電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

WebサイトとWeblog

2004年12月31日 12時23分11秒 | Weblog
写真は、昨日の路面状況。雪は降ったが、依然としてアスファルトの路面が見えている。

さて、先日 Bookmarkに「MyComputingStyle」と「物語案内」の二つのサイトを登録した。両方とも、PopCorn というツールを使って運営している。PopCorn は、東北芸工大の前川道博先生が開発されたWebサイトの自動生成ツールで、現在 PushCorn という GUI を実装しており、ビデオ動画まで利用可能になっている。PopCorn/PushCornは、日常の仕事や家庭生活を犠牲にすることなく、ちょっとした隙間の時間を利用して自分のアイデアを形にすることができる、たいへん強力なツールであると感じている。
本質的な違いはさておき、見た目のWeblogとの違いは、どんな点にあるだろうか。
(1)デフォルトで日付順に表示されるか、逆順に表示されるか
(2)一件の記事に複数の画像を掲載することができるか
(3)テキストファイル、PDFファイル、WORDファイル、動画などを組み込むことができるか
(4)トラックバックやコメントなどの機能があるかどうか
などであろうか。
PopCorn/PushCorn は、いわば Web-Publishing の方向に強力なツールであるのに対し、Weblog のシステムは、コメントやトラックバックの機能などを中心に、コミュニケーションの方向に特色を持つツールだといえるかもしれない。
#もっとも、この Weblog は、今のところほとんど孤立した状態にあるわけだが(^_^;)>poripori
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雪椿とawkスクリプト

2004年12月30日 15時36分47秒 | コンピュータ
この冬はなかなか雪が降らず、暖かい日が続いていたため、椿の花が咲いていた。ところが、昨日来の雪降りで、椿の花に雪がかかり、雪椿の風情。言葉にすると風流だが、せっかく咲いた椿の花にとってはいい迷惑だろう。ピンクの花弁が褐色に変化し、痛々しい。

ようやく年賀状を書き終え、郵便局に出してきた。毎年のことながら、元旦には届きそうにない。まことにもって申し訳ない。これから、この一年の記録を整理する予定。備忘録がテキストファイルになっているので、awk スクリプトで処理する。今年はどんな出来事があったか、どんな本を読んだか、どんな映画を見たか、どんな音楽CDを購入し聞いたか、などなど、ちなみに (HTMLになるとインデントは消えるが) スクリプトはこれだけ。

# book.awk search keyword and show the title of "memo*.txt"
# usage: (jg)awk_-f_book.awk_memo*.txt
BEGIN { counter=0 }
$2 ~ /読了/ {
print $1,$2
counter++
}
END { print counter,"件" }

ただし、テキストファイルのデータ構造は、$1:日付、$2:タイトル。$3:本文、というものだ。タイトルから「読了」というキーワードを探して、件数を報告する。タイトルに「○○○を読了」のように記録しておけば、本文中に「まだ読了していない」などの表現があっても大丈夫。「読了」を「購入」にかえれば、購入リストができるという仕掛けだ。DOS/Windows/Linux で共通に使える。
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『定年後をパソコンと暮らす』

2004年12月28日 21時25分31秒 | Weblog
文春新書で、『定年後をパソコンと暮らす』という本が出ている。けっこうあちこちで話題になっているらしい。私の場合は、定年までには少々間があるが、しかし実質上カウントダウンが始まっている年齢と言ってよいだろう。この本では、登場する方々がパソコンとどう暮らしているかということよりも、定年後ののびのびとした生き方に魅力を感じる。休日になると、とたんに万歩計のカウンターが進まなくなることからみて、私にはパソコンは運動不足の元凶のようだ。むしろ、せっせと畑にでて働いた方が、健康のためにはよいのだろう。わかってはいるのだが、今日も、たぶん明日も、パソコンに向かっている私は、「定年前にもパソコンと暮らす」か。

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手帳のこと

2004年12月27日 21時40分58秒 | 手帳文具書斎
システム手帳を長らく使ってきて、わかったことがある。それは、よく使うデータは、限られている、ということだ。従来は、(1)スケジュール(2)住所録(3)備忘録メモ(4)カード類入れ といった用途が中心だった。そのため、スケジュールを差し換えでき、住所録の追加が可能で、後日メモの分類が可能なシステム手帳は便利だった。

