電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

鼻詰まりにモンテルカスト錠がきいているみたい

2021年02月28日 06時09分38秒 | 健康
私の場合、風邪を引くと最初はくしゃみ・鼻水が出て、鼻詰まりが起こります。すると、鼻呼吸ができなくなるため口呼吸となり、喉が荒れて熱が出る、というパターンが多いです。睡眠はとぎれとぎれになり、回復も遅くなります。土曜の午前中に、意を決して耳鼻咽喉科医院を受診しました。風邪症状の場合は受付のインターフォンで問診があり、緊急事態宣言地域在住の喪主との接触があったため車中待機していると、電話で車を玄関脇に移動するように指示あり。そこで待っていると先生が出てきて診察、処方、会計もドライブスルー方式で、薬局にも直に連絡が行きます。薬局の駐車場に移動して車中で待っていると、薬が届きました。今回は、

  • 小青竜湯  1日3回、食前
  • モンテルカスト錠 1日1回、就寝前

の二種類。モンテルカスト錠が効いたらしく鼻詰まりが改善され、睡眠時にも楽に鼻呼吸ができましたので、よく眠れました。前夜、お風呂に入って温まり、ゆるい靴下を履いて寝たのも良かったかも。

コロナ禍の中、お医者さんも看護師さんも大変ですが、薬局とのスムーズな連携など、ほんとに合理的に工夫されたやり方で、感心してしまいました。ワクチン接種が始まるまで、気をつけて過ごしましょう。

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どうも風邪を引いたみたい

2021年02月27日 06時00分47秒 | 健康
どうも、風邪を引いたみたいです。発熱はありませんが、いつものくしゃみ・鼻水に加えて、少し寒気がする。幸いに今日は休日です。じっと休んでいましょう。新型コロナウィルス禍の中では、風邪ひきは嫌われます。とにかく家の中にいて、自室でじっとしているに限ります。水、リンゴ、ヨーグルトあたりを準備して、あとは音楽だな。USB メモリに入れた曲を片っ端から流して、ひたすらぼーっとしているのがよいのかも。お葬式の準備や後片付けの手伝いなどでくたびれたのかな。みんなマスクをしていたけれど、喪主は関東在住なので万が一という可能性は考えないわけではない。まあ、経過をみましょう。

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モーツァルト「交響曲第41番」とハイドン「交響曲第98番」の関連性

2021年02月26日 06時00分20秒 | クラシック音楽
先日の山形交響楽団定期演奏会で、モーツァルトの交響曲第41番ハ長調「ジュピター」を指揮した鈴木秀美さんが、アンコールでハイドンの交響曲第98番第2楽章を取り上げ、ハイドンはきっとこの(ジュピター)交響曲を知っていたに違いないと話したことに興味を持ち、あらためて並べて聴いてみることにしました。まずは、モーツァルトの「ジュピター」交響曲をジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団の演奏で。

モーツァルト 交響曲 第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」 Mozart Symphony No.41 "Jupiter"


次に、ハイドンの交響曲第98番 変ロ長調、第2楽章、マルク・ミンコフスキの指揮で。
Symphony No. 98 in B-Flat Major, Hob. I:98: II. Adagio


ふーむ、なるほど。実演でも実感しましたが、ほんとにそのとおりです。また、世の中にはずいぶん詳しく調べて「モーツァルトはハイドンとの別れに際し、三大交響曲のスコアの写しを贈ってロンドンでの宣伝を依頼していたのではないか」という説を展開している方もおられるのですね(*1)。ジュピター交響曲にクラリネットが使われていないのは、作曲当時ロンドンでクラリネットが使われていなかったことをモーツァルトが知っていたから、という説も面白いです。素人音楽愛好家である当方は、根拠をもって判断することはできませんが、おもしろい、興味深い考えだと感じます。

