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電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

『Bun2』2025年4月号を読み、ボールペンを振り返る

2025年04月18日 10時03分18秒 | 手帳文具書斎
春は様々な資料を作成する必要があり、パソコンとレーザープリンタが大活躍します。いきおい、A4判のコピー用紙を大量に使いますので、行きつけの文具店で購入してきました。その際に、いつものようにステーショナリーフリーマガジン『Bun2』2025年4月号を1冊、もらってきました。今号の特集は
文房具で心躍る楽しい新生活を!
というもので、
各社から"推し活"をサポートするアイテム続々
新生活におすすめの最新アイテム紹介
として様々な収納やバインダー等を紹介しています。このあたりはあまりリタイアした中高年の関心を呼び起こすものとは言えず、むしろ第14回OKB48総選挙結果発表とか、

あるいは偶然かもしれませんが外海君子さんのニューヨーク文具レポートが「ボールペンの奥義」としてアートへの応用を紹介していたり、

高畑正幸さんの「違いがわかる男の文具講座」も最近のボールペンを取り上げていたり、ちょっとしたボールペン特集になっているようです。

考えてみれば、これほど多種多様な製品が筆記具として飽きられもせずに使い続けられていることは驚くべきことです。インクの種類と色の多様さ、チープなものから高価なものまで様々なデザインの軸の多様さなど、それぞれに特徴と魅力があって商品として成り立っていて、しかも日常生活にしっかりと根付いている。私はもっぱら三菱鉛筆の「ジェットストリームJetstream」と「パワータンクPowerTank」を愛用していますが、それでもふとした拍子に「ブレン」や「サラサクリップ」、「エナージェル」等を手にして使っています。こういう多彩な製品をあーだこーだ言いながら使ってみるのは確かに楽しいことです。文字通り代表的な文具趣味の一つと言って良いでしょう。


今朝は早朝から桃の開花直前の防除を行い、更新が遅くなりました。ただいま梅は満開、桜も見頃、スモモ(大石早生)も咲き始め、桃はようやく今日明日あたり開花かな。


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案内状の発送でフエキの糊を使い切った

2025年04月11日 06時00分59秒 | 手帳文具書斎
私は先祖の遺産のような形で某寺の総代をしていますが、先に開催した法会の関連で送付するものがあるのと、月末近くに予定されている総会の案内状を発送する仕事をしました。この作業のために、フエキの糊「オーグルー(O'GLUE)」を使い切りました。

「アラビック」ヤマト糊もすでに準備していますが、「オーグルー」の値札シールのメモを見ると、2021年に170円のところを136円で購入しています。ふーむ、すると5年間使った(*1)ということだな。今は郵送代もばかにできない金額になってきています。封書だけでなくハガキでの通知も考えないといけない時代になったのかもしれません。

「手帳文具書斎」カテゴリーの992件目の記事です。999でいっぱいになるようですので、あと7件です。


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ジェットストリームの新ブルーブラック芯を試す

2025年04月05日 06時00分06秒 | 手帳文具書斎
退職し、自由な身分になってからも、飲食店などで休んでいる若い人たちが広げている手帳などの手元が気になります。中身までは見えないけれど、月間ダイアリーが1日1ページかはおぼろげながらわかりますし、時間に追われる忙しい人たちにはバーチカル型のダイアリーがいかにも似合っているようです。


ところで、先ごろ三菱鉛筆から発表されたジェットストリーム Jetstream ボールペンのブルーブラック、ペン本体は見当たりませんでしたが、替え芯だけは行きつけの文具店で購入できました。スタンダードな 0.7mm の新型ライトタッチインク SXR-L-7(BB) という製品で、どうやら数量限定の販売になるらしいです。ペン本体がないので海洋プラスチックを使った軸を使うこととし、目印のためにマスキングテープを巻き付けておきました。

同じ Jetstream の青や、Pilot Juice Up! 、あるいはゼブラの SARASA Clip のブルーブラック、そして万年筆のプラチナ古典ブルーブラックなどを並べて書き比べてみました。

