電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

久々に文具店を探訪しメモパッドや「オレッタ」等を購入する

2013年09月30日 06時05分39秒 | 手帳文具書斎
お盆過ぎにプラチナの#3776センチュリー・ブルゴーニュ万年筆を購入して以来、ほぼ一ヶ月ぶりに行きつけの文具店を探訪しました。この文具店の逍遥は、楽しみであるとともに、何かしら発見があり、有益なものです。

今回は、コクヨの小型(B7)・無地のカラーメモと、マルマンのA6判メモパッド(A罫及び方眼罫の2冊)、それに先日「Bun2」で着目したキングジムの「オレッタ」(*1)を購入。

コクヨのカラーメモは、ピンクの色付きですのでよく目立ち、ちょっとした伝言などに適しています。短期記憶が怪しくなってきた当方の年代には実に重要なものです。これに対し、マルマンのメモパッド(*2)の方は、大きさがほぼ葉書サイズと手頃なもので、少々まとまった内容の伝言やメモなど、様々な一過性の用途に多用しています。

キングジムの「オレッタ」は、A4判の書類を三つ折りにして運ぶもので、ファイルごと持ち歩くのではなく、必要な部分だけをコピーしたりあるいは抜き出したりして持参するのに便利そう、と購入したものです。今までは、三つ折りにした書類を使用済の角封筒に入れて、スーツの内ポケットに入れておりましたが、あまりにビンボクサイのも格好悪いのでは、と考えたのはナイショです(^o^;)>poripori




(*1):「Bun2」第49号を読む~「電網郊外散歩道」2013年8月
(*2):マルマンのメモパッドは万年筆にも適する~「電網郊外散歩道」2013年4月

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山形交響楽団の2014年度定期演奏会等のプログラムが決まる

2013年09月29日 06時03分05秒 | -オーケストラ
今月27日付けの山形新聞に、山形交響楽団の2014年度定期演奏会及びいわゆるモーツァルト定期「アマデウスへの旅」のプログラム発表の記事が掲載されました。これによれば、次のような内容になっています。利用時の便利のために、発表通りではなく日付順にしました。

■第22回モーツァルト定期
4月12日(土)
ピアノ:永田美穂
交響曲第46番 K.96
ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467
交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」

■第236回定期演奏会
4月19日(土)20日(日)山形テルサホール
指揮:アジス・ショハキモフ
ヴァイオリン:木嶋真優
シューベルト 交響曲第5番 変ロ長調 D.485
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64 
ドヴォルザーク 交響曲第8番 ト長調 op.88

■第237回定期演奏会
5月10日(土)11(日)山形テルサホール 
指揮:飯森範親
フルート:南部やすか
シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D.759「未完成」
ドビュエンヌ:フルート協奏曲 第7番 ホ短調 
ベートーヴェン:交響曲第3番 op.55「英雄」

■第238回定期演奏会
7月20日(土)21日(日)山形テルサホール
指揮:ミハウ・ドヴォジンスキ
ピアノ:後藤正孝
ワーグナー ジークフリート牧歌 WVW103
リスト ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
バルトーク ルーマニア民族舞曲 
ストラヴィンスキー カルタ遊び 

■庄内定期演奏会(鶴岡公演)
2014年8月10日(日)鶴岡市中央公民館
指揮:飯森範親
クラリネット:川上一道
グリーグ 「2つの悲しい旋律」より「過ぎし春」op.34-2
ウェーバー クラリネット協奏曲 第1番 ヘ短調 op.73
ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」

■第239回定期演奏会
8月30日(土)31日(日)山形テルサホール
指揮:鈴木秀美
ハイドン 交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」
シューベルト 交響曲第9番 D.944「グレート」

■第23回モーツァルト定期
10月5日(日)
ヴァイオリン:小林美樹
交響曲17番 ト長調 K.129
ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211
交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」

■第240回定期演奏会
11月22日(土)23日(日)山形テルサホール
指揮:飯森範親
ピアノ:ニコライ・ホジャイノフ
ベルリオーズ「リア王」序曲 op.4
ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 op.58
ブラームス 交響曲第4番 ホ短調 op.98

