館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

ロス・カルカス 僕の育った音楽・Kの仲間達その9。

2009-12-19 06:41:05 | 僕の育った音楽


ロス・カルカス(Los Kjarkas)はボリビアのフォルクローレグループ。コチャバンバでエルモサ兄弟が中心となって1965年に結成された。1980年代はじめに、"Bolivia"と"Wa Ya Yay"の2曲の大ヒットにより、確固たる人気を得た。

コーラスを重視したその演奏スタイルが秀逸。フルクローレもチリやペルー・アルゼンチンと、まあ国によって微妙に印象が異なる。
ボリビアはね、実に男性的と、僕は思う。
1984年から91年にかけて数度来日公演を行っている。ライブに行ったが、圧倒された。すんばらしかった!!

1980年代末には、初期のヒット曲"Llorando se fue" (泣きながら) がフランスのグループ「カオマ」に盗作され「ランバダ」の名で世界的に大ヒットする事件が起こった。まあ、後裁判に勝利するが、カルカスが、世界的に認知されなかったら、どうなったことやらだ。

フォルクローレはマイナーであっても、「コンドルは飛んでゆく」や「花祭り」など、知っている方は多いだろう。
もう一歩・カルカスは良いよ!!
機会があったら、聴くべし!

ちなみに、オススメの名曲は

Bolivia ボリビア
Kutimuy クティムイ
Wa Ya Yay ワヤヤイ
Llorando se fue 泣きながら(ランバダ)
Tiempo al tiempo 時が経てば

などだが、ボリビア・ワヤヤイは特に秀逸かな?

西洋の侵略で、原住民達は、土地も・言葉も・命も奪われ、「使ってはいけない言葉」(日本も隣国に日本語など強要したよな!ったく!)の政策に「ワヤヤイ」と、はやし言葉に祈りを代えて歌った歴史など考えつつ聴くと、感極まります。

そんあ、難しいことは考えず、見事な音楽に身を委ねるのも、また良しだ!
コメント (16)
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