館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

今、憲法を考える「古関彰一先生講演会」で歌ってきた。

2013-12-12 05:45:25 | ロスト シングアウト
今日も、フレッシュに心がけたぜ!

日曜日の話が、その週の木曜日なんざ、俺にとっては早いだろう?


さて、長いかもな。





同志社の浜矩子教授の安部政権をさしての「時代錯誤の富国強兵」は言いえて妙と思った。

時代の針を戦前に戻そうとしている。この期に及んで、若者たちの傍観が、痛々しいかぎりだ。

偉大な憲法学者に、古関彰一先生という方がいる・・・ご存知だろうか?

「古関彰一」とググれば、膨大な先生の足跡があふれている。

今年は、それらのいくつかがこれから岩波の文庫で、すこし加筆されて出版されるらしいから、ぜひ読んで欲しいとおもうのだ。



地元で「憲法9条の会」をつづけておられる方々から、その先生の講演会の前座を頼まれた。

まさに・・望むところ!であった。

写真・主催者挨拶。




時間は30分いただいたが・・・このグループ・・・そもそも監督(俺だ~~)の話が長い。
それで、5曲は出来る時間枠ながら・・3曲。

「わらぶき屋根の家」「風よやさしく」

そして、最後は、やはしこの企画にあわせ、急遽ロストにとって新曲を3回ほどの練習でやっと間に合わせた・・・

「みんな生きている海~日本国憲法第104条」だ。

お客さんにリフレインなどシングアウトして、楽しかった。

講演に入ってまくらで古関先生が「103条までしかない憲法に104条を歌うなんて馬鹿な・・という、こんな柔軟な憲法へのアプローチが今大事なのかもしれませんね」「歌で僕は元気をもらいました・・」なんて言ってもらって、うれしいったら無かったね。

証拠写真は、位置が後ろなので、いつもはアップが無いベースしき(弾き)のフラットKだぜ。



僕はもう10年は経つか・・・「憲法と生活を考える会」ってのをやっていて(10年前ころ休止)やはり古関先生をお呼びしたことなどあって、懐かしかった。
ちょっとご病気で、この講演の数日後治療に入るらしく、そこは気がかりだった・・・



講演は実に内容が深く、感銘を受けた。
憲法制定史がご専門なので、制定過程でGHQが如何に民主主義を基本にすえながら日本国民に受け入れられ安い条文の構成を心がけたかとか、内容に大きな影響を与えた、自由民権運動の研究者の鈴木安蔵のことなどお見事な話であった。

そして、その後テーマは「自民党の憲法改正案」のはなしになるのだが・・

「国防軍」「国防審判所」「緊急事態の宣言」などなど・・・現行憲法に無い条項の危うさ・・・

そして

97条「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」の削除など、恐ろしい中身なのだと学んだだよ。

まさに、今の安部政権が、突き進む行き先がここか!!と・・恐ろしさを覚えた。



会場でこの本を買った。

読むのが楽しみだ。



先生と挨拶を交わし、CDを謹呈申し上げた。とっても、喜んでもらえた。まもなく出る先生の本を送ってくださると・・うれしいお話もあったぜ。

この後、音響氏やロスト数名と、打ち上げだった!

この日が、ロストの今年の「歌い仕舞い」だ。

色々有って、僕には怒涛の1年だった・・・・・そして、ロストもいつに無く出番の多い1年だった。

フォークを・・まだ・・・僕は抱きしめている。
コメント (8)
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