電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

移動する農作業にポケットラジオ

2020年05月14日 06時01分13秒 | 週末農業・定年農業
昨日は、休みをとってサクランボの満開後10日目の防除を実施しました。ついでに、タンクを小型のものに交換し、桃とスモモの防除も併せて実施。スモモは少々遅れてしまいましたが、サクランボと桃は受粉できた花がちょうど実になる時期で、灰星病等の防除には適した時期でしょう。この日を逃せばまた遅れてしまいます。このへんが二足のわらじをはく週末農業のつらいところです(^o^)/

さて、動力噴霧機と防除タンクを積んだ軽トラックから長いホースを引っ張り、自分が薬液を浴びないように風向きを考えながら、一本ずつ果樹の周りをぐるりと噴霧していきます。移動距離がかなりありますので、けっこう体力を使いますし、時間もかかります。摘花作業などは同じところにじっとしていますので、そばに置いた小型の農作業ラジオを聞きながらすすめます(*1)が、防除作業は移動しながらですので、固定ラジオではまるで聞こえません。そこで、防除衣の内側、作業着の胸ポケットに SONY のポケットラジオをしのばせて、胸元で聞こえる程度の音量で流しながら作業します。開始したのは早朝も早朝、まだ「ラジオ深夜便」が放送中の頃で、作業が終了したのは「らじるラボ」9時台の放送中でした。

汗だくになって自宅に戻り、頭からシャワーを浴びて、熱いコーヒーとクッキーをいただくと、ホッとします。デスクトップ PC-audio でボロディン「交響曲第2番」(*2)を聴きました。ボロディンが一時「勇士」という名前を考えたこともあるという曲、今回はクーベリック指揮ウィーンフィルによる演奏(*3)で。すでにパブリックドメインになっていますので、YouTube にもありました。この曲、有名曲ではありませんが、いいですね〜。出だしはいかにもロシアの「勇士」っぽいのですが、とくにのびやかな第3楽章が魅力的。



写真は、果樹園の入口に咲くライラックです。五月は花の季節。ボタンが満開、芝桜も咲き、ちょうど見頃です。




(*1):農作業用ラジオを選ぶ〜「電網郊外散歩道」2012年6月
(*2):ボロディン「交響曲第2番」を聴く〜「電網郊外散歩道」2011年11月
(*3):ボロディン「交響曲第2番」ロ短調、クーベリック指揮ウィーンフィル、1960年〜「クラシック音楽へのおさそい〜Blue Sky Label」より

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