goo blog サービス終了のお知らせ 

殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

近時事・知床観光船

2022年04月27日 11時16分33秒 | みりこんばばの時事
知床の遊覧船事故、いたましくてならないわ。

26人と船が行方不明ということだったので、最初は拉致かと思ったの。

ほら、今は何かと物騒でしょ。

そしたら事故だったのね。

拉致なら生存の可能性があるけど、事故だと知ってショックだったわ。


この季節に知床くんだりに出かけて船遊びをするって

そもそも恵まれた人たちなんだと思う。

それが一瞬でかき消されてしまうなんて、あまりにも残酷よ。

幸せな人はずっと幸せに、経済効果に貢献しながら長生きしてほしい。


船上プロポーズの予定だったカップルも、いらっしゃったんですってね。

私、そういうのにはあんまり感情が動かないのよ。

犠牲になった皆さんにはそれぞれ、特筆すべき濃い人生があると思ってるから。


それにしても船会社。

コロナで売り上げが落ちて経営難の中

人数がまとまったから出船したいという願望はわからないでもないけど

事故を起こしちゃ、元も子もないじゃないの。

あんまりだわよ。


うちの稼業は船に関わりのある職種だし

次男はもう手放したけど長男は自分の釣り船を持ってるから

天候や風速、波の高さについての会話はけっこう耳にする機会があるんだけど

皆、神経質なぐらい注意してるわ。

人を乗せる観光客船なら、なおさらよ。


だけど、観光客船ならではの難しいところもあると思う。

積荷が人でなく物だったり、漁船、あるいは個人の船であれば船長の権限は最強。

船長が判断して船を出さないと決めたら、会社や人が出せと言っても絶対に出さないけど

お客一人あたまナンボの利益で運営する観光業は、ちょっと違うかも。

観光バスの事故でも感じたけど、会社の方が強くて

船長が、船長という名の運転手に過ぎない場合も多い。


こう言っちゃ申し訳ないのは重々承知だけど、亡くなった船長さん。

転職を繰り返してきたお顔をしてらしたわ。

転職がいけないわけじゃないの。

土地の生まれでない…つまり北の海の怖さを身にしみて知らないってことが困るのよ。

この事故は、経営者と船長による人災だと思う。

恨まれても罵倒されても、利益を逃しても中止する、この勇気は大事。


今どきは、安く雇えるなら誰だっていいというスタンスで

人を雇う会社が増えてるじゃん。

その「誰だっていい」に肩書きを与えて、ハクをつける会社も増えてるわけよ。

肩書きがそのまま、経験を積んでるとか信用できるわけじゃない。

そういう時代になっちゃったのね。

うちらの会社でよ〜くわかったんだけどさ。


だからお客さんの方も、警戒心を持って臨む時代になってると思う。

観光客船はフェリーと違って、軽くて小さい。

沈没を始めたら早いので、救助が間に合わないことがある。

風があったり、近くで白波が立っていたら

沖は何倍もすごい有様だと想像することも必要だし

乗らない選択も大いに有りだと思う。



というのも私、幼児の頃、連絡船でスリルを味わったことがあるのよ。

3才の時、瀬戸内海のとある島へ、“虫切り”に行ったの。

昔はよく泣くうるさい子供、寝つきの悪い子供、落ち着きの無い子供…

つまり親にとって厄介な子供は、体内に悪い虫がいるとされていたのよ。

その悪い虫を追い出すのが、虫切りと呼ばれる気休めの儀式。


そうなの、私は厄介な子供ということになってた。

厄介も何も、年子を生んでおいて上の子に手がかかるからって

虫がいるだのと疑うのは失礼ってもんよ。

一人っ子の母も、一人っ子しか育てたことの無い祖父母も

年子の養育が大変だとは知らなかったのね。

なにげに腹立つわ。


で、厄介な子供である私は、虫切りを執行されることになった。

当時、そのような困った子供にはモグサと線香でお灸をすえるのが一般的だったけど

うちは子供に傷をつけない主義だったので、無傷で済む虫切りと決まったわけ。

虫切りなんて時代錯誤をやってる人は、60年近く前でもすでに少なかったから

母はあちこちの人に聞いて、とある小さな島に虫切り屋があると知ったわ。


初冬のある晴れた日、私たち母子3人は汽車に乗って虫切り屋の島へ渡る港に向かったの。

妹はおとなしいおりこうさんで通ってたから、虫切りの必要性は無かったけど

家に置いておけないから一緒に連れて行った。


小さな連絡船で島へ渡り、あぜ道をてくてく歩いて古い民家に到着。

中年のおばさんが出てきて、ほの暗い部屋に案内されると

そこにはヨボヨボのお婆さんが座ってたわ。

不気味だったけど、怖いとは思わなかった。


母は部屋の入り口で待つように言われ、私と妹はお婆さんの前に並んで座ったわ。

「目をつむって」

お婆さんが言ったわ。

素直で可愛い私は、言われるままに目を閉じたわよ。


「目を開けたらだめよ」

お婆さんは優しい声で、さらに言ったわ。

開けたらだめと言われたら、開けるじゃんか。

それが私よ。

薄目を開けて一部始終を見てた。


お婆さんは私の手を取ると、私の服の袖をまくったわ。

そしてごく小さなホウキみたいな物で、ヒジから指先までをサッと撫でた。

両手をやって、終わり。

この作業を妹にもやった。


「終わりました」

お婆さんは母に声をかけて、部屋に入ってきた母はお金を払っていたわ。

それからお婆さんは、どこに隠していたんだか

小さな虫かごをチラッと私たちに見せた。

当時の子供が虫捕りで使う、どこにでも売ってる普通の虫かごよ。

中には、何か黒い小さな虫がウジャウジャとうごめいていて

私はもっとちゃんと見たかったけど、じっくり見せてはくれなかった。

あれが私たちの体内で悪さをしていた虫…ということらしいわ。


その帰りのことよ。

来た時と同じように連絡船に乗ったんだけど、帰りは中の客席が満員で入れなかった。

だから私ら母子は、外のデッキに立っていたの。

すると、それまで晴れていた空が急に暗くなって

強い風が吹き、横なぐりの雨が降り出したわ。


船は大きく揺れ始め、デッキには海水が流れ込んで

私ら母子の足は浸水してたわよ。

波は容赦なく襲いかかるし、船内へ移動しようにも

動いたら海へ投げ出されるから動けない。

母は妹を抱いてるから、私は手すりにつかまってるしか無かったわ。

船員のおじさんが、「大丈夫だからね」って努めて明るく声をかけてくれたけど

ちっとも大丈夫じゃないってば。

めっさ怖かったわよ。


でさ、ようよう港に着いたらカラッと晴れてやんの。

あれは何だったのかしらん。

帰宅しても、母はこのことについて一切触れなかったわ。

危ない目に遭ったことを話すと、祖父に大目玉を食らうからだと思う。

あの爺さん、戦争中は船乗りだったからさ。

うるさいのよ、こういうことにはさ。


私も言っちゃいけないような気がして、黙ってた。

というより、このうるさいおしゃべり幼児が話したくもなかったのよ。

それほど怖かったのよ。

効き目があったとすれば、虫切りよりこっちだわよ。


とまあ、そんな軽い体験でも怖かったんだから

船が沈んで海に投げ出される恐怖は、筆舌に尽くしがたいはずよ。

犠牲になられた方々はどんなに冷たく、どんなに怖かったでしょう。

せめてご遺体が早く見つかりますように。

心からご冥福をお祈りいたします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事あれこれ

2022年03月19日 14時00分51秒 | みりこんばばの時事
ザ・四つ葉のクローバーズ。

うちの前に生えてんの。

何個あるか、わかります?


摘んでコップに挿したり、押し花に…

しませんよ。

珍しくないんだもの。

四つ葉に成長しやすい株って、あるのよ。


散歩する人たちに見つけてもらうの。

時々、発見した人の歓声が上がってるわ。

フフ…良かったじゃん…って思いながら聞いてる。


とはいえ、私も昔は見つけて喜んでたクチ。

何だか幸せになれるような気がして、期待しちゃうの。

だけど何枚見つけても、幸せなんか来なかったわ。


今にして思えば、あれは幸せが訪れるサインじゃなかったのね。

春の陽射しを浴びながら、幼い我が子とクローバー探しに興じる…

それこそが幸せの瞬間だったのよ。

若い頃にはわからなかったわ。

早く帰って洗濯物入れなきゃ…ごはん作らなきゃ…

なきゃ、なきゃって、義務ばっかりが気になってね。

バカだね。


だけど、あの頃に色々わかってたら…とは思わない。

人にはそれぞれ、気づくのにふさわしい時期があると思う。

それまではジタバタしていいんじゃないかしら。

ジタバタに育てられることって、多いのよね。



あ、そうそう、時事だったわ。

東北で、また大きな地震。

どんなに怖かったでしょう。

お見舞い申し上げます。

災害はもうたくさん。

起きないで欲しいと願うばかりよ。




ロシアとウクライナも、どうなってるんだか。

もちろん戦争は悪いことよ。

何の罪もない一般市民を巻き込んで、犠牲にするのは許せない。

早期の停戦と解決を願ってます。


それとは別に、真実をちゃんと報道してないような気もしてる。

あの頭良さげなプーチン大統領が、北のふっくらさんのお株を奪って

こうもあからさまにやっちゃうだろうか?