(*1): ハイドン 交響曲第98番 変ロ長調 「さよならモーツァルト君」

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伝える言葉、伝わる言葉

2021年02月25日 06時00分48秒 | Weblog
先日、孤独死した高齢老人(*1)の葬儀に参列してきました。型通りの弔詞は奉呈のみと簡略化していましたが、都会に住む孫代表の、大好きなおばあちゃんへの別れの言葉が心を打ちました。おばあちゃんが、会った時や手紙の中で、心に残る言葉をたくさん伝えてくれたことに感謝し、勇気づけられたと話します。例えば、

人生は喜びに満ちている。見つけ出すのは、優しい心である。

というものです。

うーむ、老人が折々に孫たちに伝えようとしたことが、なんとなくわかるような気がします。おそらく、バーナード・マラマッドの言葉

人生は喜びに満ちた悲劇である。
Life is a tragedy full of joy.

であれば、私などは思わずそうだなあと頷いてしまう面がありますが、おそらく孫たちにまで伝わることは難しいでしょう。

前者は、子どもの真っ直ぐな心を励まし勇気づけ、前向きに進もうとすることを助けますが、後者は必ずしもそうではない。孫たちに前者のような言葉を贈った老人が、まるで若木が育つ傍らで朽ちていく老木のように、周囲に栄養分を供給する役割を果たしていたのだとしたら、実際は「喜びに満ちた悲劇」の面があったとしても、それはそれで良かったのではなかろうか。

(*1):高齢老人の孤独死に対する受け止め方は年代によっても違うようだ〜「電網郊外散歩道」2021年2月

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現用シャープペンシルの総点検〜2B芯に入れ替え

2021年02月24日 06時01分45秒 | 手帳文具書斎
昨年度までは、シャープペンシルを使うことはまずない、という状態でしたが、今年度はやや事情が違っています。職場で、自宅で、シャープペンシルを手にする機会が増えました。一番多いのはフリーハンドで図やイラストを描くためですが、おおよそ概略ができた時点でミリペンに切り替え、あとで消しゴムで鉛筆線を消してしまいます。あるいは、トレーシングペーパーを載せてその上からミリペンでなぞり、これを白紙を背景にして縮小コピーします。すると、フリーハンドの図やイラストが、いかにも上手な人が描いたものに見える、というしかけです。

今までは、もっぱら HB 芯を使っていましたが、最近になって 2B 芯の書きやすさにめざめ(*1)てしまい、このほど現用シャープペンシルを総点検して、全面的に入れ替え(*2)ました。

まず、標準的な(?) 0.5mm から。

奥から手前へ、順に

  • 三菱鉛筆 Jetstream 4 & 1 (ピュアモルトと標準の2本)
  • 三菱鉛筆 Jetstream 2 & 1 (ピュアモルト)
  • プラチナ 型番不明 (亡父の遺品)
  • ぺんてる ケリー (黒)


続いて太すぎず細すぎず、意外に使いやすい 0.7mm。

ケリーから手前の2本、順に

  • パイロット s5 (青軸)
  • プラチナ PRO-USE 07 (黒軸)


最後は、太く黒々とハッキリくっきり路線の主役、0.9mm。


  • プラチナ PRESSMAN 0.9 (青軸と黄軸、2本)
  • ゼブラ DRAFIX 0.9 (黒軸)


以上、職場に 0.5mm, 0.7mm, 0.9mm の 3種類、3本、自宅にも 0.5mm, 0.7mm, 0.9mm の 3種類、7本 をおいていますが、線の細さ(太さ)等により使い分けるにしても、ずいぶん増えたなあと感じます。





これが、0.5mm, 0.7mm, 0.9mm の 3種類の2B芯。



(*1):シャープペンシルと2B 芯を試す〜「電網郊外散歩道」2020年5月
(*2):三菱ピュアモルトインサイド多機能ペンのシャープ芯を補充する〜「電網郊外散歩道」2014年2月」

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高齢老人の孤独死に対する受け止め方は年代によっても違うようだ

