転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



山の上にある実家墓の移転開始の祭祀を、来月初めに行うことに決め、
昔から懇意にしている某宮司さんに正式に依頼をし、
きょうの午前中、打ち合わせと下見を兼ねて、
その宮司さんと二人で再度、登山してきた(汗)。
「わ~、猪が、えっと(=たくさん)、道を、掘り返してからに」
「こりゃ確かに、墓参りが、大変じゃね!」
「この道じゃあ、墓石を降ろすんも、簡単じゃない、じゃろうね」
等々と、宮司さんの息切れの合間のコメントを拝聴しつつ、
竹藪の間の山道を案内しがてら一緒に登った。
既に結構、朝晩は冷えるのだが、ヤブ蚊も相変わらず活動中だった。

墓地の現場で、宮司さんは今時らしくiPadで写真を撮影され、
当日どういうふうに竹を立てるかとか、
全部で何代分の人々の墓があると祝詞に読み込めば適切か、等々、
計画を立てられている御様子だった。
「しかしまわりじゅう、孟宗竹が凄い立派なね。門松にええね」
「墓までの途中の山は、地主は誰なんかね。ええ竹藪が続いとるわ」
「こっちは榊の木じゃね。あっちも、これもじゃね。こりゃ凄いね」
というご感想もあり(^_^;、神主さん的には、
この環境は「宝の山」であるらしかった。

それから下界に降りて(汗)、実家の敷地内の竹藪にも御案内し、
無縁仏の五輪塔を見て頂き、ここでもお祓いをして頂くよう御願いした。
「移転先になる霊園で、ほんなら地鎮祭も一緒にやろうか」
と宮司さんが仰ったので、それも併せて御願いすることにし、
都合、竹?笹?が8本必要ということになった。
山の上の墓地の四隅と、霊園の墓地の区画にも四隅に、と。
その場で霊園の担当の方に電話をして、竹の件、御願いをした。

注連縄、祭壇、三方、平皿などは、宮司さんが当日、持参して下さるそうだが、
玉串にする榊は、どうなるのだろう?花屋さんで買っとく?
墓へ行く道にいくらでも生えとったから、切って使えばいいのか(爆)。
いや、そうじゃない、あれは人様の土地か(爆爆)。
お供えものは、私が用意するのだよな(^_^;?
山の上に持っていくのは「水・塩・酒・米・煮干し」くらいで良いだろうが、
地上の地鎮祭って、もうちょっと正式なのにしないといけないのかしら。
玉串料と、石屋さんへのご祝儀、…じゃない、心付け?も用意しないと。
追記(10月19日):我が家の墓移転の話を耳にされた町内会長さんと、
地元氏神様の神社の総代長様とが、山の上での祭祀に列席して下さることになった。
大変有り難いのだが、それでは皆様に引き出物?か何かわからないが(汗)
菓子折でもお配りしたほうが良いのだろうかね???墓って、内祝(爆)??)

「これで墓の件は安心じゃね。良かったねぇ。お父さんも喜んどってじゃろ(^^)」
と昔から我が家をご存じの宮司さんは言って下さったが、
いや~、父はやっぱり家の裏の竹藪に葬られたいみたいで、
別にさほど嬉しそうではないんですねぇ(爆)。
しかしそんな、自宅敷地内に新しい墓が建ってしまうと、
実家が「以前の所有者の墓つき物件」になってしまうんで、
将来手放そうとしても誰も寄りつかなくなるから、絶対駄目(^_^;。
母のほうは、地上のバリアフリー霊園に関して、
「これでようやく、私らの入るところができる」
と言ってくれているので安心なのだが。

ということで、山の上の墓のほうの祭祀は、出席は私だけだが、
地鎮祭もすることになったので、そのほうは、もし当日お天気が良ければ
ホームから両親にも来て貰えるかもしれない、と思っている。
駐車場が広く、段差が一切なく、車椅子も入る広い通路、
という条件の場所に墓地を定めた強みが、今こそ生きる!!
霊園の方のお話では、年内に新墓が完成して御霊入れができるだろう、
という予定なので、どのみち、新しいお墓が完成したときには
両親にも祭典に出席して貰うことになると思う。

墓への登山も、残すところ、多分、式典当日の1回だけになったな(汗)。

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