この黄色い畑・・・珍しい作物ではない・・・・・
コメの裏作に「麦」は・・・この国の昭和の風景であった。
冬に麦踏をして、早春には田んぼは青い小麦畑だった・・・・
国産小麦と、輸入小麦では4倍もの価格差がある・・・
現政権になって、いよいよ、小麦の助成が縮小し、もはや、麦を作っても採算は合わなくなって、田んぼには何も作られなくなって行くのだった・・・
この黄色・・・育てるのを放棄して、除草剤で枯らしてしまう人間の仕業の風景である。
僕は悲しくて、困った・・・・
作物の出来る土は、お金と天秤に乗って、これほど軽い日本国であった。
外国に食物は任せる。
安いし・・・・(外国の生産者とのフェアトレードはどうでもいい)
放射能の基準は20倍にしたけど、顕著な健康被害は無いし(数値は改ざんしたけど・・・)
景気はよくなってるようだし・・・賃金も上がったようだし(大企業の茶番だけど・・・)
そのうち、俺にも回ってくるかも?(金は天下の回りもだし・・・)
俺が生きている間に、見たくなかった、耕作を放棄した春の黄色い麦畑だったな・・・・・
まだ、耕作放棄した、何も無い黒い土の田んぼのほうが良かったぜ。