■第241回定期演奏会
12月13日(土)14日(日)山形テルサホール
指揮:イジー・シュトルンツ
ヴァイオリン:二村英仁
チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」op.24より
ポロネーズ
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ドヴォルザーク 交響曲第5番 ヘ長調 op.76

■第242回定期演奏会
2015年1月17日(土)18日(日)山形テルサホール
指揮:飯森範親
クラリネット:川上一道
グリーグ 組曲「ホルベアの時代から」op.40
ニールセン クラリネット協奏曲 op.57 FS.129
シベリウス 交響曲第4番 イ短調 op.63

■庄内定期演奏会(酒田公演)
2015年1月31日(木)酒田市希望ホール
指揮:飯森範親
プログラム未定

■第24回モーツァルト定期
2月14日(土)(最終回)
交響曲第1番 変ホ長調 K.16
交響曲第27番 ト長調 K.199  
レクイエム

■第243回定期演奏会
3月7日(土)8日(日)山形テルサホール
指揮:大井剛史
ヴァイオリン:千住真理子
バラキレフ ロシアの3つの民謡による序曲 
ドヴォルザーク ヴァイオリン協奏曲 イ短調 op.53
ボロディン 交響曲第1番 変ホ長調



この中では、何といっても「アマデウスへの旅」の完結が注目されます。音楽監督の飯森範親さんが推し進めたモーツァルトの交響曲全曲演奏会は、交響曲にとどまらず、主だったピアノ協奏曲やオペラ、宗教曲などもまじえて、多彩な成果を挙げて来ました。これが「レクイエム」で幕を閉じるというのですから、ビッグニュースでしょう。
また、飯森範親さんが、ベートーヴェンの「エロイカ」や「田園」、ブラームスの第4番など、オーソドックスな曲目を取り上げるのも注目です。
初登場アジス・ショハキモフさん指揮の第236回定期演奏会が、シューベルトの5番とかメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、それにドヴォルザークの第8番の交響曲という親しみ深い曲目で注目されます。
毎回楽しみな鈴木秀美さんのハイドン「太鼓連打」とシューベルトのハ長調交響曲「グレート」の回も注目されます。
ミハウ・ドヴォジンスキさんが指揮する第238回では、バルトークとリスト、ストラヴィンスキーなどのプログラムが注目ですし、イジー・シュトルンツさんの第241回では、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とドヴォルザークの第5番。これも楽しみです。
協奏曲では、永田美穂さんがモーツァルトのピアノ協奏曲第21番を演奏し、ニコライ・ホジャイノフさんがベートーヴェンの第4番のピアノ協奏曲を取り上げます。千住真理子さんによるドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲、また川上一道さんのクラリネット独奏でウェーバーとニールセンのクラリネット協奏曲というのもたいそう魅力的です。
いずれも、多彩な曲目、演奏家が目白押しです。来シーズンも、山響定期会員で良かったな~と思うことでしょう(^o^)/

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モーツァルト?「ヴァイオリン協奏曲第7番?」を聴く

2013年09月28日 06時01分58秒 | -協奏曲
通勤の音楽に、屈託のない音楽を聴きたいと選んだのが、モーツァルト?の「ヴァイオリン協奏曲第7番?」です。作曲者名と番号にクエスチョン・マークが付くのは、偽作かもしれないという疑いが濃いから。でも、写譜と言われる楽譜が昔から伝えられ、音楽もそれなりに魅力をもったものであるとき、本当は誰の作品であっても、何度も繰り返し聴いて楽しむことはできます。演奏は、美音のヴァイオリニストであるジャン・ジャック・カントロフとレオポルド・ハーガー指揮のオランダ室内管弦楽団のコンビで、1986年6月、アムステルダムのヴァールス教会で収録されたPCM/デジタル録音。CDは、DENON COCO-70455 です。

