- 移行先を主として更新し、goo ブログの方を案内用としてしばらく残す
- 20年以上の記事本文、コメント等のMT形式のテキストデータは、たぶん「はてなブログ」のほうで一括処理が可能な大きさのいくつかのファイルに分割されて圧縮されるのだろう。
- 画像のリンク先が変更完了するまで1週間以上かかるそうなので、しばらくは goo ブログを閉鎖しないでおいたほうが良さそう。むしろ更新できなくなるのを見守ってから閉鎖するのが妥当か。
- 「はてなブログ」の記事編集・投稿に慣れるまでしばらく時間がかかるだろうから、農作業との兼ね合いで時間的にも体力的にもハードになるさくらんぼ収穫時期は避けたほうがよいだろう。とすれば、5月末までに完了するくらいが適当か。

- 引越し先は、MovableType (MT) 形式の goo ブログのデータを受け入れることができることが必要条件になります。
- 引越し先も情勢によっては終了という可能性もあります。その際、記事や画像を手元に残せないのは困ります。バックアップあるいはエクスポート機能があることが必須です。
- 使いやすさは少なからず慣れの問題でもあるので、あまり心配しなくても大丈夫ではなかろうか。
※推奨するブログサービスは、記事と投稿時に使用された画像も引越しができることを確認しております(絵文字は引越しできません)。

- 用意されるブログ引っ越しツールの適用先、データダウンロード機能の内容を確認する おそらくバックアップ機能で採用されている Movable Type 形式(*5)での移行かと思いますので、本文およびコメント等のテキストデータだけになるのではないかと思いますが、ブログで使用されている画像データの一括ダウンロードもできるようになるのかどうか。
- 書籍化(*6)の現実性 20年分をぜんぶ紙にするのは現実的ではないだろうと思われますが、特定のカテゴリーだけを選集のような形で書籍化することは可能か。
- 慌てる必要はないので、夏頃までを目処に方向性を決めたい。
本当は2024年の記録と回想は当該年の暮に行うのが良いのでしょうが、記事ネタに困らなかったせいか、もれてしまいましたので、新年の今頃になってから整理をしてみます。
読書記録は、1989年からバイブルサイズのシステム手帳に記録しておりましたが、最近はシステム手帳の重さが無視できなくなり、リフィルだけをLIHIT LAB. の Aqua Drops という小型のファイルに移し、読書記録ノートとして継続しております。これはあくまでも年月日と著者名・書名と刊行社名を記録するもので、内容の覚え書きはA5判の備忘録ノートに書き留めるか、数行程度の簡単なものはテキストファイル備忘録に書き込んでもいます。1件1論理行で記入し、データ構造は3つのフィールドからなり、フィールドの区切りは半角スペースとして、こんなふうです。
例:YYYY/MM/DD タイトル 内容〜(Enter)
2024/10/10 ベートーヴェン・ハウス編『第九と日本:出会いの歴史』読了 ベートーヴェン・ハウス編『第九と日本:出会いの歴史』を読了した。徳島県の捕虜収容所での演奏会の記録を、謄写版印刷による見事なプログラムから探ったもの。
とくに印象の深いものはブログの記事にしておりますので、ブログを検索することで内容を思い出すこともあります。今回の趣旨は2024年の読書記録ですので、テキストファイル備忘録から awk スクリプトで抽出、日付順にソートしてみます。
$ awk -f book.awk memo2024.txt | sort
ちなみに、book.awk とは、第2フィールドに「読了」という語を含むレコードを探し出し、第1フィールド(日付;YYYY/MM/DD)と第2フィールド(著者名『書名』を読了、という形式)を出力し、データ数をカウントして合計を報告する、という簡単なスクリプト(*1)です。その結果は、
2024/01/17 『新版・薪ストーブ大全』読了
2024/01/19 キリーロバ・ナージャ『6カ国転校生ナージャの発見』読了
2024/02/03 宮本常一『山と日本人』読了
2024/02/09 佐藤厚志『荒地の家族』読了
2024/02/22 田原開起『百姓と仕事の民俗』読了
2024/04/17 五日市哲雄『大豆の科学』読了