こうして並べてみると、Jetstream のブルーブラック(BB)は独特の色です。また、ダマが出やすいと感じます。筆記感は Jetstream らしい滑り方ですが、紙面の出来上がりは今一つという印象。万年筆の均等な線幅で柔らかいタッチの紙面と比較すると、ダマが多い分だけ雑な印象を受けます。大量の文章を書いたり、読んだ本の摘要を続けるというような用途よりは、手帳に書き留めたりちょっとしたメモに使うなどの用途に向いているようです。もしかしたら、数量限定での発売というのは観測気球的な意味合いがあるのかもしれません。
上の段が Jetstream BB(0.7mm) で書いたもので、下の段がプラチナ古典インクBBで#3776ブルゴーニュ(F)で同じ文面で試し書きしたものです。


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祖父や両親は最晩年に何歳まで文字を手書きしていたか

2025年03月19日 06時00分47秒 | 手帳文具書斎
わが父母は、ふだんから日記を書いていました。父親は縦書きの「農家日記」で母親は横書きの高橋書店「中型横線当用新日記」を使っておりました。父はヒロシマで救援に入ったことで入市被曝し、原爆症により何度もガンを発症しましたが、84歳で亡くなるまで万年筆で日記を書いており、最後まで意識ははっきりしていました。母は視力がしだいに衰えてきており、日記を断念したのは数え年で95歳、満で言えば94歳の2022年の2月で(*1)、亡くなったのはその年の11月でしたので、ほとんど日記が書けなくなって力尽きたような形です。使っていたのはノック式のボールペンで、太字のハッキリした濃い色のペンが好みだったようです。

祖父の場合は、もっと若く77歳で亡くなっていますが、もっぱら万年筆で書いていた(*2)ものの、晩年は中風の後遺症で手がふるえるために文字もガクガクしたものとなり、ボールペンで日記帳にメモ程度に書き留めていたようです。古いアルバムの写真一枚一枚に説明を付けていましたが、自分で書けなくなると孫(私)を読んで代筆させていました。おかげで、わが家の古い歴史をまとめた際に(*3)役立ちました。残念ながら祖母は緑内障により30代で失明していましたので、日記等を書き綴ることはありませんでしたが、私の子供の頃の記憶では、定規を使ってまっすぐになるように補助しながら、親や子供たちにむけて便箋に鉛筆で手紙を書いていたりしたようです。

こうしてみると、老人世代の晩年に手書きができることの意味は大きいようです。とりわけ、ボールペンの意義は大きい。手や指が多少とも不自由になる頃、万年筆のインク補充はもうできないかもしれませんが、すぐに書き出せるノック式のボールペンならば、かなり後まで文字を書き綴ることを続けられそうです。ユニバーサル・デザインの観点から言えば、筆記するにも軽いほうがいいでしょうから、重厚なデザインの高価なペンよりも軽くて扱いやすい最廉価なペンのほうが実際はありがたいのかもしれません。


写真は最近プラチナ社の#3776ブルゴーニュ万年筆に同社の古典BBインクを補充したところです。記録によれば、ほぼ40日ぶりになります。


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ぺんてる「ヴィクーニャ」の黒をジェットストリーム4C芯に交換する

2025年03月03日 06時00分51秒 | 手帳文具書斎
手帳に急いでメモする必要があり、ちょうど手元にあったぺんてるの「ヴィクーニャ」EX-3 という多機能ペンで書き込もうとしたら、途中で黒インクがかすれて出なくなってしまいました。これはインクがなくなったなと判断し、とりあえず付録のシャープペンシル機能で間に合わせましたが、黒インクの交換をしておく必要があります。

思い出してみると、たまたま間違って買ってしまった三菱のジェットストリームJetstream の4C芯を使いたいがためにぺんてるのヴィクーニャを購入したのではなかったかと思います。デスクの替芯置き場を探してみたら、確かに黒の0.7mmの 4C 芯がありました。ヴィクーニャ EX-3 の前軸を引っこ抜き、SXR-200-07 というジェットストリームの替え芯をセットして準備完了。

