殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
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夫婦の謎

2019年05月21日 10時08分22秒 | みりこんばばの時事

 

このお二人ほど、その関係を不思議がられた夫婦はいないかも。

 

長い別居生活はもとより

 

ご主人のほうはトラブルメーカーと呼ばれ

 

生活力も父親の自覚も見受けられない。

 

 

誰が見ても夫婦を続ける必要は無さそうなのに、別れない。

 

奥さんの胸先三寸でどうにでもなるのに、捨てない。

 

それは愛情なのか、慈悲なのか、達観なのか、意地なのか…

 

世間では、深い謎として扱われている。

 

 

この謎が、少しは理解できるような気がすると言ったら

 

傲慢であろうか。

 

それは責任感だと思うのだ。

 


彼が日本の人ではなかったとしたら。

 

狂気と背中合わせの異形に走り、幽鬼のごとき姿で

 

「ラケンロー!」と叫べば思考停止になるあたり

 

その特徴を表していると私は思う。

 

となると、魂の枯渇は遺伝子レベルなので

 

誰にも、本人ですらどうにもならない。

 

 

ただし彼の場合、枯渇の多くがロックと外見に注がれたため

 

煮えたぎる嫉妬や憎悪は昇華された。

 

ラケンロー!の他には、子供のような純粋が残るのみ。

 

 

奥さんが、そのわずかな純粋を愛(め)でたかどうかは不明だが

 

彼女にとって彼は、弱者であった。

 

その彼を伴侶として選択した責任、父親にした責任を

 

引き受ける意思が存在したと思えてならない。

コメント (6)
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