殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

バレーボール・山田屋の誘惑

2009年03月30日 09時33分45秒 | みりこんぐらし


ママさんバレーをやっていた時期がある。

チーム名…一丁目バレークラブ(仮名)。

一丁目の住人ではないが

若手がいないということでスカウトされた。







初めての練習日。

体育館へ入ってボーゼン。








あ…あれはもしや…

チョウチンブルマー?







練習が始まり、さらにガクゼン。









こ…これはもしや…








あれか~~!!








「あなたのもあるわよ。700円ね!」

そのおかた…一丁目バレークラブのドン

山田夫人(仮名)は、問題の渦巻きサポーターを差し出す。

ちりちりパーマに、なぜか後ろ髪だけをイカのように垂らした

一丁目で一番イケてるヘアスタイルが印象的だ。







山田夫人のお宅は一丁目集落に唯一ある商店。

その名も「よろず山田屋」

一丁目の住人であるメンバーは

山田屋で練習着を揃えるのがならわしであった。


地元の店を大切にする

古き良き日本の心という見方もあるが

スピーカーと言われる山田夫人の機嫌をそこねると

後が怖いという雰囲気モリモリ。

よって、山田屋に残存する昭和の在庫を

処理する身の上となるらしい。







若手が続かないのは、これが原因だったのかっ!

逃亡はできない。

監督は夫の親戚なのだ。


「入部祝い」と称して

監督が現代的?なサポーターをプレゼントしてくれた意味がわかった。


私は死にものぐるいで練習に励んだ。

強くなって、自由を手に入れるのだっ!

スポーツ未経験の私が

早晩、エースアタッカーの地位を確立できたのは

ひとえに山田屋のおかげといえよう。
コメント (18)
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