電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ドライアップしていた同僚の万年筆を復活する

2020年05月27日 06時02分04秒 | 手帳文具書斎
私が万年筆を愛用しているのをみていた職場の同僚から、相談を受けました。実は万年筆を一本持っているのだけれど、乾燥して書けなくなってしまったのだそうです。メーカーはパイロットでブルーブラックのカートリッジで使っていたといいます。ふむふむ、それなら水洗いだけでも大丈夫じゃなかろうか(*1)。


(写真は別の万年筆です)

翌日、持ってきてもらい、万年筆の首軸を水を満たした透明ガラス容器にポチャンと入れたら、青い色素が水中に広がり、実にきれいです。二度ほど水を取り替え、一晩水に付けた後で、水道の水流で青色が出ないことを確認して、さらに一晩、自然乾燥させました。これでたぶんインクを入れても大丈夫です、と渡したら大喜び。

文具店にはいろいろな色のインクがあるけれど、ああいうのを使いたい時はどうするのかという質問がありましたので、適合するコンバータとして CON-40 を紹介。さっそく文具店に行き、色彩雫シリーズの中から某色を物色してきたそうです。復活した万年筆を手に、嬉しそうに周囲の人に見せて喜んでいました。お役に立てて幸い。新型コロナウィルス禍の中でも、こういう出来事があると、こちらも嬉しくなりますね〜(^o^)/

(*1):厄介なのは顔料インクと古典ブルーブラックインクを混用したケース。べったりと顔料が沈殿して、分解してぜんぶ掃除しないと難しいみたいで、素人にはちょいと荷が重いようです。

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