電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

Windowsで詐欺的「警告」に怒りChromeやEdgeの閲覧履歴とキャッシュを削除

2018年11月30日 06時02分45秒 | コンピュータ
先日、Windows PC を使っていたら、突然、「警告」が出ました。曰く

Windows10によってWindowsシステムが古くなり破損していることが検出されました云々

とかなんとか、いかにもチープな画面デザインの表示が出て、なおかつ「ピー」とかいう音まで出ます。すぐに Ctrl+Alt+Del でタスクマネージャーを呼び出し、ブラウザを終了してしまいましたが、おそらくは指示に従ってしまうと迷惑ソフトを入れられたり個人情報を抜かれたり金銭的被害を受けたり、まともに相手するのもばかばかしいほどの詐欺的な「警告」で、腹立たしい限り。

Linux では出たことはないのですが、おそらくは被害を受けて知らずにいるサイトを閲覧したために、閲覧履歴やキャッシュ等の中に悪意のあるファイル等を残されているのだろうと推測し、念のため Edge と Chrome と Firefox の設定を見直し、全期間の「閲覧履歴」と「キャッシュされた画像とファイル」、あるいは「保存して綴じたタブや最近綴じたタブ」を選び、「データを消去」あるいは「クリア」しました。

で、結果は? NewsWeek Japan か何かのサイトを閲覧中に突然、新しいタブが開き、

404 File not Found

だそうで。当てにしていたファイルがなくて、悪さをできなかったのでしょう(^o^)/

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マツダ・デミオXDの近況〜購入して四年目の使用感

2018年11月29日 06時02分50秒 | 散歩・外出・旅行
愛車マツダ・デミオXDは、その後も快調に走っております。直近の燃料消費率(燃費)は 22km/L を超えており、原油価格が高騰している昨今も、給油時の支払いが満タン給油して4~5,000円ほどですので、お財布に優しく実にありがたい。

今のところ、56,000kmを超えて不具合らしい不具合もなくありがたい限りですが、いくつか気づいた点がありました。その一つは、運転席・助手席とも、シートベルトの張力が弱いのではないか、ということです。



降車時には、シートベルトは自動的にスムーズに巻き取られてほしいものです。そうしないと、ドアを閉めるときにシートベルトや固定金具を巻き込み、ガコッと変な力が加わってドアヒンジを歪めてしまいます。

この件、以前ニッサン・マーチ1000を乗っていたときに経験し、妻のマーチも子供のマーチも、三台ともまったく同様にドアの垂れ下がり現象を示していました。原因は共通で、シートベルトの巻き込みによるドアヒンジの歪みでした。調整が可能なのかディーラーで相談してみたら、機構的な調整はできないとのこと。残念! 気をつけていかなければいけないところです。

もう一つ、リコールで問題になった1500ccディーゼルエンジン内部にススがたまる件、リコール調整後の DPF 再生の間隔は、当初は 400km 間隔くらいでしたが、その後 300km 台になり、現在は 200~250km くらいの間隔で発生しています。これが頻繁に 100km を切るようだと、再びエンジン内部のススの蓄積を疑うところですが、この冬の渋滞でどうなるかが問題です。



あとは、ティッシュペーパーの置き場に困る点かな。今は、サイドブレーキの場所に置いています。ナビの裏側あたりに固定できれば良いのかもしれません。工夫が必要なところです。

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妻が寝込み、家事に奮闘する

2018年11月28日 06時04分57秒 | 料理・住まい
先週末に、妻が急に具合が悪くなり、寝込んでおります。ここ数日は、家事に奮闘中。幸いに料理は苦にしないほうですので、時間と競争しながら、「単身赴任フライパン料理」を家庭用にアレンジして朝晩、調理しております。ここ数日の主菜は、

  • 25日(日) レバニラ飯、白菜とキノコ汁
  • 26日(月) 豚肉とシメジと青梗菜の塩コショウ炒め、赤根ホウレンソウと白菜、青梗菜の常夜鍋
  • 27日(火)朝 ベーコンエッグとブロッコリー

幸いに、夕方には妻が起き出して、里芋と鶏肉の煮物と納豆汁を作ってくれましたので、助かりました。今晩は、私が久々にカレーを作ろうかと考えております。



そうそう、妻が言っていた、寝床で聴いたラジオの朗読番組は、上意討ちの命を受けて討ち取った男の弟が、帰国したときに果たし合いを申し込むらしいと伝えられる、というものでした。それはたぶん、藤沢周平『隠し剣秋風抄』中の一編、「孤立剣残月」ではなかろうか。無理して起き出さなくてもいいから、寝床で読むにはちょうど良いと手渡しました。

