電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

香月美夜『本好きの下克上』第4部「貴族院の自称図書委員」第VI巻を読む

2019年05月31日 06時02分59秒 | -香月美夜
来月には新刊発売予定ですでに予約済みと、見事にハマっているライトノベル、香月美夜著『本好きの下克上』第4部「貴族院の自称図書委員」第VI巻を読みました。



主人公ローゼマインは二年生になり、一年生に妹のシャルロッテが加わりますので、エエカッコしたいと張り切ります。それだけではなく、周囲の学生への影響力も大きいものがあり、大領地ダンケルフェルガーの領主候補生ハンネローレと仲良くなり、エーレンフェストの寮監であり優秀だが少々変わっている教師ヒルシュールの理解を得て、着々と初日合格を果たしていきます。

もう一つ、エーレンフェスト内の派閥事情で孤立していたローデリヒが名捧げを希望、彼の物語作家的資質を評価して、ローゼマインは受け入れを表明しますが、そのためにに必要な魔石を取りに採集場所に向かうと、そこには危険な魔獣ターニスベファレンが出現する、というような経過です。

ヒルシュール先生の研究室に弟子として入っているライムントが、エーレンフェストと軋轢を生じているアーレンスバッハの三年生ということで、このあたりは先の伏線になっています。また、本来は学生が倒せるはずのないターニスベファレンをエーレンフェストの学生たちが討伐できたのはなぜか? 王族の内紛で粛清の余波が残るユルゲンシュミットで、叛逆と陰謀の可能性をただす必要がありますが、その尋問会が次巻のテーマの一つになることでしょう。

これで、既刊全巻を読んだことになります。来月10日頃には第VII巻が発売される予定。WEB 版ではすでに完結し、だいぶ前に読了しているにもかかわらず、あらためて紙の本で読みたいと考えるのは、やはり私も本質的に「本好き」だからなのでしょう(^o^)/

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まだ聴いていないCD/DVDを探す

2019年05月30日 06時01分00秒 | クラシック音楽
膨大なライブラリーをお持ちの愛好家の方々ならば、未聴のCD/DVDを積み上げると山のようになるのかもしれませんが、当方の小規模なライブラリでは、未聴のCD/DVDを探すほうが大変です。とくに、近年のCDショップの衰退によって、新規に購入する機会が激減しているために、当地のオーケストラ(山形交響楽団)の定期演奏会にゲスト出演するソリストのCDが増えるくらいしかない現状では、まだ聴いていない盤を探すのにも時間がかかります。で、とりあえず探しだした未聴CD/DVDのリストは:

  • シューマン「歌曲大全集」(7) レーナウの6つの詞とレクイエム、ゲーテの「ヴィルヘルム・マイスター」に基づくリートと歌、他 フィッシャー=ディースカウ、マティス
  • モーツァルト「交響曲全集」(2)〜(6) 山形交響楽団
  • ハイドン ピアノ・ソナタNo.40,41,44,48,52番 リヒテル(Pf)
  • ヴェルディ 歌劇「イル・トロヴァトーレ」(DVD)

というところでしょうか。
うーむ。私の集め方は、1枚1枚じっくり聴きながら次のLPやCDを探すやり方だったからなあ。どうやら、フトコロの寂しかった若い時代の習慣が、今もなお続いているようです(^o^;)>poripori

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機械化された農作業の孤独感〜賑やかなサクランボの収穫

2019年05月29日 06時02分19秒 | 週末農業・定年農業
田んぼに出ると、人の姿を見ることはまれです。春先には、何ヘクタールもの田んぼにぽつんと一台、トラクターが動いているだけだったり、田植えの時期には一台だけ田植機が動いているだけだったりします。多くの農家が水田耕作を委託し、大型の農業機械を持つごく少数の専業農家がそれらを引き受けて作業しているというのが実情ですので、機械化された水田稲作農業は、専業農家がたった一人でする作業になりやすく、実に孤独な風景です。

