電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

Windows11にMS-Works99をインストールしてみた〜実用的な意味は

2024年07月14日 06時01分18秒 | コンピュータ
少し前に、親知らずの抜歯手術のために入院することになり、携行品の確認の参考にしようと、過去の出張時携行品チェックリストを探したところ、MS-Works のワークシートでした。LibreOffice Calc では表形式は再現できましたが、文字化けして意味不明。そこで、試しに Windows11 に MS-Works99 をインストール(*1)し、CSV 等の形式で保存することにより、Libre Office Calc で読み込むことができました。

それで一応目的は果たしたものの、だいぶ昔、1990年代の「便利だった」記憶(*2)を今の時代の観点から確かめてみようと、MS-Works99 の動作確認をしてみました。その結果は;

  • (ワープロ) フォントの種類が500種類を超えていると警告が出るが、文字入力はできる。MS明朝、同ゴシック、P明朝、Pゴシックは当時のメインだったが、HG創英角ポップ 等、他のフォントも使えるようだ。
  • (ワープロ) クリップアートを使ってみたが、ClipArtGallery が読み込み専用で開けないとメッセージが出る。
  • (ワープロ) デジカメ画像を貼り付けようとしたが jpg 画像は受け付けず、ビットマップでないと駄目なようだ。
  • (表計算) 日本語入力で入力し Enter しても下のセルに移動せず、そのままの位置にとどまる。数字の場合は TAB キーで右に飛ぶ。矢印キーは動作する。
  • (データベース) 表形式の入力は表計算とほぼ同じ。フォーム形式で使用できる画像がビットマップに限定される。
  • (共通) 既存のWorksデータを読み込み、CSV 等の形式に変換して別のツールに移行する手段としては使える。

といったところでしょうか。

当時としてはコンパクトなツールとして便利に使っていましたが、現在の目で見ると、機能的にも表現力の面でも不満が大きいと感じます。およそ四半世紀を過ぎて、LibreOffice を普通に使える現状では、日常的に使うようなレベルではないと言えます。昔、作成したデータで今すぐに使いたいというものがあるとき、データ変換の手段として使うことはあり得る、というくらいの考え方でちょうどよさそうです。

(*1): 現役当時の出張時携行品リストを再確認し入院準備~「電網郊外散歩道」2024年6月
(*2): あるソフトウェアの歴史〜MS-Worksのこと〜「電網郊外散歩道」2007年9月

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平成初期にMS-DOSでデータベースに取り組んだが

2024年07月03日 06時00分32秒 | コンピュータ
昭和末期から平成初期にかけて、いわゆるOA化が進んでいた頃、MS-DOSパソコン上の三種の神器というと、ワープロ、表計算、データベースと言われていました。このうちワープロソフトは様々な文書作成編集に重宝され、表計算もまた各種分野で幅広く使われました。ところがデータベースの場合は、売上や受注管理などには重宝されていたものの、個人で使うにはなかなか用途が見えにくいものでした。例えば当時の初心者向けPC雑誌「ASAhIパソコン」等では、住所録や読書記録、日記などの使い途を紹介しており、これらの案内を参考にデータベースを使い始めた方も少なくないことと思います。当時のデータベースソフト、例えば dBASE III Plus や 桐 といった製品の使い方を紹介するマニュアル本が数多く発売され、書店のパソコン関連の書棚はお客さんが並んでいるような状況でした。

しかし実際には、多くの利用者がLAN上のデータベースを日常的に使い、日々データが蓄積されていくような使い方でない限り、スタンドアロンのパソコンで個人でデータベース・ソフトを使うというのはいかにも大げさです。(現在であれば、道の駅に出店している野菜や果物等の市況情報や売上管理データをスマートフォンでネット上から得るようなイメージでしょうか。)また、MS-DOS から Windows3.1 を経て Windows95/98 あるいは WindowsNT/2000/XP へと OS が変化していく中で、ソフトウェア企業の浮沈が激しく、蓄積したデータの継承が問題になります。むしろ、サーバ上にデータベースが構築され、例えば SQL で問い合わせるような形が主流になっている今、データベースソフトがどうこういう時代ではないのでしょう。個人の場合、Paradox と覇権を争った MS-Access もパーソナル用途ではあまり使われず、結局は住所録は年賀状ソフトにその座を譲り、パーソナルなデータベース専用ソフトというのはあまり定着せずに終わったように思います。