このCDでは、トラック分けの他に、細かくインデックスが付けられています。例えば第1楽章:アレグロは、第1主題~第2主題~第1ソロ~第2トゥッティ~第2ソロ~第3ソロ、再現部~第3トゥッティ~カデンツァ~コーダ、という具合です。ニ長調、4分の4拍子、屈託のない、楽しい音楽です。
第2楽章:アンダンテ、ト長調、4分の3拍子。弦のピツィカートで始まります。独奏ヴァイオリンは伸びやかに。中ほどの、短調に転じた後の音楽は、なかなか美しい音楽です。
第3楽章:ロンド、アレグロ。ニ長調、4分の2拍子。快活で、活発な音楽です。途中に出てくる旋律が、どうしても「ハーレルーヤ、ハレールーヤー」と聞こえてしまい、なんとなくモーツァルトっぽさ(^o^;)を感じてしまいます。

調べてみたら、偽作の疑いのある第6番と第7番を含むヴァイオリン協奏曲の全集を完成させているヴァイオリニストは少ないのだそうです。当方、真作かどうかは大事だと思いますが、「偽物など断固排撃!」というような厳格主義の性分ではありません。いかにも素人音楽愛好家らしく、「ステキな音楽なら排撃しなくてもいいんじゃないか」というものです。そして、実際に耳にすると、第3番や第5番などと比べるとちょっと……とは思いますが、けっこうチャーミングで立派な音楽ではありませんか。カントロフの録音は、偽作と疑われながらもこれまで長らく演奏され続けてきた音楽を、愛好家が実際に耳にすることができるという意味でも、貴重なものなのかも。

参考までに、演奏データを示します。
■カントロフ盤
I=9'40" II=7'56" III=9'24" total=27'02"

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猫の経上がりて成りたるものは

2013年09月27日 06時05分54秒 | アホ猫
我が家のアホ猫母娘は、今年で15歳と14歳になります。すでにけっこうな年齢なのですが、当人(猫?)たちは全く自覚がありません。今日も知性と教養の程度を暴露するような会話をしておりました(^o^)/

 あのね、うちのご主人に聞いたんだけど、山の奥に「猫また」っていう怪物がいてね、人を取って食うんだって。「猫また」っていうのは、年を取った猫が化けたものなんだそうだけど、ヘンよね~。アタシはまだ若いからいいけど、ママは相当の年寄りでしょ、でも、「猫また」なんていう怪物に化けられるほど、パワーはないと思うわ。取って食うんなら、せいぜいネズミとかコウモリとかムクドリくらいよね~。
 ところで、年を取った猫が化けたのが「猫また」だったら、年をとった猿は、何に化けるのかしら?聞きたいわ~(^o^)/

おまえね~、そういうのを「猫をかぶっている」って言うんだよ。猫が猫をかぶって、どうすんのさ!

フン!アタシは最強よ!



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某大学から非常勤講師を依頼される

2013年09月26日 06時03分20秒 | Weblog
しばらく前に、某氏から依頼があり、某大学で非常勤で教えてほしいと言われていました。今の職場でも、実はこういう話が内々にあってと告げて事前に了解を得ておりましたが、いよいよこの秋から担当することになりました。理論的というよりは経験的・実務的なものですので、気分的にはそれほど気が重いというものではありませんが、やはり気になります。一時間程度ならば、大学生に話をしたことはありますが、ある程度の回数となると、それなりの心構えも資料も必要となりますので、準備は大変です。できるだけ、自分が一方的に話す形ではなく、学生に話をさせて、それに少しコメントする、という形で進めていければ、と思っていますが、さてどうなりますことやら……。

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宮城谷昌光『管仲』下巻を読む

2013年09月25日 06時02分46秒 | -宮城谷昌光
文春文庫で、宮城谷昌光著『管仲』下巻を読みました。運命のいたずらで敵味方に分かれることとなってしまった鮑叔と管仲が、斉の君主を覇者とするまでを描きます。

