電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

カッターナイフの思い出

2013年04月30日 06時01分23秒 | 手帳文具書斎
はじめてカッターナイフを購入したのは、たぶん高校生のころだったかと思います。切れなくなったら刃をペキッと折ればよいという発想に、感心したものでした。ところが、あまりに切れすぎて、紙の下の机にまで傷が付くことがわかり、厚紙を下にしいて切り抜くことを覚えました。その後、カッターマットなるものの存在を知り、またまた感激。もっぱらスクラップ時に使っていましたが、鉛筆を削るのにも使いました。ナイフと違い、小さく少しずつ削っていく必要がありました。



昔、まだ昭和の時代、年賀状の図案を切り絵で作っていたころは、アートカッターなる道具を愛用しました。今でこそ、ドローツールで図版を作成し、レーザープリンタで出力して、細かな修正も画面上でできるようになりましたが、図版の版下を手描きで作っていたころは、細かな修正をするのに、アートカッターと先細ピンセットが必須でした。



今は、大型のカッターナイフでベニヤ板を切ったり、ダンボールの梱包を開梱したり、様々な用途に用いるようになっていますが、いちばん最初に購入した標準的な大きさのカッターナイフが、いちばん使用頻度が高いようです。

次の写真は、カッターナイフの記事とは無関係に、某寺の境内にある桜の老木と椿。実に見事でしたので、季節の記録として掲載しました。




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映画「舟を編む」を観る

2013年04月29日 06時03分09秒 | 映画TVドラマ
先に三浦しをん著『舟を編む』をおもしろく読んでおりました(*1)ので、映画化されたと聞いて、ぜひ観たいものだと思っておりました。幸いに、当方の時間的余裕と上映スケジュールとが一致して、妻と一緒に某映画館に出かけてきました。

あらすじは、大きなところではほぼ原作どおりです。細かなところでは、松本先生が入院している病院に馬締クンが試し刷りを持っていき、松本先生に喜んでもらえる場面、原作では大事なエピソードになっていましたが、映画では間に合わなかったことになっています。また、雑誌編集部から移動してきた岸辺みどりさんも、原作のほうでは用紙の選定に重要な役割を果たすことになっていますが、映画ではいかにもスノッブな描き方で終わってしまっています。

そのかわりに、変人の馬締光也クンを理解してくれる早雲荘のタケばあちゃんや、孫娘の香具矢さんとの関係はしっとりと描かれ、わかりやすい。それにしても馬締クンは、よくもまあ、あれで玄武書房の入社試験を通ったものだと驚きます。彼がよほど優秀だったのか、採用担当者がよほど人を見る目があったのか。その秘密は、もしかしたら入社時の年代がバブル絶頂期だった、というあたりにあったのかもしれません(^o^)/



(*1):三浦しをん『舟を編む』を読む~「電網郊外散歩道」2012年11月
(*2):映画「舟を編む」公式サイト

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危うかった!エンジンオイル残量に気づいてセーフ!

2013年04月28日 06時07分04秒 | 散歩・外出・旅行
先月末に冬タイヤから夏タイヤに交換済みなのに、今月は燃料の消費がやけに早いなと感じておりました。しかも、最近やけにエンジンが非力に感じます。こんな程度ではなかったはずと、あれこれ可能性を考えているうちに、ふと思い至りました。エンジンオイル!

いつもは、夏冬のタイヤ交換時に、エンジンも一緒に点検してもらうのですが、たまたま今回は二回とも近所のタイヤ屋さんで交換したので、エンジン回りまでは点検しておりませんでした。コクヨの野帳にメモしている整備記録を見ると、最近はエンジンオイルを交換していません。これはまずい!急遽、近所の自動車整備工場に車を持ち込み、オイル交換をお願いしたところ、なんと