私の場合も、MS-DOS の時代から MS-Works のデータベースを用い、住所録や購入したCD管理などに使っていましたが、後にCD管理は GoogleDocs に(*1)、住所録は Lotus Approach を経て LibreOffice で管理するように移行してしまい、元の形のまま長く続いたのは1989年から続けているテキストファイル備忘録でした。これは読書記録も兼ねており、日常の記録と同時に様々な思いつきや考えたことを記録するもので、「日付、タイトル、内容」の3つのフィールドからなる不定長データベースとなっています。たったこれだけの内容ならば、なにもデータベースソフトを導入して複雑な概念や使い方を覚えるよりも、テキストエディタで作成編集し、grep 等の検索ツールの使い方を一つ二つ覚えればすみますので、ずっと楽です。例えば1989年から続くテキストファイル備忘録の文字コードを utf-8 に統一(*2)した memo-utf.txt を「データベース」で検索してみると、若かった頃の考え方が浮かび上がります。

$ grep "データベース" memo-utf.txt
〜(前略)〜
2010/02/17 手帳は一過性の情報には適さない 手帳は一過性の情報のメモに使われることが想定されているが、実は一過性の情報は付箋などのほうが適している。蓄積性の情報や、保留性の高い情報を持ち歩くのに適している。個人のスケジュールなどは保留性の高い情報であり、地図や読書記録などは蓄積性の情報である。一過性のメモなども、テキストファイル備忘録に転記しておけば、蓄積性の備忘録データベースに転化する。
〜(中略)〜
1990/07/05 データベース 多くのデータベース会社が国際的な規模でデータベースを構築している。けれども、個人的な情報、ローカルでごく限られた専門性の高い情報となると、話は別である。たとえば◯◯◯◯の◯◯◯に発表されたテーマ、発表年度、発表者や所属、文献の所在地や抄録などのデータベースが、営利企業で作られる可能性はない。こういったデータは、やはり自前で記録していかなければならない。その際、データベースマネージメントソフトに依存するものでは、メーカーの問題、機種の問題、などをクリアーすることはできないだろう。むしろ、テキストファイルでデータを供給し、必要ならば各自のデータベースマネージメントソフトに合わせて加工できる形になっているほうが望ましいのではないか。ソフトに合わせてデータを入力するのではなく、データに合わせてシステムを選択・開発するという、発想の転換が必要なのではないか。大切なのはソフトではない。データである。
〜(後略)〜

結局、パーソナルなデータベースの本命は、私の場合はテキストファイル備忘録だったということでしょう。

何のことはない、読書記録なら小型のノートブックに日付と書名と出版社名、一言メモを記録しただけのもののほうがはるかによくその時代を想起させるには適しているのかもしれません。ただ、今年の読了一覧を作りたい(*3)とか、あの本は今まで何回読み返したのだろうとか、初めて読んだのはいつだったろうというような「調べる」対象としては、圧倒的にテキストデータのほうが便利です。

(*1): 音楽CD購入記録データベースをGoogleDocsに移行する〜「電網郊外散歩道」2008年12月
(*2): MS-DOS の頃は Shift-JIS コードで保存されていました。Windows3.1/95/98 の頃も Shift-JIS のままでした。Linux を使い始めたころは euc コードでしたが、Ubuntu Linux を使うようになってからは utf-8 を使っていますので、現在は Windows7/8/10/11 等と共通に utf-8 に全部を変換して一本化しています。文字コードの変換には nkf というツールを使います。
(*3): 雪椿とawkスクリプト〜「電網郊外散歩道」2004年12月 〜当ブログの最も初期の頃の記事

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現役当時の出張携行品リストを再確認し入院準備

2024年06月18日 06時00分04秒 | コンピュータ
親知らずの手術のために口腔外科に入院する日が近づいてきました。昔、現役時代は出張がありましたし、子供が小さい頃は旅行にも出かけましたが、そんなときのために表計算で携行品のチェックリストを作っていた(*1)はず。どれどれ…と探してみたら、ありました、ハードディスクの windows-data フォルダ中の personal フォルダ内に、携行品リスト.wks というファイル名のものを見つけました。うわ〜、MS-Works のワークシートですか。DOS の時代は MS-Works2.5 を愛用し、Windows3.1 の頃は MS-Works3.0 を、Windows95/98 の頃は MS-Works99 を便利に使っていました。この頃は、まだデータ資産も継承でき(*2)、なにかと助かりました。