斉の老王が逝去し、太子諸睨が即位して襄王となります。ところがこの王は、どうもあまり出来がよろしくない。父の服喪をおろそかにするわ、軍事に独断専行するわ、民の信望は集まりません。それどころか、襄王は辛い人質生活を送った鄭に復讐するとともに、異母妹の文姜が忘れられず、嫁ぎ先の魯君から取り戻そうとします。どうもこういうレベルですから、なんともしょうがありません。では、召忽と管仲が補佐する公子糾が良いのか、それとも鮑叔が補佐する公子小伯が良いのか。

王の悪政に対する態度が、召忽と管仲が補佐する公子糾の場合は、ひたすら従順にしたがうというもので、民の目には王の悪政を黙認したと映ります。ところが、鮑叔が補佐する公子小伯のほうは違いました。わずかな主従とその家族が、きれいさっぱりと跡形もなく消えてしまったのです。これは、弟として、公子として、反逆はしないが悪政を黙認もしないという、無言の批判でした。当然のことながら、民の信望は公子小伯に集まります。公子糾の家宰として、管仲は焦りますが、傅の召忽は顧慮しません。

結局、襄王の死によって空位となった王の席に、公子糾と公子小伯のどちらが着くのか、というぎりぎりの瀬戸際で、鮑叔の適切な判断が光り、公子糾の側は召忽と管仲の不一致がたたります。それにしても、管仲によるライバル公子暗殺作戦はいかがなものか。これはやはり、鮑叔のほうの勝ちでしょう。

とは言うものの、公子糾の処刑と管仲・召忽の引き渡しを求めた戦後処理も、たいそう厳しいものです。だからこそ、管仲を宰相にするという大抜擢が光ります。鋭利な刃物のような大きな才能を生かしつつ使うことができるのは、良き理解者と良き主君があってのことなのでしょう。



管仲の為政者としての記述はごく簡潔なものとなります。このあたりは資料の不足なのかそれとも小説としてのドラマ性の不足のためなのでしょうか。文庫本二冊という入れ物の中に、「管鮑の交わり」と「運命の一矢」を軸に描いた、読むにはちょうど手頃な長さの佳編です。

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果樹園に2トンの堆肥を入れる

2013年09月24日 06時02分53秒 | 週末農業
秋、果樹園では肥料を与える時期です。我が家では、亡父が育てたサクランボを中心に、週末農業でなんとか維持運営しております。ところで、草刈りや防除作業は機械でできるものの、肥料を与える作業は今のところ人力でやるしかありません。今回は、22日と23日の二日間、実際は東沢バラ公園での山形弦楽四重奏団演奏会の時間を除いて、ほぼ一日半、堆肥を入れる作業を行いました。その全量は二トン!

冒頭の写真は、およそ1トンの完熟堆肥を運んでもらったところです。このような山が2ヶ所にあります。これを、スコップで一輪車に積み、サクランボの樹の根元まで運び、ザァ~とあけて戻ります。これの単純な繰り返しです。



肥料と言っても、堆肥の場合は窒素分が中心です。これは、植物体の成長のもとになる栄養分です。光合成を行う葉をたくさんつけるには、基礎肥料として堆肥が有効です。花や実の栄養になるのは、リン酸やカリウム等です。窒素とリン酸、カリ分のバランスが重要になります。窒素過剰になると、栄養成長が優勢になり、花芽が少なく、実が早くうるんでしまいますので、堆肥を入れれば良いというものではありませんが、化学肥料だけでは土が固くなってしまいます。堆肥を入れれば土壌生物も活発に活動して土が柔らかくなり、根の環境も良くなります。肥料と言えば、やっぱり堆肥が基本です。などと週末農家が知ったかぶりをしてみました(^o^)/

慣れない力仕事で、腕も背中も腰も痛くなりますが、演奏会を楽しみに頑張りました。幸いにお天気に恵まれ、当初の予定を完遂することができました。良かったヨカッタ~(^o^)/