オイル残量がかなり少ない

状態になっていたそうです(^o;)>poripori

いや~、あぶなかった!もしかしたらエンジンをおシャカにするところでした。この年度末までのスケジュールが実にタイトであったことは間違いありませんが、それにしても走行距離が半端でなく多かったのですから、もう少し点検整備に気をつかうべきでした。それでも、エンジンオイルとオイルエレメントを交換して、まるで人が変わったように走りが復活しました。整備士の話では、エンジン自体はたいへん好調だそうで、良かった良かった。満タン法で測定している燃料消費率の今月のデータが興味深いところです。

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モーツァルト「ハフナー・セレナード」による交響曲等を聴く

2013年04月27日 06時28分44秒 | -オーケストラ
通勤の状況が変わり、これまでの郊外路中心の長距離運転から、都市近郊渋滞型運転に転換しました。混雑する時間帯を避けて早めに家を出ていますので、なんとか快適さを保ってはいますが、多少の渋滞や信号待ちはやむを得ません。そんな時には、追い立てられるような音楽は適さず、のんびりとした穏やかなものが良いようです。そこで選んだのが、先日偶然に発見したスウィトナーによるモーツァルトのセレナード第7番ニ長調 K.248b、いわゆる「ハフナー・セレナード」による音楽です。

1776年にモーツァルトが作曲した、貴族の婚礼用の機会音楽である「ハフナー・セレナード」を、スウィトナーは行進曲とヴァイオリン協奏曲と交響曲としてとらえて演奏しています。すなわち、

第1曲:行進曲、マエストーソ、ニ長調
第2曲:ヴァイオリン協奏曲、第1楽章、アンダンテ
第3曲:ヴァイオリン協奏曲、第2楽章、メヌエット
第4曲:ヴァイオリン協奏曲、第3楽章、ロンド、アレグロ
第5曲:交響曲、第1楽章、ロンド・マエストーソ~アレグロ・モルト
第6曲:交響曲、第2楽章、メヌエット、ガランテ
第7曲:交響曲、第3楽章、アンダンテ
第8曲:交響曲、第4楽章、メヌエット
第9曲:交響曲、第5楽章、フィナーレ、アダージョ~アレグロ・アッサイ

という具合です。

なるほど、こんなふうにとらえて演奏されると、現代の大オーケストラがコンサートホールでセレナードを取り上げる理由が、実に納得できます。もともと、ごく小規模なアンサンブルのために作られたはずの音楽が、実は立派な内容を持っていて、現代の私たちがこんなふうに愉しむことができる。実に嬉しく、ありがたい話です。

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童門冬二『小説・田中久重』を読む

2013年04月26日 06時03分53秒 | 読書
集英社文庫で、童門冬二著『小説・田中久重』を読みました。何のことはない、村上もとか著『JIN~仁~』に登場した「からくり儀右衛門」がきっかけです。幕末に精巧なからくり人形が発達し、お茶を運んできたり持ち帰ったりする動作をこなすことは承知していましたが、ロボット技術華やかな現代に、からくり人形への興味があったわけではありません。むしろ、無尽燈や電信機の開発等、後の東芝の祖となる後半生への興味でした。

作者は、どうやら田中久重を、エジソンと同じくアスペルガー傾向の気質ととらえているようです。職人の家に生まれたのが幸いして、見よう見まねで腕を磨き、久留米絣のお伝に頼まれて模様の美しい絣の織り方を工夫します。これは、平面上の模様を直線の糸に写し取ること。言わば、二次元のデータを一次元に変換し、それを再び二次元に戻す方法です。「なるほど!」でした。

時計の技術も優れたものであったそうで、空気砲の開発と応用なども、興味深いものです。同時に、銃や大砲なども作っていたのですね。当時の技術者としては当然のことかもしれませんが、特定の政治的立場に強く与しなかったことが、身の安全を保証したのかもしれないと思います。「八重の桜」などに見る限り、幕末のテロルはそうとうにひどいものだったようですから。

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「痛くない注射針」の開発の経緯は

2013年04月25日 06時01分59秒 | 健康
低温熱傷が化膿し、外科通院をするはめになり、感激した「痛くない注射針」「魔法の注射針」(*1)について、Google君にきいてみました。すると、どうやらテルモが色々な工場に打診するも、無理だと断られ、最後に岡野工業(株)の岡野雅行さんが引き受けて開発に成功した、というものだそうです。