これで、Vicunya - Jetstream がめでたく誕生しました(^o^)/

いや、ヴィクーニャの替え芯を交換するやり方が思い出せず、あれこれ検索してようやく「引っこ抜く」という結論に到達できた、というのは実はナイショです(^o^)/


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ジェットストリームが山形で作られているということを初めて知った

2025年03月02日 06時00分31秒 | 手帳文具書斎
今月の山形県広報誌『県民のあゆみ』(2025年3月号)が届き、ぱらぱらと眺めていたら、ウラ表紙の「潜入レポート:どうなっているの!?三菱鉛筆の山形工場・後編」という記事が目につきました。「いつも使っているボールペンは、どうやって作られているの?」というサブタイトルが付けられ、「山形から世界へ飛び立つボールペン」として、ジェットストリーム・ボールペンが山形県内にある工場で作られているというのです。
昔、『たくさんのふしぎ』という子供向けの月刊誌で三菱鉛筆が山形県の小国町だったか川西町だったか、山形の工場で作られているという話は承知していましたが、今をときめく「ジェットストリーム」が山形工場で生産されているというのは初耳。え〜、それは一度でいいから見学したいぞ! 何かよい機会がないものだろうか? 古希を過ぎても、好奇心は止みません(^o^)/


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フリーマガジン『Bun2』2025年2月号を読み、手元のペンを再確認する

2025年02月25日 06時00分58秒 | 手帳文具書斎
先日、Preppy 用の黒インク・カートリッジを購入してきたついでに、ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2025年2月号をもらってきました。通巻118号です。今号の特集は、
2025年 春の注目文具ずらり!
というもので、その内容は
  • 低粘度油性ボールペンや学習文具に注目!
  • 勉強に便利な文具に新アイテム続々
  • ノート活用法や手書きの魅力を語る〜モレスキン・トークイベント
のほか、最新ステーショナリーを紹介するものです。取り上げられている低粘度油性ボールペンの新顔としては、三菱鉛筆の「ジェットストリーム・ライトタッチインク」シリーズや「ラミーサファリにジェットストリームインク搭載」のほか、ぺんてるの「フローチューン」、ゼブラの「ブレンU」といった顔ぶれです。Jetstream のライトタッチインクについてはすでに記事を書いていますが、他はまだ手にしたことがありません。行きつけの文具店に実際に製品が登場し、試し書きや購入ができるようになるのを楽しみに待ちましょう。
また、新学期を前に「勉強に便利な文具」としてナカバヤシのフラットを追求したバインダーノート「フラリーフ」が紹介されています。コクヨの例のやつを意識した製品ということでしょうか。



Jetstream インクが LAMY サファリ等に採用されて発売されるというのは、国内で Jetstream が登場したばかりの頃を思い出すと、ずいぶん成長したものだと驚きます。そういえば私も2018年3月頃に、中身がジェットで容器がパーカー互換タイプのインクリフィル SXR-600-07 を購入して、娘の土産のファーバーカステルのボールペン(*1)に入れて使っています。LAMY 製品はこれまで使ったことがないのでわかりませんでしたが、どうもインクリフィルは独自規格みたい。ふーむ、もしかすると三菱鉛筆さんの、インクで世界のブランドを Jetstream 化しようという野望の一環なのかもしれません(^o^)/



そうそう、パーカー互換タイプの Jetstream インクリフィルを入れたファーバーカステルのボールペンの現状は、インク残量が見えないのでよくわかりません。最初に重さをはかっておけばよかった(^o^)/



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Preppy+コンバータ+カーキブラック

2025年02月19日 06時00分03秒 | 手帳文具書斎
プラチナ社のごく廉価な万年筆 Preppy は、本来はカートリッジで使うことを想定しているのでしょうが、たまたまインク・コンバータを使ってみたら使えたので、以来ずっと愛用しています。しかも使っているインクが同社の「カーキブラック」(*1)という、希少種中の希少種みたいな存在に(^o^)/

先日、インク残量をチェックしていたらほとんど空になっていましたので、ボトルからインクを補充しました。記録によれば、昨年の6月に補充していますので、7ヶ月あまりということになります。