主人の働きぶりに敬意を表して、アホ猫もゴロニャンとすりすりして来ました(^o^)/

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今年も東沢バラ園で山形弦楽四重奏団の演奏会を聴く

2013年09月23日 06時03分02秒 | -室内楽
初秋の晴天の休日、山形弦楽四重奏団の演奏会を聴くために、村山市の東沢バラ公園へ出かけました。午前中は、早朝から植木屋さんが来て庭木の手入れをしてくれており、私のほうは果樹園に堆肥を入れる作業を行い、半分ほど済ませたところでお昼となりました。シャワーを浴びてから東沢バラ公園へ出向くと公園の駐車場は満車で、臨時駐車場に回ります。歩いて公園入り口に行くと、今日は入園料無料の日だそうで、たいへんな人出でした。なるほど、それで駐車場も満車だったのだな、と納得です。




会場はいつもの交流館内に50脚ほどの椅子を並べ、さらにベランダにも10席ほど高脚の卓と椅子があります。合計して60席くらいでしょうか。ローズティーやアイスなどをいただきながら、くつろいで音楽を聴き楽しむことができる、得がたい機会です。



今回は四人とも黒色のシャツで、正面左から、第1ヴァイオリンの中島光之さん、第2ヴァイオリンの今井東子さん、チェロの茂木明人さん、右端にはヴィオラの倉田譲さんです。

本日の曲目は、

(1) J.S.バッハ G線上のアリア
(2) モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク
(3) 真室川音頭
(4) さんさ時雨
(5) チャップリン 映画「ライムライト」のテーマ
(6) 映画「マイフェアレディ」から「踊り明かそう」
(7) 映画「千と千尋の神隠し」より「命の名前」
(8) 百万本のバラ

今日の進行役は、今井東子さんでした。曲紹介の途中で、「宮城県からいらした方はいらっしゃいますか?」とたずねたところ、数人のお客様が手を挙げました。純情かつ乙女な今井さん、あまりにもドンピシャリだったので嬉しくなってしまったらしく、少々どぎまぎしておりましたが、さすがに経験を積んで場慣れしているのか、すぐに「さんさ時雨」を紹介。な~るほど!そういうことでしたか(^o^)/

「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」では、有名な第1楽章の後の第2楽章で、不思議な乾いた音を出す奏法を取り入れ、ちょいとシニカルな、あるいはアルカイックな味わいを出しておりました。情緒纏綿とした昔のウィーン風スタイルとは違った表現と受けとりました。日本民謡の二曲は、小さいお嬢ちゃんも真剣に聴いていましたが、「ライムライト」のテーマでは後ろを向いてあちこち眺めていました。うーむ、小さい子どもには、大人を感傷的な気分に誘う旋律は無縁なのかも。「踊り明かそう」は中島さんのリードで軽快に。もしかして、気持ちよさそうに奏いていた中島さんもヘプバーンのファンなのでしょうか(^o^)/

そして、恒例となったこの演奏会の最後は、やっぱり「百万本のバラ」でした。

盛大な拍手に応え、アンコールは「見上げてごらん夜の星を」と「赤とんぼ」の二曲。私もお客様とともに、幸せな時間を過ごしました。



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ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」を聴く

2013年09月22日 06時02分16秒 | -協奏曲
ダンディの「フランスの山人の歌による交響曲」と一緒に組み合わせて通勤用に作成したCD-Rで、サンソン・フランソワのピアノ、アンドレ・クリュイタンス指揮パリ音楽院管弦楽団による演奏を聴いています。著作隣接権の保護期間が満了し、パブリック・ドメインとなった1959年のステレオ録音(*)ですが、これがなんとも素晴らしい。

若い頃には、もっぱらフトコロ具合が理由で、廉価盤を中心に楽しんでいたため、こういう当時のレギュラー盤に親しむことは難しく、この年齢になってはじめて、その真価を知るなどという経験をしております。そんな経験は残念なことでも何でもなく、人生にはむしろよくあることなのでしょう。公共の財産になるということは、一般の音楽愛好家が、それまで出会うことのなかった名演奏・名録音と出会う機会となるということを意味するのかもしれません。

