電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

リタイア後の生活で多色ボールペンの評価はどう変わったか

2024年07月17日 06時00分27秒 | 手帳文具書斎
退職前の多忙な頃は、多色ボールペンは強い味方でした。とくに黒・赤・青の三色は、手帳にスケジュールをメモしたり訂正したり、文書や資料の校正に使ったりしました。急な会議などで場所を移動する必要がある時など、とりあえず多色ボールペンを一本持ち出せばすみ、ありがたい存在でした。



一番最初に多色ボールペンの便利さを感じたのは、Jetstream の3色ペンだったように思います。プラスチックの透明軸の、0.7mm や 1.0mm のものなど、それまでの油性インクの重さに比べて抜群の書きやすさに驚喜して使っていた(*1)ように記憶しています。



その後、あまり安っぽくない軸がほしいと、0.5mmのシャープペンシルと4色ペンが合体した4+1タイプのものやウィスキー樽材を握り部に用いたものなどを愛用しました(*2)。



その後、スマートフォン用に3色タイプのタッチペンを購入したりしましたが、いずれも基本は Jetstream の替え芯を使えるものに限られ、ぺんてるのヴィクーニャの 2+1 タイプも Jetstream の 4C 芯を使えるということで選んで購入しているほどです。



では、これが退職後にはどう変わったか。

  • 急ぎの会議はなくなり、地域の会議・会合も回数は少なくないものの、厳密に記録を取って押印を必要とするようなレベルのものはなくなった。
  • 持参する筆記具も、ダイアリーのペンホルダーに挿している万年筆1本で足りるようになった。プラチナ社の古典ブルーブラック(BB)インクがコピー用紙でも滲まず裏抜けもしないことも理由の一つ。
  • 黒で書名をするなどの場面を考えて、PowerTank スマート(黒、1.0mm)を身につけて行くことも多い。たいていは古典BBインクの万年筆と PowerTank で間に合う。
  • 自宅で使い切れないほど多種の筆記具をマグカップのペン立てに立てているのは、今や単なる趣味、道楽だろう。「たまには使ってみるか」的な、要するに気分の問題。

リタイア前の忙しいときには、これ1本を持ち出せば用が足りる多色ボールペンは強力な相棒だったけれど、退職と共に「忙しい」シチュエーションがなくなり、ゆっくりと好みの筆記具を選んで使えるようになった、ということなのでしょう。多忙だった現職の当時を思い出す多色ボールペンを、時々は使ってやりたいと思うこの頃です。

(*1): Jetstreamの三色ボールペンを発見〜「電網郊外散歩道」2008年2月
(*2): 今年一年、最も愛用した文房具〜「電網郊外散歩道」2011年12月

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ジェットストリームの新インクだと思ったら

2024年07月13日 06時00分23秒 | 手帳文具書斎
過日、話題のボールペン、新開発のライトタッチインクを用いたジェットストリーム(Jetstream)ボールペンのつもりで、店頭で見つけたボールペンを試しに購入して来ました。老眼鏡をしていなかったので、細かい表示が読めなかったのが敗因で、

実は海洋プラスチックを使った軸で、インクは従来のものと同じもの

でした。失敗、失敗(^o^)/



新開発インクを使った単色軸は、形は従来製品のイメージを残したまま、色が海洋プラスチック素材のものとよく似た単色のデザインになっているようです。クリップの付け根のところは変更されているようですが、握りのところの滑り止めの素材や加工はどんな工夫をしているのかなど、興味深いものです。やはり実物を手にとってみたいところです。あらためて探してみましょう。

そう言えば、三菱鉛筆は海洋プラスチックを使った軸を出し、別の会社ではバイオプラスチックの軸を出しているようで、文具メーカーにも環境を意識した取り組みの波が押し寄せて来ているようです。時代だなあ。そういえば、Jetstream の書き味に驚愕して3色ペンに狂喜していた頃が懐かしい。2006年頃だったかな、それとも2008年だったかな。

