羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

阪神大震災とは違う事情

2011年03月17日 08時34分53秒 | Weblog
撫明亭ブログ、本日の情報。
「阪神f大震災とは違う事情」正確な情報です。
noguchitaisou Twitterにはリンクしました。
 長すぎて、ここにはリンクできませんでした。
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情報弱者

2011年03月17日 07時21分03秒 | Weblog
 今回、東電が実施に踏み切った「計画停電(輪番停電)」の情報が、つかみにくかった。東電への電話は常にお話中で、つながらない。ホームページも見づらかった。そのうちにテレビを通して、東京の場合は区・市役所のホームページを閲覧するのがよい事を知った。
 その他にも、kantei_saigai という首相官邸の災害情報Twitterや原子力関係のホームページ等々のアドレスを知って「お気に入り」設定を行った。

 他にもメールで確実な情報を寄せてくださる方があって、大変ありがたい。
 サジさんの「芭瑠庵」では、[SAVE JAPAN]という名称の一括して災害関連情報が得られるサイトがリンクされていた。リンクを張る事をおすすめします。

 さて、ここからが本題。
 私の周りには、幸いな事にインターネットを使いこなせる中高年が多い。それぞれが情報を自分なりに探り当てて、皆の動揺を防ぐべく情報発信をしてくれている。
 そうした人のつながりがある人は恵まれているのだけれど、情報の孤島に暮らすお年寄り・ITの世界に疎い方々もたくさんいらっしゃる。
 そうした方々を想像しながら日常を送る意識を持つ事が大切だ、思うようになった。
 そうした思いを抱いたきっかけは、震災に関する町内会の回覧だった。
 まわしていく範囲のなかに、アパートやワンルームマンションに暮らす個々の人は入っていない。そして、回覧にかかれている内容は、十分とはいえないものだ。
 
 正確、必要な情報をどのように得ることができるのか。東京の人間が食料やガソリンや灯油等々を買い占めに走るより、きちんとした正確な情報を得たら、それを得られないでいる人に分けてあげる心意気を持ちたい、と思う。
 最も大切なことは、いたずらに不安をあおるような発信だけは慎みたい。善意のつもりが意識と裏腹にとんでもない行動を招く事にもなりかねないのだから。
 情報弱者の方々への思いやりと情報の信憑性をしっかり見据える心のゆとりが、今は肝要!
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野口体操Twitter再開

2011年03月16日 17時42分09秒 | Weblog
しばらく休んでいたTwitterを、数日前から書き始めました。
いくつかのフォローをくわえてみました。
よろしくお願いいたします。
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体操しましょう(^-^)/

2011年03月16日 10時08分13秒 | Weblog
夜中の余震も大きくて、昼間もゆらゆら感じますね。
身体が強張るのも自然なこと。
そんなとき、いつものようにほぐそうとしても実際は難しいですから、せめてかたちだけでも体操をしましょう。
野口体操の皆様は、野口体操を。
ご存知ない方は、ラジオ体操もよろしいかと思います。

さぁ、イチ、ニッ、サン!
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大切なお知らせ

2011年03月15日 05時51分19秒 | Weblog
様々な情報が行き交っているようですが、いたずらに不安にならないために、信頼できる情報にリンクさせます。冷静な判断をくだすためのひとつと考えます。幅広い視点から現実をしっかりと見ていきたいと思います。
すでに読んでいらっしゃる方もおいでかと思いますが。
それぞれが冷静に判断する一つの文章です。

また、撫明亭のご亭主の言葉には、現在、命をかけて原発関連の作業にあたっている関係者の皆様への深い感謝の思いが述べられています。
先日、ドイツ在住の方から、正確な報道に関するご指摘をメールでいただいたばかりです。
繰り返します。私個人では何もできませんが、冷静に的確な判断ができ行動がとれるようでありたいと思っています。

「原発がどんなものか知ってほしい」平井憲夫さん、日立の技術者だった方で故人です。福島第二原発三号機運転差し止め訴訟で原告証人になられたようです。
リンクを試みましたが、文章がながく、はねられました。
ブログ「撫明亭日乗」から入ってください。15日付けです。
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朝日カルチャーセンター休講のお知らせ