第1楽章:アレグラメンテ。
第2楽章:アダージョ・アッサイ。
第3楽章:プレスト。

朝は、ダンディの「フランスの山人の歌による交響曲」を聴きながら渋滞前の通勤路を疾走し、帰路は夕暮れの速さを感じながら、ラヴェルの「ピアノ協奏曲ト長調」を聴きながら、やや渋滞ぎみの道路をのんびりと走るとき、この曲の、少しばかり憂鬱さを感じる第二楽章にひどく共感したりします。「のだめカンタービレ」の映画で、ライバルの女性ピアニストが千秋センパイとこのコンチェルトを共演し、のだめチャンがあせる場面がありましたが、曲はこのラヴェルの協奏曲でした。あの演奏は、実際は誰が弾いていたのでしょう?

手元には、他にアルゲリッチ(Pf)とアバド指揮ベルリンフィルハーモニーによるLPとCD(DG:UCCG-5116)があります。LPのほうは、プロコフィエフのピアノ協奏曲が目当てで購入したものですが、CDのほうはラヴェルの作品ばかり集めたものでした。アルゲリッチは、全体に落ち着いたテンポで、第二楽章も静かに優しく優雅に演奏しています。このあたり、サンソン・フサンソワ盤では第二楽章の旋律を実にくっきりと浮かび上がらせ、一種の孤独感を際立たせます。クリュイタンスの指揮も、ところどころで木管を浮かび上がらせ、実に印象的です。

参考までに、演奏データを示します。ただし、サンソン・フランソワ盤のほうは、PCの再生ソフトのタイム表示をもとに、演奏時間を計りました。
■サンソン・フランソワ(Pf)、クリィタンス盤
I=7'38" II=8'34" III=3'49" total=20'01"
■アルゲリッチ(Pf)、アバド盤
I=8'10" II=9'03" III=3'52" total=21'05"

(*):YouTube に、この演奏がありました。




さて、本日は村山市の東沢バラ公園にて、山形弦楽四重奏団の演奏会の予定。毎年のことながら、これが楽しみです。

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ぼけない理由

2013年09月21日 06時04分08秒 | 健康
数年前に胃ガンが見つかり、切除手術を経験した老母が、定期の検査入院から帰ってきて、「いや~、今回は消耗が甚だしい」と感想を述べていました。しかし、翌日からさっそく畑に出かけていきました。実は、内視鏡でポリープを一つ剔出したらしい。昨年は三つだったそうですから、今年は少なかったと言っております。満85歳、元気なものです。

ところで、伴侶を失った老人がぼけてしまいやすい理由の一つに、愚痴と繰り言を聞いてくれる人がいなくなる、ということがあるように思います。老人夫婦の会話の何%が愚痴で何%が繰り言に属するのか、個々のケースによって違っているとは思いますが、若いお嫁さんや多忙な息子・孫(あるいはその逆)では、しょうもない愚痴や繰り言のお相手は難しかろうと思います。会話が少なくなり、横たわることが多くなれば、足腰だけでなく脳が急速に衰えるのも無理はありません。



では、わが元気老母のケースは?
同じように伴侶を失った老人の一人ではありますが、老母には畑があるのが大きな要因のように思います。種を播き、苗を植え、肥料を与え雑草を抜き、自ら収穫を喜び、それを家族や隣人に分け与えて、喜びを得ています。ぼけない理由。それはたぶん、分け与える喜びなのかも。自然の中での労働の工夫と健康の維持、そして家族や隣人との対話の量が大切なことはもちろんですが。

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「カトルセゾン」にロールケーキを買いに行く

2013年09月20日 06時01分33秒 | 散歩・外出・旅行
先日、お土産にいただいたロールケーキがたいへん美味しかったので、店名を頼りに検索して「カトルセゾン」というお店(*1)を発見、行ってみました。場所は天童市老野森一丁目、国道13号線から西に折れて、通称「もみじ通り」に入ってすぐ、靴流通センター店の角で南に左折した西側にありました。店の隣と裏側が駐車場になっているようで、たくさんあるお菓子の中からお目当てのロールケーキをじっくり選ぶことができました。