もともとパイプ状のものを細くするには限度があるけれど、薄い金属板を巻いてパイプ状にすることでブレイクスルーを実現しており、内面も研磨してあるので、細い針の中の抵抗も少なく、テーパーを付けて先細の形状も実現できたといいます。

まさにコロンブスの卵!後から考えれば「なるほど!」ですが、当事者にとっては産みの苦しみは大きく、また挑戦のしがいもあったことでしょう。岡野雅行さんのスペシャルインタビュー(*2)は、たいへん興味深いものです。

もともとは、糖尿病患者のインシュリン注射の負担を減らそうと考えられたものだったそうですが、当方は低温熱傷にともなう化膿どめで「痛くない注射針」の恩恵を感じたわけで、まことにありがたい限りです。

(*1):四十数年ぶりに外科に通院して~「電網郊外散歩道」2013年3月
(*2):岡野工業株式会社 代表社員 岡野雅行 スペシャルインタビュー:B-plus 仕事を楽しむためのWEBマガジン

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B6判ノートの使いやすさと物足りなさ

2013年04月24日 06時03分23秒 | 手帳文具書斎
ハンディな取り回しの良さという点で、B6判というサイズは使いやすいものです。実際、当ブログを始めた頃は、日常のネタ収集に、B6サイズのらせん綴じノートを使っておりました。これをA5判に変更した理由は、

(1) 厚さにもよるが、40枚くらいだとすぐに使い切ってしまい、年間に六冊も使うようでは受け皿として小さすぎる。
(2) コンピュータのディレクトリ(フォルダ)をフルパスで記述するときや、ネット上でURLなどを記述するには、1行の幅が不足する。

などというものでした。

もちろん、(1)は80枚とか100枚などの分厚いノートであれば解決するかもしれませんし、(2)は相対パスで書けばよいのかもしれません。バイブルサイズのシステム手帳と一緒に携帯する際のマッチングという点からは、むしろB6判のほうが適しているのかもしれませんが、使いやすさの反面、物足りなさが残る、というのが正直なところです。

(*1):今年の備忘録は、A5判化して3冊に~「電網郊外散歩道」2010年12月
(*2):備忘録ノートをA5判にして変わったこと~「電網郊外散歩道」2010年4月


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病癒えて好きな音楽を聴く喜び

2013年04月23日 06時02分35秒 | クラシック音楽
ようやくインフルエンザから脱したようで、体調はまだ本調子ではないものの、ふらつきはありません。この間の妻の協力に感謝しつつ、最後の休養日となった昨日は、はじめて好きな音楽を楽しみました。

曲目は、

ヘンデル 水上の音楽, セル指揮ロンドン響
ヘンデル 王宮の花火の音楽, 同上
R.シューマン ピアノ協奏曲イ短調, フライシャー(Pf),セル指揮クリーヴランド管
グリーグ ピアノ協奏曲イ短調, 同上

というもの。いずれもLPで親しみ、CDを買い直し、今はパブリック・ドメインになっている(*1)ものです。ヘンデルは、最近になって公開されたばかりのようです。

とくに印象に残ったのは、シューマンとグリーグのピアノ協奏曲!あらためて素晴らしい音楽、演奏であると感じ、病癒えて好きな音楽を聴く喜びを満喫しました。

(*1):クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label

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時季外れのインフルエンザで寝込みました

2013年04月22日 06時55分01秒 | 健康
新しい職場の歓迎会で、同じ卓で隣席となった先輩上司が後日発熱し、インフルエンザだと判明しました。これは私も感染必至だなと覚悟し、休んでいる間の仕事を段取りしていたら、やはり見事に発熱しました。医者に行ったら、間違いなくインフルエンザA型とのこと。リレンザを処方してもらい、ひたすら寝て過ごしました。先月初めに引き続き、39度の熱にやられると、体力が消耗していることを痛感します。回復が遅いです。熱が下がって二日目の今朝、ようやく起き出しました。まだ本調子ではありませんが、きょう一日で、たまっている農協への提出書類作成など、雑事を順に片付けることとします。

