは書店になっていた。

反対側は中庭だったかな。

 

 

新しいものなのか?壁面にはレリーフが

 

 

ちょっといい感じのカフェコーナーも。

 

 

裏口から出たところ。

 

 

本館を出ると、正面に古そうな別の棟があって、地下から覗く窓の中にはタイルがチラ見えしてたので

中から下りてみようと階段を探したのだけど、なぜか見つからず。

 

 

病院へ行く途中にあった、コーナーが美しい建物。

窓や玄関扉上部に装飾が入っていたけど、古い建物なのか?

 

 

玄関扉上部の装飾

この後は南山麓の日本人街へ向かった。 

 

 

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大連の旅2017【中山広場の近代建築】

2017-09-26 | 大連&旅順の旅2017

大連の旅、ホテル、大連賓館にチェックインした後は、中山広場の近代建築巡りに繰り出した。

中山広場周辺は日本統治時代の大連で政治経済の中心地となったところで、

現在もその時代に建てられた建物がそのまま残され、現役で今も使われている。

現存する10棟のうち7棟が日本人建築家が建てたものだとか。

 

 

ちょうど大連賓館の中山広場を挟んで真向かいにある建物は1909年に建てられた旧横浜正金銀行大連支店。

妻木頼黄が基本設計したというバロック様式の建物。

現在は中国銀行大連市分行。

 

 

ドーム屋根にベージュ色のタイル貼り。

中山広場の中で唯一タイル貼りの建物だった。

 

 

正面玄関には一対の大きなライオン像が。

他の建物でも銀行の入口には決まったように一対のライオンの像を見かけた。

 

 

旧朝鮮銀行大連支店は1920年に中村與資平により建てられたルネサンス様式の建物。
 
現在は中国工商銀行中山広場支行として使用されている。

 

 

玄関前に並ぶコリント式オーダーは大連で最も美しいといわれたという。

 

 

1919年に松室重光により建てられた旧大連市役所。

 

 

中央の塔は京都の祇園祭の山車がモチーフになってるのだとか。

 

 

入口の唐破風状の軒や懸魚のような装飾、鳥居を思わせるような柱は和風も感じさせるなあ。

 

 

1920年に市役所と同じく松室重光設計により建てられた旧関東逓信局。

現在も大連市郵政局として活用されている。

 

 

 1910年、大清銀行の大連支店として建てられたルネサンス様式の建物。

中央はフランス風マンサード屋根、両脇にはドーム屋根が乗っている。

現在は中信実業銀行として営業中。

 

  

こちらは1935年、広場では一番最後に建てられたという旧東洋拓殖銀行大連支店。

設計は宗像主一。現在は中国交通銀行大連市分行として使われている。

 

 

装飾の入ったアーチ窓が連なる1階部分。

 

 

こちらの銀行にもライオンならず、羽の生えた獅子のような狛犬のような像が見守っている。

 

 

銀行の入口に、こんな犬猫用のケージ発見。

こういうの、日本では見かけないけど、あったら便利だなあ。

 

  

 

1908年、中山広場に最初に建てられた煉瓦造り2階建ての建物。

設計は前田松韻。で大連警察署として使われていた。

現在はシティバンクの建物として使用されている

 

 

 換気口のグリルも華麗だなあ。

 

 

こちらは1951年と新しい時期に建てられた大連人民文化クラブ。

 

 

コンサートホール、劇場として使われている。

 

 

 

 

玄関ホールのシャンデリアを真下から見て。

 

 

そして今回宿泊した大連賓館。

遠くから見てもやっぱり一番の風格と美しさ!

 

 

広場からは少し離れて、玉光街にある1928年に建てられた玉光街礼拝堂。

日本聖公会がイギリス国教会と共同で建設したものだそう。

 

 

 

郵便ポストもこの中山広場のヨーロピアンな雰囲気に合わせてか豪華なデザイン。

 

 

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大連・旅順の旅2017【大連賓館に泊まるその二】

2017-09-20 | 大連&旅順の旅2017

最終日には大連賓館で行われてる館内ツアーに申し込んだ。

館内ツアーではまずは貴賓室へ。

この部屋を見るにはツアー代、50元必要(約900円)

宿泊料からするとややお高め。

 

 

しかし、その貴賓室へ入ると、その独特な特別空間に息を飲んだ。

ゴージャスさの中に気品と落ち着きが漂う部屋。

 

 

今でもこちらのお部屋では国内外の要人との会談や会議などに現役で使われているそう。

 

 

天井には蓮の葉を模した絵が描かれ、水晶のシャンデリアがぶら下がる。

 

 