爆撃されたという建物、何だか古そうなのが多い感じだし?

そんな疑問を持ってしまう。


それからウクライナの大統領。

元コメディアンと知った、先入観がいけなかったのかもしれない…

何とな〜く芝居じみてる気がしてさ。

若くて見栄えがいいから絵になるけど、沈痛な面持ちで窮状と平和を訴えながら

やってることは寄付集め?あれれ?…

ごめんなさい、どうしてもそう思ってしまうの。

どっちが善で、どっちが悪と割り切れる問題じゃないのかも。

私にはわからないけど、後ろに色々あるんでしょうね。



愛子さまの成年会見、爽やかで輝いていらしたわ。

スキャンダルの多かった昨今を払拭する清涼剤みたいだった。

お小さい時分から、ほんの少し前まではスリリングな面もあったけど

立派にご成長あそばされたわね。

これぞ国民が求めていたものよ。


恐れ多いけど、お姿や話し方が少し前の記事『駅ピアノ』に登場した

歌のうまい友だち、サヨちゃんを彷彿とさせたわ。

サヨちゃんには、学校の先生もうちの家族もメロメロだったものよ。

大人が「若い娘さんはこうあって欲しい」と願う形、そのまんまだからね。

良かった、良かった。



さて、私の住む広島県では

河井元議員夫妻の贈収賄事件による議員辞職が相次いで

辞職ドミノが止まらない状況。

これから補欠選挙が次々に行われる予定だけど、それも税金だからね。

よくもまあ、ここまでやらかしてくれたものよ。

行き詰まったら『平和』と『カープ』に走って

思考停止しちゃう県民性ではあるけど、もう笑うしかないわよ。


問題の発端は、河井元法相の“値踏み”にあると思ってる。

渡した金額に、差があり過ぎるのよ。

上は300万や200万で、下は10万。

票をたくさん持つ人に多く渡すのは心情的に当然なんだろうけど

あとは50、30、20、10とばらつきが激しい。

市長や大物議員には多めで、雑魚や小物には少しと

河井さんの値踏みによって金額がそれぞれ大きく違うわけよ。

相手の実力、つまり立場や票の数を算段して決めた金額を渡してる。


後で、人より少なく見積もられたことがわかったら、バカにされた気分でしょうね。

議員ってプライド高いもの。

時の大臣からお金の入った封筒を渡されて、返しにくい気持ちはわかるけど

値踏みで決められた金額をヘラヘラと受け取ったばっかりに失職。

目も当てられないわ。


人を値踏みする権利が、自分にあると思ってる…

こんな恐ろしい考えの人が大臣を続けられなかったことのみ

今回の事件では良かったことになるのかしら。



事件といえば数日前、我々一家が遭遇したすさまじい料理も

一種の事件かしら。

これは最初、夫の知人が知り合いからもらったの。

で、くれた人が帰った後、知人はそこへ居合わせた夫に押し付け…

いや、くださった物どすえ。


問題のブツは、大きな皿に乗ったホットケーキ。

それだけならいいわよ。

ホットケーキの上に、ブロッコリーと白菜とシーチキン

それからなぜか魚の干物らしき断片で構成された塩味の炒め物が

こんもり乗っかってんの。

そしてホットケーキを囲んで

パイナップル、プチトマト、ゆで卵のスライスがぐるりと飾られてる。


多分、おかず系のクレープのイメージで

ホットケーキを使って作成されたんじゃないかと思うけど

魚の干物とパイナップルって、匂いが合わさると壮絶よ。

味?

激マズに決まっとるじゃないか。

すぐ捨てたわ。

写真撮る気も起きんかった。


知人も同じ人から似たような料理を何度かもらって、辟易してたんでしょうね。

だから皿ごと夫に持ち帰らせたんだと思う。

ひどいと思わない?

ともあれ、こんなシロモノを他人におすそ分けできる自由な精神に

感動したのは事実よ。


あ〜あ、今日も勝手なこと言っちゃって、sorry!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事・衆院選

2021年11月02日 09時58分52秒 | みりこんばばの時事
衆院選、終わったわね。

今回は誰が当選するかよりも、誰が落選するかに興味を持って見ていたわ。

天災、ミサイル、コロナ…たて続けの危機にさらされて

何期もやってるとか、名が知れて有名とか

そんなフィーリングで投票してる場合じゃなくなったのが

やっと浸透し始めた気がするからかも。

国にとって必要な人か否か…これで決める時期に入ったわよ。


それでも大阪の辻元清美さんの落選には、さすがにびっくりしちゃった。

地元の皆さんは、目が覚めなすったのかしら。

大阪といえば別の選挙区では、あの森友学園の籠池理事長の奥さんも

無所属で立候補してたわね。

もちろん落選したけど、有権者も舐められたものね。


私の住む広島県も、そこそこの盛り上がりだったわよ。

河井夫妻の金銭授受問題で大変だった選挙区では

小選挙区に自民党からの候補者を立てずに公明党候補に絞ってたけど

うまい作戦なんだか、あざといんだか。


同じ選挙区では、NHKと裁判してるとか何とか、長ったらしい名前の党から

頭頂部を剃って両脇の髪はロングの落武者みたいな髪型をした

29才の男性が立候補してたわ。

ミュージシャンだとさ。

広島の有権者も舐められとるわ。


耳はもちろん、眉間や鼻もピアスだらけで不気味な外見。

小さい子には怖いと思う。

一応は党の公認候補だから、宣伝用の顔写真を新聞によく載せてたけど

その写真、頭やピアスは同じなんだけど、少し前の写真らしくて

今より痩せてて、笑顔がわりと可愛らしいのよね。

身なりをちゃんとすれば、もう少し印象がいいのにさ。

もちろん落選したけど、あの党の選挙資金はどこから出てるのかしらん。


その隣の選挙区では、何年か前に女性問題で辞任した二世議員が

ほとぼりは冷めたと踏んだのか、無所属で立候補してたけど最下位で落選。

不倫相手とハワイで結婚式の真似事をした写真が出回って、話題になった人よ。

同じ立場だったら絶対同じことやる人が、うちにも一人いるから

なんだか他人とは思えなくて、つい注目しちゃうってもんよ。


引退したお父さんの地盤を引き継いでるから

また必ずどこかの選挙に出ると思ってたけど、同じ衆院選に出たわね。

無所属だから、落選後の比例復活は無し。

無職になっちゃった。

選挙民の目は厳しかったわ。

でもまた、どこかの選挙に出る気がする。

一回やったらやめられないってのは、本当ね。




え?あの茶番会見?

思ったのは、『劇団ふたり』のお子様劇場。

聞いてるこっちが恥ずかしくなって、うつむいちゃったわよ。

あれで民衆をケムに巻けると、マジで思ってたのね。

この子らの頭ん中はその程度で、付き合わされる人々はいい迷惑よ。


外出の様子を拝見したけど、もう差し回しの車じゃなくてハイヤーなのね。

車のナンバープレートが白じゃなくて緑色だったし

後部座席に禁煙のシールが貼ってあったもの。

ハイヤーの料金は誰が払うのか知らないけど

自ら望んだとはいえ、絶対的な保護下から出てしまった現実を見たようで

何だかせつなかったわ。

もう美容師がつかないから、髪はザンバラかひっつめなのにも

ちょっと胸がしめつけられたわ。

こんなのが余計なお世話なんでしょうけど。


で、試験、落ちたって?