ロールケーキも何種類かあり、今回はクルミの実などをたっぷり使った 1,600円のものを購入。冷蔵庫でよ~く冷やして、たいへん美味しくいただきました。良いお店を知ることができました(^o^)/

(*1):山形県天童市 カトルセゾン トップページ
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宮城谷昌光『管仲』上巻を読む

2013年09月19日 06時02分19秒 | -宮城谷昌光
文春文庫で、宮城谷昌光著『管仲』の上巻を読みました。記録によれば、初読は2005年の冬、2月に図書館から借りてきた単行本でした。この文庫本は2006年11月に読了とありますので、ほぼ7年ぶりの三読め。上巻は、恵まれた貴族の子である鮑叔(ほうしゅく)と不遇な青年管仲との友情の物語です。

中国の春秋時代の前期、東国の斉の大夫の三男である鮑叔は、周の都・洛陽に遊学し、召公の高弟の一人、管仲に師事し、互いに信頼を得ます。偶然に鄭の太子との関わりができますが、中原の諸国を旅し見聞を広めている途中で、鄭の公子に再会します。鮑叔は、家庭的には不幸で社会的には不遇な境遇にあった管仲を鄭国に招きます。

太子のもとで不幸な娘(木へんに需叔)を下賜された鮑叔は、彼女を愛し妻にすることを決意しますが、好悪の激しい鄭の太子曼伯は、鮑叔を高く評価しながら、間諜ではないかとの予断から、管仲を招こうとはしません。鄭と周とが戦ったとき、管仲は生活のために一兵卒として鄭に従軍しますが、敵の間諜との疑いを受け、自軍に捕えられて拷問を受けます。実は、管仲が命を助けた巣画が、自分こそ敵の間諜であることを、逃亡先から書簡を送り、釈放させたのでした。生来、明るい性格の鮑叔は、鄭の太子に厚遇されますが、もともと陰性の管仲は鄭とは相性が悪いようです。

管仲は鮑叔をさそい、行商を始めます。資金も乏しいため、鮑叔は太子にかけあい、南陽の情勢を探りレポートするという名目で、資金を引き出し、同行します。

「わたしは見識と予見をもっているつもりです。あなたの不幸が大きければ大きいほど、不遇が長ければ長いほど、比類ない幸福と厚遇とが、未来にあるようにおもわれてならない」

このように、鮑叔の陽気な信頼が、ともすれば崩れようとする管仲の感情を支えたであろうことは疑いありません。

牛車を引きつれた二人の行商の成果は、管仲にとっては妻となる女性・梁娃との出会いですし、鮑叔にとっては調査報告を受け取った鄭の太子の信頼と、斉への帰国命令でした。鮑叔は、斉王に管仲を強く推薦し、二人は斉の公子のために仕えることとなります。ただし管仲は召忽が傅をつとめる公子糾の家宰となり、鮑叔は公子小伯の傅となります。二人の公子を比べてみると、才能のある公子糾のほうは、残念ながら召忽という傅と管仲という家宰の方針とが、大きなところで必ずしも一致していませんが、平凡な公子小伯は、鮑叔の教育方針によって徐々に成長しているようです。

なかなかおもしろい。二人の対照的な性格と相互の信頼は、好感が持てますし、二人のまわりにいる脇役の人たちの描き方も魅力的です。

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台風18号の通過の後に思うこと

2013年09月18日 06時03分52秒 | Weblog
各地に強い雨や風をもたらし、台風18号が水害や突風などの被害を残して去りました。被災地の皆様には、お見舞いを申し上げます。本県にもかなりの影響を与えて去りました。庄内地方では、特産の梨に落果被害が出たようですし、スモモの秋姫などはどうだったのか、自然相手で仕方がないとは言うものの、丹精していた農家の口惜しさが思われます。我が家の周辺では、風雨は強かったものの、老母が育てているダリアが倒れたくらいで、幸いにあまり直接的な被害はなく終わりました。当地は本当に自然災害が少ない所で、多少の積雪は仕方がないなあと家族で話したところです。