2021年02月23日 06時00分20秒 | Weblog
地区内の高齢老人が、前々日に孤独死していたことが判明し、今日は自宅にお悔やみに出向く予定です。都会で仕事をしている息子さんが帰形して喪主をつとめるとのことですが、最近はこうしたケースが増えてきています。若い年代の人たちは、「なんとお気の毒に」「さぞや寂しかったろう」などと気の毒がりますが、今年で満93歳になる老母の受け止め方は、少々違っていました。

息子の家とはいえ、見知らぬ土地で最後を迎えるよりも、慣れ親しんだ自分の家で死ねたら御の字。孤独死というが、チューブに繋がれて希望のない時を長引かせるよりも、むしろ良かったのでは。冬だもの、2日くらいで見つかったら、上等。

だそうです。

なるほど、そういう受け止め方もあるわけだな。たしかに、「老木は植え替えるべからず」ともいいますし、根付いた土地で最後を迎えるのが自然なのかも。カレンダーには、数年前に亡くなったご主人の命日が「じいちゃん命日」と書いてあったそうな。もしかすると、夫君を思いながら彼岸に旅立ったのかもしれず、静かで幸せな最後だったのかもしれません。

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山形交響楽団第290回定期演奏会でヘンデル、モーツァルト、ハイドンを聴く

2021年02月22日 06時00分12秒 | -オーケストラ
新型コロナウィルスに対応したファイザー社製mRNAワクチンの先行接種が始まった二月、山形交響楽団の第290回定期演奏会が開かれました。緊急事態宣言下の大都市部では、まだまだ演奏会なども開催ができないか、きわめて不自由な状態にあるときに、当地山形ではまがりなりにも定期演奏会が開催できるというのは、実に稀有なケースかと思います。例によって、入場前の検温、チケット半券裏に記名と電話番号、自分でもぎり、プログラムも自分で取っていく方式で、新型コロナウィルス感染防止には相当に気を使っていることが感じられます。

今回の定期演奏会のプログラムは、

  1. G.F.ヘンデル オラトリオ「メサイア」HWV 56 - 序曲
  2. W.A.モーツァルト 交響曲第29番 イ長調 K.201
  3. W.A.モーツァルト 交響曲第41番 ハ長調「ジュピター」K.551
      鈴木秀美 指揮、山形交響楽団

というものです。当初はヘンデルのオラトリオ「メサイア」全曲演奏の予定でしたが、感染防止のためには合唱がネックになるとのことで曲目を変更、コロナが収まってから十全の状態で取り上げたいとのことでした。たしかに、パンデミックを乗り越えた頃に感謝を込めて「メサイア」全曲演奏というのもありかもしれません。

そんなわけで、第1曲は「メサイア」序曲でした。楽器編成と配置は、正面左から第1ヴァイオリン(8)、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、第2ヴァイオリン(6)、左奥にコントラバス(3),チェロに混じってファゴット(1)、正面奥にオーボエ(2)というものです。全部で5分程度の短い曲ですが、その中に強く訴える力、ドラマがあります。

第2曲めは、モーツァルトの第29番。後方オーボエの左にホルン(2) が加わります。この曲の第1印象は、かつてのカラヤン盤のトロトロのレガートな演奏でしたので、むしろ活力ある古楽奏法が適していると感じています。そんなわけで、鈴木秀美さんと山響の演奏に期待してこの日を迎えました。柔軟なフレージングと響きの透明感、あまり速すぎないテンポで優美で明快を基調とする中に、時おり明暗や硬軟など鋭い対比を聴かせる、実に魅力的な音楽になっていました。

ここで20分の休憩が入ります。従来は15分の休憩でしたが、手洗い等の混雑を避ける意味もあって、休憩時間を長めに取っているようです。これも新型コロナウィルス対策の一環でしょう。

後半は、モーツァルトの交響曲第41番ハ長調K.551、いわゆる「ジュピター」です。当初の予想では、古楽スタイルを全面に出して、速いテンポで鋭い対比を強調するような演奏かと思っていましたが、鈴木秀美さんの「ジュピター」はひと味もフタ味も違いました。テンポはあまり速くなく、むしろ上品さの中にじっくりと力強さを感じさせる演奏で、ジュピター交響曲の大きさを納得させるものでした。良かった〜!

