羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

おひさま 最終回 そして……

2011年10月01日 11時40分10秒 | Weblog
 春から、ほとんど欠くことなく見続けたNHK「おひさま」が終わった。
 物語の中盤からは、野口先生が小学校の教師をされていた時代と重なっていて、そうした興味から毎回見たくなっていた。
 戦時中から戦後、昭和23年前後は、両親の新婚当時と重なって、自分の家の物語を見るようだった。場所や商いの内容は違っていても、同時代の日本の商家の雰囲気に共通したものがあった。
 全体に無理なく話が出来ていて、音楽もよく、なによりベテラン俳優さんたちが脇としていい味わいを出していたことも、魅力だった。とりわけ終戦後の物語では、ドラマと分かっていても、何気ない日常の機微に、ウルウルとすることが多かった。
 
 もうひと押し、最後の最後にサプライズの配役。ドラマというより、生の女優さんの人生が華やかに繰り広げられたのは見ていて楽しかった。
 若尾文子、黒柳徹子、司葉子、三名の大女優の登場には、すっかり現実に戻された。が、「虚実皮膜」のぎりぎりの面白さは、やってくれるじゃない!って感じだった。

 同じ時代を生きた、母がいて、祖母がいて、そして子供の私がいた。
 昨年の「龍馬伝」とは違った面白さで、朝の時間を楽しませてもらった。拍手!

 さぁ、気分を切り替えて、今日は十月朔日。
 先月末にすべての教室が開いて、今年も残すところ三ヶ月。
 いつもの年にない、或る種の緊張感と何か残したい!という不思議な思いが去来する秋の心模様を透かし見る朝を過ごした。
 お日和もよくさわやか。朝日カルチャーセンターのレッスンにこれから出かけるが、気分がとてもよい。
「おひさま」は、ありがたい。
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