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文藝春秋編『藤沢周平のこころ』を読む

2018年11月27日 06時03分03秒 | -藤沢周平
文春文庫の10月新刊で、文藝春秋編『藤沢周平のこころ』を読みました。もちろん、藤沢周平の未公開作品を収録したものではありませんで、帯によれば「佐伯泰英、あさのあつこ、江夏豊、北大路欣也らが語る〜私が愛してやまない藤沢作品の魅力」について語ったものを収めたアンソロジー風の「永久保存版」です。内容を大まかにまとめれば、

1 名作を紡ぎ続けた作家の軌跡
   対談、インタビュー、直木賞選評、選考委員座談会など
2 藤沢作品の魅力を徹底紹介
   対談、エッセイ、作家と作品について
3 新たなる映像の世界へ
   映画、ドラマ、対談、役者として

といった構成になっており、多彩な内容で楽しめるものです。

いくつか、どこかで読んだ文章もありましたが、興味深い指摘もたくさんありました。例えば、松岡和子×あさのあつこ×岸本葉子さんの熱愛座談会(^o^)/

岸本 『蟬しぐれ』でいいますと、私はタイトルから気になって、どんなときに蟬が鳴くのかを調べてみたんです(笑)。そうすると、後悔というテーマが出てくるところではよく鳴くんです。

この指摘には、うーむ、なるほど。

また、宮部みゆきさんがミステリーの観点から選んだ三冊、『秘太刀馬の骨』、『闇の歯車』、『ささやく河〜彫師伊之助捕物覚え』というのも納得ですし、児玉清さんが『霧の果て』の神谷玄次郎にゾッコン惚れ込みながら、「小説の面白さ」について、「娯楽性というものを大事にしたい」と書いた作家の一節を紹介して文を終えている点も納得です。

作家・藤沢周平は、教師・小菅留治として教え子たちとの再開を果たした後に、先生の作品の暗さを指摘する元生徒に「もう少し待って欲しい」と答えながら、徐々に「彼らにも読まれる」ことを意識していったのではなかろうか。運命に抗う自分の負の感情のはけ口としての小説から、世の中で懸命に生きている読者に対してそっと差し出せるのは小説の持つ面白さだろうと考えたのかもしれない、と思います。

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へぇ〜、今はこんな切手もあるんだ!

2018年11月26日 06時02分21秒 | Weblog
先日、いただいた封書に貼ってあった切手が、なんと、熊本県の某有名ご当地キャラクターでした。えぇっ! あのお固い郵政省が、なんと粋な……と思ったら、郵便局はすでに民営化して久しいことを思い出し、思わずはるか遠くを見る目に……。そうか、大人気ご当地キャラクターは、切手にもなっているのか。すると、某「梨の妖精」も切手になっていたりして? 知らぬは私だけだったりして? テレビのワイドショーも見ないし、世情に疎いのは自覚しておりましたが、今は少々落ち込んでおりまする…(^o^;)>poripori

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プラチナ古典ブルーブラック・ボトルインクが急に増えた

2018年11月25日 06時04分34秒 | 手帳文具書斎
先日、帰宅すると何やら宅配の小荷物が届いていました。開封してみると、プラチナ社の古典ブルーブラック・インクのニューボトルと自作のカードが入っていました。娘の嫁ぎ先のお姉さんが、当ブログの記事で古典BBインクの行きつけの文具店で入手できなかった件を覚えていて、たまたま見つけたのを購入して送ってくれたものです。ご厚意がなんともありがたく、ちょいと感激してしまいました。



実は、ブログ記事を書いた後で、行きつけの書店の文具売り場でプラチナ製品の取り扱いをしていることがわかり、ボトルインクを注文して取り寄せていたところでしたので、急に古典インクが増えてしまいました。ちょうど職場用に用意していたインクも残り少なくなっていましたので、一つは自宅用に、もう一つは職場用に配置し、これで当分は大丈夫なはず。まずは一安心です。



いただいたカードに描かれた達者で微笑ましいイラストを眺めながら、さっそくお礼状を書きました。便箋に万年筆で手紙を書くのも久しぶりのような気がします。コクヨの太罫の便箋には、むしろ太字のペンが似合うようで、TWSBI の VacMini の中字でも細めに感じるほどでした。そういえば、昔はこのタイプの便箋に、叔父さんにもらったペリカンの400Nで書いていたはず。M とはいえ、あれはほとんど太字だったからなあ。新品のインクは、青色が濃く鮮やかです。