2011年03月14日 15時47分14秒 | Weblog
 朝日カルチャーセンターは、本日3月14日(月)から17日(木)まで、休講になるそうです。リンクをしましたのでお確かめください。
 なお今のところ、19日(土)野口体操講座は、開講の予定です。
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被災地の皆様にお見舞い、そして私たちも……

2011年03月14日 08時40分38秒 | Weblog
 被害の状況があきらかになって、その甚大さに自然の脅威に畏れを感じている。
 直接被害を受けられた方々にお見舞いを申し上げると同時に、東京都民の一人として被災こそしていないが、覚悟を決めて日々の暮らしを営む事が肝要と思っている。

 焦らず、苛つかず、待つ。その都度、臨機応変に対応するように心がけたいが、何分にも便利な生活に慣れきっている者には、知恵というものが身に付いていないことが歯がゆい。
 しかし、この環境や状況から逃げ出すわけにはいかないのだから、助け合いながらこの難局を乗り切っていきたいと思う。

 撫明亭のご亭主がオバマ大統領の語りかけを掲載しておられる。
3月14日付け ブログ
題名「救援に向かう米兵に向かって語りかけるオバマ大統領」
 そのなかで今回のミッションを「Operation Tomodachi」と名付けた、とある。
 そして世界各国が救援に参加していくださっていることに感謝。今は、それぞれの専門家にお任せする以外に道はない。

 さて、個人に何ができるのか。できそうなことからはじめていきたい。
 まずは、節電を具体的に実行しよう。
 そして、祈る。
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輪番停電、他

2011年03月13日 08時37分17秒 | Weblog
 昨日、住友ビルの館内放送が流れたとき、耳で聞いた状態では、文字がすぐに浮かばなかった。
 今朝、5時台のニュースで、りんばんとは”輪番”と書くと知った。読んで字のごとく。漢字表記とはこういう時に大変優れている。
 幼かった頃は、年がら年中、停電が起こっていた。電球がちかちかしはじめ、お化け電球のようにふあ~んふぁ~んと消えかかって、真っ暗になる前にろうそくをさっと準備する大人の仕草が思い出される。
 昭和二十年代後半から30年代はじめの頃だった。

 さて、先ほどMさんに電話をいれた。
「昨日は、お世話になりました。エネルギー保存の法則でレッスンをしていたような気がするの」
 いつもなら目一杯出し切ってすすめていく。しかしMさんに骨に近いところを探るマッサージ方法を指導してもらったりして、その間、なんとなく気を抜いていたように思う。
「はじめから帰る時間を見計らっていたことは確かなんだけれど、防災センターの館内放送を聞いてからは、いつのタイミングがベストか時間をぐっと引きよせたような……」
 あのとき、目の前にいらした方に伺った。
「まっすぐに帰宅されますか。いづれにしても次の移動場所までどのくらいかかりそうですか」
「1時間でしょ」
 メンバーを見て、5時少し過ぎに終われば、ほとんど方が6時前後には帰宅できると見積もった。的確な判断をするには、余裕が必要だ。仕事の手抜きというよりは、無事に皆さんに帰っていただくことが第一の課題、と無意識に思っていたようだ。

「羽鳥先生、正解でしたよ。渋谷のデパートも6時で閉店したようなんです。後から知った事ですが」
 今回は、上からのお達しで6時という時間を目安にした事が読み取れた。
「普段と違って帰宅にもエネルギーがいることをなんとなく計算してたみたい」
「でも、家ではなかなか体操できませんから、広いところでからだを動かす意味ってありますよね」
 そのことばにちょっとほっとした。

 とにかくこれからは輪番停電に備えても、冷静に判断ができる事が大事だ。防災センターの館内放送で、どこの地域で何時頃行う、という決定は前日になされるらしいことも知った。
 
 まず私が大切にしている事は、通常の時間配分をできるだけ崩さない、ということだ。朝はいつも通りに起床。出かけるところは早めに出発し、早めに移動する。できるかぎり日常の暮らしを快適しておく。手抜きしないで料理をし、布団を干したりシーツや掛ける布団や毛布の襟カバーを洗濯したりして寝心地のよさを確保しておくこと。肌着はこまめに取り替えておくこと、等々。体力を温存しておかないと的確な判断が下せない、と考えている。