その点、人力に頼る果樹農業、とりわけサクランボの収穫の時期には、多くの人が賑やかに作業をします。人件費の負担は大きいですが、機械化された水田稲作農業のような寂しさ・孤独感は感じません。作業チームが、中波のラジオを聞きながらサクランボをもぎとり、休憩時間にはみんなで集まって、それぞれお好みで冷たいお茶や熱いコーヒーを飲み、お菓子を食べます。パック詰め作業チームは、作業小屋の中でやはりラジオを流しながら選果しフードパックに詰めていきます。このときの世間話もなかなか興味深いものがあります。

モモの摘果作業ももうすぐ一段落、こんどはサクランボの季節がやってきます。今朝は前夜からの雨降りですので、雇人の人たちにできるだけ快適に仕事をしてもらえるように作業小屋の片付けを行い、資材の点検と準備を進める予定です。

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娘のインドネシア土産は、ファーバーカステルのボールペン(とコーヒー)

2019年05月28日 06時02分47秒 | 手帳文具書斎
先ごろ出張していた娘のインドネシア土産は、「現地で普通にある文房具」というリクエストどおり、ファーバーカステルのボールペン2本とコーヒーでした。ノック式の黒色0.7mm青軸には、53,000Rp.という値札が貼ってあり、もう1本はスタイラスペン型の青と黒の回転式二色ボールペン(0.7mm)です。この臙脂色の軸には、スマートフォン用の導電?ゴムが付いていて、お値段は63,000Rp.です。いずれも "Made in Indonesia" ですが、"by Faber-Castell International Quality Standards" とわざわざ断っているところをみると、安かろう悪かろうの粗悪製品ではなく、国際標準準拠製品だよと訴えているのでしょう。



黒単色のボールペンのほうは、インク容量の大きなパーカー互換タイプのプラスチック製リフィルが入っており、昔ながらの重い書き味の油性インクではなくて、ちょいと現代風な滑らかさになっています。でも、その分だけダマが出やすくなっているようで、ちょっとなあ。二色ペンのほうは、いわゆる4C芯なのでしょうか、中身のインクの方は、同傾向です。



軸のデザインは、国産の100円〜150円タイプのものとは異なり、一定のレベルの美しさがあります。同国の通貨ルピアの現在のレートは、ごく大雑把に言って 1 Rp.= 0.008 円 くらいでしょうから、千ルピア=8円とすると、53千ルピア=53×8円=424円、63千ルピア=63×8円=504円 となりますので、国産で言えば約400〜500円クラスの製品になるようです。




単色軸について、手持ちのパーカー互換Jetstream替芯と交換してみました。金属製リフィルのため、少々重くなりますが、ペン先のガタつきもなくなるようです。また、ダマになる頻度がごく少なくなるため、紙面の字面の仕上がりが段違いにきれいです。これなら、ちょいとオシャレなボールペンとして日常使いにできそうです。できれば、スタイラスペンのほうも、二色ともジェットの4C芯に交換してみたいところです。



多民族国家インドネシアには行ったことがありませんが、ガムランとこの曲だけは知っています。「ブンガワン・ソロ」、作詞・作曲をしたグサン・マルトハルトノの歌です。


もう一つ、日本語と母国語で歌われるソプラノの歌。中間部、母国語で歌うときは楽譜を閉じています。なんとなく、説得力があるような気がします。
Bengawan Solo - Bernadeta Astari (Soprano)


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机の引き出しを一段だけ片付ける

2019年05月27日 06時04分07秒 | 手帳文具書斎
いつの間にか定期的にやってくる「机上が乱雑で使いにくい」状況、今回は今まで職場に置いていた私物の文具類が加わったことで、到来が例年になく早まったように思います。典型的なのが机上のペン立てです。自作の焼き物のペン立てのほかに、昔のパソコン誌のプレゼントでもらった横河ヒューレットパッカードの大きなマグカップの二つを使っていましたが、あまり使わないものばかり増えてしまい、愛用しているペンの置き場所がないという状態になりました。