では、今はこのファイルを開くことができるのか。Linux 機で LibreOffice Calc で開いてみると、当時は Shift-JIS で現在は UTF-8 と文字コードも違いますので、当然のことながら表形式にはなっているけれど文字部分はまるっきり読めません。では、Windows11 に当時の MS-Works99 をインストールしてみたらどうなるのだろう? やってみました。

Windows11 機に MS-Works99 の CD-ROM をセットしてファイル一覧を表示させ、setup.exe を作動させると、セットアップの仕方を選択する画面が出てきます。この中では「カスタム・セットアップ」を選び(*3)、余計なプログラムは断固排除して MS-Works のみを導入しました。インストール自体は無事に終わりましたので、念のため再起動して「すべてのプログラム」から「MS-Works」を選び立ち上げてみると、「フォントの数が500より多いので削除せよ」とかなんとか余計なお世話だ(^o^)/

結局、「ファイルを開く」で Linux 機から USBメモリに移しておいた「携行品リスト.wks」を読み込んだら、文字化けはなくなり、中身を読むことができました。これを編集し再利用することができるように、

  • 携行品リスト.csv カンマ区切りテキスト形式
  • 携行品リスト.xls MS-Excelのデータ形式

の2種類の形式で USBメモリに保存。これを Ubuntu Linux 機で LibreOffice Calc で開いてみたら、OK でした。

携行品リストの中身を検討して見ると、やっぱり出張と入院では携行品の顔ぶれがだいぶ違います。旅館やホテルと病院とでは、寝具が不要という点では共通ですが、洗顔タオルなどアメニティ関連は自分で持参しなければいけませんし、文具類やパソコン等の必要度がだいぶ違っているようです。また、年齢的に老眼鏡が必須になっているのも、現役当時との大きな違いでしょうか(^o^;)>poripori
思わず忘れそうになっていたのが、電動シェーバーでした。

なお、画像はワープロと表計算の動作を確認しているところです。

(*1): 出張や旅行のための携行品リストは便利だ〜「電網郊外散歩道」2009年5月
(*2): あるソフトウェアの歴史〜MS-Worksのこと〜「電網郊外散歩道」2006年9月
(*3): ここで一般的なおまかせセットアップを選択すると、悪名高い InternetExplorer4.0 や Nimda ワームが猛威を振るう原因ともなった OutlookExpress まで導入されてしまいます。あくまでも MS-Works 本体だけを導入してみるのが今回の趣旨(^o^)/

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Linux用Chromeブラウザ「Chromium」を更新

2024年05月17日 06時00分27秒 | コンピュータ
常用するデスクトップPCの電源を入れると、Ubuntu Linux が立ち上がり、たまたまソフトウェア・アップデートのお知らせが表示されました。今回は、Linux 版 Chrome ブラウザである「Chromium」が対象で、「アップデート」をクリックするとすぐに更新が実行されました。

Chromium を起動し、メニューから「Chromiumについて」を選び、バージョンを確認すると、



バージョン: 124.0.6367.207 (Official Build) snap (64ビット)

と表示されます。これまでのバージョンが、例えば 4月23日現在では 124.0.6367.60 となっていたことから、様々な不備を修正したのだろうと想像されます。こうした改善がオープンソースのソフトウェアの常で無償で公開されていることに感謝したいと思います。



写真は、自宅裏の果樹園入り口に咲くジャーマン・アイリスです。

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再び明らかなスパムメールが届く〜Spam-samplesフォルダへ

2024年05月02日 06時00分59秒 | コンピュータ
先日、明らかにスパムメールとわかるものが届きました。タイトルは

【重要なお知らせ】Amazonアカウントのセキュリティ更新が必要です

というもので、「セキュリティ更新」というのは Windows や Android 等のセキュリティ向上のために更新プログラムをあてるというのならわかりますが、アカウントのセキュリティ更新? それはユーザーではなく運営側でやるべきことでしょう、というわけです。