聴衆の大きな拍手に応えて、アンコールを。これが、ハイドンの交響曲第98番の第2楽章なのですが、この曲が実にこの「ジュピター」交響曲を意識したと思うしかないような音楽である理由を、鈴木秀美さんは「晩年のハイドンが、若くして亡くなった才能豊かなモーツァルトの作品に対するオマージュ」としてとらえ、ハイドンが「ジュピター」交響曲を知っていたと考えているそうです。プログラムの解説を読み、実際に演奏を聴いてみて、なるほど! でした。

帰宅後、自治会の隣組長会議で一緒になった某寺の住職(*1,2)とこの演奏会の話題になり、彼も土曜の演奏会を聴きに行ったそうで、「山響良かった〜!ジュピターに感動した!」とのことでした。かくしてコロナ禍の中でも山響は確実にファンを増やしているようです(^o^)/

(*1):某寺の若住職とクラシック音楽談義〜「電網郊外散歩道」2009年8月
(*2):近隣の寺の若住職と今年もクラシック音楽談義〜「電網郊外散歩道」2011年8月

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ステーショナリーフリーマガジン『Bun2』2021年2月号を読む

2021年02月21日 06時00分52秒 | 手帳文具書斎
2月も残り少なくなった今頃ではありますが、行きつけの文具店で、ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2021年2月号をもらってきました。今号の特集は、

2021年も文具のシンカが止まらない!

というものです。
主な内容としては、編集部イチオシの最新筆記具として

  • 新機構搭載した0.28ミリ3色ボールペン〜ジェットストリームエッジ3
  • メタル素材の「ジェットストリーム4&1」
  • パイロット初の0.3ミリ激細油性ボールペン〜アクロボールTシリーズ03
  • 注目の新機構搭載した多機能ペン〜ゼブラ「シャーボNu」
  • 6種類の"黒インク"をラインアップ〜サクラクレパス「ボールサインiD」

などを紹介しています。
また、マスキングテープの楽しみ方や、システム手帳のブームで「ミニ5」に脚光、システム手帳イベントの開催、ナガサワ文具センターのオリジナルリフィルなど、全体的に軽薄短小志向は今も続いているようです。「至高のイロモノ文具」連載の「書きにくさに価値がある」に至っては、「常識をひっくり返す楽しさ」を追求しているうちにそれが目的になってしまったのだろうなあと、筆者の目立とう精神に半ば呆れ、半ば感心するばかり(^o^)/



まあ、これらの「文具のシンカ」は、太く濃くハッキリと書ける筆記具で大きくゆったりと書きたいという老眼世代にはまるで逆行するものが多く、若い人たちが自分たちの使いたいものを作っているという印象を受けます。であれば、1.0mmのパワータンクや古典ブルーブラックを満たした中字の万年筆で、7mm横罫のA判ノートにせっせと備忘メモを書き込むことで当面の必要は満たせることに満足するべきなのかも。



今回、文具店で購入してきたのは、パイロットの 0.7mm シャープペンシル s5 と三菱鉛筆の 0.7mm 2B の替え芯。最近、もっぱら仕事上の必要から、実はシャープペンシルにハマっています。2B芯の書きやすさは感動モノです

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芥川仁・阿部直美『里の時間』を読む

2021年02月20日 06時00分11秒 | -ノンフィクション
図書館から借りた岩波新書で、芥川仁・阿部直美著『里の時間』を読みました。2014年秋に刊行されたもので、季刊新聞「リトルヘブン」で取材した日本各地の「里の暮らし」を身近な自然の風景をバックに撮影したカラー写真つきルポルタージュとなっています。カバー表紙に記された紹介がいいですね〜。