 ところで、地震があった日は、隣家のおばあさんがひ孫さんを連れて我が家に避難してきた。また、筋向かいの六十代半ばの奥さんは半年前に脳梗塞を患い身体が不自由になった。彼女は一人留守番をしていたらしく、薬を水をもって外に出てきた時にはガタガタと身を震わせていた。そこで誘導して家の玄関でしばらく待機することにしてもらったが、ほとんど泣き出す寸前だった。
 こんなとき戦争体験のある母が、俄然、元気になって身のこなしが変化した。しっかりと幼子と年下のおばあさんと身体不自由な奥さんをサポートしているのだ。
 私は出たり入ったり、ニュースを見たりしながら、近所の様子を察知したり、情報をもとめていた。
 ひとつわかった事がある。とにかく孤独はいけない。一人は不安を増長させる。皆が身を寄せ合っているだけで、安心感が得られるようだ。
 そこに六年前にこの家を建てた工務店の社長が見回りにきてくれた時には、自然に安堵感が流れた。
 実は、火事さえ出なければこの家の倒壊の恐れはない、とご近所の方々も知っているようだった。
 本当に、おかげさまです。ありがたいことです。

 
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本日の朝日カルチャーレッスン報告と……

2011年03月12日 20時05分00秒 | Weblog
 本日は、6名のご参加でした。もっと少ないかと思っていたので、心が晴れやかになりました。
 レッスンも後半にさしかかった、5時少し前に住友ビルの防災センターの館内放送が大きな音で流れました。
 内容は次のようなことでした。

1、午後6時から7時くらいに停電があるかもしれないこと。
2、当然、エレベーターが作動しないこと。
3、ビルのテナントさんには、省エネをお願いする。
4、ここに限らず、明日の日曜日から、地域ごとに時間を区切って、停電があるかもしれないこと。
 というようなアナウンスだった。

 それを受けて、最後にヨガの逆立ちを軽く練習をして、早めに帰宅した方がよいと判断した。そこでiPhoneの電源をいれてWeb日経のサイトを見た。福島原発の話がトップにあった。こりゃまずい! 皆さんにもその記事を回し読みしていただく。

 5時少し過ぎたところでお開き。
 着替えをし、事務所に挨拶をして、新宿駅に着いた時は、5時20分頃だった。行きも帰りも電車は順調で乗客も少なく、普段より楽な状態で無事にすべてが終了した。
 電車にすぐにも乗ることができて、自宅には5時40分に到着。実にはやい!!

 さて、話は前後するが、昨晩は朝日カルチャーの中に200名の方々が足止めされて、泊まったそうだ。新宿駅までいったものの、引き返してこられた方も多かったとか。
 寒さをしのぐために暖房をすこし強めにしてもらったそう。
 皆さん本当にお疲れさまです。

 先ほど夕飯をすませてから、乾電池を買ったりして、館内放送で差し迫った実感を持ったため、停電に備えて準備する気になったようだ。
 とにかく被害が大きくならないことを祈るしかない。
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朝日カルチャー あります

2011年03月12日 10時28分41秒 | Weblog
カルチャーセンターから、今連絡をもらいました。
午後三時半からのレッスンをおこないます。
ご無理のないように、お気をつけていらしてください。
多少、早めに終えたいと思います。
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無事です

2011年03月12日 04時25分25秒 | Weblog
自宅にいました。母は気丈でした。本だけがバラバラとおちていました。
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嵯峨本……三上のブログ「記憶の彼方へ」

2011年03月11日 13時41分12秒 | Weblog
 すてきなブログに出会いました。
 三上のブログ「記憶の彼方へ」 札幌大学の哲学の先生のようです。お名前は、三上勝生(みかみまさお)さんとおっしゃいます。
 ブックマークに入れておきましたが、「嵯峨本」に関しては「飛んでる平仮名」にあります。↓

http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20080403/1207233099

 明日の12日(土)、朝日カルチャー野口体操講座で取り上げたいと思っています。日経新聞 3月10日掲載 『「嵯峨本」の謎 活字を藝術にする』に関連して見つけたブログでした。
 