だから結果発表前に入籍したんざんしょ。

でもどうにかなるわよ。

レットイットビーなんだから。



あ〜あ、また勝手なこと言っちゃったわ。

ごめんなさいね〜!
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事・3題

2021年09月03日 09時39分15秒 | みりこんばばの時事
誰とは言わないけど、とうとうやっちゃうのね。

ゲス婚。

最初の頃は、あんまり面白いから食いついてたし

周囲との攻防も興味深かったけど、途中から投げたわ。

あ、こりゃもう引き離すのは無理だなって。


だって現実問題、破談にして野に放すわけにはいかんでしょ。

カレシに録音癖、録画癖があることが知れ渡ったんだから。

会話や画像が、大金と引き換えに切り売りされてごらんなさいよ。

国家を揺るがすほどの一大事になるわよ。


大袈裟じゃないわ。

どこの化粧品をご使用とか、ほんの小さなことが株価にまで影響するのよ。

プライベートルームの間取りなんかが拡まったら、セキュリティの面でも危ない。

テロ組織に渡る可能性だって、無いとは言い切れないもの。


ダイレクトに接触した際のやり取りだけでなく

電話の音声、テレビ電話の画像などなど、コレクションは増える一方。

それほどの情報を握られてしまってるんだから、誰も手は出せまいよ。


結婚と破談、どっちにしてもカレシにはもう、食いっぱぐれの心配は無い。

だったら身内にして囲い込む方が、恥とセキュリティの両面において安心じゃないの。

リスクの少ない方を選ぶのが、大人の常識だわね。

今どき最も価値があるのは、財宝じゃなくて情報よ。



そんな溜め息混じりの今日この頃。

オリンピックも高校野球も終わっちゃったし。

そう言えば、オリンピックのリレー。

広島県出身の山縣選手がいるから、私も注目してたんだけど残念だったわね。


オリンピックの少し前、山縣選手が100メートルで9秒台を出して以来

地元の情報番組で、よく取り上げられていたの。

インタビューを聞いても、礼儀正しい青年だというのが伝わってきたわ。


が…親父さんは個性的。

オリンピックを前にして、このかたも度々取材されてたんだけど

「うん、やってくれると思うよ」

「そうだね」

オールため口の何様?仕様。

スポーツ用品の店だか会社だかの経営者様だそうだけど

息子さんとは真逆の印象だった。


で、バトンミスで失格になった本番以降のインタビューには

語尾に「です」「ます」が付いてたわ。

人間、どんな状況でも謙虚じゃないとね。

“攻めのバトン”って新語も普及したし、パリ五輪を楽しみにしています。


オリンピックは終わったけど、今はパラリンピックの真っ最中。

私、車椅子テニスの国枝慎吾さんオシなの。

きっかけは、海外の一流テニスプレーヤー

ロジャー・フェデラーが放ったインタビューでの一言。


「日本にはなぜ、あなたのような

すごいテニスプレーヤーが出ないんでしょう…」

日本人の記者が、このような質問をした。

するとフェデラーは平然と言ったわ。

「何言ってるんだ!日本にはクニエダがいるじゃないか」


一流には、オリパラの垣根が無いんだ…

そして国枝選手は、あのフェデラーにそこまで言わせるほどの人なんだ…

初めて知った私は感動したものよ。

以来、フェデラーと国枝オシ。

いや〜、テニスわかんないから、ただ見るだけなんだけど

国枝選手、頑張ってください。


あ〜あ、今日も勝手なこと言っちゃった。

ごめんなさいね〜!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事・オリンピック

2021年07月24日 16時49分36秒 | みりこんばばの時事
新国立競技場の設計コンペで揉めて、エンブレムの盗作疑惑で揉めて

賄賂で揉めて、コロナで延期になって、あとは辞任、解任、辞退の嵐。

ミソがつきまくりのオリンピック、始まりましたね。


中でも変なのは、開会式のプロデューサー、音楽担当者、絵本作家

トリは元芸人の演出家だっけ?の相次ぐ辞任、解任劇。

そうよ、劇なのよ。

開幕直前になって、こんなに不祥事が続くわけないじゃないの。


開会式って、最初は狂言師の野村萬斎さんがプロデュースの予定だというから

私は楽しみにしていたんだけど、よっぽどのことがあったのかしら。

立ち消えちゃった。


野村氏が引いた後

わざわざ胡散臭い人たち(私にはそう見える)を集めておいて

その人たちの醜聞をLINEやSNSという

お手軽で反響の大きい便利な手法で暴露。

日本は女性差別者、サイコパス、民族差別者が大手を振って活躍する低級国…

そう印象づけるために暗躍する人や組織の存在がバレちゃった。

オリンピックが終わったら、こういう人品卑しき者どもの大掃除を

お願いしたいものね。


ところで、音楽担当サイコパスが辞任した直後

開会式にマツケンサンバ待望説が浮上ですって。

おお!と思ったわ。



松平健さんが派手派手衣装で、派手派手バックダンサー引き連れて

マツケンサンバを歌ったら、さぞや素晴らしいでしょうね。

世界中の人がびっくりすると思う。

それから、じっとしていられずに踊り出すと思うわ。




いや、わかってる、わかってますよ。

サンバはラテン音楽で、日本らしい音楽じゃないからダメとか

タイトルの頭に個人名が付くのはダメとか、制約があるのは。

それでも今、世界中に必要なのは

底抜けの明るさと楽しさじゃないかしら。

そういうことを思いついた若者がたくさんいる…

私にはそれが嬉しかったわ。

浮上したというだけで満足よ。


ブルーインパルスのアクロバット飛行は、楽しみだったわ。

以前、生で見たことがあるけど、今回もゾクゾクしちゃった。

日本の自衛隊はこんなにすごいんだということを

世界に知らしめてちょうだい!

頼むわよ!

って、ブルーインパルスが登場するたびに思うの。

変な奴らの思い通りにはならんぞ!ってね。


雲がかかって見えにくかった?

やかましい。

無事ならええんじゃ。


東京へ引っ越した友達のけいちゃんなんて、わざわざ見に行ったのよ。

時間が知らされなかったもんで、朝から張り込んでたわ。

始まった時は音だけ聞こえて、どこ?どこ?と思ってたら、後ろだった。

ビルがあるから、ほとんど見えないまま終了。

それでもLINEで中継してくれて、5人会の仲間は狂喜乱舞だったわ。

というか、こんな時に行くなよ。



開会式の内容は、ありゃりゃ…と思ったり、素敵!と思ったり

退屈しなかったわ。

わたしゃ個人的に、イメージを抽象的な踊りで表す“表現”という行為が

好きじゃないのよ。

たいてい、ありゃりゃ…なんだもの。

聞いとるか。

血管踊り考えた人と、森山未來。


それから、木遣りっていうの?

あれもまあ、お江戸らしさということだろうけど

たくさん出て踊るんなら、何人かは浴衣ぐらい着せても良かったんじゃない?

真矢みきは必要だったかのぅ?

美人なんだから綺麗だったけど、女棟梁という設定には無理があって

見ていて気恥ずかしかった。

これ多分、彼女へのサービス。


この木遣りの場面で、最初に出てきた木製の土台が何に変化するのか

わたしゃ楽しみに待ってたのに

アクロバットとタップダンスの台になって終了しちまったわ。

もう一捻りして、何か完成させてくれりゃよかったのに。


学園祭のノリのプログラムで

市川海老蔵さんの“暫”に、私ら年寄りは安定と安心をいただけたわ。

これにジャズピアノを合わせるフィーリングは

私ら年寄りには痛々しくて苦しかったけど。


入場行進がアニメ音楽だったのは、喜んだ人が多かったんじゃないかしら。

漫画の吹き出しに国名を表示したプラカードも、きっと喜ばれたと思う。

よく思いついたものよ。

前回の東京オリンピックから今まで、日本は経済、人材、道徳心を始め

たくさんの物を失って、おかしなことになってるけど

そうだ!日本にはアニメがあった!…と実感させられたわ。


約2千台のドローンで作った地球は、素敵だったわ。

日本、すごいぞ!って、嬉しくなっちゃった。

白くて丸いボールが花びらのように分解されて

聖火台になる発想も繊細で好きだわ。

大阪なおみは疑問だけど、制作側としては

強いインパクトが欲しかったんだろうから、しょうがないわね。


あ〜あ、今日も勝手なこと言っちゃって、ごめんなさいね〜!

色々あったけど、始まったからには

アスリートの皆さんを応援するわよ!

フレー!フレー!
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事・湯豆腐、大統領選、年賀状

2020年12月08日 08時25分38秒 | みりこんばばの時事
会社の話にかまけているうちに、友人のけいちゃんは東京へ引っ越した。

11月、我々仲良し同級生5人はお別れ会と称し

観光に食事にと寸暇を惜しむように会った。

あんまりお別れ会が続くので、マミちゃんは家族にたずねられたという。

「一体、何人の人とお別れするの?」

一人だと答えると、あきれられたそうだ。


普段あまり出かけない私も

「また?」、「え?今日も?」と家族に驚かれながら遊び回った。

夫の実家で義母と暮らすようになって9年、こんなに出かけたことは無い。

そんな前代未聞の11月を過ごした私は、少しばかり賢くなった。

お出かけが増えたもんだから

晩の下ごしらえをして出るのがかったるくなり

外出した日の晩は湯豆腐が便利と知ったのだ。

公称は、あくまで湯豆腐。

夕食までのタイムリミットによって具材を増やしたり減らしたりして

湯豆腐と鍋ものの間を行ったり来たりする。


時間の無い時は、豆腐と乾燥ワカメだけ。

鍋のワカメは義母の好物なので、外せない。

乾燥カットワカメをぶち込むだけなので、簡単だ。


タレは麺つゆとネギと削りカツオ。

これに各自が、湯豆腐のダシを好きに入れて食す。

出先で買った土産代わりの惣菜を並べれば

家族は満足すると知った。


少し時間がある時は、白菜、白ネギ、水菜、マロニー、餅…

残り時間と冷蔵庫の中身によって具材を増やしていく。

肉、あるいは魚が入って鍋ものに昇格したり

都合によってバリエーションを変化させられる湯豆腐って最高。


ハッ!

家族の健康診断の結果が良かったのは

もしかして、これ?