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干柿を屋内に入れる

2018年11月24日 06時03分06秒 | 週末農業
今月上旬に皮をむき、軒下に下げた干柿が、いい具合に色づきましたので、雨に当たる前に作業小屋の中に取り込みました。まだ屋内で干していますが、少しずつ手でもんでおかないと、固くなってしまいます。美味しい干柿を食べるには、なかなか手がかかります。写真は、11月上旬、干したばかりの様子。



昨日の勤労感謝の日は、うっすら初雪となりました。幸いに大したことはなく、午前中にみな融けて消えてしまいました。我が家では、健康で働けることに感謝し、いつもはスーパーの肉なのに、老舗肉屋で奮発した山形牛で「すき焼き」をしました。老母もしっかり食べたようで、うまかった〜!



さて、今日は土曜出勤日。まだ雪が降らないのがありがたい。気合を入れて、出かけましょう。

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今週の通勤の音楽を振り返る

2018年11月23日 06時04分17秒 | クラシック音楽
今週の通勤の音楽は、それまでハイドン「天地創造」全曲を繰り返し聴いていた反動で、毎日のように違う音楽を流していました。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の120周年記念で配布されたmp3ファイルで、

  • ドヴォルザーク:交響曲第8番 ジュリーニ指揮
  • サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」 チョン・ミョンフン指揮
  • シベリウス:交響曲第2番 マリス・ヤンソンス指揮
  • マーラー:交響曲第1番「巨人」 バーンスタイン指揮

など。サン=サーンスは、後半に思わずアクセルを踏みたくなるという副作用がありますが、あとは通勤の音楽として良好。定番の音楽を流しっぱなしにして、鼻歌交じりに楽しみました。こういう聴き方もいいものです(^o^)/



さて、今日は荒れ模様のお天気のようで、冬支度には適さないようです。もう少しぽかぽか陽気の時に作業したいところ。終日、完全休養日としましょう。

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プロシオン万年筆への不満は、流用したコンバータのせいだったみたい

2018年11月22日 06時04分24秒 | 手帳文具書斎
プラチナ萬年筆の新製品プロシオンを入手した時、それまでプレッピーやプレジールで使っていた首軸から引っこ抜いたコンバーターを流用しました。このとき、

コンバータをセットするとき、あまりにもするりと入ったので、まだ入っていないのではないかと勘違い(*1)

するほど緩かったことに、もっと注意すべきでした。実は一度、胴軸内にコンバーターが抜け落ちていたことがあり、もう一度セットしなおして使ってみても、どうもインクの出が悪く、少々乾き気味と感じられます。

これは、流用したコンバーターの接合部がゆるいためではなかろうか。考えてみれば、最初期の細字のプレッピーに導入し、その後、中字のプレッピーまで、何度か抜き差しして使いまわしています。新品のコンバータに交換してみたらどうだろう?



で、やってみました。新しいコンバーターをプロシオンの首軸に差し込むとき、けっこう抵抗があります。グイッと押し込む必要がありました。今まで使ってきたほうは、おそらく何度かの流用で、接合部が甘くなっているのでしょう。

で、一晩おいたプロシオン(PROCYON)。不満があったインクフローは、悪くありません。たいへんスムーズです。TWSBI の VacMini やダイヤモンド580ALラヴァーと比べると、線幅は細めですが、今まで感じていた不満はほとんど解消されています。おそらくは、接合不良だった流用コンバータのおかげで、これまでインクの流れがスムーズではなかったからなのでしょう。プラチナ社の名誉のために、訂正しておきたいと思います。

(*1):プラチナ万年筆の新製品「プロシオン」を八文字屋本店で発見〜「電網郊外散歩道」2018年8月

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山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』を読む

2018年11月21日 06時01分27秒 | 読書
雑誌『文藝』の新人賞受賞作品で、山野辺太郎『いつか深い穴に落ちるまで』を読みました。理系的センスで言えば荒唐無稽でも、小説的面白さの観点からは、ある意味、痛快な話です。

戦後のある時期、ある官僚の発案で、日本から地球の裏側にトンネルを掘る計画が立てられ、なんともはや、その計画は実際にスタートしてしまいます。山梨県からブラジルへ、温泉を掘削するというような偽装をしながら実際に温泉を掘り当てたりしつつ、穴は深部へ延びていきます。逆にリオ・デ・ジャネイロ側からも着々と掘り進められているのだそうで、広報係のもとへリオの広報担当の女性からメールも届きます。このあたり、歴史の大雑把な輪郭をたどりながら、地球深部には高温のマントル層があるという地球科学の知識などは一切無視して、ついに深い穴は貫通の時を迎えます。

この時点で、結末を予想してみました。おそらくは、男が穴に飛び込んで、地球中心部までは加速しつつ落下するけれど、地球の中心を過ぎれば引力のために次第に減速し、リオ側の穴から飛び出すことが出来ず再び落下していき、日本とブラジルの間で振り子運動を繰り返す、というオチではなかろうか?