例によってコンバータのピストンを押し下げ、ボトルに突っ込んで尻ネジをまわすとインクを吸い込みます。インクを吸入できたことを確認したら、ティッシュで余分なインクを拭き取り、胴軸に戻します。


もう一本、黒インクがなくなっていましたので、こちらはカートリッジで交換しました。私の場合、ブルーブラックが主体で黒インクはあまり使いませんので、黒はカートリッジで運用しています。

黒インクとカーキブラックと二本の Preppy を試し書きして、交換した日付もメモしておきました。

こんなふうに、インクの補充や交換そのものを楽しんでいます。いや、わが家のやんちゃ猫・李白に言わせれば、「いったいどこが面白いんだか」というところでしょうけれども(^o^)/

(*1): 「カーキブラック」は同社の「クラシックインク」シリーズの一種で、書き始めはカーキ色で次第に空気酸化されて黒っぽく変化するという面白い性質のインクです。〜プラチナ社のクラシックインク「カーキブラック」を使ってみる〜「電網郊外散歩道」2020年9月


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ボトルからコンバータで万年筆にインクを補充するとき

2025年02月14日 06時00分58秒 | 手帳文具書斎
万年筆というものは、筆記具としてはすっかり趣味の製品になっているのかもしれませんが、私の場合はまだまだ現役筆頭です。さすがに在職時のような筆記量ではなくなりましたが、依然として主たる筆記具の位置にあります。先日、メインユースの万年筆の一つ、プラチナ#3776ブルゴーニュ(F)のインクが切れましたので、例によって同社の古典ブルーブラックインクをボトルからコンバータで補充しました。とはいうものの、インク・コンバータというのを見たことがない人も多い時代ですので、ちょこっとだけご紹介。

こんなふうに、コンバータ内のインクが空になったら、コンバータの尻ネジをまわして内部のピストンを一番下まで下げ、写真のようにインクボトルの中に差し込んで尻ネジを逆に回してインクを吸い上げます。満タンになったらほんの少しだけネジを戻して引き上げ、ペン先に付いた余分なインクをティッシュ等で拭き取り、補充完了。

あとは、インク補充の記録をメモするなど試し書きをして終了です。前回の補充が12月でしたので、およそ2ヶ月弱ということになります。

このプラチナ古典ブルーブラックインクの場合、たいていの紙で裏抜けしないという特性を持っていますが、加えてカートリッジよりもボトルインクのほうが青色が鮮やかな印象があります。昔はパイロットのインクを裏抜けに文句を言いながら使っているだけでしたので、インクでこんなに性質が違うのかと驚いたものでした。そんな理由から、いま愛用のインクとなっています。


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備忘録ノートを更新する

2025年02月05日 06時00分45秒 | 手帳文具書斎
2月の声を聞くと、寒さは厳しい時節ではありますが、日の長さには春を感じるようになります。東北の冬はまだまだ続きますが、一進一退のように見えて実は確実に冬は後退し、春の気配が少しずつ浸透してきています。こんどの寒波をやり過ごしたならば、果樹園の剪定の開始、確定申告の作業も進める必要があります。季節の交代に向かう時期、備忘録ノートも更新の時期を迎えました。

2024年の備忘録ノートの終わりのほうがだいぶ余りましたので、一ヶ月だけ続きを書いて、今月からは新しいノートに移行しています。A5判、A罫、100枚のツバメノート。万年筆インクの裏抜けもなく、定番中の定番、安心の品質です。わが家の猫・李白が邪魔をしてきますが、表紙に「2025 ②」と書いて使い始めます。表見返しには封筒利用のポケット、最初の5枚は目次頁とし、6枚目から本文を書き始める。すでに習慣となったやり方です。


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「農作業メモ」ノートを新たに準備する〜Vol.7になった