風が吹けば桶屋が儲かるじゃないけど

私の外出が家族の健康にいいなんて皮肉なものね。

ま、いいか。



なんて言ってるうちにアメリカ大統領選は

どんどん大変なことになってるわ。

よその国のトップが誰になろうと知ったこっちゃない…

と言いたいところだけど、そうもいかんのよ。

アメリカは世界のリーダーみたいなものだから

軍事、経済その他でアメリカの庇護下にいる日本への影響は

大きいと思うわ。


国によって政情が違うから、いちがいには言えないかもしれないけど

首相とは段違いの大きな権限を持つのが、大統領。

アメリカの大統領は、核爆弾をいつでも発射できるボタンまで持ってんのよ。

何年か前にオバマ大統領が来日した時も、核のボタンは一緒に来日したそうよ。


で、その大統領選、ひとまずバイデンさんが勝ったことになったんだけど

不正選挙が行われたとして、現職のトランプさんが訴訟を起こしてる。

その不正には、中国が深く関わってるという話。


バイデンさんはオバマさんと同じく、よく言えば中国と仲良し

悪く言えば中国の操り人形らしいけど

世界中にコロナウィルスをまき散らした国を優遇されては困るわね。

バイデンさんには小児性愛癖があるとも言われてるけど

本当かしら。

潔白なのにそんな噂が出たら、悲しいわよね。

私が彼なら名誉毀損で訴えるし

世界に向けて記者会見を開いて潔白を叫ぶけどな。


それにしても、アメリカが選挙結果を巡ってゴタゴタし始めたら

マスコミはトランプさん批判とバイデンさん上げ一色だったわね。

で、不正選挙の証拠が次々と明らかになるにつれて

だんだん静かになってきて、今度は様子見のつもりか

マッチの不倫疑惑、アンジャッシュの片方の反省会見で騒いでた。

盛りを過ぎた元アイドルの色恋や

シモの癖が悪いコメディアンの涙なんか、誰も見とうないわい。

もっとマシなネタは無かったのかしら。


それが落ち着いたら、トランプさん下げもバイデンさん上げも消えてたわ。

そしたら「桜を見る会」が蒸し返されて、安倍さんが追求されてる。

ひょっとしたらトランプさんと仲のいい安倍さんには三選の目があって

それを是が非でも阻止したいために

今のうちに安倍さんを潰しておきたいように思える。

今や世界中の嫌われ者になってしまった中国様を守るためには

中国様に都合のいい大統領が必要で

そのためにマスコミがこぞって協力しているように見えるわ。

トランプ大統領、応援しています。



そうそ、かのやんごとなきお宅も、お嬢様の結婚で大変そうじゃないの。

なんだかんだ言いたくないけど

「お気持ち」っていうのを発表さえしたら

願望がまかり通るのが恒例になってしまったわね。


この問題は人々の心を妙に刺激するらしくて面倒だから

季節柄、年賀状についてお話しさせていただくわ。



何年も前のものだけど、知ってる人の間では有名な年賀状よ。


年賀状にこんな絵を描く神経の方はともかく

左下の数字を見たんさい。

50分の1って書いてあるから。


これね、有名な画家や版画家が、自分の作品に打つナンバーなの。

これだと、同じものを50枚制作したうちの

1枚目ってことになるわ。

1枚目って、値打ちがあるのよ。

たかが自分の描いた年賀状にナンバー打ちなんて

普通はおこがましくてできないわよ。


でもやる。

やらずにはいられない。

「私には年賀状を出すお友達や知り合いが50人いるのよ。

その中で最初の1枚をあんたに出してあげるわ」

さりげなく、そう言いたい。


で、「今年は私たち、こういう関係になりましょうね」

と思わせぶりな絵で気を持たせ、財布を繋ぎ止める。

うまいわ。

さすがよ。

絵じゃなくて、やり方よ。





画伯。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事・安倍首相

2020年08月29日 08時48分58秒 | みりこんばばの時事
昨日、安倍首相が辞意を表明。

健康不安が取り沙汰されるようになって

秒読みが始まった感じはしてたわ。

白髪が増えたし、顔色が冴えないし

肩のあたりの痩せ方を見ても心配だった。

安倍首相が弱るにしたがって

マスコミの安倍叩きがひどくなっていったしね。


で、17日に慶応大学病院で検査を受けたという触れ込みだけど

7時間もかかったと知って、検査じゃなく治療だと思った。

それから1週間後の24日にも、3時間の「検査」。

もう確信するしかないじゃない。

それでも現実となるとショックよ〜。


潰瘍性大腸炎って難病指定の病気で、すごくつらいらしいわ。

新聞によると安部首相は

17才の時からこの病気に悩まされていたそうよ。

8月は6日と9日が広島、長崎の平和記念式典

15日は全国戦没者追悼式と、はずせない行事があるので

酷暑の中、這うようにして出席されたじゃないかしら。

それが終わって病院に行ったのかと思うと

お気の毒でならないわ。


安倍首相は、日本の誇る総理大臣だったと思う。

顔が良くて身長があるという部分だけでも誇れるわよ。

外国の首脳と並んでも見劣りしないって、大事よ。

だから、ありがたかったわよ。


批判もあるけど、じゃあ別の人だったら

どれだけのことができたかしら。

言うだけなら何とでも言えるわ。

不祥事で足を引っ張る人が多いし

反日の政治家はゴロゴロいるし

反日のマスコミはこぞって敵に回るし

コロナなんて、とんでもない疫病は流行るし

大変だったでしょうけど

日本のリーダーとして頑張ってくれたと思う。


今後は、いち国会議員として頑張るそうだけど

健康に留意して、末長く活躍していただきたいわ。

日の丸の似合う総理、お疲れ様でした。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事

2020年08月02日 10時13分16秒 | みりこんばばの時事
時事といったって、コロナばっかりで食指が動かん。

強いて挙げればコロナ鬱、コロナ解雇なんかの新語が登場して

最近じゃコロナ不倫なんてのも出てきたことかしらん。



あ〜あ、老けたお雛様みたいに並べられちゃって。

故・橋本龍太郎総理大臣の息子の衆院議員

橋本岳・厚生労働副大臣(46)と

参院議員、自見英子(はなこ)政務官(44)。

自見氏の住む議員宿舎に長時間滞在するなど

「不倫関係」にあることを週刊文春が報道して

政府の偉い人に叱られた話。

関係者のリークね。


自見さんは独身だけど、橋本さんには奥さんと4人の子供がいるんですと。

気持ちはわかるわ。

家に帰ればワイワイガヤガヤ…

気が休まらなくて、外に安らぎを求めたくなることって、あると思う。

だけどそれを実行するかしないかは、本人次第なのよね。


マスコミは政府与党の要人

しかもコロナ担当の厚労副大臣と政務官が

コロナ真っ盛りに浮かれていたことを問題にしたがっているけど

私ら庶民は受け止め方が違う。

お世辞にもイケメンとは言い難いおじさんと

お世辞にも美女とは言い辛いおばさんが

ナンカしようがしまいが、どうでもいいわ。


「どうせなら、見つからないようにやれ!」

皆さん、そう思われるでしょうけど

美から遠い者ほど、人目につきやすい行動を取るのは決定事項よ。

経験が少ないので、気をつけるポイントがわからなくて無防備。

にもかかわらず、若い頃にやってみたかったデートの王道ってのを

このさい実行してしまうから悪目立ちするんだわ。


不倫とくればうちの夫だけど、彼は天然無防備。

なぜって夫には、失うものが何も無いんだもの。

自営業の二代目で、会社のお飾り専務。

元々、仕事らしい仕事をしていたわけじゃないから

彼がいなくても誰も困らない。

だから失ったら困るものって、これといって見当たらないのよ。


え?少なくとも家族を失う?

大丈夫。

妻子を一掃して、愛人と新しい家庭を作るのは

彼の夢だったもの。

失うことができたら、これほど好都合なことは無いじゃん。


だけど、生きたまま失うと慰謝料がいる。

彼と愛人の願いは、私の死よ。

死んでくれたら、これほどの好都合は無いわい。

わたしゃ、その好都合がシャクで

とにかく生きたし、意地で居座ったんだけどね。


そういうことだから、注意を払う必要が無い。

浮気する男の頭の中なんて、そんなもんよ。

このスタンスで生きてきたもんで

最終的には親の会社そのものが無くなっちゃったわ。

ハハハ。


紀元前の大昔、息子の学校の先生とねんごろになった時は

PTAの役員会で一つの椅子に二人で座って

先生を膝に乗っけてたんですって。

これでまず、みんなに知れ渡っちゃったのよ。

人前で乗っける方も乗っける方なら、乗る方も乗る方だわよ。

割れ鍋にとじ蓋ね。

笑っちゃうわ。


うちの夫と違って、地位とか、高い給料とか、票とか、信用とか

失うものがたくさんある人は気をつけないとね。

でも叱られたくらいじゃ、変わらないと思うわよ。

ますます燃えるんじゃない?