20日(土)の山形弦楽四重奏団第47回定期演奏会は、そんなわけで聴けずに残念でした。また次回を楽しみにしたいと思います。

【追記】
一部、誤解を招きやすい表記になっていましたので、訂正しました。
やはりまだ判断力が充分に回復しておりません(^o^;)>poripori

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「Bun2」バックナンバーを電子書籍で眺める

2013年04月17日 06時02分25秒 | 手帳文具書斎
文具フリーマガジン「Bun2」のバックナンバーが、PDFあるいは電子書籍で読めるようになりました(*)。これによれば、私自身は、たしか2007年の第10号あたりから読み始めたと記憶していますが、何号か途中で抜けているものもありましたので、バックナンバーを探せるのはありがたい。

また、電子書籍を実際に試せるのも興味深いポイントです。パソコンの17インチ・ディスプレイに見開き二頁を広げれば、全体の感じはかなりつかめます。ただし、本文を読もうとすると、二段階ほど拡大する必要があり、A4サイズでは紙面の移動が不便です。電子書籍でズームなどの余計な操作なしに読めるのは、せいぜいB6か四六判くらいまでの判型でないと、実用的とは言えないようで、その点、文庫や新書サイズが電子書籍にはちょうどよいのかも。

(*):文具ぱ~く:wook~「Bun2」バックナンバー
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藤本ひとみ『幕末銃姫伝~京の風・会津の花』を読む

2013年04月16日 06時02分32秒 | 読書
中公文庫で、藤本ひとみ著『幕末銃姫伝~京の風・会津の花』を読みました。今年の大河ドラマ「八重の桜」の元となった作品の一つでもあるようで、部分的には変更されたところもありながら、基本的には共通するところが多く、たいへん興味深く読みました。

テレビの「八重の桜」では、頑固な父親に娘の八重が粘って銃を習い始めるのですが、本書では江戸遊学で洋学を学び、開明派として帰藩した兄・山本覚馬に「お前、砲をやれ」と言われて銃砲を学び始めることになっています。

実際、本書は、兄・覚馬が会津藩に軍制改革と近代的な銃砲を装備させようと苦心する経緯と、会津の女に課せられた封建的桎梏の中で、自分らしい生き方を見つけようと思い迷う妹・八重の兄妹の物語でもあります。そして、男勝りで力自慢の八重の初恋の相手である山川大蔵や、夫となる川崎尚之助の考え方の自由さなど、小説らしい彩りを加ながら、会津の悲劇が丹念に描かれていきます。

なるほど、こういうふうに展開していくのか!大河ドラマ「八重の桜」を観る上で、時代等に関する予備知識としても役立ち、今後の放送が楽しみになりました。なかなかおもしろいです。

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「日経Linux」誌の4月号をもとに、いろいろなワザを試す

2013年04月15日 06時02分41秒 | コンピュータ
過日、出先の書店で雑誌「日経Linux」誌の四月号を購入しました。コンピュータ関係の雑誌を購入するなど、ほんとにしばらくぶりです。今月号の特集は、「Linuxでやりたい レシピ101」というもので、表紙には「初めてでもできる、レベルに合わせてスタート!」「スキルアップにも最適、上級者にもお役立ち」などといううたい文句がおどります。付録は、Ubuntu12.10 の DVD と別冊「WindowsからLinuxへ移行」というもの。おそらくは、四月号ということで、初心者からベテランまでを網羅するような内容になっているのでしょう。

内容的には、LibreOffice に Base を導入してはがきに宛名印刷をする手順だとか、Inkspace を用いて PDF にテキストを追加する方法だとか、Imagemagic でコマンドラインから写真のサムネイル画像を一度に作る方法などが紹介されています。もちろん、サーバ運用のノウハウなども豊富ですが、節電のご時世、何の用途もない自宅サーバを立てる必要もなかろうと、これらはさらりと流し読み程度に。