※写真は、上から PowerTank スマート(黒、1.0mmに交換済)、Jetstream 従来製品(黒、0.7mm)、Jetstream 海洋プラスチック軸(黒、0.7mm) です。

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ダイアリーのペンホルダーとLIGHTIVE万年筆の近況

2024年06月21日 06時00分36秒 | 手帳文具書斎
髙橋書店のB6判ダイアリー「フェルテ-9」を常時携帯する手帳兼日誌としていますが、このペンホルダーに適するペンとして、「百周年Preppy(F)」から中字の万年筆「LIGHTIVE(M)」に交代させました。それが今年の5月でしたので、ほぼ1ヶ月使ってみての感想です。

  • ペンホルダーにほぼぴたり適合する胴軸の太さで、軽くストレートな形は差し込むにも取り出すにも支障がありません。

  • ペンの自重が軽いのとゴムバンドで固定して持ち運ぶ関係で、ペンを落っことすという事態は起こっていません。
  • 中字で書いても裏抜け・裏写りせず、さすがはプラチナ古典ブルーブラック・インクです。優秀です。
  • 中字のため一定以上の大きさで書く習慣ができ、老眼の目には読みやすく(視認しやすく)ありがたいです。

  • マンスリータイプのスケジュール欄は、中字のペンで字が大きくなり、記入スペースが足りなくなるかと懸念しましたが、あまりそういうことは起こらず、稀に予定の多い日には空欄に矢印を引っ張ってそこに書いています。
  • パイロットの万年筆にパイロットのインクを使わない理由は、パイロットのブルーブラックは裏抜けしやすいから。「フェルテ」の用紙でも中字のペンでは裏にインクが抜けました。両面に細かく書くには不向きです。

当面、パイロットの廉価万年筆「LIGHTIVE」をダイアリー専用のペンとして使っていきたいと思います。

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『Bun2』2024年6月号を読み、手書きについて考える

2024年06月20日 06時00分02秒 | 手帳文具書斎
行きつけの文具店に行き、香典袋とノートを購入して来ました。ノートは、せっかくなのでコクヨの新製品 Campus フラットを。30枚3冊パックが特売で平積みになっていましたので、これを購入。税込451円。



ついでにステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2024年6月号をもらってきました。今号の特集は、「手書きのススメ」です。主な内容は、

  • この最新ボールペンに注目!〜三菱鉛筆 新開発インク搭載「ジェットストリーム」、パイロット「フリクションシナジーノック」など。
  • ペンコンシェルジュが語る手書きの魅力〜万年筆の紹介、レイメイ藤井「大人の魔法のザラザラ下じき」など。

なるほど、各社筆記具の新製品の紹介というわけですね。ジェットストリームの新開発インクは興味がありますが、その前にサクランボ収穫作業で忙しくしていた期間に点検していなかった現用筆記具を調べてみなければ。

  • 農作業メモノートにセットしていた PowerTank スマート(黄緑軸)のインクがなくなりましたので、黒1.0mm替え芯に交換しました。2023年4月より1年2ヶ月使用。
  • Signo307 の青のインクがなくなりましたので、同0.5mm青の替え芯に交換しました。2016年10月から7年8ヶ月使用。


  • 万年筆はパイロットのカスタム・グランディ(M)に同社のブルーブラックを補充しました。このインクは甚だしく裏抜けしやすいので、ほとんど備忘録(ツバメノート)専用です。




私にとって手書きの魅力とは、準備せずにすぐ手に取って書き始められることです。パソコンなど装置を準備したりソフトを起動したり用紙をセットし設定したりするような余計な動作の必要がない。手にとってすぐに書き始められるのが何よりの魅力ではなかろうか。とりわけ、数値を元にしてフリーハンドでグラフ化してみると、傾向、関連性がよく見えます。下書きですから、美文字だとか字の上手下手などはあまり関係がない。必要ならば表計算やワープロソフト等で入力編集出力してやれば良いだけの話のように思います。