さらに本文がふるっています(^o^)/

Аmazon お客様
Amazonプライムをご利用いただきありがとうございます。
※本メールは重要なお知らせのため、メールを受け取らない設定をされている方にもお送りしております。ご了承ください。
こんにちは、アマゾンのアカウントを使って別のデバイスからログインしようと何度も試みられましたことを通知するメーセージです。
お客さまのアカウントを保護するために、アカウントを一時的にロックしました。
Amazonアカウントのロック解除にご協力ください。以下のリンクを使用して、Amazon Webサイトにアクセスし、情報を更新してください。
■ご利用確認はこちら

※24時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。
お知らせ:
パスワードは誰にも教えないでください。
個人情報と関係がなく、推測しにくいパスワードを作成してください。大文字と小文字、数字、および記号を必ず使用してください。
オンラインアカウントごとに、異なるパスワードを使用してください。
情報配信サービスの設定を変更 | 配信停止
■発行者: Amazon株式会社
このメールは:役に立つ | 役に立たない

まず、宛名が一般的な「Аmazon お客様」になっていますが、ここは 個別のユーザー名 が入るべきところでしょう。決定的なのは、私は Amazon プライム は使わない ようにしています (^o^)/
ですから、このメールが偽メールであることはこの時点ですでに明らかです。
以下、本文はもっともらしいことを書いていますが、これらは何かを下敷きにしただけのもの。その証拠に、日本語本文のずっと下の方に、こんな英文が書いてありました。

As of yesterday, the KKR purchase of Simon & Schuster from Paramount Global has been officially completed. With the $1.62 billion all-cash transaction, S&S is now a standalone private limited liability company, and the only independent major trade publisher in the U.S. .
Amid a chorus of criticism from authors, librarians, educators, and freedom to read advocates, Scholastic this week said it would stop offering an optional collection of diverse books at its book fairs, and apologized for the loss of trust and “the pain caused” by the ...
At this week's Frankfurt Book Fair, Publishers Weekly asked Richard Ovenden, director of the Bodleian Libraries of Oxford University and author of Burning the Books: A History of the Deliberate Destruction of Knowledge (2020) for his take on book banning in America.

これ、Amazon プライムとは何の関係もないんじゃない? 参考までに Google 翻訳にかけてみると、

昨日、KKRによるパラマウント・グローバルからのサイモン&シュスターの買収が正式に完了した。16億2000万ドルの全額現金取引により、S&Sは独立した非公開有限責任会社となり、米国で唯一の独立系大手商業出版社となった。
作家、図書館員、教育者、読書の自由の擁護者からの批判が相次ぐ中、スコラスティックは今週、ブックフェアでの多様な書籍のオプション提供をやめると発表し、信頼の喪失と「引き起こした痛み」について謝罪した。
今週のフランクフルト・ブックフェアで、パブリッシャーズ・ウィークリーはオックスフォード大学ボドリアン図書館の館長であり、『Burning the Books: A History of the Deliberate Destruction of Knowledge』(2020年)の著者であるリチャード・オベンデン氏に、アメリカにおける書籍禁止についての見解を尋ねた。

もしかして、スパムメールの発信者が下敷きにしたメールの中身かな(^o^)/
ちなみに、発信者の所属は

@creihvi.asso.ci

とあるので、これが偽装でないならば、コートジボアールと思われます。

結局、このメールは「Spam-samples」フォルダに落とされ、スパムメールの実例として収集されました(^o^)/

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たぶん、フォト・コラージュも自動化されているのだろう

2024年04月16日 06時00分23秒 | コンピュータ
以前は、コンパクト・デジタルカメラで写真を撮り、デスクトップPCに移して日付順にフォルダを作成し、良さそうなものを Gimp 等で加工編集してブログに利用するのが主でした。最近は、スマートフォンで撮影して Google Photo に溜め込み、適時ダウンロードして日付順のフォルダに保管しています。

この Google Photo では、時折おしゃれなフォト・コラージュを見せてくれます。先日は、愛用の万年筆の一つ、TWSBI のダイヤモンド580ALラヴァーの写真を使ったコラージュを提案してくれましたので、ダウンロードしてみました。それが、これです。