厄介なのよ〜、こういうことってね。

くわばら、くわばら。








1939年の映画「風と共に去りぬ」で

ヒロインの義妹メラニー役を演じたオリヴィア・デ・ハヴィランドさんが

7月26日、104才で亡くなったニュースにはビックリしたわ。

「風と共に去りぬ」の出演者が、まだ生きていたことに驚いたのよ。

ヒロインのスカーレットを演じたヴィヴィアン・リーも

相手役のレット・バトラーを演じたクラーク・ゲーブルも

50代でとっくの昔に亡くなってるんだもの。




「風と共に去りぬ」、大好きな映画なのよ。

ほら、私、ゼニのかかった作品が好きじゃん。


作品との出会いは中学1年の時に読んだ本。

マーガレット・ミッチェルの原作が、うちの本棚にあったのよ。

百科事典みたいに分厚くて大きい本が上巻、下巻と2冊。


で、ある日、手に取って読んでみたらハマっちゃった。

食べ物の話がけっこう出てくるからよ。

導入部分で、園遊会に出かけるスカーレットに

黒人メイドのマミーが軽食を食べさせるの。

ハムの浮いたスープ。

お出かけ先でムシャムシャ食べて、大食いと言われないように

家で軽く食事をして行くのが淑女のマナーだったのね。


スカーレットはハムが好きと書いてあって

私もハムが好きだったもんで、そこからすっかりトリコ。

南北戦争と奴隷制度を背景に繰り広げられる

華やかで波乱万丈のストーリーは、ついでみたいなもんよ。


ヒロインのスカーレットは傲慢で、ワガママ。

私、心がけの良くない女の子の話は初めてだったので驚いたわ。

とはいえ、美人で大金持ちの娘という部分を除いて

性格が自分と似ていると思ったのは確か。


この性格でありながら、美人でも裕福でもないとなれば

取るとこ無いのはともかく

よく考えたら大人の小説を読んだのは、これが最初だったのよね。

それまでは、逆境でも明るく優しい女の子がヒロインの

少女小説しか読んだことがなかったんだわ。


で、高校1年の時にテレビで映画が放映されたの。

スカーレットの吹き替えは、女優の栗原小巻さんだったわ。

長いので二週に渡ったけど、かじりついて見ましたとも。


先に本から入って、映画を見た場合

自分が本の中で思い描いていた登場人物と

出演者のイメージが違っててガッカリ…

なんてことがよくあるけど、この作品はドンピシャ。

根性の良くない絶世の美女、スカーレット

ダンディで洗練されたおじ様、レット

スカーレットが恋する優柔不断のやさ男、アシュレー

スカーレットの世話を焼くメイドのマミー…

みんな想像していた通りで、わたしゃ大興奮したものよ。


で、このたび104才の長寿を全うなさったのが

スカーレットが最初に結婚した男の妹で

後にアシュレーの妻になった、メラニー役のオリヴィアさん。

メラニーは美人ではないけど、心美しく常識をわきまえた賢女で

つまりヒロインのスカーレットとは真逆の人物。

メラニーの額はハート型だという描写が原作にあって

実写でもホンマにハート型だったから感動したわ。


映画の中で印象深いシーンは、スカーレットが畑で大根かじるところ。

戦火を逃れるため、アシュレーの子供を出産したばかりのメラニーを連れて

長旅のあげく実家にたどり着いたスカーレットは、荒れ果てた家に呆然とするの。


実家に帰ったら何とかなると思って帰ったんだけど

頼りの母親は死んでて、父親はボケてて

食べる物すら無くて、畑にあった干からびた大根をかじるのよ。

で、吐く。

それから立ち上がって腕を振り上げ、神様に誓う。

「この先一生、家族の誰も飢えさせません!

二度と飢えに泣きません!」


そこからお嬢様だったスカーレットの

時に正しいとは言えない快進撃が始まるんだけど

あの心境は義父の会社を閉じた時、身に覚えがあるのよ。

大根かじったり、飢えに泣いたわけではないけど

どんなことをしてでも、絶対に家族の誰も路頭に迷わせるものかという

堅い決意がいつも胸にあったわ。

この映画を初めて見た15才の頃には

「ひゃ〜、大変そうだなあ」と思っただけで

まさか自分がこの誓いを立てる日がくるなんて、夢にも思わなかったわよ。


家族を路頭に迷わせないとは誓ったけども

その家族の中には私をいじめてきた人もいるわけで

普段はそういう人はどうでもいいんだけど

非常時に、そんな選別できゃしないのよ。

スカーレットも、大好きなアシュレーの妻になったメラニーを

ずっと憎たらしいと思ってたけど、飢えさせないと誓った家族の中に

ちゃんとメラニーも入ってる。

そこが泣けるわ。


ともあれ緊張感のあるストーリーの中

穏やかなメラニーが出てくるとホッとしたものよ。

ご冥福をお祈りいたします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスク長者

2020年06月12日 08時30分44秒 | みりこんばばの時事
日本中を脅かしたマスク不足は解消された模様で

私の住む田舎町のドラッグストアにも、マスクが普通に並ぶようになった。

少し前までは、町の人々がマスクを求めて行列していたものだ。

その光景をこの目で見た時は、何だか物悲しい気持ちになった。

そして思った。

マスクの生産を中国に頼りきっているから、こんなことになるのだ…。


故意であろうとなかろうと、ウィルスを世界中にばらまくという

重大な事故を引き起こし、それを隠そうとしただけでなく

バレたら平然と責任転嫁。

そればかりではない。

マスクの需要が高まると、出荷を止めて値上げをもくろむ。

商業的には得策でも、人道的には最低の商法。

盗人猛々しいとは、このことだ。

そんな国と仕事をする日本企業の気が知れん。


国内では一世帯あたり2枚ずつ、布製のマスクを配布するという政府の策が

アベノマスクと揶揄されている。

小池東京都知事は、お友達が作ってくれるという

おしゃれな布製マスクを取っ替え引っ換え付けて

マスクをファッションにまで格上げしたが

安倍首相は、明らかに小さい布製マスクを付け続けている。

一国の首相なんだから、紙製でも布製でも

好きなだけ手に入れられるはずだが、意地で付けているように見える。

マスクを出荷しない中国への無言の抗議だと思うのは

考え過ぎだろうか。


そのアベノマスクが先日、同級生の友人マミちゃんの家に届いたそうだ。

彼女は隣の市に住んでいるので、うちの市にまだだな…

と思っていたら、その数日後、会社に届いた。

会社には誰も住んでない。

だから宛名は人名でなく会社名。

何で?

もったいないじゃないか。

こういうことをするから、詰めが甘いと言われるのだ。


ちょうど来ていた本社の河野常務が、話のタネにと欲しがった。

本社からは4月の終わりに、会社の関係者一世帯あたり100枚ずつ

マスクの支給があったため、夫は迷うことなく常務にアベノマスクをあげた。

なにげにくやしい。


本社から支給されたマスクは、水色だ。

正確には白い紙と青い紙が重ねられて水色になっている。

取引先からも50枚入りのマスクを何箱か粗品としてもらったが、それも水色。

町にも4月あたりから、水色のマスクが増えた。

会社関係で支給されるマスクは、水色が多いのかもしれない。

どの箱も中国語が書いてある。

うちにはマスク不足になる前に買っていたものが、まだたくさんあるので

水色マスクには手をつけていない。


先月、同級生のモンちゃんが積み立ての集金に来た。

何度も洗ってスケスケになり、別物の素材と化した元紙製のマスクをしている。

もはや彼女のマスクは、ウィルス感染を防ぐ目的にあらず。

農協の窓口で、「一般常識をわきまえてます」と示す

アピールアイテムになっている。

彼女が勤める農協も、ご主人の勤め先もマスクの支給が無いそうなので

水色マスクをひと箱あげたら、とても喜んだ。


夫の姉カンジワ・ルイーゼも、仕事で使うマスクは自前だというので

水色マスクをあげた。

こっちは無言で受け取り、何日も義母の部屋に置かれたまま。

彼女は水色でなく、白いマスクが欲しかったのだと推測する。

私は意地が悪いので、白は絶対にやらない。

「いらないんなら返してもらって、必要な人にあげる」

と言ったら、義母がどこかへ隠した。

その後、どうなったかは知らない。


ともあれマスク不足の期間中、マスクに不自由しなかったのは幸運であった。

そしてその幸運は、我々の職業に起因する。

接客業や、同じ部屋で複数の人間が立ち働く種類のものではなく

マスクを付けないことが非難の対象になる仕事でもないため

マスクの消費が比較的緩やかなのだ。

客商売や製造業だったら、こうはいかないと思う。


他にも、洗った紙製マスクがケバ立ち

モワモワの綿がフワフワしている人、数人に水色マスクを何箱かあげて

「ライターでサッとあぶったら、モワモワが無くなる」

と教えた。

この秘策、やっている人がいるかもしれないが、うちでは長男が発見した。

ただし、あぶり過ぎると焼け跡が肌にチクチクして、使い物にならなくなる。


欲しい欲しいと願う人には手に入らず

「もういいよ」と言う人の所へは押し寄せる…

この現象、お金に似ているのはともかく

私のところにも、マスクが押し寄せている。

布製マスクが欲しいと思っていたら、親戚のお姉さんが作ってくれたのを皮切りに

しばらく前から同級生のユリちゃんがマスク作りにハマり、せっせと送ってくれる。


ハマらざるを得ないのだ。

彼女の尊敬する老画家が、マスクに絵を描くようになったからである。

正確には画家が、白いサラシに特殊な染料で絵を描き

それをユリちゃんがマスクに仕立てる。

この人、料理は苦手だけど裁縫は得意なのだ。


仕立て上がったマスクの端に、ポイントとして控えめに描かれたその絵は

「鳥獣戯画」の雰囲気で非常に面白い。

全体をお目にかけたいのは山々だけど、プライバシーの問題から

ちょっとだけヨ。



他にも、真ん中に動物の鼻とヒゲと口が描かれていて

マスクをしたら色々な動物になれるタイプもある。


さすがに動物変身ものは外につけて出られないけど

(私が若くて可愛かったら絶対つける)

ワンポイントのタイプは外でもつけられる。

白地の部分が多いため、あまり目立たないので恥ずかしくない。

すれ違う見知らぬ人がニヤッと笑ったり、小さい子供が指さして喜ぶことがある。

嬉しい。


ユリちゃんは新作ができると送ってくれるので

私のマスクコレクションは充実している。

親戚のお姉さん作の淡い花柄やレース、そしてユリちゃんの動物柄…

たくさんあって、いつも迷う。

口がもう2〜3個、欲しいくらい。

とはいえ、こうして口を覆ったところで、口数は減らないのが残念なところ。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時事つらつら

2020年03月27日 09時33分25秒 | みりこんばばの時事
すっかり春めいてまいりました。

パンデミック(世界的大流行)に始まり

オーバーシュート(爆発的患者急増)

クラスター(感染者集団)、ロックダウン(都市封鎖)…

このたびの武漢コロナ禍で、新しいカタカナが続々。

それらを口にする小池東京都知事のしたり顔に

都知事の役を演じている女優のような錯覚をおぼえたり

昨日、総理との会見後には

多少真剣味が増したような気がしたりの今日この頃です。

外国人の入国に甘くなり

生産や売り上げが中韓頼みの企業や店舗が増えた昨今

何だか天から叱られているような気分になるのは

私だけでしょうか?