これはまずい。思い切って整理する必要があります。もう他所の職場に私物の文具を持ち出す必要はないのだから、むしろデスクの引き出しの一段目に収めて、必要なときだけ取り出すようにしたいものです。

で、容赦のない整理を決行! 昭和の頃の水性ペンやら平成のはじめころのボールペンなど、引き出しの奥から出てきたものもあわせて大整理。モンブランのお隣にカクノやプレジールが並ぶなど、お値段に関わらず愛用しているペン類を引き出しに収めて、ようやくすっきりしました。




他の引き出しはどうする? うーむ、それはまた別の難事業になりそうで、とりあえず目をつむって、必殺先延ばしの術・梅雨期の課題といたしましょう(^o^)/

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私の好きな作曲家と作品(3)〜ハイドン

2019年05月26日 06時39分26秒 | クラシック音楽
ハイドンの音楽を好んで聴くようになったのは、中年以後のことでした。若い頃は、交響曲第94番「驚愕」あたりがせいぜいで、眠くなるのは事実だけれど、音楽の教科書のエピソードほどには驚愕しない曲だなあと思っておりました(^o^)/
また、大学卒業時に恩師にいただいたベーム指揮のLPで、オラトリオ「四季」のハイライト盤などを聴くくらいで、積極的に集めようという作曲家ではなかったと思います。写真は、お気に入りのハイドンの曲の録音。ほかに、バーンスタインのハイドンとか、カラヤンの「天地創造」とか、いろいろありますが、すぐには見つからないようで(^o^;)>poripori



それが、40代後半、最初の単身赴任で夜間勤務の頃、たまたま朝の散歩のお供に持ちだしたのが、某書店のワゴンセールで入手していたハイドンの弦楽四重奏曲Op.64の2枚のCDでした。コダーイ四重奏団によるナクソス盤の演奏が散歩にちょうど良い感じで、やけに気に入ってしまい、ハイドンの弦楽四重奏曲の有名どころを少しずつ聴き始めました。

その後、山形弦楽四重奏団の定期演奏会を聴くことができるようになり、有名どころ以外の曲も親しむようになりました。また、山形交響楽団の演奏会でときどき取り上げられる、古楽の要素を取り入れたハイドンの交響曲、例えば鈴木秀美さんとの演奏なども、あまりもったいぶらない活気あるスタイルで、こちらもお気に入りとなりました。



ところが、いざリストアップしてみようとすると、えらく難儀をします。若い頃に感激して長く聴いているような曲はないので、どの曲も同じように捨てがたいのです。逆に言えば、どうしてもこれを入れたい!とムキになるような面が少ないとも言えます。他人とぶつかったときに、「どうぞお先に」と譲ってくれる紳士のような曲ばかり(^o^)/

では、リストアップしてみます。

  • オラトリオ「四季」
  • 交響曲第94番「驚愕」
  • 交響曲第100番「軍隊」
  • 弦楽四重奏曲Op.64-5「ひばり」
  • 弦楽四重奏曲Op.76-3「皇帝」

次点は、次のとおり。このあたりは、流動的な面があります。

  • チェロ協奏曲第2番
  • 交響曲第85番「王妃」
  • ミサ曲第11番「ネルソン・ミサ」

実際は、Op.64の第二トスト四重奏曲集とか、Op.76のエルデーディ四重奏曲集とか、全部を挙げたいところです。いずれも繰り返して接してきた頻度の高いものばかり。どうやら、繰り返し聴く→気に入る→さらに手にする頻度が高まる、という連鎖のようです。

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文具が定番になるのは使用頻度が収斂するから

2019年05月25日 06時02分16秒 | 手帳文具書斎
人それぞれに、定番の文具というものがあるのではないかと思います。今の時代、色々な製品に囲まれていますが、それぞれの理由から使用する頻度がいくつかの製品に収斂してきて、定番になるのでしょう。