「都会は、玄関から一歩出っと金かかるべ。ここは一歩出っと、晩のおかずが採れるんだ。」------古来、素朴な自然が残る各地の集落を訪ね、自然と共につつましやかに暮らす人びとの日々の営み、身近にある「幸せ」の姿をさり気ない写真、飾り気ない言葉でそっと伝えます。」

全く、そのとおりの内容です。書かれているのは「ふつうの田舎の暮らし讃」であり非常に魅力的なのですが、ではあるのですが、どこかに同調しきれない気分が残ります。

それは何なのだろうと考えてみると、都会人が「これこそふつうの田舎のやり方」だと考えていることがどうにもステレオタイプだからなのかも。例えば伝統的な料理を作るのに、あれが足らん、これをもう少し、という具合に、しばしば勘と経験でやっているところが描かれますが、我が家の元気老母はキッチリ量を量って味を決めていましたし、ご近所の料理自慢の婆ちゃんも計量する派でした。きちんと量るのは都会風スタイルで、田舎は「人間らしく」適当に、とは限らない。それは単なる個人の性格の違いなのではなかろうか。

「玄関から一歩出ると」の違いで、都会の美観や便利さのためにかけられている労力や経費の大きさを見なければ都会の一面しか見えていないように、「玄関を一歩出ると晩のおかずが採れる」ほどになるまでに払われている維持管理の労力を見ないのは不公平でしょう。ユートピア的田舎観みたいなものがちらほらと垣間見えるところに、田舎在住の者として違和感を感じるのかもしれません。

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河北町まん平菓子店「D.joie」のシュークリームでコーヒー

2021年02月19日 06時00分42秒 | Weblog
コーヒーと甘味シリーズ、今回は先日妻と出かけた河北町の老舗菓子店「まん平」、改装して「D.joie」となったお店のシュークリームです。




この巨大なシュークリーム、中身はぎっしりと ごま?クリームが入っていました。たい焼きなら頭から尻まであんこが入っているものでしょうが、シュークリームでこんなにみっちりとクリームが入っているのは初めてかも。



甘さは控えめですが、砂糖の入らないコーヒーがとても美味しく感じました。



今回の雪もようやく峠を越えたようです。今朝は降雪なし。ありがたい。

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雪咲じいさんが枯れ木に雪を咲かせたみたい

2021年02月18日 06時00分03秒 | 季節と行事
昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんとおばあさんは、一匹のアホ猫をかわいがっていました。
ある日、アホ猫がおじいさんとおばあさんを庭木の陰に連れていき、
ここ掘れニャンニャンと鳴きます。
「どうしたアホ猫や、ウ◯コでもしたのか」
おじいさんはそう言いながら掘ってみました。
すると、中から空き缶に入った大きな桃の種が出てきました。
おばあさんが畑に植えてみると、立派な桃の木に育ちました。
実った桃は、それはそれは大きくて、桃太郎でも出てきそうな
大きさでした。あまり美味しかったので、となりの青島家の
意地悪婆さんに分けてあげました。
羨んだ意地悪バアさんは、秋になると葉っぱが落ちて飛んできて
迷惑だと難癖をつけて、桃の木を切り倒すように言いました。
おじいさんとおばあさんは、仕方なく桃の木を切り倒し、
囲炉裏でくべました。
すると、アホ猫が言いました。
「この灰で、枯れ木に花を咲かせましょう」
おじいさんとおばあさんは、アホ猫の言うことだからと外に出て、
枯れ木に灰をまきました。
すると、寒空に舞い上がった灰は雪を降らせ、
花ではなく、枯れ木に雪を咲かせたようになりました。
とっぴんぱらりのぷう。



いやはや、慣れないことはするもんじゃないと痛感しました(^o^)/
ワタクシには創作の才能はないみたいです(^o^)/wahaha
しかし、それにしてもまた雪! 今から除雪です。やれやれ。

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新型コロナウィルスのワクチン接種が始まる〜女性科学者の努力に拍手!