武漢コロナ禍のため、無観客で行われた大相撲。

どうなることやら、と思っていましたが

これがどうして、とても見ごたえがありました。

まわしを叩く音、ぶつかる音、転がる音…

これまで拍手と歓声で聞こえなかった様々な音が

ダイレクトに聞こえて迫力満点。

観客がいてもいなくても成立する相撲は

神事なんだと改めて思った次第です。


観客のいない分、土俵とその周辺をテレビカメラが

舐めるように映すので

行司やお世話をする人たちの所作もよく見えました。

アナウンサーがしっかり説明してくれるので

少しばかり詳しくなったような気がしたものです。



さて、武漢コロナ禍で命拾いをしたのは

俳優の東出昌大さんでしょうか。

女優の杏さんの旦那様です。

共演した若い女優との浮気がバレて青菜に塩だったのは

子育て真っ最中の杏さんの怒りはもとより

杏さんの父、大物俳優の渡辺謙さんを

気にしてのことだったと思います。

同業者同士の結婚は、よくあることですが

義父まで同業者となると、良い時は良くても

一旦悪くなると厄介です。


なぜなら東出さんはダイコン。

若いうちは、その長身と甘いマスクで何とかなるでしょうが

芸を磨いて身を立てる種類の俳優ではありません。

杏さんと共演した朝ドラ「ごちそうさん」で

彼が演じた学生役のニックネームは「通天閣」。

何を演じても、背が高いだけの通天閣のまんま

“あの”渡辺謙の娘婿という身の上をよすがに

芸能生活を送る予定でした。


これが女癖の悪い共演者キラーとなれば

義父の渡辺謙さんもさぞや頭にくるでしょう。

なぜなら共演者キラーは、渡辺さんだったはずです。

今をときめく様々な女優と共演しては

浮き名を流しておられましたから。


そうそう、女優の南果歩さんと共演したサスペンスドラマを

たまたま見たことがありますが、メロメロ感がありありでした。

渡辺さんは刑事だか、元刑事だかの役で

南さんは容疑者だか、容疑者の女だかの役だったと思います。

あらすじは忘れました。


肝心なことはすぐ忘れるのに

つまらないことには記憶力のいい私が

配役やあらすじを覚えていないのは珍しいことですが

無理もないのです。

謙さんは、それほど果歩さんにベタベタで

そっちに注目してしまい、あとのことは抜け落ちたからです。


渡辺さんは終始、小柄な南さんを

大切な壊れ物のように扱っていました。

車の乗り降りや二人のシーンでは

赤ちゃんに接するように常に手を添えて

愛おしい眼差しで見つめ

まるで二人のためのドラマのようでした。

いいんです。

大物ですから、何でも有りなんです。


その後、二人は再婚しました。

やがて離婚しましたが。


とまあ、このように

情の深い渡辺さんの娘と結婚した東出さんが

まだ駆け出しに毛が生えた程度の分際で

大物である義父と同じことをやらかし

渡辺さんの大切な娘と孫を泣かせたのです。

父、祖父としての複雑な怒りは、察するに余ります。


渡辺さんは大物として、この件に関わらないか

または寛大なところを見せるでしょうが

東出さんは足がすくむ思いでしょう。

ともあれ、生命に関わる武漢コロナ禍の前には

たかだかダイコン役者の浮気なんて

どうでもいいことになりました。


皆様、どうか気をつけてお過ごしください。

不安な日々ですが、何とか明るく乗り切りましょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近時事・コロナウィルス

2020年02月27日 09時14分01秒 | みりこんばばの時事
旅行だ、試食会だと浮かれている間に

世間は新型コロナウィルス一色。

私の世代にとってコロナといったら

ストーブのメーカーか、トヨタの車。

ラリルレロ…ラ行のつく名詞は流行るというけど

流行り過ぎね。


さて、話は飛ぶようだけど

義母ヨシコの腹違いの妹、マツエさんは

隣の市に住んでるの。

年は70才で、ヨシコより15才下。

農家の嫁なんだけど、すごく若くて、細くて、美人。

彼女は先月の末に、ご主人を癌で亡くしたの。

死後のあれこれが一段落した先週、うちへ遊びに来たのよ。


マツエさんは、ご主人が入退院を繰り返すようになった5年ほど前から

車で30分ほどの町で暮らす長男の嫁

チカにイビられるようになったの。

舅が弱って怖いものが無くなったことや

マツエさんの次男が先祖伝来の農地をもらって

そこに家を新築したことが主な原因らしいけど

当時アラフォーに入ったチカは

更年期が始まったのかもしれないわね。


「死ぬ前に、早く財産を分けろ」

「弟夫婦と外食した情報が入っている。

奢った金額と同じ額をこっちに届けろ」

「弟夫婦に物をやったら、同じ物をこっちへ持って来い」

「弟一家と遊びに行く時は、必ずこっちに連絡して許可をもらえ」

「その時は、使った金と同額をこっちに払え」

昼でも夜中でも電話をかけてきて

いきなり怒鳴るんですって。


亡き舅にさんざんイビられたあげく

今でも嫁姑、嫁小姑に辟易してる私は

当初、それを小気味よく感じたものよ。

通常、人として口には出せないことを

相手に直接言ってしまうんだもの。

嫁の星だとまで思ったわ。

だけど、ヨシコにとっては恐怖のチカ語録ね。

対岸の火事は面白いわ。


親を脅迫する女房を横目に

亭主の長男はどうしてるのかって?

何も言えるわけ、ないじゃないの。

今までに何度か、軽い浮気をしてバレてんのよ。

長男の残りの人生は、飼い殺しよ。

止めたら矛先が自分に向くから

見て見ぬふりをするしかないわね。


やがてチカのゴネ得で、マツエさん夫婦が頭金を出し

長男夫婦はマンションを購入。

これで静かになるかと思う間もなく、マツエさんのご主人が死亡。

通夜葬儀では、チカのやつ

しおらしくて気配りのある嫁を演じまくっていたわ。

こういうお嫁さん、よくいるのよね。


ヨシコもルイーゼもマツエさんを心配してるから

火葬場でチカと長男に言ってたわよ。

「お母さんを頼むね」

「お母さんをお願いね」

ハイ…とニッコリ微笑むチカ。

「私らがしっかり言っておいたから

これでもう大丈夫!」

ヨシコもルイーゼも満足げにうなづき合ってたけど

わたしゃ内心、せせら笑ったわ。


で、葬式が終わった途端

「保険金はまだか」

「農地はいらん、その分の現金をよこせ」

「あんたが死んだら、今住んでる家を壊して更地にするから

解体費用も先によこせ」

マツエさんは、さっそくチカにイビられているそう。

うちへ来て、こぼすわけよ。

ちょうど、ヨシコとルイーゼは出かけて留守。

台所で、マツエさんとゆっくり話したわ。


だけど彼女の心配は、そんなことよりマスクと除菌スプレー。

孫娘の修学旅行が近づいてて

マスクと除菌スプレーが必携なんですって。


「どこを探しても無いのよ」

涙目で訴えるマツエさん。

「うちにあるよ」

と言ったら、驚いてたわ。


ある所にゃ、あるのよ。

今月の9日、城崎に行ったら

あちこちの土産物屋に1枚100円で売られていたし

生協の宅配のカタログに

マスク、普通に載ってるもん。

前の週に注文したら、ちゃんと届いたもん。


マツエさんにそれを箱ごと渡して

次週の注文票で追加注文もしてあげたわ。

大量じゃ申し訳ないから、常識の範囲内で3箱ね。

来週届く予定だけど、注文通りに来るどうかは

まだわからない。


除菌スプレーの方は、城崎旅行の時

介護関係の仕事をしているマミちゃんの娘さんが

用心のためと言って、小さいのを1人に1本

プレゼントしてくれたの。

それをあげたわ。


それからずっと昔、SARSが流行った頃

取引先から除菌スプレーをたくさんもらったのよね。

それもあげた。

古いから、使えるかどうかわからないけど。

ブツブツが出ても、知〜らんっと。


念願のマスクと除菌スプレーを入手して

マツエさん、すごく喜んでいたわ。

私には孫がいないので

悪魔みたいな嫁が生んだ子のために

そんなに必死にならなくてもいいと思うんだけど

孫の可愛さは格別というから

それとこれとは別なんでしょうね。

心配しなくても、修学旅行は中止になるんじゃない?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夫婦模様