たしかに、私が自分で撮影した写真です。それをこんなふうにコラージュするとは、なかなか粋なはからいと言うべきでしょう(^o^)/
私の美的センスではとても思いつかない、シンプルでお洒落なアイデアです。もしかすると、類似の画像を選んでこんなふうにコラージュするというのも、AIですでに自動化されているのかもしれません。いや、そんなレベルのプロセスは、そもそも AI と言うもおこがましい、単なる作業パターンの一つになっているのかもしれない。だとすると、それをいちいち驚いているのは的外れで、機械が提案してくれたコラージュ画像の中から良さそうなものを選び、適宜利用するというのが良いのでしょう。ただし、コラージュしたのは Google だから、権利は我社にある、などと言い出さない限りは、という条件が付きますが(^o^)/

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リンクをクリックさせようとあの手この手で〜不安につけこむ

2024年04月15日 06時00分14秒 | コンピュータ
このところ、だいぶ少なくなったなあと喜んでいたスパムメールでしたが、またぞろ届きました。こんどはクレジットカードの利用照会という名目です。

このたびは◯◯◯◯カードをご利用いただき、誠にありがとうございます。
下記のご利用照会がございましたので、お知らせいたします。
ご利用日時: 2024-04-13 00:58:12
ご利用場所:国内加盟店ショッピング(通販·ネットショッピングなどでのご利用)
ご利用金額:25,180円
カードを使用した覚えがない場合は、以下のリンクをクリックしてカード使用の詳細を確
認してください。
〜リンク先URL〜

うーむ、「カードを利用した覚えがない場合」に問題のリンクをクリックしてカード使用の詳細を確かめろ、という設定ですか。誰かに不法利用されたかもしれないと不安を感じて思わずクリックしてしまう、という人もいるのかもしれない。そうすると、見た目はそっくりの不正な偽サイトに誘導されれて、ログインIDとパスワードを盗まれてしまうという結果になるのは目に見えています。

やはり、確認したいならばメールに書いてあるリンクを頼るのではなくて、ブラウザで「◯◯◯◯カード」の正規サイトにログインして確かめるべきものでしょう。そうすれば、そんな不正利用の実態はなく、まったくの詐欺メールであることが判明するはず。

いやはや、まったく油断も隙もあったものじゃない。気をつけましょう。



写真は、先日のお昼に作った「くきたちのスパゲッティ・アラビアータ」です。隣家の同級生にいただいた五月菜の茎たちをパスタを茹でている鍋でさっと茹でて、スパゲッティ・アラビアータに添えたもの。新鮮な季節の味で、たいへん美味しくいただきました。スパムメールの不愉快な気分もどこかに吹き飛びました。

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最近、ネット界で目につく「次へ」偽装ボタン

2024年04月06日 06時00分39秒 | コンピュータ
最近、興味深い記事を読んでいるときに、「次へ」「次ページ」等のボタンをクリックしたら全く関係のない広告だった、ということがあり、偽装ボタンの存在に気づきました。本当の「次頁」へのリンクはずっと下にあり、目立たないテキストベースのものなので、大きな「次へ」画像を使ったボタンはやけに目立ちます。クリックしたのは自己責任、クリックしたほうが悪い、ということなのでしょうが、続きに興味を持ってクリックしたのに無関係な広告を見せられた方の怒りはかなり大きく、詐術的な手法として反感を持たれることが多いのではないかと思います。



では、そんな広告手法がなぜまかり通るのか。これは想像でしかありませんが、おそらくはネット広告の事情に不慣れなクライアントがカモにされているだけなのでは。クリックされた回数を実績として数値で示されると、広告主はつい信用してしまう。しかし、クリックされた数値は同時に反感を買ってしまった回数でもある、という実態を隠しているからでしょう。ネット広告がテレビ等の旧媒体の広告宣伝費を上回ったと報道されてからしばらくなりますが、不慣れなクライアントが実はカモにされていたことに気づくまでにはまだ時間がかかるのではないかと懸念されます。



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久々にツッコミどころ満載の迷惑メールが届いた

2024年03月30日 06時00分58秒 | コンピュータ
久々に、ツッコミどころ満載のスパムメールが届きました。タイトルは

【AEON】カード利用確認手続きのお知らせ(自動配信メール)