残念ながら、実際の結末はまるで違いました。物理学の法則などまるで無視して、地球の中心を過ぎてもぐんぐん加速を続け、やがてリオの側で受け止めようと網を張っていたのも突き破り、宇宙空間へピューン!(^o^)/
そうか、ブラジルでは重力が反対向きに働いているんだ。すると、ブラジルではリンゴは上方に落下するんだ(^o^)/



作者は、たぶん意図的に地球科学や物理学的制約を外し、想像のおもむくままに物語を作り上げたのでしょう。ライトノベルの魔法や転生や、ありえない想定と根っこは一緒です。想像のおかしみ、真面目な相貌を持つ破天荒な空想力。深読みして、何か別なふうに読み解こうとすることもできるでしょうが、この作品の「呆気にとられる」ほどの可笑しさを楽しむことといたしましょう(^o^)/

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プラ軸の筆記具について

2018年11月20日 06時03分14秒 | 手帳文具書斎
ボールペンやラインマーカーなど、身の回りにはプラ軸の筆記具がたくさんあります。そこらじゅうにあるものを、とっさの場合にさっと使って間に合わせるという場面はしばしばあります。例えば電話で用件をメモするとき、手近なプラ軸のボールペンをノックしてメモ用紙に書き留めることが多いですし、町内会を通じて回ってくる書類に記入するにも、また行事のお知らせには日時や場所などを忘れないようにマーカーで強調しておきます。そういえば、宅配便の受け取りサインも、宅配担当の人がさっとプラ軸のボールペンを貸してくれることがほとんどです。

こうしてみると、あらたまってものを書く以外の場面では、プラ軸文具にお世話になっているのだなあと実感します。いつの間にか増えている百円〜二百円位のプラ軸文具。縁の下の力持ちと言うには少々華奢ですが、案外、日常生活での貢献度は大きいのかもしれません。

ところが、今は廃プラスチックの海洋汚染が問題になる時代です。各文具メーカーも安閑としてはいられないようで、急ぎ代替素材を検討しているところなのかも。そう考えると、木軸の鉛筆はすごいものです。もしかすると、木軸のボールペンやラインマーカーなどが普通に登場したり、紙粘土をセメントで固めたような軸の筆記具が出てきたりする時代なのかもしれません。

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山形交響楽団第273回定期演奏会でハイドン「天地創造」を聴く

2018年11月19日 06時01分24秒 | -オペラ・声楽
よく晴れた日曜の午後、山響こと山形交響楽団の第273回定期演奏会に出かけました。時間に余裕を持って出かけたつもりでしたが、駐車場はすでに満車で、急遽少し遠めの駐車場へ。なんとか駐車することが出来ました。

今回のプログラムは、

ハイドン オラトリオ「天地創造」
 Sop:中江 早希
 Ten:中嶋 克彦
 Bas:氷見 健一郎
 Cem:上尾 直毅
 合唱:山響アマデウス・コア
 鈴木 秀美 指揮、山形交響楽団

というものです。

開演前のロビーコンサートは、井上直樹編曲のヘンデル「組曲ニ長調」。バロック・トランペットが2本、ナチュラル・ホルンが2本、クラシカル・トロンボーンが3本(うち1本はバス・トロンボーン)にバロック・ティンパニという編成です。本番前にバロック・ティンパニを使うの?と不思議でしたが、なんと井上直樹さんの私物なんだそうな。わーお! 演奏は、ナチュラルな音の金管アンサンブルの魅力をたっぷり聴かせるものでした。

本番前のプレトークでは、指揮者の鈴木秀美さんと山響アマデウスコアで合唱指導にあたっている佐々木正利先生とは、実は40年来の交流があるのだそうで、いつか合唱を含むプログラムをやりたいと願っていたのが今回実現したのだそうです。当方も、今シーズンのプログラムの中で一番注目度の高い回だったかもしれません。それに、もしかしたら昨日が「天地創造」全曲の山形初演?