2021年02月17日 06時02分40秒 | 健康
いよいよ、新型コロナウィルスに対応したワクチンの接種が始まるようです。ファイザー社とモデルナ社のワクチンは、mRNAワクチン(*1)のようですが、通常十年以上かかると言われるのにこのワクチンの開発は驚異的に早かったため、「ほんとに大丈夫なのか」と不安が出ているのかもしれません。ではこの「mRNAワクチン」の開発は、誰が、いつ頃、どんなふうに行ったのか。

研究の歴史的概要は、Wikipedia の記事等にまとめられているようですが、要点だけを大雑把にまとめると、こんなふうになるようです。

  • ハンガリー人の生化学者カリコー・カタリン博士(1955年生まれ、65歳、女性)は、約40年前からRNA研究に取り組み、mRNA研究の臨床応用を目指して渡米、テンプル大学、ペンシルベニア大学に籍を置きます。遺伝病ではない、ガンや感染症などの通常の病気はDNA改変までは必要とせず一時的に効果があればよいのだから、目指すmRNAを与えてやれば治療できるはずだ、というアイデアでした。
  • しかし、mRNAの直接投与は、免疫反応により重篤な炎症を引き起こすという欠点をもっていました。これに対して、コピー機の前で雑談をした同僚のドリュー・ワイスマン博士とともに「暗号に用いられる塩基ウラシル(U)とリボース環の間のグリコシド結合が N-C の代わりに C-C に置き換わった修飾ヌクレオシドであるシュードウリジンを用いる」ことで免疫反応を抑制できることを発見(2005年)、特許を取得します。
  • ペンシルベニア大学はこの業績を評価せず、文系研究者を厚遇し外部から資金を得やすい医・理系研究者は減給としたため、カリコー博士は研究の将来を開くために、特許技術を評価したドイツの製薬ベンチャー企業 BioNTech 社に就職します。(現在は上級副社長らしい。)
  • BioNTech 社は、脂質の膜で mRNA を保護することで不安定な mRNA を守るとともに細胞膜を通過できるナノミセルとして投与する新型コロナウィルスワクチンを開発し、高い製造能力を持つファイザー社と提携します。修飾された(mode)RNAの語を社名の由来に持つモデルナ社のワクチンもまた、カリコー博士の研究に基礎をおくものです。
  • mRNAは正しい遺伝情報があれば作ることができるため、新型コロナウィルスの全遺伝情報が解析され、公開されていたことがワクチン開発の根底にあります。このことは、政治体制や企業の思惑などを超えた、科学研究とその公開のシステムの意義と重要性を示すものでしょう。

ふむふむ、なるほど。要するに、一朝一夕にできたワクチンではなく、長い下積みの研究の歴史があり、たまたま今回クローズアップされたに過ぎない、ということなのだな。それこそ、科学の基礎研究の重要性(*2)を実証したようなものでしょう。なんとなく、パンデミックが落ち着いた頃にはノーベル賞かも、と思いました。

女性が入ると会議が長くなるとか言った人もいたようですが、この女性科学者の努力の前には自然に頭が下がるのが本当なのではなかろうか。

(*1):mRNAワクチンの原理とリポソームの記憶〜「電網郊外散歩道」2021年1月
(*2):多様な基礎研究の厚みがいざというときに役立つものではなかろうか〜「電網郊外散歩道」2020年2月

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通勤の音楽を変更するきっかけ

2021年02月16日 06時01分28秒 | クラシック音楽
先日の大雪の間、通勤も凍結路面だったり積雪シャーベット状態だったりと、悪条件が続きました。そんなときは、弱気な雰囲気は禁物で、決然と危地に分け入るような気分の音楽のほうが似合います。先週は、ブルックナーの交響曲第1番ハ短調をウィーン稿(*1)による録音で、飯森範親指揮山形交響楽団の演奏でした。CDから Ogg Vorbis 形式でリッピングしたものを繰り返して聴きながら、とくに第3楽章の勇壮感は、「それいけ〜!」てなもんでした。