2020年01月24日 10時59分25秒 | みりこんばばの時事
どこの誰とは言わないけど、政治家の夫婦。


大変そうね。



旦那さんが大臣になった時は、「ええ〜っ?」と思っちゃった。


なぜって、多分おおごとになるからよ。


人選のセンスの無さでは定評のある現政権だけど


ここまで人材不足なのか‥


つくづくそう思ったわ。



旦那さんがヤバいというのは、よく聞いていたの。


その分野では、かなりの有名人。


何年か前に、「このハゲ〜!」で騒ぎになった


女性の政治家がいたでしょ。


あのタイプだってさ。



頭がいいのと性格は別なのね。


暴言、あるいは暴力を暴露されて任命責任を問われ


政権を揺るがすことになるんじゃ‥


と心配していたのよ。


国会が糾弾のために停滞するのは


良くないと思うのよ。



言動の暴露じゃなくて、先に選挙違反で問題になるとは


意外だったわ。


身から出たサビなのは同じだけどね。



私はあの夫婦を直接知らないから


えらそうなことは言えないんだけど


どちらも県議会を踏み台に国政へと進んだ人。


奥さんの方は県会議員から県知事選に出て落選して


また県議に戻ったんだけど


寛大!な私も、その時はさすがに


「ナメとんか?」と、ちょっと思ったわ。


顔がカワイイって、得だわね。



で、また県議を辞めて、今回、参議院に当選。


顔もスタイルも見映えが良くて、学歴も申し分なくて


政治経験が豊富、かつ配偶者も衆議院の政治家となれば


知名度だけで政治家になった芸能人やスポーツ選手と違って


即戦力よ。


先では露出の高い良さげな地位を与えられて


広告塔のような役割をする予定が


立候補前から決まってたんじゃないかしら。



そりゃ何としても当選させないといけないわね。


旦那さんも張り切ったはずよ。


先頭に立って選挙を取り仕切り


存在感をアピールしなければ。



が、ここでネックになるのが彼の今までの行い。


横暴な旦那さんが選対長じゃ、ウグイスが怖がって集まらん。


彼は過去にも選挙運動中に


ウグイスが全員、怒って選挙カーから降りたという


『ある意味武勇伝』が語り継がれているわ。



ドライバーは残ったようで


その後は彼自らマイクを握り、一人で街宣したんですって。


これも『ある意味武勇伝』よね。


声の方はすぐに枯れたらしいけど


カワイイと思っちゃった。



きつい12時間労働よ。


誰だって、恐怖に怯えながら働きたくないじゃないの。


ウグイスに倍のギャラを払って問題になったというより


倍のギャラを提示しなければ、ウグイスが集まらなかったのよ。


私なら、3倍のギャラでも行かないけどね。


あ、お呼びでない?