ところが、16年も日常的に使っていながら、別の六穴ファイルに保存したリフィルは意外に少ない。これは、検索の容易さから、備忘録メモを早期にパソコンでテキストファイルに記録するようになったことが大きい。これで、多量のメモ用紙を携帯・分類保存する必要がなくなった。また、携帯電話を使うようになって、住所録を携帯する必要性が薄れた。最後に残ったのがカード類の携帯用途とスケジュールだ。カード類は、よく使うものを厳選して財布に入れることで解決できる。スケジュールだけなら、小型の手帳で十分だ。で、最近は小型の手帳に戻りつつある、ということだ。

それなら、紙を折り畳んで持ち運んでもよいのでは?という発想はでてくるだろう。私も、Windows3.1の時代に、Lotus Organizer のダイアリーをプリントアウトし、折り畳んで持ち運んだ時期があった。だが、やっぱりただの紙はペンで書き込むには不便だ。ある程度厚手のホルダーが必要になる。ならば大げさでなく、薄くて小さな手帳でよいではないか。
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来年の手帳のこと

2004年12月26日 09時21分11秒 | 手帳文具書斎
手帳を使い始めたのは、高校で渡された生徒手帳にスケジュールらんがあったためだ。高校生にたいした予定があったわけではないが、FM放送のエアチェック予定などを記入していた。高校を卒業するときに、担任が手帳の使い方の話をした。これは役に立った。大学に入ると、大学生協でマーク入りの手帳を買ったが、これの中身は能率手帳だったようだ。以後しばらくは能率手帳を愛用したことになる。就職してからは銀行や島津の手帳をもらったりして、職場で配付されるデスクダイアリーと併用しながら、10年以上ポケット型の手帳を使った。
現在の県に転勤して、あるときダブルブッキングをやらかしたことがあり、デスクダイアリーと手帳の併用は危険だということに気づいた。特にスーツを着ていない夏場が危険だ。電話を受けたときには、手近なところにあるデスクダイアリーにメモする。ところが行動するときには手帳を見ながら予定を確認する。転記を忘れているとアウトだ。1988年の秋頃から、当時流行していたシステム手帳を使い始めた。革製の丈夫な製品で、通算16年使った。ところが、最近はどうも重たいシステム手帳を持つのが億劫だ。また、年齢的にも両手をあけておかなければならない立場におかれることが多くなった。再びスーツに入る小型の手帳を探す必要が生じてきた。
さて、来年の手帳を考えなければいけない。
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イベールの「寄港地」

2004年12月25日 20時37分11秒 | -オーケストラ
昨日購入してきた、フルネ指揮オランダ放送フィルによるイベールの「寄港地」ほかを聞いている。フルネの演奏は、以前、NHK教育テレビの「N響アワー」、指揮者列伝の中で取り上げられ、再認識したもの。デュカスの「交響曲ハ長調」バレエ音楽「ラ・ペリ」などのCD(DENON COCO-70658)やショーソンの「交響曲変ロ長調」フォーレ「ペレアスとメリザンド」組曲のCD(同 COCO-70503)など、近年とくに好んで聞いている。とても色彩的で、近代管弦楽の響きの魅力を満喫できる演奏だが、迫力を誇示するようなところがなく、上品で好ましいものだ。

ずっと昔、まだ若かった頃は、緊張感のある迫力の演奏が好きだった。弱音部が美しければなおよかったが、LPでは強奏部で音が割れたりレコード針についたホコリのため、しばしばノイズが耳についたりした。今でもLPは好きだが、ぼーっと聞くにはCDがありがたい。散歩のお供にするにも、わざわざダビングする必要がなく、そのまま持ち出せるのがいい。
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コーヒーと冬至かぼちゃ

2004年12月25日 08時51分11秒 | Weblog
人間が古いのか、どうも苦いだけのコーヒーは苦手だ。ミルクやお砂糖も入れたくなる。冬至に小豆と一緒に甘く煮たかぼちゃを食べる習慣があるが、みな飽きて、食べ残した冬至かぼちゃをコーヒーと一緒に食べたら、適度に甘く、おいしい。これなら、砂糖なしコーヒーがよい。

この一年、自分のパソコン関係では、あまり進歩がなかった。仕事で大量の自由記述アンケートを語彙分析したくらいか。これも、昔 awk スクリプトでやったことがある作業で、いまさら目新しいことでもないが、自由記述アンケートをこんなふうに処理する方法があるのかと、今の職場では妙な感心のされ方をした。いわゆる選択式設問では、回答者の建前を聞くのに対し、自由記述の語彙分析では、対象となった回答者群の本音の共通部分を抽出することができ、面白い方法ではあると思う。
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ピアノ五重奏曲