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津田大介 NHKテレビに出演

2011年03月11日 09時21分38秒 | Weblog
 昨晩(3月10日)、夜7時30分(実際には32分)からのNHK「クローズアップ現代」に、津田さんが出演した。
 本を通してもったイメージと、生放送テレビで見るのとでは、当然のことだけれど印象が違う。昨日は、時間帯やNHKの硬派番組ということもあってか、言葉遣いや表現は押さえ気味で、悪い印象は与えず無難にこなしていた。
 一緒に見ていた86歳の母と会話する。
「あの髪の色に染めるには、髪みいさん(髪結いさん・美容院)長い時間かかるんだろうね」
「そうね、半日はかかるんじゃない。でも、最近は、サッカーがはやりはじめた頃に比べて少なくなってきたけどね。若者が緊縮財政ってこともあるけど」
 知っている範囲で、これといって新しい話題はなかった。しかし、NHKで取り上げるということは、中東や北アフリカの政変、テレビの存続問題に現実的な危機感があったからだろう。

 話を聞きながらiPadでニコニコ動画のアカウントをとるべく打ち込みをしてみた。ところが最後の暗号アルファベット打ち込みが何度試みてもはねられてしまって、とうとう番組は終了してしまった事もあり、あきらめた。

 若者がパソコンの前に陣取って、打ち込み作業をしている姿は、おばさん(おばあさん)世代には、ついていけないかもしれない。津田さんの話でひとつ面白かったのは、「結局、昔、街頭テレビで力道山のプロレス中継を見ながら、集まった人たちがワイワイ応援したり、ヤジを飛ばしたりするのと同じような心理かも」というようなことを話されたことだった。
 その後、家庭に一台のテレビが来て、チャンネル権は父にあった時代は長かった。そのうちにそれぞれが持つようになって、自由に好きな番組を見ることができるようになる。それって案外孤独なんだよね。ところが人間って贅沢ないきものだから、自由を獲得すると、とたんに飽きる。そのうちにテレビが日常化しすぎて、つまんない!と思う若者が増えた。
 そして今ではパソコンやデジタル端末で情報をとり、双方向で即やり取りができるようになる。するとどっとその流れに身を任せる若者が増えたわけだ。

 知人が『ネトゲ廃人』という本を上梓したが、ネットゲームにはまって社会生活ができなくなる人々を取材した記録だった。ニコニコ動画やユーストリームなど、延々、だらだら放送につきあっているうちに、中毒になる者が現れても不思議はないよね。そこは勝負が持ち込まれていないから、”癒し”を求めてってことになるのか?とも思う。

 一方で、音楽も生放送も”視聴率ランキング上位者が勝ち”みたいな風潮がすでにある。とくにTwitterはフォローする人が多いとか、少ないとかいったことが基準になっている。数に負けるその怖さだって知っていた方がいいと思う。くりかえすけれど数の横暴と暴走は、本当は怖いのだ。

 さて、編集されたくない政治家が、ニコニコ動画にご出演で格をあげたようだが、視聴し書き込みをし、ヤジを飛ばし、同感し、興奮し(少ないかも)、いつの間にか流されてしまう。知らないうちに’受け身の漂流時代’の幕開けってことも頭の隅においておきたい、と番組を見ながらつぶやいていた。

 すべてが悪いわけではない。何事も裏表。そして人生は「裏を見せ表を見せて散るもみじ」なわけで、裏から表へ、表から裏へ返されるその行為の中に真髄がある。そこで何を思い、何を価値とするのか、そこに磨きをかけるのは私自身だし、私と直接関わってくれる生身の人間たちがそばにいてくれることが大事だよね。

 クローズアップ現代を見終わって思い出した事がある。
 春秋社から出版した『アーカイブス 野口体操 野口三千三+養老孟司』のもとのテープはVHSで、その当時の体操教室と朝日カルチャー講座を受講していた方々に、実費でお分けした。すでに無編集という考えをもっていて、見た人がそれぞれが編集してほしいという思いを通した。
 野口三千三授業記録は、その意味では、今、拡大しつつある個人放送局の考えを先取りしていたと思う。生ものをできるだけ手を加えず、レアな状態でみてもらうという姿勢だった。とはいえ多少編集をして、授業記録を何本か配布した。それに対して見た方々から、いくつもの苦情をいただいた。当時は理解されなかったのだった。微妙!