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雑記帳の専用ボールペンと替芯の交換

2024年06月03日 06時01分00秒 | 手帳文具書斎
以前は、自宅用雑記帳としてマルマンの「Ca.Crea」にゼブラのSarasa0.5mmブルーブラックをリングに引っ掛け、専用ペンとして使っていました。残念ながら行きつけの文具店では「Ca.Crea」の補充ができず、極東ノートの「F.O.B COOP」B6判を後継ノートに選び(*1)、今のところ半分程度の消費状況です。

では、専用筆記具のほうはどうか? こちらは、当初は三菱のユニボールワンを使ったりしていたのですが、2023年9月に新たにゼブラの青のJF-07芯に交換したパイロットの V-Ball軸が意外にも使いやすく、ずっと使ってきました。このたび、いよいよインクがなくなり、替え芯に交換したところです。もっぱら手元の雑記帳の専用として使ってきて、55項目、41頁ほどになっています。ゲルインク・ボールペン、しかも0.7mmという線幅の芯ですので、インクの減り方はみるみる減っていくという感じですが、実質使用期間10ヶ月。それにしてもよく使ったものです。枕元雑記帳は、寝転んで仰向け筆記ができる PowerTank 黒 1.0mm の一択ですが、こちらの雑記メモノートというか手元雑記帳に関する限り、金属リングに引っ掛けて常時セットで運用しているせいで、やや大げさに言えば、他の筆記具の追随を許しません。



Pilot 社の廃番 V-Ball は、本来は水性インクで、リフィルの形はフリクションと同型のものらしいですが、手元の軸は Zebra 社の安い方の Sarasa Clip 軸よりも少しだけ品質感が高いです。インクの色も、ブルーブラックほど黒っぽくないのと、空色に近いほど明るい PowerTank の青ほどには明るくない。万年筆インクで言えばモンブランのロイヤルブルー系の紫に寄った青で、魅力的です。ただし、今の「ブレン」等の製品と比べて、本来でない組み合わせのために、ペン先に少しガタつきがあるのが難点でしょうか。

(*1): 備忘メモノートを更新、Ca.CreaからF.O.B Coopへ〜「電網郊外散歩道」2023年3月

※備考 この記事は、「手帳文具書斎」カテゴリーの949番目の投稿です。Goo ブログでは、1カテゴリーあたり999記事でいっぱいになるのではなかったかと思います。実際に試してみるとどうなるのか、興味深いところです。あと50本。

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手帳ダイアリー用に中字の万年筆LIGHTIVEを再起用する

2024年05月13日 06時00分44秒 | 手帳文具書斎
スケジュールと日々の行動記録を書き留めている髙橋書店のB6サイズの手帳の専用ペンとして、プラチナ社の百周年記念ムックに付録のプレピーPreppy(0.3)を使ってきましたが、同社の古典ブルーブラックのボトルインクを使っていて、細字ではどうもパッと見た時の視認性がいまひとつと感じられます。中字のプロシオン(PROCYON)で記入した時の内容はパッと把握できますので、これは当方の視力とのマッチングの問題と見当をつけ、中字の軽いペンと交代することを考えました。候補としては、



  • 付属のペンホルダーの耐久性を考えると、できるだけ軽量のものが望ましい。
  • ペンホルダーからの抜き差しを考えれば、キャップと胴軸に凸凹のないストレートな形状が望ましい。

という2つの条件に合致することが必要です。手持ちのペンの中で探してみると、

  • プラチナ プレッピーPreppy(0.5)
  • パイロット LIGHTIVE(M)

あたりが候補となります。今回は、パイロットの LIGHTIVE を再起用することとし、棚吊り現象が甚だしいインクコンバータ CON-70 は使わずに、空のカートリッジにスポイトで充填して使うことにしました。





軽量でストレート。組み合わせ的にはぴったりです。しばらくこれで使ってみたいと思います。



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ミドリのポケットメモ「Diamond memo」を使い切った