2024/04/27 和田茂夫『魔法のスプレッドシート』読了
2024/05/10 宮城谷昌光『公孫龍(1)』読了
2024/05/11 宮城谷昌光『公孫龍(2)』読了
〜(中略)〜
2024/12/07 香月美夜『本好きの下剋上』短編集IIIを読了
2024/12/29 東圭一『奥州狼狩奉行始末』読了
2024/12/31 朝井まかて『先生のお庭番』読了
合計 19 冊
となりました。おおむね読後感をブログ記事にしていますが、中には割愛したものもあります。
うーむ、昔と比べてかなり読了数が減っているなあ。通勤の時間もかかっていたのに、勤め人だった昔のほうが本を読んでいるというのは何を意味するか。一つは晴耕雨読とは言いながら、やはりフルに畑仕事をすると体力的にきつくなってきており、バタンキューと寝てしまうというのがあります。もう一つはタブレットを購入後、『本好きの下剋上』以外のライトノベル(*2)も読むことがあり、えんえんと連載されているものを読んでいるといつまでも読了にならない、という理由もあります。まあ、それなりに楽しめているのだからいいとしておきましょう(^o^)/
(*1): プログラミング言語は今も有効か〜awkのパーソナルな実用性〜「電網郊外散歩道」2011年4月
(*2): 例えば日向夏『薬屋のひとりごと』、カレヤタミエ『捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです』など。
□□□□□□ 電網郊外散歩道 since 2004, by narkejp □□□□□□
ほら、そんなところに隠れていないで、李白もちゃんとご挨拶しなさいよ。
うん、寒いからもう少しあったまってからね!
今のところ、山形県内陸部の当地は日中の気温はプラスで、先日の雪もほとんど融けかけています。週の後半からはやや荒れ模様になるそうですが、雪国に帰省中の皆様には懸念事項でしょう。皆様の平穏とご多幸をお祈りいたします。
当ブログ「電網郊外散歩道」は、2004年の12月19日に最初の記事を投稿していますので、本日で20周年となり、21年目に突入しました。20年前と言えばふた昔、まだ私は50代の初めでした。思えば長く続いたものです。12月19日現在の投稿記事数は次のようになっています。
1年間で記事数が7,033件→7,400件に増加し、増加率は105%でした。このカテゴリー別の内訳を見ると、クラシック音楽関係はほぼまんべんなく増加していますが、読書関係は特定のジャンルに偏る傾向がありました。平均105%以上のものとしては、増加率の高い順に
- 料理住居衣服 113%
- 週末農業定年農業、健康 ともに 112%
- 季節と行事 109%
- コンピュータ 108%
- 宮城谷昌光、アホ猫やんちゃ猫、ブログ運営 ともに 106%
- 手帳文具書斎 105%
となりました。完全リタイアにより通勤がなくなりましたので、「通勤の音楽」と称して購入したCD等を繰り返して聴いていた時間がなくなりましたが、その反面、山形交響楽団や山形弦楽四重奏団等の定期演奏会などを通じて接した音楽を YouTube で聴いたりしていますので、音楽記事は着実に増えています。これに対して、読書はどちらかと言えばノンフィクションの本に関心が移ってきており、小説に手を出すことが減ってきていると感じます。
アレルギーによる鼻詰まりや化膿した「親知らず」の抜歯手術、マイコプラズマ肺炎の罹患など、健康面でも様々な出来事があり、関連した基礎知識などの記事も増えました。また、迷惑メール対策や新たなテキストエディタ、ブラウザの使用や OS の入れ替えなどコンピュータ関連の記事が多くなり、これは今年の特徴の一つかもしれません。
もう一つ、アクセス解析で最近よく読まれている過去記事がわかります。記事タイトルと投稿年/月を示すと、次のようになります。昔の古い記事が、かなり長く読まれているということがわかり、筆者としては喜ばしくありがたい限りです。あらためまして、読者の皆様に御礼を申し上げます。
- ワークマンの防寒ストレッチパンツが暖かい〜2024年12月
- 「※要返信 登録個人情報再確認のお願い」が6通も来たら〜2024年11月
- アイドリングストップを止めるとDPF再生間隔は〜デミオ・ディーゼルの場合 2020年10月
