膳-Sai

料理サロン Tomoko's Tableのご紹介。
食にまつわる、日々の暮らしを・・・

祇園 呂色

2018-03-12 23:51:47 | 食道楽ランキング

ほぼ1か月ぶりの投稿になりました。

1月6日から2月末まで平日は娘宅、週末は自宅、間に一日自宅に戻る。というバタバタの生活。
娘宅ではお三度にお掃除、洗濯と家事全般と赤ちゃんの沐浴お手伝い等色々。自宅に戻る日はつく置きメニューを数種類作って、夜戻る。
自宅ではたまったお洗濯にお掃除。お買い物と次の週の平日分のおかずを色々作って・・・。
義父と夫とは好みも全く違うのでそれぞれの物を用意し、冷蔵庫へ。書置きも2枚なので、手間がかかること!
2か月が限界!!結構ヘトヘトになりました。
しかし、我ながらよく頑張った!だれも言ってくれないので、自画自賛。

やっと落ち着き、先週から今月末のお教室のメニュー作り。
やっぱり、楽しい。。大変だけど、止まっていた時間が動き出した感じ。嬉しいなぁ。。

さて、そんなバタバタ中の2月三連休の最終日、昨年からお約束してた、祇園呂色へ。2か月ぶりのお食事。
このお店、ドゥーズグー(京都三条にあって、お教室のお食事会でも伺いました)、芦屋のコシモプリュスの小霜シェフが祇園、一力の北側に開いたお店です。昨年11月中旬ごろだったかしら。。とっても気になっていたら東京のお友達がお誘いくださったので、ご一緒させていただきました。
場所柄、観光客で歩くのも大変な雑踏の中のビルの5階ですがエレベーターが開くと、そこは別世界。静かで落ち着いた、最近の言葉でいう「隠れ家レストラン」という感じかしら。

店内は漆黒のカウンター。12席ぐらいかな。正面のお花も素敵です

       

呂色というのは、漆黒の色のことだったと思います。

お昼は12時一斉はじまりです。

アミューズ

       

海老芋のクロケットにカニのコンソメあんかけ、柚子の香り。
なんて「和」なんでしょう。なんだか日本料理のお店に来たみたいです。ほっこりと温かく美味しい。(この日は恐ろしく寒かった!)

1皿目 前菜 

      

これが面白い!左からシラスのピュレにフレッシュなキャビア、銀箔。 ウズラの卵にトリュフジュース入り。フォアグラとバナナプリン。
左からいただきます。前菜、メイン、デザートと、このお皿で完結したお料理です。
シラスには塩レモンのピュレ、キャビアは塩辛くなく瑞々しい。レモンの皮も少し。すっきりだけどまったり美味しい。
ウズラの卵は口中でプチっと弾けるよう。中から口いっぱいにトリュフジュースが広がります。
最後にほんのり甘いバナナ風味のフォアグラ。楽しいプレートです。

ここで、小霜シェフがお肉たちを持ってこられます。この中からメインのお肉を選びます。調理方法は炭火焼き

     

牛肉、フランス産の鳩、羊、鴨。この中から選びます。迷いに迷って鳩に!

2皿目

     

無菌河内鴨です。生でいただけるそうで。
左から胸肉、皮のカリカリ、心臓をさっとソテーしたもの、砂ずり 生レバー。いりごまとワイン酢と自家製の出汁醤油を合わせて煮詰めたタレ、奥はごま油。このごま油が絶品!種子島?奄美大島?だったかな。の金ゴマの油で希少価値です。上品な香りで飲めます。
このお料理はステンレスのお箸でいただきます。なんだか韓国料理のようです。楽しい!

3皿目

     

竹炭の衣をつけて揚げたホタルイカ、フランスのホワイトアスパラ、バターのソースに白味噌が忍ばせてあります。なんとなく和風っぽい。金柑のコンポート、うるい。香りや苦みがプラスされて、風味豊かです。

4皿目

     

ヒイカときのこのソテー、ブールブランソースにあおさのり。やはりフレンチ。お料理が供されるとフレンチの香り。いただくと少し和風。でも、やはりフレンチの小霜シェフなので、ソースはアオサが入っているものの王道ソース。

5皿目

     

牛タンの煮込み。これもほんのりと八丁味噌風味。ナッツやサラダエノキが添えられてます。辛子のペーストがアクセントに。
濃厚そうですが、重く感じません。サラダエノキと言えば小霜シェフ!

6皿目

     

山口ののどぐろにもち米を粉砕して衣にしてソテー。身はしっとり、ふっくら。もち米粉がカリッと香ばしく、癖のない香りがお魚が引き立ちます。お出汁は魚介の出汁に牛のコンソメを濃縮したものをプラスし、生姜の香りもほんのり、ピリッと。セリの香りもうれしいです。優しい優しい、風味です。でも濃厚。まるで葛粉が入ってるように感じるくらい牛のゼラチン質を感じました。

7皿目

     

メインの鳩です。部位もそれぞれ楽しめます。ソースは鳩のジュにレバーを加えたもの。ココアも少し入ってたかな??
チョリソーだったかな、から抽出したオイル、自家製デュカ
鳩を選んで大正解!炭火焼きなので、外側はカリッと炭火の香り、中はふっくら。骨付きのところは焼き鳥のようで、楽しい!
何よりソースが絶品!香りも食感も全てが楽しめる圧巻の一皿。

〆のご飯

     

可愛い~~、自家製出汁醤油で炊いた土鍋ご飯に白魚、ウニ、桜エビの天ぷら。花穂紫蘇。キャラ弁のようなノリ。
豪華な〆です。器もとっても素敵でした。この画像では全く良さが伝わってないのが残念ですが。
赤出汁のお汁も。和、なんですが、フレンチの香りがするのです。不思議・・・

デザート

みかんかいちご、どちらかを選びます。

みかんに

      

メレンゲのプレートがホロホロで口中であっという間に溶けます。下には大葉のアイスクリームに的兵みかん、ライムのゼリーが潜んでます。爽やかで美味しい。それにしても、メレンゲのふわふわがすごい!

小菓子とお茶

     

     

お茶はプーアール茶。小菓子はコーヒークッキーに麦チョコ。ピンクはペッパーをホワイトチョコでコーティング。完食は無理!

というお料理の数々です。

シェフは何料理のお店かわからない、お料理。とおっしゃってましたが、これぞ、小霜シェフのお料理なのでしょう。でも、やはりフレンチのシェフだなぁ・・って思います、ソースはどのお料理もしっかりしていて、私はそういうオーソドックスな崩れない部分というのが好きです。そこに、和のテイストや、色々な香り、食感がプラスされ、小霜ワールドが広がっていくのですね。

久しぶりにリフレッシュした素敵な時間でした。

明日はまたまた、娘宅。1泊で。

お庭の梅も満開。クリスマスローズも水仙もお花がどんどん咲き始めました。



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