そういえば、定年退職の挨拶状を出さなければなりません。表計算に移し替えた住所録データをもとに、ワープロソフト Writer の差し込み印刷で宛名を印刷して出しましょう。データベース Base は導入されているという前提で、

(1) 差し込みデータを calc で作成
(2) 差し込み元となる文書を Writer で作成
(3) その差し込みデータを Writer に登録 編集-データベースの交換-検索-該当データを選択-開く-書式-データソース-メニュー左下のペインでシートを指定-項目名を文書領域にドラッグ&ドロップ
(4) レイアウト、フォント等を変更
(5) 印刷-差し込み印刷をするか?-はい-差込印刷

となります。MS-WORD に慣れていると、逆にとまどう部分がありますので、備忘のために記事にしました。

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山形交響楽団第228回定期演奏会でハイドン、ベートーヴェンを聴く

2013年04月14日 06時04分32秒 | -オーケストラ
例年、この季節は、年度はじめの多忙のため、定期演奏会を聴き逃したり、遅れて最初の曲目に間に合わなかったりすることが多かったのですが、残念ながら今年もその例にもれず、山形交響楽団第228回定期演奏会の第1曲目、C.P.E.バッハのシンフォニア第3番ハ長調には間に合いませんでした。結局、第2曲目の、ハイドンの交響曲第82番ハ長調「熊」から聴くことになりました。指揮者は、今年度から首席客演指揮者に就任した鈴木秀美さんです。鈴木秀美さんは、2011年7月の第214回定期で、ボッケリーニのチェロ協奏曲、シューベルトの交響曲第1番、ハイドンの交響曲第100番「軍隊」を聴いたことがあります(*1)。このときは、たいへん良い演奏会でしたので、今回も楽しみにしておりました。

オーケストラの編成と配置は、Fl(1),Ob(2),Fg(2),Hrn(2),Tp(2),Timp,弦5部(8-8-6-5-3) の両翼配置で、コントラバスは正面奥です。ホルンとトランペットはもちろん古楽器を模したナチュラルタイプで、ティンパニも音が明るく抜けの良いバロック・ティンパニです。コンサートマスターは、犬伏亜里さん。

ハイドンの交響曲第82番ハ長調「熊」
第1楽章:ヴィヴァーチェ・アッサイ。元気、溌剌、颯爽としています。第2楽章:アレグレット。二つの主題と変奏曲からなる緩徐楽章。第3楽章:メヌエット~トリオ。やはり溌剌とした演奏。第4楽章:フィナーレ、ヴィヴァーチェ。なるほど、低弦のうなりが「熊」のうなり声に聞こえるということが、この曲の愛称の由来なのだそうで、納得です。それと、曲の最後に、指揮者の悪戯が仕組まれておりました(^o^)/

ここで15分の休憩の後、ベートーヴェンの交響曲第1番ハ長調Op.21です。
楽器編成は、フルート(1)とクラリネット(2)が加わります。Fl(2),Ob(2),Cl(2).Fg(2),Hrn(2),Tp(2),Timp.,弦5部、弦楽は8-8-6-5-3です。