部屋の周りに並ぶ列柱は金箔が貼られているが、ぴかぴかというよりはシックな金色

 

 

 

 

カーテンボックスや

 

 

壁面に優美で細やかな彫刻が施されている。

 

 

 

 

次に資料室となっている小部屋へ案内され、そこは写真撮影禁止とのことだったが、

その扉を開けると、朝食会場にもなっていた元宴会場兼ダンスホールが見下ろせた。

資料室は元楽団が演奏する小部屋だったんだとか。

 

 

シャンデリアも間近で見れる。

近くで見るとやや和テイストのシャンデリア

 

 

天井にはシャンデリアの他に、白菜?キャベツ?のような飾りも

 

 

この後、ラストエンペラーの溥儀も泊まったという部屋も見せて頂けたが、そちらは撮影禁止。

格天井の天井の高い部屋だったが、思いのほか質素で狭い感じが。

 

 

そして、2階にある喫茶「大和」

夏目漱石もここでお茶を飲んだとか。

 

 

中山広場に面していて、眺めは絶好。

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは最後に、中庭カフェの方を案内して頂いて、そこでお茶することに。

4階まで吹き抜けの中庭は今は屋根とネットがかかっていて、上を見上げると景観はあまりよくないけど

4層吹き抜けの開放感があった。

 

 

 

 

私は金柑ジュースを頼んだのだけど、これもシークァーサーに似て癖になりそうな風味で美味しかった。

 

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大連&旅順の旅2017【大連賓館に泊まるその一】

2017-09-19 | 大連&旅順の旅2017

この三連休に建築仲間と大連へ近代建築巡りの旅へ行ってきた。

中国へ行くのは20数年ぶり。

その昔、映画ラストエンペラーの映像美に感動して、映画館で映画を6回見た後、

生紫禁城を見るために卒業旅行で初海外で北京へ行って以来。

今回は大連リピーターの友達が2人もいたので、私は大船に乗ったつもりで後についていくことに。

関空から大連までは片道2時間20分ほどであっと言う間に到着。沖縄並みの近さだなあ。

 

今回宿泊したのは大連賓館。

大正3年にルネサンス様式で建てられた旧大和ホテルで外観は当時の建物のまま。

 

 

ベストショットを撮ったと思ってたら、知らないおっちゃんとおばちゃんが映り込んでてがっかり;

 

 

旧大和ホテルはかつて南満州鉄道が経営していたホテルブランドで、ここ大連以外にも

満鉄沿線の主要都市を中心にホテル網が展開されていたという。

その中でも最も格式高く重厚感あふれるホテルだったそう。

 

 

そんなクラシックホテルに泊まれるなんて~

 

が、しかし、そんな素敵なクラシックホテルの宿泊料が一人1泊3000円ほどだとは・・

お値段は日本の安いビジネスホテル並み?!

 

 

ホテルロビーへ入ると、ゴージャスなシャンデリアと象嵌模様が入れられた大理石の床や壁

 

 

天井の漆喰装飾など、豪華絢爛な造りに圧倒される。

 

  

ロビー入って右手にはタイル尽くしの壁泉が!

 

 

龍らしきものと蓮の葉?のレリーフが貼り付く

 

 

そしてモザイクタイルがびっしりと。

 

 

モザイクタイルひとつひとつが深みのある美しい色合いのもので思わず見入ってしまった。

 

 

レリーフの貼り付いたモザイクタイルを額縁のように囲む渦巻き文様のレリーフタイル。

タイルは三段階に厚みを増して、立体感のある豪華な額縁になってた。

 

 

両端のライオンのブロンズが乗る台もタイル貼で、葡萄文様のレリーフタイルも。

 

 

フロントの後ろには金庫室?

 

 

階段ホールも美しいなあ。

 

 

 

 

宿泊料があまりにも安かったので、客室は果たして大丈夫なのか?

少々不安だったのだけど、お部屋に入ってみると、なかなか十分立派。

アメニティではリンスとパジャマ(ガウン?)はなかったものの、スリッパも冷蔵庫もドライヤーも完備されてて

この値段では言うことなしだった。

机の電気が付かなかったのは残念だったけど。

 

 

翌朝の朝食は大食堂にて。

昔はダンスホールなどとして使われていたという大広間は吹き抜けの天井に豪華なシャンデリアが下がり

優雅な雰囲気に包まれている。

 

 

こんなところで食事が頂けるなんて~

 

 

 

 

その朝食もなんと20元(約360円)という安さで、お粥にパン、玉子、おかず5品付。

しかも美味しい!

あ~自分的にはコスパ最高なホテルだった。

 

 

 

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