というもので、まともな企業が一度登録したカードの利用をメールで確認するという杜撰なことをするわけがないのですが、加えて差出人(From:)が

@n3zdmi.cn

と cn (china:中国)からのようです。さらに宛先(To:)メールアドレスは20個ほど併記されています。こんなふうに To: や CC: にずらずらと併記するのはメールアドレスを許可なく公開することになりますので、今はよほど素養のない人以外はまずやらないでしょう。その意味で、スパムメールとしてもかなり程度が低いものです。また、私のメールアドレスは @nifty.ne.jp となっていましたが、@nifty.com になる前の、だいぶ古いものがいまだに使われている(*1)みたい。

もう一つ、本文の中身は

Amazon プライムにご登録いただきありがとうございます。
お客様はAmazon プライム会員特典としてAmazon Music Primeをご利用いただけます。新
たな登録は不要で、最新のヒットソングを含めた1億を超える楽曲や、数千のステーショ
ン、プレイリストなどを広告なしでシャッフル再生できるだけでなく、豊富なポッドキャ
ストもお楽しみいただけます。追加料金は一切かかりません。
Amazon Music Primeを利用するには、下記のステップをご覧ください。

ということで、何やら有害プログラムをダウンロード、インストールさせようという魂胆のようです。明らかにウソ。理由は、私は「AEONカード」は持っていないし、Amazonプライム会員にはならないようにしているから(^o^)/

いやはや、久々にツッコミどころ満載のスパムメールを見ました。思わず笑ってしまいました。
写真は、過日、お昼に作った「豚バラ肉としめじのパスタ」。サプリ等に頼らず、自分で料理している限りはかなり美味しいし、平和です。



(*1): パソコン通信の時代は、niftyserve.co.jp だったかな。その後、nifty.ne.jp に変わり、さらに nifty.com になりました。ID は平成元年から変えていませんので、すでに35年になります。

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クラシック音楽が聴けるインターネットラジオ局

2024年03月05日 06時00分11秒 | コンピュータ
最近、どうも Spotify や YouTube でいきなり割り込んでくる広告がうるさく感じます。せっかくいい気分で音楽を聴いているのに、楽章の、あるいは曲の途中で、傍若無人に割り込んでくるのが実に「うざい」ですし、「広告がいやなら金払え」商法は、どうも嫌がらせをしてみかじめ料を取る商法みたいで感じ悪い。むしろ、中波ラジオを radiko で聴いたり、あるいは NHK-FM を「らじる★らじる」で聴いたりしているのですから、いわゆるインターネットラジオ局でクラシック音楽を専門にしているところがあるのではないか。昔、米国の WCLV 等を聴いていたこともありましたが、最近はとんとご無沙汰でしたので、「インターネット ラジオ クラシック音楽」で検索してみました。その結果、「クラシック・ラジオ」という紹介ページ(*1)を知りました。

この表の中で、試しに一番人気というイタリアのクラシック専門ネット・ラジオ局「Venice Classic Radio」を選び、例えば「主 mp3 」形式を選んで net-radio というフォルダにダウンロードすると、128.m3u というファイルが保存されます。これを右クリックして、Windows なら Windows Media Player で、Linux ならば Video Player で再生すると、「ヴェニス・クラシック・ラジオ」というイタリアのクラシック音楽専門のネットラジオ局の放送が流れ出す、という仕組みです。

ちなみに、これが Windows でいくつかのネットラジオ曲の mp3 形式のファイルを保存したフォルダで、  …あ、「拡張子を表示」するオプションを忘れてる(^o^;)>poripori



Windows media player の mini player で再生しているところです。



同様に、Ubuntu Linux 20.04 環境で net-radio フォルダに保存したところ。



同じく、Linux 上で Video Player で再生しているところです。



違う点は、Linux 上の Video Player では現在流れている曲名が表示されているが、Windows media player では何の曲が流れているのかさっぱりわからない、という点でしょうか。これは mini player でなくても同じみたい。これでは、曲名を調べるためにインターネット版の『FM-fan』が必要になりそうです(^o^)/

多くは 128kbps の MP3 形式のストリーミングなわけですので、オーディオ的に過大な期待はできませんし、ときどき局名アナウンスは入りますが、まずは「傍若無人な広告なしに」楽しむことができるようです。
なお、フィンランドの音楽出版社が運営するという「Rondo Classic」の「クラスプロ:MP3」は、全曲を放送してくれますし、320kbps のようですので音がいいと感じます。rondo_klasupro.m3u というファイルは少々特別扱いです(^o^)/