ところで、これまであまり報道されて来なかった、台風にともなう周辺各地の竜巻や突風の映像が、テレビに出てくるようになったことに驚きます。以前ならば、アマチュアの映像がこれほどまでに利用されるなどは考えられないことでした。これも、おそらくは小型のデジタル映像機器の普及と、YouTube などのユーザー投稿型のしくみが普及した影響ではないかと思います。

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妻のプリンターを更新する

2013年09月17日 06時01分54秒 | コンピュータ
妻が使っているプリンタは、キャノンのMP55というインクジェット方式の複合機です。当方の備忘録によれば、もともとはお嫁に行った娘が学生時代の2002年12月に購入したものでした。結婚して場所塞ぎになるからと実家に戻してよこしたもので、ちょうど私もモノクロのレーザープリンタが故障して困っていたところ(*1)でしたので、印刷だけでなくコピー機能にもずいぶん重宝しました(*2)。しばらくして妻のプリンタが壊れ、私もブラザーのモノクロ・レーザープリンタを導入(*3,4)したために、今度は妻のもとへ行ったという、稼働11年、実に働き者のプリンタでした。



妻にとって初めての複合機は、コピー機としても重宝していたようで、けっこう様々な場面で活躍しておりましたが、このところ黒が全く出なくなり、ヘッドクリーニングをしてもインクを交換しても、全く駄目です。たぶん、基盤のどこかで不良箇所が発生したと考え、交換を決意しました。



夜、車で某量販店に行き、今までの操作性やインク交換のやり方の共通性などを考慮して同じ CANON製品から選ぶこととし、型落ちの PIXUS MG6300 シリーズの MG6330 という機種を安価に購入。セットアップして、なんとか使えるようになりました。こんな場面では「一家に一人、理系の便利屋」的に活躍しております(^o^)/




しかし、それにしても、交換用インクはなぜあんなに高価なのでしょう?量産効果はあると思うのですが、やはり消耗品でしっかり儲ける「ひげそり・コピー機商法」なのでしょうか(^o^)/

(*1):プリンタを複合機に交換する~「電網郊外散歩道」2007年2月
(*2):画像処理入門の資料を印刷する~「電網郊外散歩道」2008年6月
(*3):モノクロ・レーザープリンタを発注する~「電網郊外散歩道」2010年9月
(*4):モノクロ・レーザープリンタの使用感~「電網郊外散歩道」2010年9月

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万年筆の書き味と日常的な使いやすさ・使用頻度は必ずしもイコールではない

2013年09月16日 06時02分32秒 | 手帳文具書斎
複数の万年筆を使っていると、どうしても使用頻度に偏りが出てきて、日常的な使いやすさ・使用頻度とそれぞれの万年筆の書き味とは必ずしもイコールではないと感じます。

たとえば、スリップシール機構のおかげで乾燥しにくいプラチナ社の廉価万年筆プレッピー(Preppy)は、そのチープな外観と1本200円というお値段から、きわめて安直に持ち出すことが多く、また細字のために手帳に記入することも少なくなく、日常的な使用頻度は高いものがありました。現在、同社の#3776ブルゴーニュを入手しましたので、若干事情は変わってきましたが、それ以前の状況は、滲みにくく裏抜けしにくい同社の古典ブルーブラックインクの特性もあり、書き味を云々する以前に便利さが優先しておりました。

これに対して、自宅のデスクワークで使うことが中心のパイロット社のカスタムは、中字であることや、「紺碧」インクがかなり用紙を選ぶこと等の理由で、使用頻度はあまり高くはなりません。書き味だけから言えば、最も長く使ってきた万年筆であり、自分の書き癖によく馴染んでいるのですから、そういう事情で、使いやすさの観点からは上位には来ないようです。

万年筆の書き味と使いやすさ・使用頻度は必ずしもイコールではない。むしろ、用途やスタイルに適したものが使いやすく、またよく使われる、ということのようです。

今後は、滲みにくく裏抜けしにくい古典ブルーブラックインクを使ったブルゴーニュが、プレッピーに置き換わる形で、上位に来るようになるものと思われます。

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