2025年01月24日 06時00分38秒 | 手帳文具書斎
年も改まり、そろそろ日も長くなってきていますので、果樹園の剪定作業の段取りを考えなければいけない時期になりました。まずは、「農作業メモ」ノートを更新する必要があります。適当な金属リングのダブルリングノートが見当たらないので、仕方なくコクヨのB6判B罫ソフトリングノート(80枚)を調達してきて、これを使うことにしました。毎度のことながら、表紙にタイトルを書き込むのは緊張します。「2025年1月〜」と書き込むと、「いよいよ始まるなあ」と気持ちも新しくなります。

例によって、準備したものは
  • 表見返しに農協の封筒を切ってポケットを作りました。農協の各支所や農機センター等の電話番号が書いてあるので、便利です。中には農協や農家の店等のカードが入っています。

  • 1ページめには、便利連絡先として堆肥の注文先などをメモするとともに、「このノートは私にとって非常に大切なものです。見つけた場合は下記にご連絡下さい。電話番号〜、氏名」と書き込みました。

  • 次の頁には、ほ場登録や生産管理台帳、農業機械等の登録番号やオイル等の適合型番、電力契約の登録名義とお客様番号、農協の組合員コードや出荷番号、土地改良区の送付コードなどをまとめ、パソコンで印刷した要覧データを貼り付けています。

  • 次の頁には、自宅裏の果樹園の略図と近年になって植え替えた果樹の品種等の一覧をまとめています。

  • 裏表紙の見返しには念のために古い封筒を利用してもう一つポケットをつけました。
このくらいあれば、年間の提出書類はこのノートを見るだけで作成できるはずです。あとは、それぞれシーズンごとに作業記録をとり、具体的なメモを書き込んでいく頁となります。Vol.6 は50枚で3年間使いました(*1)ので、Vol.7 は80枚ですから5年位は使える予定。5年後の2030年には私は77歳ですが、亡父の年齢にはまだまだ達しませんので、なんとか工夫して経営規模は徐々に縮小しつつ、年齢と体力に応じて果樹園農業を楽しんでいたいものです。


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2025年初の万年筆インク補充

2025年01月15日 06時00分17秒 | 手帳文具書斎
2025年になって初めて万年筆のインク補充をしました。パイロットのカスタム・グランディの中字(M)です。インクは同社のブルーブラック。昨年2024年はこのペンとインクの組み合わせが一番補充回数が多くなりました。備忘録に使っているツバメノート以外ではインクが裏抜けしてダメなくせに、なぜか補充回数が多くなります。これは、インクの裏抜けの心配のないツバメノートではどんどん書き込むことができることから、読んだ本の抜書など筆記量が多くなるということと、中字でインクフローが潤沢なためにインク消費量が多い傾向があるということでしょう。2024年の実績で次に多いのがプラチナの#3776ブルゴーニュの細字(F)とパイロットのLIGHTIVEの中字(M)、その次がプラチナ社の PROCYONの中字(M) です。いずれもプラチナ社の古典ブルーブラック(BB)インクを入れており、手帳ダイアリーに記入するのに使う他、会議等で配布された資料にも書き込むなど、滲まない、裏抜けしないという同インクの特性から実績が分散する結果になっています。
いずれも黒・赤・青が基本になっている Jetstream 等の油性ボールペンにはないブルーブラックというインク色が共通点です。私の場合、黒々とした黒インクの筆跡もいいものですが、落ち着いたブルーブラックの筆跡は長期間の使用にも飽きが来ないと感じます。これに加えて TWSBI ダイヤモンド580ALラヴァーの中字(M)、インクはモンブランのロイヤルブルーです。いろいろ浮気したりしますが、長く使っていると結局はそんなところに集約されるようです。さて、今年はどんな結果になるでしょうか。

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年末年始には筆ペンが活躍した

2025年01月07日 06時00分45秒 | 手帳文具書斎
年末年始には、筆ペンがなにかと活躍します。ご近所の寺参りやお年玉など、あらたまって筆ペンで書く場面が出てくるからです。私の場合、ずっと使っているのがぺんてるの携帯用の筆ペン「GFKP」。普通の筆ペンと違ってポケットに挿しやすい万年筆型で、インクカートリッジを交換するのも楽ちんです。今回は、たまたまインクカートリッジを交換する時期にあたりましたので、写真を撮ってみました。まず、顔料インクが空っぽになったカートリッジ。

