館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

私の子どもたちへLIVE2012。

2012-06-28 06:19:44 | ロスト シングアウト


この世から原発が無くなることを願って、アマチュア・プロのフォークが集まってコンサートが行われた。時は6月17日の話だ。

企画したのは、我がロストの音楽仲間、ウッドランドリンギングのH氏。

大船に乗って、歌に専念できるありがたい企画だった。

場所は、栃木の佐野市・かぜのこ保育園のホールだ。




10時に集合し、仕込み・・・の手伝い。
11時頃からは、リハーサルが、順次始まってゆく。

このリハーサルを聞くというのは、中々良いのだ。
本番に向けてのテンションが、体の中から、徐々に湧き上がってくるのだった・・・



豪華な弁当。あちらこちらに、弁当の輪が出来る。



このコンサートの仕掛け人、H氏の挨拶で、コンサートは始まったのだった。

年寄りは、年寄りを誘い・若者は、若者を誘って、椅子を途中追加するほどの満員のコンサートが始まったのだった・・・



そのH氏の、ウッドランドリンギング!

ミディアムスローな「君の汽車」が心地よく流れて、客席とすぐ一体になる。
いい感じ!

スリーマイルのメルトダウンの時、アメリカで出来た歌に、「福島」を日本語で載せ歌う「パワー」は圧巻。



我がロストの証拠写真。

想いは伝えられた気がする。おしゃべりや歌の最中の、お客さんの反応がすごく良かったし、伝わりあいを感じましたね。選曲も良かったかな?

反原発・・・ロストの皆はそうは思っている。
が、そのことへの、生き様をかける深さ・広さはまちまち・・
その想いは、人前で歌うことで、歌い手1人1人が鍛えられてもゆく。



H氏の娘、ユキちゃんは沖縄から、そして、相棒のチエちゃんも前橋からやってきて、「ユキとチエ」の若い演奏が続いた。
ロストやウッドランドの、おじい・おばぁは、原発を許してきてしまったこと、それを子ども達へ残してしまうことへの、絶望と懺悔が、歌になる・・・

ユキとチエ達、若い世代の、気づきは、「希望になって」会場を包む・・・

こうして1部終了。休憩後、プロのシンガー達の出番だ。




2部開演・・よしだよしこさんが、アカペラで歌いだす。

この方は、やっぱり、また一回り大きくなった気がする。
歌に重みが加わって、素敵。

ローザ・パークスという黒人差別と公民権、戦争をやめない人間の原罪、原発・・と、重いテーマを語りかけ、或いは、聴衆に問う。ダルシマーで奏でるアイリッシュも美しかった。




さて、御大、笠木透と雑花塾の演奏が、トリであった。

やはり、圧倒的説得力だ。

2011年のあの日以降に作られた、旬な歌の数々は、生々しい・・・

「テーマのある集会で、歌が添えられるが、スピーチが主で、歌は何処か添え物」
「こうして、歌が主役で集まり、歌うことは大事とも、それで、力になることもある」と、問う。
なんだか、胸のつっかえがストンと落ちた感じ・・・

数年前「歌った以上、そのように生きろ」と言った、かれの言葉は未だに重い。

その言葉を、かみ締めながら、コンサートに臨んだ。




こうして、満員の「私のこどのたちへLIVE2012」は終わったのだった。




やがて・・・華々しく、打ち上げだ。



良く呑み・良く歌った。

心地よい疲れと、充実感が確かにあった。

まだまだ、断続的に、原発に立ち向かって行かなければならない。

権力と金のある魑魅魍魎が、笑いを殺しながら、牙を磨いている。

栃木では、小出先生の講演会が続く・・・

僕らT市は8月に「映画」の取組みが続くのだ。

こっちもさ、したたかに、がんばんべぇ。


ネット上の「コンサート記事」・ご掲載ありがとうございます。


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コメント (12)
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