2024年05月09日 06時00分16秒 | 手帳文具書斎
何冊かある手持ちのリング式ポケットメモ帳の中で手に取る頻度が高かったミドリの「ダイアモンド・メモ」(Diamond memo)を、このほど使い切りました。調べてみたら、最も古いメモは2015年5月で、ちょうど9年使ったことになります。小さなポケットメモを9年も使ったということは、たまにしか使わなかったということでしょう。そういえば、退職前で通勤時間が長かった時にトイレ休憩で利用したコンビニ等で見つけて購入したのがきっかけだった(*1)ような記憶があります。これまでも同タイプの別の製品を何冊か使い切っています(*2)が、ずっとなくさないで使い続けたのは、それはそれで役割があったためということでしょう。



今は、通勤もなくなり、同僚に仕事上のメモを渡すこともなくなりましたので、使う頻度はさほど高くはありませんが、常に持ち歩いている手帳ダイアリーや備忘録ノートを開くまでもない、書店や図書館で本を探したり、ちょっとした買い物などのメモや通院の待ち時間などのスキマ時間をつぶすために思いついたことをメモする等の用途には便利です。用途が限定されない使い方に、出番を待っているポケットメモがすでに待機しています。



(*1): 各種ポケットメモについて〜「電網郊外散歩道」2014年1月
(*2): ポケット・メモ帳を使い切るとき〜「電網郊外散歩道」2017年6月

【追記】
最初はメモパッドと表記してみましたが、考えてみると pad というのは一端を糊付けして1枚ずつはがせるようにしたものだそうで、リング式のメモ帳は該当しないと判断し、ポケットメモ帳に統一しました(^o^;)>poripori

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備忘録ノートとキーボードはどちらが手前に来るか

2024年05月04日 06時00分17秒 | 手帳文具書斎
最近、やけに細長いノートが一般的になってきているようです。例えば B5判のノートを上下で2分割したようなサイズのB6横判とか、A4判ノートを上中下に3分割したようなノートなどです。普及の理由は、パソコンのキーボードの手前に広げてメモを取るのに便利だ、ということらしい。

ふと、私の場合を考えてみました。私の場合、備忘録ノートに何かを書きこむ時は、キーボードはデスク奥のミニコンポのアンプの上に片付けて、ノートを広げることが多いです。このやり方だと、書籍や新聞雑誌等を広げながら、要点をメモすることができます。また、画面を見ながらノートにメモを取る場合も、どちらかと言えばキーボードは奥の方に置き、手前側は広く開けて書き込むスペースを確保します。逆に、備忘録ノートを広げて参照しながらキーボードで入力する時は、ノートを液晶ディスプレイとキーボードの間に置き、場合によっては書見台を使うこともあり、キーボードの手前には何も置きません。

そうか。キーボードとメモ帳・ノート等の位置関係は、

  • キーボードが手前でメモ帳やノートがその奥にある場合、ノート類を参照しながらキーボードで入力する、活動としては「表現」的な場合

  • メモ帳やノートが手前でキーボードが奥にある場合、ディスプレイに表示されたデータ等を見ながらノートに何か書き留める、活動としては「探索」的な場合


というように大雑把に分けられるのかもしれません。もっとも、これはキーボードとPC本体が分かれているデスクトップ型PCの場合の事情であって、ノートパソコンの場合はメモ・ノートを手前に置くしかないのかもしれませんが。

いずれにしろ、紙のノートに書くことは脳科学的にも効用が大きい(*1)ようで、せっせとノートに書き、その一部は当ブログに反映するようにいたしましょう(^o^)/

(*1): 紙のノートの脳科学的効用〜東京大学教養学部報より

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最近の筆記具が細字化の方向に向かう背景

2024年04月25日 06時00分57秒 | 手帳文具書斎
最近、三菱鉛筆のベストセラー・ボールペン「ジェットストリーム」に、新しいインクが開発されて製品化された(*1)と知りました。私自身、従来のジェットストリーム・ボールペン、特に 1.0mm と 0.7mm を愛用しておりますが、0.5mm のほうは独特の滑らかさを感じるよりも前に、むしろ固さや引っかかり感など、ジェットストリームらしからぬイメージをもっていましたので、おそらくは最も需要の多い 0.7mm の他に、この 0.5mm の細字方向の滑らかな書き味を改善したのだろうと推測しております。