私の場合、例えば万年筆の場合は、裏抜けしにくい、紙を選ばない、という汎用性のためにプラチナ古典ブルーブラックやモンブランのロイヤルブルー等のインクを採用し、インク容量の大きさやペン先の乾燥しにくさなどを理由に TWSBI や #3776ブルゴーニュ 等を選んでいるように思います。同様に、ボールペンでは滑らかな書き味と色の濃さで Jetstream を、寝床で上向き筆記もできる特性から PowerTank が無意識の内に選ばれているのでしょう。また、年齢的なもので、老眼でも視認しやすい大きめの文字をくっきりと書くのに適した太めの線幅のものを選んでいます。

一方、備忘録ノートの場合は、万年筆インクで裏抜けの少ないツバメノートやコクヨのキャンパスノートが中心ですが、A5判横罫で行間7mmのもの(A罫)が現在の定番となっており、セカンドバッグにしのばせて演奏会のメモを書き留めるのにも支障が少ないという条件を満たしています。表紙の美しさやデザイン性よりも、むしろ仕様で選んでいると言えます。



言い換えれば、日常的に使われるものが毎回選ばれるようになり、何らかの理由で不都合のあるものは選ばれない、あるいは放置されるという結果になっているのでしょう。そして、定番に飽きた時に気まぐれで別のものに手を出すことがあっても、結局は様々な不都合が目に付くようになり、またいつもの定番製品に戻ってくる、あるいは旧来の製品の不都合を画期的に改善する美点に気づき、新たな定番として加わる、そんな日常の繰り返しなのではなかろうか。ジェットストリームやパワータンク・ボールペンの導入は、明らかに後者でした。

逆に言えば、何を定番として使っているのかを見ると、その人がどんな点を重視しているかがうかがえるのかもしれません。

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サクランボの時期を前にして、モモの摘果がなかなか進まない

2019年05月24日 06時02分49秒 | 週末農業・定年農業
五月も下旬に入り、しばらくするとサクランボのシーズンが始まりますので、モモの一回目の摘果作業をするのは今くらいです。一日に14,000歩も歩く草刈りでくたびれて、翌日は脚立に上がるのが苦痛になりますが、休みを入れながら根気よく間引いていきます。花の時期の摘花と同じ(*1)で、モモが大きく成長した時をイメージしながら、空間をあけるように実を落としていきます。



今のところは、この程度の間隔です。実が成長すると、重みで枝が垂れ下がりますので、枝が折れない程度に数を減らしていく必要があります。それが第二次、第三次の摘果で、このときに形の悪いものや傷のある実を除外してしまいます。



脚立の下は、摘果した若い実がぼろぼろ落ちています。たしかに、これらがみな成長したら、おそらくは枝が(樹が)耐えられないでしょう。歩数は6,000歩ほどですが、脚立の登り降りを含む作業は、けっこうきついです。現在のところ、「あかつき」「美晴白桃」などの若木はほぼ終わり、川中島白桃の成木にとりかかった段階。今日はあまり暑くならないといいなあ(^o^;)>poripori

(*1):青空の下、桃の花摘みをする〜「電網郊外散歩道」2007年4月
(*2):中心的な作業と周辺的な作業〜桃の花摘みと草刈り〜「電網郊外散歩道」2015年5月


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Preppyは優秀だ

2019年05月23日 06時04分15秒 | 手帳文具書斎
プラチナ社の万年筆プロシオン(Procyon)に付いてきたミクサブルインクのカートリッジを付けたプレッピー(*1)、三月末の退職時に私物を箱に入れて運んできたまま約二ヶ月、自宅用の文具で間に合うため、すっかり放置してしまっていました。この度、試しに書いてみたら全く問題なし。驚くほどに廉価な万年筆ですが、この点、Preppyは優秀です。



一方、パイロット「プレラ」は、同社の青色インクカートリッジが空になっていました。ほとんど使っていませんでしたが、たしかまだ3分の1くらいは残っていたはずなのに、と不思議です。パイロットは乾くので要注意。