- 上田武弘『ニムロッド』を読む〜2019年2月
- ブログ内を複数のキーワードで検索したいときは〜2016年12月
- ジェットストリーム・ラバー軸の汚れを落とす〜2014年9月
- 昔の事務所の様子はたしかにこんな風だった〜高度成長期以前のオフィス〜2013年8月
- 愛妻に捧げる夜想曲〜ボロディン「弦楽四重奏曲第2番」を聴く〜2008年7月
- 高校文化祭における銀鏡反応の爆発事故〜2005年10月
このところ、一日あたりのアクセス数がずいぶん多くなっておりました。管理画面でアクセスデータを見ると、迷惑メールというか詐欺メールというか、このところ多かった「JAネットバンクつき」に関する記事(*1)がずいぶん読まれているようでした。いつもだと週間アクセス数の第一位には当ブログのトップページがくるのですが、スクリーンショットのとおりトップページを押しのけて堂々の第一位です(^o^)/
あまり喜ばしい事態ではないと言うべきか、それとも多くの人に読まれて役に立ったのかもしれないと思うべきか、なかなか微妙なところですが、おそらくは瞬間最大風速みたいなもので、やがて沈静化すると思われます。実際に、「JAネットバンクつき」の犯人は、
【JAネットバンク】【重要】ワンタイムパスワード補正する必要があります
【JAネットバンク】【重要】ワンタイムパスワード補正する必要があります
【JAネットバンク】【重要】ワンタイムパスワード補正する必要があります
【JAネットバンク】【重要】ワンタイムパスワード補正する必要があります
【JAネットバンク】【重要】ワンタイムパスワード補正する必要があります
口座所有権の証明(名前、その他個人情報)
口座所有権の証明(名前、その他個人情報)
というふうにすでに手口を変えてきているようです。相変わらず粗雑な「数撃ちゃ当たる」式で、上の5通は「ワンタイムパスワードの時刻に生じたずれを補正するため以下のリンクをクリックしろ」という呆れた要求。その場限り、使い捨てのワンタイムパスワードの時刻を補正する? あほらしとしか言いようがない。もう一つ、下の2通は「口座が本人のものかどうか確認したいので以下のリンクをクリックして個人情報を入力しろ」という要求です。そんなもの、ぜんぜん本人確認にならんじゃないか(^o^)/
迷惑メールフォルダに入っているものを見ると、「ワンタイムパスワード」のやつが12月1日〜4日、「口座所有権」なるものが12月5日の日付で届いています。たぶん、多くの人が対策をし終えた頃に別の手口を考えるのでしょう。なんとも迷惑な話です。
JAネットバンクを差出人とするものを受信拒否するように設定したら、ほんとにJAネットバンクを利用するようになったときに困るだろうなあ。せめて「迷惑メールフォルダに移動」くらいかな。まあ、私は農協の最寄りの支店には実際に出かけて利用するようにしており、ネットバンクは利用しないことにしているので、どちらでも実際上の問題はないですが。
(*1): 「※要返信 登録個人情報再確認のお願い」が6通も来たら〜「電網郊外散歩道」2024年11月
まずはタイトル直下の紹介文;
本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。
これは一度手を入れたもので、後半の「退職後は〜」の部分は当時の状況変化に合わせた改変でした。
また、自己紹介の文章;
子供の頃に東京オリンピックがあり、オーディオの流行とLPからCDへの変化を経験、初めて触ったPCは MZ-80B と PC8001 でした。中高年の電網(&実際の)郊外散歩の備忘録です。
こちらはわかりにくいかも。「子供の頃に東京オリンピック」というのは、1964年の東京オリンピックとは限らない時代になりつつあるし、初めて触ったPCの機種名なんて、よほどマニアでなければわからないものでしょう。要改善、だな。
◯
で、自己紹介を考えてみました。当初案は;
まだ50代だった2004年末に当ブログを開始、ほぼ毎日更新を続けている70代です。趣味は音楽、読書、コンピュータ、農業。リフォームした古民家に家族と猫と暮らし、課題は体力の維持と無駄に広い敷地の草取り。山形交響楽団定期会員。
というものでしたが、全角200文字以内に収めよとの指摘あり、こんなふうに直しました。