 
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ミゼラブル

2011年03月10日 07時26分11秒 | Weblog
 今朝、新聞を読んで、大げさにいえば愕然とした。
 昨日のブログには、「公平感」が大事と書いたが、この主婦年金問題については公平感だけでは、解決できないほど問題は複雑化してしまっている事を知った。
 すでに99年に、問題の指摘はなされているらしい。あぁ~、それなのに、それなのに、である。
 ここまできたら大臣が辞任するの、しないの、の問題ではない。また実務的に解決するとしても、その実務の内容が混乱の極みである。
 乱暴にいえば、時代や社会のありようの変化に、制度がついていけない実体がある。
 もうひとつ、情報の時代に、必要な情報が必要な人にちゃんと届いていないのが、問題を複雑化させている。さらに、情報が届けられても、それを理解して行動をとらなければしょうがない。とれるような情報発信でなければ意味がないわけで。

 さて、と、そういえば鳩山さんの辞任で「新しい公共」も、どこかに吹っ飛んでしまった感がある。
「かせぎ」と「つとめ」で、町の自治を守り暮らしをよくしていく方向は悪くないと思う。今を生きる人々の感覚にあった人の縁の結び方を探ることは間違っていない、と思うのだが。
 とにもかくにも「なんでこうなるの」「こんなはずじゃなかった」「馬鹿じゃないの」って、いいたくない科白をいわなきゃならないなんて。
 だいたい「最小不幸社会」ですって!なんとも言葉のセンスがよくないよね、と聞いた当初に思った。が、しかし、実は、そうなのかもしれないと最近は思える出来事が多くなって、何ともやりきれない。
 オ~、ミゼラブル!の心境である。

 
 

 
 
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国民年金支給と公平感

2011年03月09日 14時53分19秒 | Weblog
 年金問題が浮上したとき、ねんきん特別便が送られて、私の場合は3年ほど足らない事がわかった。さっそく区役所の担当部署に電話を入れた。話によると60歳の誕生日を迎えてから、一日もあける事なく「任意加入手続き」をとって、足らない分を納めると、満額支給資格が得られるということだった。
 そこで教えられた通りの日に区役所に出向き手続きをとった。そしてこの4月に一年分を納めると二十歳から始めた年数にたっする。
 
 来月4月8日で62歳になる私だが、三年後に年金支給をはじめてもらう予定だ。実は、以前入っていた青色申告会からすすめられて、国民年金基金が始まった年から、そちらにも加入している。この基金は、60歳までしか掛けられない仕組みらしい。
 正直なところ、私の世代は若い時分に今よりは国を信頼できたから、どちらも躊躇いもなく加入した。しかし、一回り下の世代の知人になると国への信頼感は大きく崩れているようだ。ましてもっと若い世代にとっては、何をたよりにしてよいのか不安になっても仕方がない状況であることを認めざるを得ない。
 
 先日、働き盛りの知人の愚痴を聞いた。
「以前、アメリカのGMで退職した人たちに対する潤沢な年金や医療費負担で破綻がきたのといっしょで、僕の会社も年寄りのためにものすごく働かされている感じがするんだ。50歳まで自分の身体が持つかどうか、とっても心配なんだ。うちの会社も厚生年金支給額がいいからなぁ~。でも僕の時は無理だ、と思うと何の為に働いているのかわからなくなっちゃう。ウウウウウウッ」
 若者がイキイキできない社会はおかしい。しかし、若いということは時間がある。失敗しても取り返せる時間がある。
 最近になってつくづくそう感じるようになった。とりわけ年金を払い込まなくてすむようになると思うとね。
 
 いずれにしても相撲じゃないんだから、年金に関しては公平感は大事だ、と思う。何かの事情で払い込めなかった人は、それなりに公平感がある対処の仕方が求められる。そして、きちんと払い込んでおけば、安心して年金がもらえる、という基本は崩れないで欲しい。が、しかし自分の身は自分で守る姿勢も大切と思う。ここに来て、国に頼りすぎるな、国を信じすぎるな、というのが母方の祖父の教えだったことを思い出す。
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