また、ボールペンでも 0.38mm や 0.28mm といった極細字化が進んでいますし、最近ではシャープペンシルでもこうした極細化の動きが見られるようです。以前も、証券用などのボールペンで細字で書ける筆記具はあったわけですが、このところの急速な技術開発や商品展開は驚くばかりで、細字化、極細字化の方向性は止まりそうがありません。

例えば米国製のスクール用として用いられているボールペンなどは、かなり太字のものが普通のように記憶していますが、日本のボールペンの細字志向の背景は何なのだろう。おそらくは、小さな漢字をびっしりと書く必要のある人が多いから、なのでしょう。役所など、手書きで記入する用紙でも、もう少しゆったりしたスペースならいいのに、と思うことがすくなくありません。ワープロ等で作られた書式がベースになっているものだから、そこで想定されたポイントの文字数でも、手書きで書くにはスペースが小さすぎる。いきおい、小さな字でみっちりと書かなければいけない、ということなのでしょう。

また、スマートフォン等の利用が増えたとはいえ、まだまだ手書きの手帳を愛用している人は少なくないでしょうから、小さな枠内にごく小さな文字で書き留める必要があり、それには消せる筆記具や細字よりも極細ペンを求めてしまう、という需要があるからでしょう。

逆に、引退世代は、老眼のために視認性を重視し、ハッキリしたインク色の太字の筆記具を求めるという理由の他に、このチマチマした筆記習慣を離れて、自由な枠組みでのびのびと書きたいという無意識の願望があるのではなかろうか。

(*1): 『JETSTREAM Lite touch ink』登場〜三菱鉛筆プレスリリース

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ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2024年4月号を読む

2024年04月07日 06時00分36秒 | 手帳文具書斎
先日、行きつけの文具店でファイルやセロテープ、画鋲などを補充してきた際に、隔月刊行されている文具に関するフリーマガジン『Bun2』の2024年4月号をもらってきました。今号の特集は、

新生活お役立ち最新文房具

というもので、サブタイトルによれば「多彩なワークスタイルに対応」し「仕事に役立つ文房具」を集めたものとなっています。具体的には、

  • ナカバヤシ「スマウス」〜マウスパッドが一体になったマルチケースで、スマホスタンドにもなる
  • ライオン事務器「マウスパッドポケット」〜マウスパッドにもなる収納ケース 

が目につきます。実際、非常勤で勤務していた職場ではパソコンは1人1台で使えましたがマウスパッドがなく、ビジネス用の角2封筒をちょん切って代用していましたので、こういうのがあったら良かっただろうと実感します。また、あちこち移動して仕事をしている人にとっては実用的で便利な製品であることは確かでしょう。今は引退してもっぱら書斎やリビングでデスクトップ・パソコンを使うだけですので、マウスパッドはそれぞれに完備しておりますが。
記事はさらに続き、

  • コクヨ「キャンパス フラットが気持ちいいノート」〜キャンパスノート史上最高にフラットに開く〜スマホ撮影にも適する
  • LIHIT LAB.「カスタマイズ・オープンリングノート」〜表紙やリングの色などを選んで組み合わせたオリジナルなA5判リングノートを作れる

など、ノートの新製品も紹介しています。当方、コクヨのドット罫線ノートはパイロットの万年筆インクが裏抜けすることから敬遠しておりますが、紙質はどうなのか疑問が残ります。また、最新筆記具コレクションとしてパイロットの「フリクション・シナジーノック」やゼブラ「サラサクリップ3色」、「ブレン4色+シャープ」などが紹介されているほか、三菱鉛筆の「ジェットストリーム・ライトタッチインク」を使ったシリーズを少しだけ顔見世しています。



