3月には関東の渓流も釣り解禁になる。
僕のフィールド(だった・・・)宮城蔵王だが、蔵王の場合雪が多く入渓できるのは4月を待ってだろう。
怖いのは、熊だが・・・
熊より怖いのは、放射能だ・・・人間が核によって作り出してしまったセシウムだ。
あのF1の爆発以来、僕の蔵王はすっかり侵されてしまって、放流ではない天然のイワナの宝庫は静まり返ってしまった。
拠点の宿から半径1キロ圏内に、おびただしい沢があって、イワナは群れていたが、釣りの自粛エリアになっている。
僕の抱いていた沢の2か所を省いて、すべて自粛だ。
2か所は、車でしばらく走らなければならない遠くの沢だ。
漁協は毎年4回の調査を行っているようである。
そして、今は(昨年末の数値)相当下がって、20bq程度のようである。
まだ、自粛は続いているようだが・・・・
下がった要因は、まあ、セシウム134(半減期が短い・半減期3年・・・・いっぽう137は30年だ)の数値の下がりと、当時もろに影響を受けた魚が、世代交代したことが大きいだろうと拝察している。
降り積もった山・・・そこに渓があるのだから、腐葉土・ミミズ・育つ昆虫・・それらがエサになって供給し続けているから、劇的に綺麗になるなんて絵空事だが・・・・
まったくテンションの上がらない蔵王になってしまったが、4月には、宿への義理・捕獲調査でやはり蔵王には行くだろうな・・
まあ、観光するさ。
それに、津波で破壊された、荒浜海岸に立つのは、続けたいしね。
忘れないこと・こころに刻み原発が引き起こした地域の破壊を発信し続けたいしな。
イラスト・ロストのささくれ画伯。