ステージ上は、後方ひな壇に女声59+男声30で計89人の大合唱団。オーケストラは合唱団と客席の間で、座席の関係でよく見えないところもあったのですが、指揮台の後方正面にチェンバロ、それをはさんで第1ヴァイオリン(8?9?)と第2ヴァイオリン(6?7?)とが対向配置、チェロ(5)、ヴィオラ(5)、コントラバス(3)は第1ヴァイオリンとチェロの左後方に陣取ります。正面奥にフルート(3)、オーボエ(2)、その奥にホルン(2)、クラリネット(2)、ファゴット(2)とコントラファゴット(1)が座り、木管楽器の右側に、トランペット(2)とその後方にトロンボーン(3:うち1はバス・トロンボーン)、第2ヴァイオリンとヴィオラの右にバロック・ティンパニ、という配置です。ソリストは、ステージ最前面に、左からソプラノ、テノール、バスという順に並びます。

今回は、第1部、第2部、第3部の計3部を、間に2回の休憩を入れて演奏するスタイルで行われました。
第1部、冒頭のオーケストラによる混沌の描写は、なかなかの迫力です。照明が全体的に暗めだなと思っていたら、天使ラファエルのレチタティーヴォと合唱で「Es Werde Licht! 光あれ!」と歌われると、パッと照明が明るくなるという演出。うーん、なるほど(^o^)/
この第1部は、天地創造と休息の7日間のうち1日目から4日目まで、すなわち光を現出させ天をつくり大地と海、植物をつくり、太陽と月と星を作るまでです。
作曲者ハイドンがヘンデルのオラトリオを聴いて刺激を受けたのは、1791年か1794年か、どちらかのイギリス滞在だったようです。このとき、天文学者ウィリアム・ハーシェルの天文台に招かれ、望遠鏡で星空を眺めて深く感激したそうです。はじめは音楽家として英国に渡り、天文学に興味を持ったハーシェルは、1781年に自宅の望遠鏡で天王星を発見していました。4日目に太陽をつくったのなら、それまでは何で一日の区切りを知ったのかと、今となっては矛盾を感じる天地創造の物語も、ハイドンにとってはハーシェルの望遠鏡で見た広大な宇宙に広がる星の世界に、人智を超えた存在を実感したのかもしれません。例えば第1部の最後の合唱:

Die Himmel erzählen die Ehre Gottes,
Und seiner Hände Werk
Zeigt an das Firmament.

当日のプログラム冊子にはちゃんと対訳がついていましたが、複製・転載不可と明記されていましたので、恥ずかしながら直訳すると、

天は神の栄光を語り、
そして天空は神の両手の所業を表出している。

となります。
これらの曲で、オーボエのパートは天文学者であって音楽家であるウィリアム・ハーシェルを念頭に置いて書かれたのかもしれません。

休憩の後の第2部は、天地創造の第5日と第6日、魚や鳥、地上の生き物をつくり、最後に人間の男と女を生み出すところです。ここまでは、旧約聖書の創世記から。天使ラファエルもウリエルもガブリエルも合唱も基本的に肯定のスタンスで、創造主への讃歌を歌います。第2部の終わりは「アレルヤ」のコーラスです。

Vollendet ist das große Werk,
Des Herren Lob sei unser Lied!(続く)

Alles lobe seinen Namen,
Denn er allein ist hoch erhaben!
Alleluja! Alleluja!

同様に直訳すると、

偉大な作業が完遂された
私達の歌は 彼(主)の賞賛だ
全てのものは 彼(主)の名を賞賛せよ
というのも、ただ彼(主)だけが超越しているから。
アレルヤ、アレルヤ(主を讃えよ)

というところでしょうか。

休憩の後の第3部では、ソリストの並びが変わります。左から、天使ガブリエル(Sop)、ラファエル(Bas)、そしてウリエル(Ten)の順です。ウリエルは始めと終わりのレチタティーヴォ(説明)と最後の合唱に登場するだけで、アダムとエヴァ役のバスとソプラノ、合唱で進められていきます。内容は、ミルトンの『失楽園』に基づく、アダムとエヴァの神への讃歌、そして楽園の美しい光景です。
ここでもハイドンは基本的に肯定のスタンス。アダムとイブといえば、蛇と知恵のリンゴがすぐに連想されるところですが、そこのところはウリエルのレチタティーヴォで

O glücklich Paar, und glücklich immerfort,
Wenn falscher Wahn euch nicht verführt,
Noch mehr zu wünschen als ihr habt,
Und mehr zu wissen als ihr sollt!