(*1):水洗いしたPreppyでミクサブルインク・カートリッジをを使ってみる〜「電網郊外散歩道」2018年10月

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映画「ビリーブ 未來への大逆転」を観る

2019年05月22日 06時04分13秒 | 映画TVドラマ
全国的に雨降りで、畑仕事はお休み。妻と映画を見に出かけました。「ビリーブ 未來への大逆転」(*1)です。

私が10代の頃、米国では公民権運動やベトナム反戦運動が盛んでした。この映画は、その頃の実話をもとにしているのだそうです。脚本は、2010年、ルースの夫マーティンの葬儀の際に送られた弔辞の内容に興味を持った実の甥が、「スーパーおばさん」の若い頃の訴訟記録をもとに書き上げたものらしい。公式サイトによれば、こうです。

時は1970年代、アメリカ。女性が職に就くのが難しく、自分の名前でクレジットカードさえ作れなかった時代に、弁護士ルース・ギンズバーグが勝利した、史上初の〈男女平等〉裁判。なぜ、彼女は法の専門家たちに〈100%負ける〉と断言された上訴に踏み切ったのか?そして、どうやって〈大逆転〉を成し遂げたのか?
ルースを演じるのは、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞®にノミネートされたフェリシティ・ジョーンズ。彼女を信じ、支え続けた夫のマーティンには『君の名前で僕を呼んで』のアーミー・ハマー。さらに、『ミザリー』のオスカー女優キャシー・ベイツが伝説の弁護士役で出演。貧しさと差別をバネに、弱い立場の人々と手を組んで、権力に立ち向かうルースの逆転劇に、心の拳を高く振り上げずにはいられない。

貧しいユダヤ人家庭に生まれたルース・ギンズバーグは、「すべてに疑問を持て」という亡き母の言葉を胸に努力を重ね、名門ハーバード法科大学院に入学する。1956年当時、500人の生徒のうち女性は9人で、女子トイレすらなかった。家事も育児も分担する夫のマーティンの協力のもと首席で卒業するが、女だからというだけで雇ってくれる法律事務所はなかった。やむなく大学教授になったルースは、70年代になってさらに男女平等の講義に力を入れる。それでも弁護士の夢を捨てられないルースに、マーティンがある訴訟の記録を見せる。ルースはその訴訟が、歴史を変える裁判になることを信じ、自ら弁護を買って出るのだが──。

たしかに、大きな、歴史的な法廷逆転劇です。

むしろ、当方が心を動かされたのは、頑固で気難しい母親を介護する独身の男性が、男性には介護補助者を雇う費用が控除されないという当時の税法の矛盾を一身に引き受けているところ。実際の税の控除額はわずかかもしれないけれど、法が「親を介護する男性は助けない」と宣言しているようなもので、老老介護の高齢社会に突入した現代に意味するところは大きい。

夫マーティンや娘に支えられながら法廷に立ったルース・ギンズバーグの弁論は、前半は判事に押されっぱなしですが、後半は技術的各論ではなく、批判された「ラディカルな社会変革」という言葉を手がかりとし、歴史的見地に立った訴えが見事です。見事なスピーチと感じました。



主題歌とは別に、劇中の音楽の取り入れ方が印象的。LPで「フィガロの結婚」序曲が流れますが、これは当時の貴族社会への風刺をオペラ化したモーツァルトの意味を象徴するものかも。また、壁にはヴェルディの歌劇「アイーダ」のポスターらしきものがちらりと見えました。

(*1):映画「ビリーブ 未來への大逆転」公式サイト

※公式サイトのスクリーンショットを貼り付けようかとも思いましたが、肖像権だとか色々とうるさそうで、大人の判断でやめました。代わりに、季節の花を。

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アタシは贈り物じゃないわ!