今週は、爆弾低気圧の通過に伴い大雪などという予報もあるけれど、むしろだからこそ、春を待ちわびる気分も強いようで、山響が南陽市のホールでシューマンの交響曲第1番「春」を演奏した、などと聴くと、おっ、シューマンの「春」か、いいなあ!と USB メモリ内を探します。山響の「春」、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管の「春」、カラヤン指揮ベルリン・フィルの「春」など、よりどりみどりチャンです。昨日から通勤の音楽は変更で、シューマンの「春」を。春の女神サンを呼ぶ音楽になってほしいものです(^o^)/

(*1):ブルックナー「交響曲第1番ハ短調」を聴く〜「電網郊外散歩道」2015年6月

YouTube から、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管の演奏:
Schumann: Symphony No. 1, Szell & ClevelandO (1958) シューマン 交響曲第1番 セル


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アラビアータ風パスタにサラダ玉ネギを添えて

2021年02月15日 06時01分06秒 | 料理住居衣服
例によって、パスタを作りました。今回は、残っていたペットボトルのトマトジュースにトマトジュース缶も足してアラビアータ風に。

【材料】(3人分)
 パスタ(フジッリの残りも使ってしまおう) 人数分
 椎茸 3個
 豚肉(塩コショウして食べやすい大きさに切る) 適量
 トマトジュース 400mL 
 サラダ玉ネギ 熊本県水俣産「サラ玉ちゃん」葉つき 1本
 とろけるチーズ 適量
 にんにく 2個
 鷹の爪  1本
 オリーブオイル
 塩、コショウ

ここで、サラダ玉ネギは、葉の部分を適当な大きさに切って緑色を利用します。トマトジュースは、軽く煮詰めればトマト缶と同じように使えますし、余れば飲んでしまえるので便利かも。



低温のオリーブオイルにニンニクの香りと鷹の爪の辛味を移します。トマトジュースを軽く濃縮し、豚肉、椎茸に茹で汁を加えて乳化します。



緑の玉ネギの葉とチーズを加えたソースを軽く加熱した後、フジッリと時間差で茹でたパスタをソースにからめます。



これに、スライスしたサラダ玉ネギをたっぷり載せて、黒コショウをきかせて供します。



ピリ辛を基本としチーズの味も濃厚なトマトソースで、なかなか美味しかった。上に載せたサラダ玉ネギ「サラ玉ちゃん」はシャキシャキとさっぱりした味で、とくに水でさらす必要もない点が便利です。熊本県水俣産。毎年、栽培農家から我が家の玉ネギがなくなるこの季節に送っていただくのがありがたい。サクランボ「佐藤錦」のおかげです(^o^)/

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昨夜の地震はだいぶ揺れたが被害はなし

2021年02月14日 08時29分27秒 | Weblog
昨夜11時過ぎころ、かなり強い地震がありました。9時過ぎにはもう寝ていましたので、ぐらぐら揺れて目がさめました。かなり強い揺れ(震度5弱)が長く続きましたので、10年前の東日本大震災を思い出しました。幸いに当地は地盤が安定しているためか、家具が倒れるとかモノが落ちてくるとかいったこともなく、ラジオを聴いて震源地が福島沖であることや震源の深さが60kmと深めで津波のおそれはないことなどを確認、また寝ました。

朝、のっそりと雪が載っている母屋や蔵、作業小屋などを確認しましたが、とくに被害はないようで、ご近所も大丈夫そうです。テレビで福島・宮城両県の被害状況を知りました。新型コロナウィルス禍の中での避難所生活は不安と不便が多いでしょうが、無事に過ごされますよう、被害地域の皆様にはお見舞いを申し上げます。

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