恒例となった OKB48総選挙の結果発表は、ジェットストリームとユニボール・ワンの圧倒的な人気とフリクションボールの後退、ジュースアップの前進が目立ち、やはりインクの色がくっきりハッキリ濃いものが選ばれていると感じます。また、私にとってはかけがえのない存在となっている加圧式ボールペン「パワータンク」は33位。地味ながらしっかり特性が評価されているようで、なによりでしょう。

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新年度4月を機に農作業メモの記録ページを新しくする

2024年04月04日 06時00分03秒 | 手帳文具書斎
一気に春になり、連日、農作業に追われています。これを記録しておかないと、記憶の彼方に流れ去ってしまいますので、新年度4月を機に、「農作業メモ」ノートの記録ページを新しくしました。



項目は例年通りで、

月/日(耀) 天気 AM PM    作業内容    自宅裏 園地2
4/1(月) 晴れ 2 4 剪定枝焼却、リンゴ剪定     ◯
4/2(火) 晴れ 3 2 同、梅剪定、野菜畑耕耘  ◯
〜 

というような具合です。ちなみに、AM/PM の数字は実時間を記録しています。右ページには書類提出の内容や防除記録等を記録します。以前は、何時に作業開始して何時に終わったかを記録していたのですが、そちらはダイアリーの行動記録のほうに記入しますので、同じものを二度繰り返す必要はないと判断して実時間数に絞ったところです。実際、作業時間の目安があれば足りますので、これで充分でしょう。

記録用には、パワータンク・スマートの黄緑軸を使っています。書きやすく上向き筆記も可能で軽トラックの窓を台にして立ったまま書き込むという芸当もでき、野外作業には実にありがたい相棒です。唯一の難点はクリップの保持力が弱くうっかり落としやすいこと。同じ三菱鉛筆のジェットストリーム・ラバー軸のような金属クリップのパワータンクが出てくれないものかと願っているのですが。

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お手頃ということ〜愛用の万年筆の中で

2024年03月22日 06時00分49秒 | 手帳文具書斎
よく「お手頃な製品」という表現を目にします。これは、おそらくは

  • お値段が高くなく安すぎない
  • 貴重品のようにではなく日常的に使える
  • 最高性能を追求したものではないが実用上充分な性能を持つ

などといったことを意味するものだろうと思います。愛用の万年筆の中で、自分としてこの表現に一番しっくりするのが TWSBI のダイヤモンド580ALラヴァーでしょうか。2016年9月の購入(*1)当時はまだまだ円高の時台でしたので、ずいぶん安く買えた記憶があります。今は金ペンの価格高騰で国産の一万円台だった万年筆が軒並み値上がりしており、その意味では今なおお手頃な価格と言ってもよいのかもしれません。鉄ペンですので、日常的に使えるものですし、実用的なレベルで書きやすく使いやすいものですので、お手頃な万年筆というとこの製品を連想します。



また、使っているインクがモンブランのロイヤルブルーですが、こちらはお手頃な製品とは言い難いお値段です。円安の今の価格をボトルを使い切るまでの年数で割ると1年あたりの消費額となりますが、それでもずいぶん高いと感じてしまいます。輸出企業には円高はプラスに作用する面が強いのでしょうが、こうした輸入モノの場合は今の円安はなかなか厳しいものがあるようです。

(*1): ツイスビー(TWSBI)の万年筆ダイヤモンド580ALラヴァーを注文する〜「電網郊外散歩道」2016年9月 とみや文具店で会員登録をして会員価格で購入したので、だいぶ割安に入手できました。

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コピー用紙の価格も上がっている

2024年03月15日 06時00分05秒 | 手帳文具書斎
春は地域自治会はじめ各種団体、寺など役員会、総会のシーズンです。当方、完全リタイア後、いくつか地域の役割を引き受けていますので、こうした資料を作成して準備する必要があります。そんなわけで、ワープロや表計算等の出番が増えていることは何度か記事にした(*1)ところですが、役員会を経ていよいよ総会資料を大量に印刷し準備する必要がありました。先日、行きつけの文具店に出向き、コピー用紙を購入してきましたが、世間の値上げラッシュの例にもれず、昨年秋〜冬頃からだいぶ価格が上がっています。たしか、以前は500円玉1個で1〆(500枚)買えたはずですが、どれどれ…当ブログの検索ボックスで「コピー用紙」で検索してみたら、2015年の10月に購入記録があり、その頃の日付で備忘録ノートを探したらレシートが貼り付けてありました。それによれば、同じ製品が@410円(税別)でした。たしか、このくらいの価格が長く続いたと記憶していますが、今は@616円也。あらためて実感しますが、昨今の値上がり幅はだいぶ大きいようです。