2019年05月21日 06時03分11秒 | アホ猫
今日は雨降り。出かける気分にならないので、リビングでごろごろしていたら、奥さんがテーブルにあったリボンをアタシの首にまきつけるのよ! アタシは贈り物じゃないわ! そりゃ、『リボンの騎士』って世代じゃないけど、こうみえてもミレニアムベビー、御年19歳なのよ! もっとリスペクトしてほしいものだわ! ぷんすかプンプン!



お前ねえ、そんなに嫌なら、わざわざ膝に乗るのをやめればいいんじゃないの? 飛んで火に入る夏の虫じゃなかった、跳んで膝乗るアホな猫、ってだけじゃないの。

平和な、実に平和な風景です(^o^)/

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果樹農業と野菜つくりの違い

2019年05月20日 06時01分46秒 | 週末農業・定年農業
父が亡くなった後に、週末に農作業に従事する形で果樹園を維持管理(*1,2)してきました。そのため、当ブログでも「週末農業」というカテゴリー名で作業記録を中心とした記事を積み重ねて来ています。この春に退職した後、これまでやってきた果樹農業のほかに、老母が維持してきた野菜畑(*3)の管理もやるようになりました。こちらは、もっぱら妻が老母を手伝う形で作業することが多かったので、今後も「婦唱夫随」のスタイルになりそうですが、それにしても果樹農業と野菜つくりでは、だいぶ作業のスタイルが違うようです。

  • 果樹農業 樹が大きく本数も多いので生産量も多く、部分的な丁寧さよりも全体を見て作業を組み立てる必要があります。草刈りや防除など機械で行う作業もかなりあり、どちらかといえば大雑把な力仕事です。高所作業や上を見る仕事が多く、足腰や首が痛くなります。
  • 野菜つくり 出荷を前提としない家庭菜園の規模だから、という面もありますが、作業が繊細で細やかです。種まき、苗の植付け、草取りや間引きなどしゃがんでする作業が多く、腰が痛くなります。

実際のところ、果樹農業のような大雑把な仕事のしかたでは、「ぼーっと生きてんじゃないよ!」とチコちゃんに叱られる、もとい、妻に叱られます(^o^)/



サクランボやスモモ、モモ、プルーン、りんご、柿など、収穫する果物は季節の味の楽しみですが、自家栽培する野菜の多様さは日常の食事メニューの豊かさに直結する面があり、どちらもおろそかにするわけにはいきません。週末農業から定年農業へ移行している今日このごろ、新米シェフの食材確保のためにも、野菜つくりの勉強も大事な課題です。写真は、先日、植え付けをしたサトイモとカボチャです。近日中に、豆の発芽を野鳥の食害から守るために、防鳥ネットを張る必要があります。

(*1):果樹園の再開を目指して〜「電網郊外散歩道」2009年3月
(*2):果樹園を放置するとどうなるか〜「電網郊外散歩道」2015年6月
(*3):白菜とダイコンの収穫〜「電網郊外散歩道」2012年11月
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ヘンデルは5曲の基準に達せず〜私の好きな作曲家と作品

2019年05月19日 06時02分30秒 | クラシック音楽
「私の好きな音楽」シリーズ(*1)で、作曲家1人について1曲という制約を取り払ったら、という企画をしています。取り上げる基準としては、

  • 好きな曲、よく聴き馴染んだ曲が5曲以上リストアップできること
  • 曲集については1曲に数えることも、単独で取り上げることも可

というものです。これまで、ヴィヴァルディ(*2)とバッハ(*3)を取り上げていますが、ヘンデル編で気づいてしまいました。オラトリオ「メサイア」、「水の上の音楽」、「王宮の花火の音楽」まではすらすらと出てくるのですが、後が続かない。合奏協奏曲やヴァイオリン・ソナタはそれほど熱心に聴き込んでいるわけではないし、オルガン協奏曲に至っては、聴いた回数が数えるほどしかありません。「オンブラマイフ」や「私を泣かせてください」を加えれば無理やり五曲に数えることはできますが、「メサイア」と並べて、と考えると、ちょいと気がひけます。ここはやはり、いったんパスして、「五曲に満たない」番外編を考えるほうがよさそうです。