こりゃまた失礼。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和絵巻

2019年10月23日 13時34分37秒 | みりこんばばの時事
昨日は言わずと知れた「即位礼正殿の儀」。


「そくいれいせいでんのぎ」と続けて読むんじゃなくて


「そくいれい・せいでんのぎ」ですって。



私が皇室を大好きなのは


こういう絵巻物みたいな世界があるから。


美しくて、誇らしくて


「日本に生まれて良かった!」


つくづくそう思えるのよね。


サボッてるとか、変なオトコに引っかかったとか


そんなこと知りたくないのよ、本当は。




昨日は朝から、手が空くたびにテレビを見ていたんだけど


中継は完全に雅子様仕様だったわね。



最初にアッと思ったのは、午前9時から始まる賢所大前の儀。


儀式を見守る宮様がたが映し出されていたけど


秋篠宮佳子様は柱の影になったまま。




何とか佳子様が見えないかしらと思って待ってみたけど


NHKは徹底的に佳子様を映さない構え。



お人好し!の私は、一応自分をいましめたものよ。


「偶然よね‥柱が太いから、どうにもならないのかも。


娘盛りの美しい佳子様を先に見せたら


そのうち出てくる雅子様が見劣りするから‥


なんて思惑からじゃないわよね」



やがて天皇陛下に続いて雅子様、白い御装束で登場。


この中継で確信したわよ。




雅子様が賢所へ向かわれるまでは普通に映してあったけど


賢所に到着された途端、画面は30年前に行われた


上皇様の即位礼正殿の儀のVTRばっかり。


当時の海部総理がお祝いの言葉を述べてる画面の右下に小さく


これから賢所へお入りになる雅子様の姿が


オマケのように中継されてんの。



誰に聞いたって、国民が見たいのは30年前の録画じゃないわ。


今、まさに儀式へと臨まれる雅子様のライブよ。


それなのに、あえて大写しにしない。


はっきりした意図以外に無いわよ。



で、その意図はじきにわかったわ。


儀式を終えられて賢所から出てこられた雅子様は


相変わらず右下の小さい画面でしか拝見できなかったけど


身体の向きを変える所作が、うまくいかなかった。


立往生して、御装束のスソのお世話をする女官を


何度も振り返る様子はハラハラしたわ。


同時に、ご成婚の時を彷彿とさせたのも確か。


あの時も同じ賢所で、十二単のスソを気にして


何度もお付きの女官を振り返っていらしたっけ。



こういうことを気にして、小さく映すことになったのね‥


と納得。


雅子様の中継を全く流さないわけにはいかないもんね。




午後1時からは、各国の要人をご招待して


いよいよ即位礼正殿の儀。





テレビに映るのは天皇陛下ばかりで


雅子様はたま〜にチラッと一瞬だけのサービスショット。



天皇陛下の儀式だからいいんだけど


雅子様を映さなすぎにもほどがあるわ。


儀式が苦手とは聞いていたし


お立ちになっている時間が長いとユラユラお揺れになるのも


テレビで実際に見て知ってるわ。


だけど、ありのままでいいと思うのよ。



夜に行われた饗宴の儀は


雅子様のシーンが多くなっていてホッとしたわ。


儀式に比べたら、わりと得意な分野なんでしょうね。



各国の王妃様のドレスも素敵だったけど


雅子様も貫禄では負けてないわ。



ご成婚パレードの当時を彷彿とさせる


襟ぐりにフリルてんこ盛りのドレスがよくお似合いだった。


こういうゴージャスなデザインと生地は


ふくよかな方が迫力があって美しいと思うの。


広い右肩もデザインでうまく隠してあって、感心しちゃった。



たくさんの人々の尽力で作り上げられた、令和の日本絵巻。


絵草紙にならなくて、本当に良かった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風とダム・2

2019年10月18日 16時36分38秒 | みりこんばばの時事
前回の記事で、昨年の西日本豪雨から


ダムのことを考えるようになったと話しました。


それまでの私は、田中康夫元長野県知事の脱ダム宣言の騒ぎや


民主党(当時)の八ッ場ダム建設中止の騒ぎを


ゴシップとしてとらえるにとどまっていました。



「ダム建設をやめて、もしも洪水が起きたら


この人たちはどうやって責任を取るつもりだろう?」


もちろん、そんなことを考えたりもしましたが


私にとって洪水は、どこか遠くで起きるものであり


賢い誰かがどうにかするのだろうとタカをくくっていました。


まさか、日本人の生命や財産がどうなってもいい人たちが‥


責任なんか、はなから取るつもりの無い人たちが‥


何食わぬ顔です政治家になっているとは、まだ思っていなかったからです。



そして昨年の豪雨がやってきました。


見知った町の悲惨な光景をテレビで目にするたびに


土石流や氾濫の恐ろしさを痛感しました。


報道では、どこそこで死者何名という簡単な表現ですが


亡くなった人やその家族の事情はそれぞれ違います。


年老いたお母さんが外の様子を見に出た途端


裏山にあった神社が家に落ちてきて、ご主人と家族が亡くなったり


子供夫婦が川に流され、やはり年老いたお母さんが一人残されたり


そういうことを聞くたびに、明日は我が身と思って


胸を塞がれたものです。



そんな中、ダムの緊急放流が被災の原因ではないかと


問題になった町がありました。


緊急放流のタイミングや水量が適切であったか否かが


被災した住民の間で問われ始めたのです。



私のような一介のオバさんは、緊急放流と聞いたら


水洗トイレみたいに


ザバッと一気に流してしまう印象を持ってしまいますが


実際の緊急放流とは、ダムの貯水量を超えた分だけの水を


下流へ流すことです。


これを行わなければダムは決壊し


下流はさらなる大惨事に見舞われることになるのですが


被災した人々にとっては「ああ、そうですか」


で済まされない気持ちもわかります。



問題のダムは古く、貯水量もさほど大きいものではありません。


昔はこの程度で十分だったのが


それでは間に合わない量の雨が降るようになったのでした。


これはとても怖いことです。



だからといって、おいそれと作り変えるわけにはいきません。


莫大なお金と長い年月がかかります。


新設ならまだしも、すでに存在するダムを改築するとなると


もっと大変です。


今の重機や車両の幅と重量に耐えられるように


まずダムへ続く道路から作り変えなければならないでしょう。



万が一、予算が出てダムを改築することになり


たまたまこの仕事がうちの会社へ回ってきたとしたら‥


遠いのであり得ないと思いつつも


仕事柄、一応は考えてみるわけです。



難工事は間違い無し‥


予算も少ないはず‥


少ない予算の難工事に参加するのはリスクが高い‥


しかもまた氾濫したら「あそこの会社がやった」


なんて言われるかもしれない‥


辞退するに限る‥


その町が二度と洪水に襲われませんように、と祈りつつも


仕事の頭では、ドライにそう考えてしまいます。


私はダムを建造物という


物理的な面から見るようになったのでした。



ゴシップのネタから現実的な建造物へ‥


私のダムに対する印象は変化したわけですが


ダムに関してはもう一つ、別の印象があります。


「教訓」としてのダムです。



ここからは私ごとになりますが


何十年も前、近くの町にダムを造る計画が持ち上がりました。


私が結婚して長男を生んだ約40年前には


周辺住民の立ち退きが少しずつ始まっていました。


それから25年後、業者の入札が行われ


いよいよ着工が見えてきました。



当時、義父の会社はすでに火の車で自転車操業中。


このダム工事に参加できなければ、明日にも倒産です。


なぜならダム建設は、大きな公共工事。


公共工事に参加すると、銀行からお金を借りやすくなるからです。


逆から言えば銀行は、大きな公共工事に参加する会社を


当面は潰さないという習性があるのでした。


義父は何としても工事に参加して、銀行から運転資金の融資を受け


とりあえず一息つきたい一心でした。




やがて入札が行われ、たまたま懇意な建設会社が工事を獲得しました。


仕事は当然のように義父の会社にも振られることになり


彼はとても喜んでいました。



一緒に仕事をするからには、その建設会社と義父の会社とで


単価の契約を結ばなければなりません。


この契約で、義父はひどく安い単価を要求され


利益がほとんど出ない金額を了承してしまいました。


どうしても工事に参加したいと焦る義父は、足元を見られたのです。



ダム工事は始まりました。


巷で立ち退きよ、代替え地よと言っていた頃には


赤ん坊だったうちの子供たちが


大人になって工事に参加するのは感慨深いものがありました。



しかしそれも一瞬です。


困ったことが起こりました。


中東でナンカあったらしくて


ダンプや重機の燃料になる軽油の値段が急騰したのでした。



利益がほとんど出ない仕事で、燃料が値上がりしたら完全に赤字です。


ダムは山の上にあるものですから、上りも下りも燃料を食います。


やればやるほど赤字は膨らんでいきました。



悪いことは重なるもので、ほどなく重機が一台故障しました。


重機が無ければ仕事ができませんから


急いで何とかする必要がありました。



「新調すれば2千万円、修理だと7百万円。


ただし修理しても直る保証はありません」


重機のディーラーは言いました。


建設業界では暗黙の掟の一つに


「修理で直らなくても、修理代は払わなければならない」


というものがあります。


乗用車と違って金額が大きいため


例えば小さな修理工場だと、一回の不払いで簡単に倒産するからです。



昔はトンカンと叩けば何とかなったかもしれませんが


今どきの重機はコンピュータ制御なので


ひとたび不具合を起こしたら、ずっと祟り続けます。


そのため夫は新調を強く主張しましたが、義父は修理を選択しました。


義父が夫の意見を聞かないのは当たり前です。


浮気三昧の合間に仕事をするような


不肖の息子に従う気にはなれないからでした。



結果、修理に出した重機は直りませんでした。


義父は7百万円をドブに捨て、新車を買うしかなくなりました。


この出費がトドメとなって義父の会社は目に見えて弱り


数年後、工事が完了した時には借金が数億になっていました。


早い話が、地獄ですな。



私はこの経緯を淡々と眺めていました。


自分と我が子までが火の粉をかぶるかもしれない恐怖より


私をいじめ続けた義父や、浮気で私を苦しめ続けた夫が


頭を抱えて絶望する姿を見る楽しみが勝ちました。



そして知りました。


落ち目になった者の判断は、ろくな結果にならないこと‥


ひとたび不運に魅入られた経営者には


不運が付いて回ること‥。



ダムは商売上のさまざなことを私に教えてくれました。


しかし最も大きな教訓は


日頃の行いが全てを決めるということでしょうか。



ダムに対する思いを聞いていただいて、ありがとうございました。


《完》
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台風とダム

2019年10月15日 09時22分00秒 | みりこんばばの時事
台風19号‥大きな台風でした。


皆様がお住いの地域は大丈夫だったでしょうか?


お見舞い申し上げます。



テレビで水に浸かってしまった家々を見ていると


昨年の西日本豪雨が思い出され


「どんなに怖かっただろう」と、涙が浮かびます。


命が助かったとしても、その後の後片付けが大変です。


流れ込んだ土砂は信じられないほど重い上に


悪臭を放ちます。


そして乾いたらすぐに凝固して、石のように硬くなります。


打ちひしがれた心で、様々な事後処理をしなければならない‥


被災された方々の気持ちを考えると胸が痛みます。



この痛みは、明日は我が身をひしひしと感じる


いち国民としてのものでもあり


また、建設業界人としてのものでもあります。


建設業界には、主な舞台の一つとしてダムがあり


ダムと水害には密接な関係があるからです。



昨年の豪雨を体験して以来


ダムについて考えることが多くなりました。


今日はそれをお話しさせていただきたいと思います。




さて、ダム建設には莫大なお金がかかります。


一つ作ろうと思えば何百億円もの税金が必要です。


その予算には、工事費用の他に地域住民の立ち退き料や


代替え地での新築費用も含まれます。


誰だって、住み慣れた土地を離れるのは嫌です。


代替え地でダム御殿と呼ばれる豪勢な家を与えられたって


その気持ちは癒えるものではありません。



けれどもダムは、治水のために必要です。


雨水や川水をコントロールして、河川の氾濫を防ぐのがダムです。


大雨が降った時は、ひとまずダムに貯めることで堤防の決壊を遅らせ


人命の安全を図るための時間を稼ぐ役割をはたします。



古くから、雨の多い国々の首長は


人的、経済的に大変な犠牲を払いながら


治水事業に心血を注いできました。


治水を怠ると、国がどんなに栄えていても


台風や豪雨ひとつで尊い人命が失われ


積み上げてきた繁栄は、あっという間に破壊されてしまうからです。


水をコントロールする治水は、国民と国土を守る重要な事業なのです。


お金のかかるダム建設が、最善の治水とは言えないかもしれませんが


今のところ、日本にはダムが必要だと思っています。



な〜んてえらそうに言ってますけど


これはダムの重要性を理解してもらって


自分の会社の仕事を増やそうと思っているからではありません。


我々の町にはすでにダムがあるので


この先、私が生きている間に新設はあり得ないからです。




私がダムについて、かすかに考え始めたのは


20年近く前だったか、小説家の田中康夫氏が


『脱ダム宣言』を訴えて長野県知事に当選した時です。


あの時はなかなかの騒ぎでした。



確かにダム建設をやめれば、たくさんのお金が浮きます。


そのお金を福祉や教育に回して豊かに暮らしましょう‥


有名人がそう呼びかければ、浮動票は獲得できます。


いつ役に立つのかわからず


政治家や土建屋のおじさんだけが得をしそうな印象のダムより


さしあたって多くの人が恩恵を受けそうな福祉や教育の方が


良さげな気がするからです。


田中氏の脱ダム宣言は、選挙の戦法としては斬新で有効でした。



しかしそのために、長野県のダム建設は遅れることになりました。


ダムの建設には10年単位の長い年月がかかります。


着工が遅れると、当たり前ですが完成も遅れます。


そのことと、今回の千曲川の氾濫との因果関係はわかりませんが


ダムのことよりも、このようなインパクトのある甘い言葉で


民衆を扇動する手法があると知った出来事でした。



それから10年ほど前には、政権を獲った民主党が


群馬県で計画中だった八ッ場(やんば)ダムの建設を


中止すると言い出しました。


すでに立ち退きを済ませた住民たちが怒る中


代表で視察に訪れた前原議員は能面みたいに無表情だったのが


印象に残っています。




その後、八ッ場ダムの建設は再開されることになりましたが


先ほど言いましたように、ダム建設には長い年月がかかります。


その長い年月を経て、完成は来年、今は試験運転中という時に


今回の台風が発生しました。


ギリで間に合い、利根川は氾濫から免れたそうです。



近頃ではなぜかダムに人気が出て


ダムカードという物が配られるようになりました。




ダムの写真と共に、規模や特徴などを記した小さなカードが


全国各地の主なダムに用意されていて


それぞれの事務所に行けば、誰でも無料でもらえます。


いろんなダムを訪れてカードを集めるのが


静かなブームになっているそうです。


水害が増えた昨今、ダムへの興味も高まってきたのでしょうか。


だとしたら国土強靱化を念頭に


末席ながらダム建設に関わる者として、ありがたいことです。


《続くかも》
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする