館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

2ヶ月ぶりなのだ・蔵王なのだ・ワクワクしたのだ。

2008-07-08 06:44:19 | 山菜・きのこ・釣り
ワクワクするっていいね。
1年が沢山のワクワクで満たされたら、なんて素敵だろう。



久々の連休・もう頭の中は「蔵王」だった。6月の末の話だ。

3:30起床・4:05に出発だった。蔵王と言うが、目指すは宮城「白石」だ。館林ICまで10分。その後、栃木越えで半分・福島越えで半分、福島を越えれば、僕の目的地宮城県蔵王町はすぐだ。沢までは白石ICから15分強。大半は高速道路なのである。

出発した僕の頭の中はこうだ。

「絶好の梅雨の晴れ間」
「たっぷり増水した沢では、魚が活性し、盛んに餌を追う」
「イワナ君が、ぼくの餌をまってるな~」
「まあ、初日30・午後の早い時間に上がって、露天風呂」
「その後部屋で、美味しい酒でマッタリだな~~」

那須高原・もうすぐ福島だ。




「これよりみちのく」の看板。
白河だよな~

暫く走って「安達太良SA]でいつもの「トン汁定食」で朝飯なのだ。





国見を抜け、いよいよ宮城・白石だ。
北緯38度線・白石、アテネと書いてある。
程なく高速をおりるのだ。
この時点、まだ、先ほどの「都合の良い」想像で胸が一杯だった。
この後に起こる、予想を超える異常な事態に、まだまだ温泉気分の僕であった。



程なく車を止めるいつもの場所。
ここから15分・山師の仕事道。
それを逸れて、道なき藪の前である。
この藪を300メートルほど踏み分ければ、僕の目指す沢である。



赤腹の「イモリ」君がこの時期沢山居るのだ。まっ、あまり気持ちのよい物ではないな。





やっと、沢に到着。
が、が、が、!!!!水が無いのだ!

ここは、結構広い源流・かなりの水量がいつもはある沢なのだ。

この梅雨の時期に、信じられない状態なのだ。



大きな淵は、水溜り状態。

水量の無い沢は、まず、魚が警戒心が強く、落ち込みの中から中々出てこないのだ。

僕の流す餌・その餌に、脇の岩陰がらちょっと顔を出す。しかし、不自然な餌や、僕の姿などに気づき、岩陰にすぐ逃げ帰り、2度と顔を出さないのだ。



8:00入渓・11時で10匹程度。
もう、釣りにならないほど流れが細くなって、この沢は終了した。
初日まあ、1時頃には30のもくろみは、もろく音を立てて崩れ去った。
このままやめられない。
しばし考えて、ブッシュ(熊笹やウツギ、ノバラや野いちごなどの茂み)に覆われた、竿を出すに困難を極める沢・・・そんな場所しか、警戒心の薄い魚にめぐり合わないと確信したのだ。

糸をたらすに、何度も藪にかかり、仕掛けがだめになる・・そんな場所だ。

場所の移動を敢行した。

まあ、予想は的中だったが、厳しい釣りだった。予定時間をかなり越え、3:30。28匹のイワナや山女を収め、納竿だ。



車へ帰る途中・蕗とミズを1食分戴いた。




4時を過ぎ、宿に到着。

懐かしい挨拶。そして・・・・

「いや~沢に水が無い!」「こちらは、暫く雨が降ってないの?」

「まったくね~このまま空梅雨で梅雨がおわんのかね~~」だと。

まず露天風呂だよな~

ゆっくり浸かって、ハードな1日の疲れを取ったのだ。

風呂上りのビールが沁みた!



その後部屋で、近くの酒屋で購入の酒・まったりの時間を過ごした。

夕方、疲れも少し抜け、気持ちのよい天気・最後の日の光をあびに、宿の庭を散策した。



湿度の少ない、心地よい時間だ。
良く手入れされた庭には、桑の実が熟していた。



夕飯。




その後、2度目の風呂・酒・まったりのリフレインが続いた。

明日は・・・・さて・・・・

また、水が少ないか?

純米吟醸「米鶴」・お隣山形のお酒にしたのだ。

逃がした大きな魚・ハードな釣りだったが、それでも、やっぱり、楽しい1日。

心地よい・普段の疲れとは中身の違う、「心地よい疲労」につつまれた。

足つぼのマッサージ・固まった筋肉をほぐす塗り薬など、間接や腰に塗り、明日・・・明日を夢見て、いつしか眠りについた。

おやすみなさいなのだ・・・・・・・・・・・続く。
コメント (6)
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