(*1):年末に「私の好きな音楽」シリーズの新企画を考える〜「電網郊外散歩道」2016年12月
(*2):私の好きな作曲家と作品(1)〜ヴィヴァルディ〜「電網郊外散歩道」2016年12月
(*3):私の好きな作曲家と作品(2)〜J.S.バッハ〜「電網郊外散歩道」2018年12月


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プーシキン『大尉の娘』の新訳が出ていた

2019年05月18日 06時02分58秒 | -外国文学
以前、プーシキン著『大尉の娘』の新訳・新刊が出ないものかという記事(*1)を書きました。手持ちの新潮文庫(中村白葉約)は、1970年代の始め頃に購入したもので、用紙がすっかり黄ばんでしまっているだけでなく、文字のポイントが小さすぎて、老眼世代には辛いものがあります。長年愛読している本ではありますが、そろそろいい加減に新しい本で読みたいものです。できれば文字の大きな新装版または読みやすい新訳ならばなお有り難い。




そんなことを願っていたら、光文社の古典新訳文庫の棚に、坂庭淳史訳の『大尉の娘』を見つけました。本文の文字のポイントも大きめで、読みやすそうです。これはありがたい。さっそく購入して来ました。

"ロシア文学の父"プーシキンの代表作!
歴史的事件に巻き込まれる青年貴族の愛と冒険

という帯の文字が、ワクワク感を盛り上げます。楽しみです。

(*1):プーシキン『大尉の娘』の新訳・新刊はないものか〜「電網郊外散歩道」2013年2月

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プロコフィエフ「フルート・ソナタ」、「ヴァイオリンソナタ第2番」等を聴く

2019年05月17日 06時01分33秒 | -室内楽
先日のヤンネ舘野さんのヴァイオリン・リサイタルで聴いたプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2番は、もともとはフルート・ソナタとして作曲されたものだそうです。1943年の夏に完成、1944年に第2番のヴァイオリン・ソナタに改作されていますので、1938年にスケッチが着手されているものの実際に完成したのが1946年となる第1番のヴァイオリン・ソナタよりも早い時期にできた作品ということになります。



私がこの曲に接したのは、1973年の6月、日本コロムビアのパルナス1000シリーズのLPを入手してのことでした。ヴァイオリン・ソナタ第1番のB面に収録されたフルート・ソナタは、ミシェル・デボスト(Fl)とクリスチャン・イヴァルディ(Pf)によるもので、フランスのムジディスク社原盤とされています。第1楽章:モデラート、ニ長調、3/4拍子、第2楽章:スケルツォ、プレスト、イ短調、3/4拍子、第3楽章:アンダンテ、ヘ長調、2/4拍子、第4楽章:アレグロ・コン・ブリオ、ニ長調、4/4拍子、という四つの楽章からなる、古典的な形式を保った曲です。まず何よりも、フルートという楽器の響きが、この曲の幻想的で透明な抒情性を浮かび上がらせます。

Flによる演奏は、例えばこんな感じです。第1楽章だけですが、YouTube より。
S. Prokofiev: Flute Sonata, op. 94. I. Moderato


これをヴァイオリンで演奏したいと考えたオイストラフは、プロコフィエフに「なんとかしてよ〜!」と頼んだのでしょうか。実に慧眼だと感じました。ヴァイオリンでの演奏は、先日のヤンネさんの演奏会で実感したように、フルートとはまた別な魅力を示すようになったのではないかと思います。

ヤンネさんの先生、Olga Parhomenko さんによるこの曲の演奏が YouTube にありました。
S. Prokofiev - Violin Sonata No.2 - Olga Parhomenko


もう一つ、フォーレの作品も。これも、貴重な記録でしょう。
Gabriel Fauré: Berceuse op.16 - Olga Parhomenko, violin

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