2004年12月24日 20時37分40秒 | -室内楽
今日はクリスマスイブなので、日本コロムビア社から12月22日発売になった「クレスト1000シリーズ」(第4回)の中から、音楽CDを全部で12点購入してきた。その中で、ヤン・パネンカ(Pf)とスメタナ四重奏団によるドヴォルザークとシューマンのピアノ五重奏曲を聞いている。従来はジャン・ユボー(Pf)とヴィア・ノヴァ弦楽四重奏団による演奏に親しんでいるが、初発のときには見送った演奏を、こうして安価に購入できるようになると、なんだか単純にうれしい。演奏・録音ともにすばらしいものだ。パネンカのピアノは、シューマンの「謝肉祭」の録音でなじみ深いが、ここでも力強く決然とした表情と詩情あふれる弱音の対比を聞かせてくれる。
1986年9月および10月、チェコのプラハ、「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて録音。
DENON COCO-70741, 1050円。

CDウォークマンを聞きながら、お天気のよい日には、また散歩を楽しみたいものだ。
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ウィルスにはとんと縁がない

2004年12月23日 09時43分58秒 | コンピュータ
なにか、またぞろ変なウィルスが流行しているようだ。
幸いに、自宅の主パソコンは Linux で WEB とメールを利用しているためか、ウィルスにはとんと縁がない。自分のマシンが感染した経験がないのだ。サブマシンの Windows 機には、ウィルス対策ソフトを常駐させているが、うっかり契約更新を忘れたりすると、契約更新はまだかと毎日催促する。今ふうの言い方をするならば、実にうざい。

思えば、はじめてフロッピーディスクを使ったときは、テープ読込の時間が不要で、アッというまに Ready になって喜んだものだ。MS-DOS を使うようになり、すべてのデバイスはファイルだ、と理解したとき、妙に感動したのを覚えている。ハードディスクを初めて使ったときは、20MB の容量に何を入れようかと思ったものだし、FM-TOWNS を購入したときは、3万2千色の画像と音楽CDをバックにパソコン通信のログをテキスト編集をする快適さと楽しさがあった。思えば、GNU CD-ROM で 高橋版TeX/LaTeX を試したのは、1992年頃だったか。Windows3.1の時代はあっという間に過ぎ行き、Windows95でインターネットに開眼、初めて職場でウィルス騒ぎが起ったのがあの Nimda だった。この頃、すでに自宅では TOWNS と Win95 マシンに Linux を導入しており、以後 PentiumIII(450MHz) 機で Linux/Emacs/TeX/LaTeX/Gimp/Mozilla な日々。パソコンも郊外の散歩をしてきたようなものか。
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柿の実

2004年12月22日 21時25分20秒 | Weblog
昨年、散歩をしているとき、晩秋の青空の中に見事な柿の実を見つけた。
子供のころ一度口にした渋柿に閉口して、昔は柿など食べようと思わなかったに、近頃、渋抜きをした柿がやけにおいしく感じられる。先日も、熟した甘柿をヨーグルトと一緒に食べたらたいそうおいしかった。
そういえば、藤沢周平など時代物の小説の中には、柿渋を用いた和紙の品物がよく登場する。和傘もたしか柿渋をぬったはずだ。最初に工夫した人の知恵に感心してしまう。
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普通の庶民のモラルの高さ

2004年12月21日 21時02分02秒 | Weblog
先頃、新潟中越地震の被災者が仮設住宅に移り、最後の避難所が閉鎖されるというニュースが報道された。長く不自由な避難所生活を強いられた人たちが、お世話になった公民館や学校などを掃除をしている映像だった。段ボールを解体し、窓ガラスを磨き、床を拭く。その姿に、いなかのごく普通の庶民のモラルの高さを感じる。なにか、こちらが勇気づけられるようだ。
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今年はなかなか雪が降らない

2004年12月19日 23時29分13秒 | Weblog
この冬は、なかなか雪が降らない。初雪がこんなに遅かったのは記録的だろう。
昨年の夏に撮影した杉木立の写真は、少々ぼけているが、意外に味がある。
昨日、ある人から Excel で作成したカンマ区切りのテキスト(CSV)ファイルを二重引用符つきCSVファイルに変更する方法を聞かれた。
頭と尻尾にダブルクォーテーションマークを付加して、途中のカンマに前後にもダブルクォーテーションマークをつけるだけなので、awkでできるかな?と思ったら、awkで二重引用符をつけるのは難しそうだ。結局、sedでやるのがよいのだろうか。
(1)awkでデータの頭としっぽに特定の記号を付与
(2)sedで頭としっぽの記号をダブルクォーテーションに置換
(3)sedで区切りのカンマを "," に置換
といった段取りかな。最初からsedの正規表現でできるような気もするけれど。
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