まだ50代だった2004年末に当ブログを開始、ほぼ毎日更新に努める70代です。趣味は音楽、読書、農業、コンピュータ。リフォームした古民家に家族と猫と暮らし、課題は体力の維持。
まあ、こんなものかな。
テンプレートは、初期の頃に一度「文字が薄くて見にくい」との指摘があり、変更して以来ずっとそのままです。いっこうに代わり映えしないなあとは思いつつ、そういう一貫性もあってよいのかなと思っています。
例えば「耕耘」と「耕運」、「耕うん」などの表記はだいぶ揺れ動いています。はじめは当用漢字にあるからということで「耕運」を使ったけれど、後からは本来の意味を重視して「耕耘」を使うようになりました。また、このブログの初期の頃は、音楽を「聴く」を使わず「聞く」を使っています。これは、自分が素人音楽愛好家に過ぎないという認識から、音楽を「聴く」レベルには達していないという意識があったからでしょう。これもまた、読者との交流を通じて「もっと自信を持っていい」と考えるようになり、最近はもっぱら音楽を「聴く」にしています。
本を出版するときなら、表記が統一されている方がいいのでしょうが、後で検索することを考えれば、「プレピー」「プレッピー」「Preppy」のように併記するか、検索語を工夫するのが望ましいのかもしれません。最近は、仮名漢字変換で早く出てくるからという安直な理由で「耕耘」を使うことがことが多いけれど(^o^)/
(*1): 表記の揺れと検索~「電網郊外散歩道」2018年1月
理想を言えば、写真や動画なども含めてバックアップできればよいのでしょうが、中には他の人や団体が権利を有するものへのリンクも含まれますので、テキストファイルだけのバックアップというのはやむをえないものでしょう。むしろ、毎日更新で20年も続いているブログですから、これが失われたときのことを考えると、たぶん相当にショックが大きいです。テキストファイルだけでもバックアップをとっておいた方がよいと考える方がよいのかも。
写真は、妻によれば「むらさきしきぶ」らしい。大河ドラマの始まる前に植えたものなので、けっこう大きくなっています。玄関のサフィニアも夏の色です。

以前も d-ポイントを登録しようとして先に進めず(*1)、携帯電話を用いた二段階認証以外はできなかったみたいなのですが、今回は常用メールアドレスも使えましたし、登録電話番号による音声通話という手段も用意されていました。その点はだいぶ改善されていたようです。
ただし、d-ポイントをためる、利用するのに必要となるらしいパーソナル情報はまだ入力しておりません。最近は他社の「失効ポイントのおしらせ」というメールがどんどん入ってきますが、これって「損している」感を利用した消費の強制あるいは尻たたきにほかならないでしょう。余計なお世話です。ポイントを利用する予定は今のところないので、当面はこのまま続行するつもり。
(*1): ポイントサービスの移行が先に進めない〜「電網郊外散歩道」2021年11月
この冬一番の寒気が到来しているようですが、例年の積雪量と比較すると、当地ではまだまだ少ないようです。被災地や豪雪地域には一度に降る「どか雪」とならないように願いたいものです。
2010年か。今から14年前、私はまだ還暦前で、転勤でようやく単身赴任が解消され、自宅から通勤できるようになっていたはず。車は Nissan TIIDA Latio に乗っていて、民主党政権下で高速道路無料化の社会実験が行われたのを機に、高速通勤をしていました。また、自宅の樹齢200年の松の巨木がマツクイムシにやられて枯れ、伐採した年です。今と同じく山響や山Qの定期演奏会等に通い、アフィニス音楽祭や「紅藍物語」などを楽しんだ年。今もまだ使っているブラザーのレーザープリンタを購入したのもこの年だった(*2)のか。ほんとに、14年なんてあっという間です。
(*1): N響アワーで「太平楽会」の音楽を聴く〜「電網郊外散歩道」2010年5月
(*2): 2010年の主な出来事と、読書・音楽の概況〜「2011年1月
せっかくなので、美酒古布、じゃない、ビシュコフが指揮したチャイコフスキーの4番を YouTube から。WDR symphony orchestra の演奏です。
Tchaikovsky - Symphony No. 4 | Semyon Bychkov | WDR Symphony Orchestra