直訳すれば、

おお、幸せな夫婦よ、いつまでも幸福であれ
もし誤った妄想がお前たちを誘惑しない限り。
お前たちが、持つべきものより多くを望んだり、
知るべきものより多くを知ろうとするような。

というところで、チクリと釘を差しています。このへんは、上品ですが辛辣な貴族の流儀を知っているハイドンらしいというか、奥さんに頭が上がらない恐妻家が曲の中でちらりと愚痴をこぼしたと見るべきか(^o^)/
いずれにしろ、「賛美の歌を競い響かせる」終曲の独唱と合唱、アーメン・コーラスが、すべてを昇華してくれるようです。



今回も、良い演奏会となりました。CDで全曲を漫然と流して聞いているだけではわからなかったところで、なるほどと感じるところが多くありました。とりわけ大人数の合唱の迫力、ナチュラル・ブラスと古楽奏法を取り入れたオーケストラと人の声がまじりあう様子など、山響とアマデウス・コアならではの演奏と感じました。本当に貴重な経験でした。

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今日は山響第273回定期演奏会へ

2018年11月18日 06時02分18秒 | 散歩・外出・旅行
このところ、だいぶ寒くなりました。昨日は、午前中にお米を収納庫に格納したり、農業用の地下水汲上ポンプ等の冬支度をしてから午睡。夕方に再び起きだして、風邪の調子は少しだけ回復したようです。幸いに、今朝も咳は出ていないので、ありがたい。本日は、午後から山響第273回定期演奏会の予定です。プログラムは、

ハイドン オラトリオ「天地創造」
 Sop:中江 早希
 Ten:中嶋 克彦
 Bas:氷見 健一郎
 合唱:山響アマデウス・コア
 鈴木 秀美 指揮、山形交響楽団

というもの。これまであまりなじみのないハイドンの大曲をナマで聴くことができるチャンスは今後そう何度もないと思われますので、今年の注目の演奏会と言えるでしょう。万難を排して出かけたいと思います。

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備忘録ノートの三冊目を準備する

2018年11月17日 06時03分28秒 | 手帳文具書斎
今年の備忘録ノートの消費は、この頃になって急に進みはじめ、現在の残りページ数が6枚12ページほどになりましたので、急遽三冊目を用意しました。ツバメノートのA5判横罫50枚、行間7mmのA罫のものです。表紙にフェルトペンで「2018 (3)」と大きく書き込むと、なんとなく気分が代わります。表紙を開くと、目次用に3枚6ページを確保し、4枚目7ページから本文を書き始めることにしています。これまでの実績から、まあこんなところでしょう。



ところで、記述のスタイルを少々変更しつつあります。今までは、チェックボックス(□)の後にタイトルと日付(YYYY/MM/DD)を入れていました。そのすぐ後に本文を書き始めますので、タイトルを目立たせるために、モンブランのマイスターシュテュック149の太い字で書いたり、パイロットの色彩雫「紺碧」の鮮やかな色で強調したりしていましたが、ふと思いついて、タイトル行と本文との間に空行を入れることにしました。前の記事と次の記事との間は2行以上の空白を開けていますので、連続した記事と誤認することはないはず。当分、このスタイルで続けてみましょう。



山響定期が近づきました。鈴木秀美さんの指揮で、ハイドンのオラトリオ「天地創造」です。体調は鼻風邪ぎみですが咳は出ていないので、なんとか日曜には行ける見通し。楽しみです。
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探してみようか〜ブックスタンドの記憶

2018年11月16日 06時02分43秒 | 手帳文具書斎
学生時代に、大学生協からブックスタンドを購入しました。教科書や単行本、大学ノート等を開いて参照するにはちょうど良い大きさで、ぱたんとたたむと持ち運べる点からも、ずいぶん重宝しました。就職してからはしばらく使う機会もなく放置していたら、亡父が見つけて「これ、使わせろ。」ということで、あげてしまいました。亡父もずいぶん重宝したようです。以後、ブックスタンドを使うこともなく来ましたが、このところ思い出すことしきりです。

そういえば、行きつけの文具店で適当なブックスタンドはないものだろうか。なければ通販で探してみるのも良いかも知れない。ブックスタンドに開いた備忘録ノート等をネタに、あれこれブログ記事を考えるのも楽しい時間です。

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