第1楽章:独特の響きのあの出だしは、弦はピツィカートだったのですね!お気に入りのこの曲、CDでは何度も聴き、不思議な響きだと思っておりましたが、実演で秘密がようやく判明。素人音楽愛好家には、こういう発見がちょいと嬉しい(^o^)/
アダージョ・モルトからアレグロ・コン・ブリオに変わりますが、テンポはそれほど極端に速くはなりません。でも、メリハリをはっきり付けた表現、演奏になっています。
第2楽章:第2ヴァイオリンからチェロへ、そしてヴィオラや第1ヴァイオリン、コントラバスも加わるというように、楽器の音色が加わっていく始まりはとても面白い。アンダンテ・カンタービレ・コン・モト。アンダンテといっても、歩く速さは老人のゆったりしたものではなく、若者の活力を感じさせるものです。響きはやわらかさ、しなやかさを感じさせ、弱音の美しさに感嘆します。
第3楽章:メヌエット~トリオ。始まりからクレッシェンドで、オーケストラを爽快に鳴らします。ホルン、クラリネット、オーボエ、ファゴット等、管楽器の音色がブレンドされた響きが素晴らしい!ベートーヴェンの工夫であると同時に、オリジナル楽器を用いた演奏の成果でしょう。
第4楽章:フィナーレ、アダージョ~アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ。前の楽章から休まず続けて演奏されます。速いテンポで、楽員の皆さんが楽しんで演奏しているのがよくわかります。アンサンブルはとても見事で、メリハリを付けた響きのバランスも、30歳のベートーヴェンの爽やかな活力、エネルギーをよく表していました。ブラボー!です。新しい首席客演指揮者就任の今後が、ますます楽しみになりました。



終演後のファン交流会にもおおぜいのファンが詰め掛け、楽しい指揮者の人気の高さを裏付けました。鈴木秀美さんの言葉でなるほどと思ったことは、ベートーヴェンは大編成やフォルテが注目されるけれど、実はフォルテの部分はあまり多くない。むしろ、ピアノの部分に注目すべき、というくだりでした。同感です。オルガニストではなくて、ピアニストとして出発したベートーヴェン。ごく弱い音から強いフォルテの音まで自在に表現できる楽器の特性を、最初に世に問う自信作の交響曲でも、存分に発揮しているようです。

(*1):鈴木秀美指揮の第214回定期でボッケリーニ、シューベルト、ハイドンを聴く~「電網郊外散歩道」2011年7月


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夜の待合室で備忘録を広げるとき

2013年04月13日 06時22分21秒 | 手帳文具書斎
職場関係の歓迎会があり、帰りに夜の待合室で時間待ちをすることになりました。いつもは車で帰宅することができるのに、お酒を飲んだ時は、公共交通機関で帰ることになります。コートを着ているので寒くはないものの、あまり時間待ちをする習慣がないので、手持ち無沙汰でしかたがありません。思い立って備忘録を広げてみても、格別思い出すこともなし。

なるほど、都会のサラリーマン諸氏は、このような状況を日常として、スマートフォンでウェブを閲覧して時間つぶしをしているのだな、と納得しました。苦痛を転じて楽しみとなす。これぞ、現代サラリーマン術の極意でしょうか。

ちなみに、夜の待合室で時間待ちをする人たちは:

携帯電話、スマートフォン  3名
文庫本を読んでいる     2名
手帳やノートに書き込み   2名
ぼんやり・居眠り      3名

という状態でした。世代的には、若い人が携帯・スマホ・イヤホンで音楽、中年が読書または手帳・ノートというところです。



ニュースによれば、淡路島方面で震度6弱の地震があったとのこと、被害の少ないことをお祈りいたします。

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ずっと探していたCDを見つける

2013年04月12日 06時02分15秒 | クラシック音楽
先日、ファゴット&ストリングス「室内楽の夕べ」のチケットを入手するために、山形市の富岡楽器に立ち寄った際に、二階のCD売り場で、ずっと探していた音楽CDを見つけました。

それは、オトマール・スウィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリンの演奏で、モーツァルトの「ハフナー・セレナード」より「交響曲ニ長調」他を収録したCDです。ずっと前に、注文して入手しようとしたこともありましたが、例によって「品切れです」との回答で、口惜しく残念に思っておりました。偶然に店頭在庫に遭遇したわけで、まことに幸運なことと喜んでおります。注文すれば届くのは便利な仕組みには違いないけれど、長年探していた録音に、偶然に出会った喜びは、また格別なものがあります。

演奏会のチケットの入手が楽になっただけでなく、店頭在庫で意外な掘り出し物があるかもしれないと、マニアックな楽しみができました(^o^)/

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