また、備忘録ノートにレシートを貼り付けるという単純な記録が、ブログで検索するという方法と組み合わせることにより、参照できるデータに変わることがわかります。




我が家のやんちゃ猫・李白がさっそくいたずらをしかけにやってきました。こらこら、それはいたずらしちゃダメだよ!

(*1): 例えば 「春の各種総会、役員会を準備する〜パソコン、プリンターの出番」〜「電網郊外散歩道」2024年2月

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三菱鉛筆がLAMY社を買収のニュースに驚き、今後に期待

2024年03月01日 06時00分40秒 | 手帳文具書斎
朝日新聞(*1)等の報道によれば、三菱鉛筆がドイツの筆記具メーカーLAMY(ラミー)社の全株式を創業家から買い取り、完全子会社にすることで合意したとのことです。ラミーと言えば、万年筆「サファリ」をはじめユニークなデザインの筆記具で高い評価を得ている会社でありブランドです。Lamy 社の製品は当地のような田舎ではなかなかお目にかかる機会は少ないとは言うものの、Jetstream や PowerTank あるいは Uni 等でおなじみの三菱鉛筆の傘下に入るというのですから驚きです。ガセネタではないことを三菱鉛筆のWEBサイトでも確認(*2)しましたが、将来的には例えば三菱ラミーのブランドで万年筆「サファリ」が登場したりするのかもしれない、などと想像すると、ちょいとワクワクします。確かに、三菱鉛筆には万年筆がありませんでした。筆記具メーカーとしては不満だったのかもしれません。久々に驚いた文具関連ニュースでした。

(*1): 三菱鉛筆、独筆記具メーカー「LAMY」買収で合意〜Asahi.com 2024/02/29付け
(*2): C.Josef Lamy GmbH の持分の取得(連結子会社化)に関するお知らせ〜三菱鉛筆ホームページ、お知らせより GmbH とは Gesellschaft mit beschraenkter Haftung の略で、有限会社の意味だそうです。

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このごろ亡母の手提げバッグが便利なので

2024年02月28日 06時00分18秒 | 手帳文具書斎
退職前は、通勤の際に職場に持ち歩くバッグはある程度決まっていました。常勤の時代はA4判のファイルが入る大きさの書類かばん、非常勤の時代はA5判の備忘録ノート等が入る大きさの帆布のショルダーバッグが中心で、例外的に大きめの荷物があるときにはA4ファイルサイズのトートバッグ等を利用することが多かったかも。

完全に退職した昨年からは荷物を持って通勤する必要はなくなりましたので、図書館に行ったり買い物に出かけたりする時など、外出時のスタイルは一定ではなくなりました。とくに最近は、亡母の遺品の中で見つけた籐細工の手提げバッグが便利そうで、もっぱらこれを使うことが多くなりました。大きさや容量は帆布のショルダーバッグと同程度で、A5判の備忘録ノートやB6判のダイアリー、スマートフォン、ペンケースや文庫本などが入ります。むしろ、出し入れが煩わしくないのが便利です。逆に人混みの中では貴重品の抜き取りなどが考えられますが、ちょっとハンドタオル等でカバーしておくと中身が見えないので多少は安心感があります。



外見上は明らかに婦人用ですが、なに、古希も過ぎた年齢に婦人用だからおかしいなどという固定観念は無用でしょう。軽くて便利、それに丈夫です。良いものは男女を問わず良い、それでいいのではなかろうか。李白もそう思うでしょ?

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