穂先はまとまりがよく、ばらけません。

顔料インクですので、墨汁と筆で書いたような印象です。
筆字としてはあまり上手でないのはご勘弁下さい(^o^;)>poripori
こうした用途以外にも、気分で百人一首などを書いて季節感を味わってみることもあります。携帯型筆ペン、購入したのは2014年(*1)でした。以後、インクカートリッジを追加購入(*2)してずっと使い続けていますが、意外に便利です。

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愛用の万年筆で新旧の手帳ダイアリーを転記する

2024年12月28日 06時00分11秒 | 手帳文具書斎

うかうかしていうとあっという間に新年に突入しそうな師走です。今年の手帳の残りも少なくなってきましたので、新しい手帳に必要事項を転記する時期になりました。今年の手帳ダイアリーから新年の手帳に必要事項を転記します。特に、すでに決まっている1月〜3月までの予定が中心になります。それ以外のパーソナルデータの部分はパソコンに保存してありますので、追加訂正して印刷し折り曲げて手帳に差し込むだけです。

書き込むのはもっぱら万年筆、それもかなりの量の書き込みが必要になりますので、愛用のプラチナ#3776ブルゴーニュ(F:細字)に同社の古典ブルーブラックインクで転記します。インクが滲んだり裏抜けしたりする心配がないため、安心して記入することができるのがこのインクの長所です。また、スリップシール機構のおかげでインクが自然乾燥して書けなくなる心配がごく少なく、数ヶ月〜半年以上も他のペンに浮気してほったらかしにしてもすぐに書き出せるというのはありがたいです。

プラチナ社の#3776シリーズの万年筆の動画を見つけました。

“Fusion of Science Fountain pens” The world of fountain pens that utilize capillary action

意外なほど手作業が多いことに驚き、あらためてこれは大事に使おうと感じたことでした。

 

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『Bun2』2024年12月号を読み、今年の私的文具大賞を考える

2024年12月10日 06時00分48秒 | 手帳文具書斎

先日、修正テープの詰替え用カートリッジを購入してきた時に、ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2024年12月号をもらってきました。今号の特集は、

2024年Bun2大賞〜読者が選んだベスト文具30発表

というものです。Bun2 大賞の結果は、大賞が「ウカンムリクリップ」、2位が「本に寄り添う文房具」で、いずれも本を開いたままにしておけるというのが特徴です。

考えてみれば、昔の「ちゃんとした本」は製本がしっかりしていて、表表紙と背表紙とをしっかり開くように指で抑えてクセを付けてから本文を開くようにすると、自然に開いたまま保存できるようになるのでした。それが、接着剤で固めるような簡易な製本が増えて、こうした「開けたままにして置ける」道具が必要になったということで、むしろ製本文化の衰微を憂うべき事態なのかもしれません。

これに対して第3位は、Jetstream の新インクのボールペンで、話題性が高かったけれど新鮮なインパクトの点でやや弱かったということでしょうか。以下、30位までありますが、実際に買ってみたのはコクヨの水平に開けるノートくらいで、実際にはまだ使っていませんのでノーコメント。ブングジャムの文具放談も面白く読みました。

むしろ、「今年使った中で一番ありがたかった文具」という観点から「私的文具大賞」を選んでみると、「両親、祖父母とゆかりの人々の記憶」をまとめた(*1,*2)際に使った次の2点が印象深いです。いずれもすでに定評のある製品ですが、

  1. コクヨ レポートメーカー
  2. MAX ステープラー Vaimo11

結局、むりに自費出版するまでもなく、20冊ほど作って親族等に配り、懐かしく喜んでもらえたようで、文具が実際的に役立った形でした。

(*1): 『両親と祖父母とゆかりの人々の記憶』はどのように書いたか〜「電網郊外散歩道」2024年7月
(*2): コクヨの「レポートメーカー」で簡易製本し小冊子を作る〜「電網郊外散歩道」2024年7月

 

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