殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

浦公英

2016年05月13日 06時59分47秒 | みりこんぐらし
「これ、読める?」

『浦公英』

長男がチラシの裏に、こう書いて見せた。


「あんた、この漢字が読めないの?」

私は長男の脳みそを案じた。

この男も36才、認知症にはまだ早いけど

何が起こるかわからないのがこの世だ。


「じゃあ、読んでごらんよ」

そこで私は自信満々に叫んだ。

「うら・きみひで!」


目を見開き、沈黙する長男。

「誰?新しい友達?」

そうたずねると、彼は吹き出した。

「何よっ!

うらきみひで君が、どうしたってのよ!」


笑う長男に、私は質問を変更。

「それとも‥中国人?」

さらに激しく笑う長男。

「何がおかしいのよっ!」


長男の説明によると、スマホのゲームに

「モンスト」ってのがあって

浦公英は、そこに出てくるキャラクターらしいわ。

しかも浦公英、タンポポと読むんだって。


信じらんない。

浦公英をどう読んだら

タンポポになるっていうのよ。

うら・きみひでじゃないのかよっ!




写真は、会社の玄関に咲いている花。

昔、会社が義父アツシのものだった頃

義母ヨシコと夫の姉カンジワ・ルイーゼが

2人で植えた。

あの人達も、あの頃がハナだったわねえ。


当時はこじんまりと咲いていたんだけど

この4年‥

つまりアツシや彼女達の管轄を離れてから

急に勢力を拡大して

じゅうたんみたいに広がった。

春から晩秋まで次々と咲き続けて

終わった花は、タンポポと同じ

丸い綿毛になって飛んでいく。


名前を知らないから、私がつけたわ。

「パート・フラワー」よ。

朝9時にきっちり咲いて

夕方4時にきっちり花びらを閉じるんだもん。

このネーミング、なかなか気に入ってるの。
コメント (13)
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