(*1): クラシック・ラジオ【放送局一覧:人気順】

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春の各種総会、役員会を準備する〜パソコンとプリンターの出番

2024年02月25日 06時00分43秒 | コンピュータ
2月も残りわずかとなり、日の長さを感じます。雪が降っても翌日には融けてしまい、雪国にも春の気配が濃厚に感じられる季節となりました。こうなると、地域で関わりの深い各種団体の、春の総会、役員会等の準備をしなければいけない時期です。総代をしている寺の役員会や総会もありますし、仕事を退職してから担当するようになった地域の役割もあります。昨日ようやく1件、12ページの資料のめどがつきましたが、関係者の世代的にどうしても紙の資料が不可欠です。

  • 前任者からは、CD-Rで各種資料・様式等を引継ぎました。
  • 会議資料は、ワープロ LibreOffice の Writer で作成します。
  • 予算決算については、表計算 LibreOffice の Calc で作成します。
  • 作成した資料は、自宅のレーザープリンタで印刷します。
  • 寺の資料は某書店の簡易印刷に依頼、地域の資料は公民館に印刷を依頼(*2)します。

こうしてみると、退職前は職場のパソコンや印刷機器が使えましたので、特に不自由することはありませんでしたが、退職後は個人の所有する機器に依存する面が大きいと感じます。モノクロ・レーザープリンター Brother HL-5380DN は、2010年の購入後14年目に入っております(*1)が、一度トナー交換をした以外はまったく故障知らず。たいへん便利に使っています。

また、後々の引継ぎを考えるとデータ形式は .docx や .xlsx など MS-Word/Excel 形式にして保存するようにしておいたほうが良いのかもしれないと考え、極力そうするようにつとめています。主な関係者に点検を依頼する場合は、メールで .pdf を添付して送付するのが速くて便利ですが、一部の例外を除き、田舎の60代後半以上の世代ではまだまだそれが難しいようです。紙の資料を持参し、依頼して回りますが、それが高齢者等の安否確認になる面もあり、便利さだけで考えることはできないようです。



我が家のやんちゃ猫・李白は、午後からはお昼寝の時間となるようで、ぽかぽか陽気のときなどは写真のように熟睡・爆睡。夕方になるとむっくり起き出して、無駄に広い田舎家をドドドドドッと爆走しております。平和です(^o^)/

(*1): モノクロ・レーザープリンタの使用感〜「電網郊外散歩道」2010年9月
(*2) 当地の公民館は、公共的な地域団体の印刷依頼には応じてくれますが、寺や神社など宗教団体の印刷依頼には応じられないとのことです。幸いに、某書店の簡易印刷サービスがありますので大丈夫ですが、このあたりの方針は公共性や税制上の優遇措置等のバランスの問題なのかも。

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地元紙の値上げと電子版を利用開始したこと

2024年02月07日 06時00分04秒 | コンピュータ
しばらく前に、地元紙・山形新聞の値上げが発表され、それまでたしか1ヶ月3,700円だったのが一気に500円の値上げとなり、4,200円になりました。ずいぶん上がるんだなあと驚きましたが、某全国紙などは「当社は値上げいたしません」と宣伝して購読者勧誘に歩いているようで、このあたりの動向がどんな結果となってくるのか、興味がもたれます。

実は、山形新聞の月ぎめ購読者には特典があり、山新IDとしてメールアドレスを登録することで、紙の新聞が届く他に、パソコンやタブレット、スマートフォンなどで山新電子版を自由に閲覧することができることを知り、先日ようやく登録を済ませました。これで、朝、妻が新聞の訃報欄を眺めている傍らで、リビングのパソコンで私が地域記事を読むということができるようになりました。また、過去の記事を検索して調べることができるだけでなく、見出しで興味を持った記事を画面上で拡大縮小して大きな文字で読むこともできます。同居世帯で5人までは家族利用として同一IDを共用することができるそうで、これはなかなか便利です。

同じ料金で、紙の新聞はいらない、情報だけあればよい、という契約もできるようなのですが、実は果樹農家にとっては「新聞紙」という紙素材が様々に使われる場面があり(*1)、単純に情報だけあれば良いというわけにはいかない面もあります。ですから、3,700円→値上げして3,900円+電子版300円くらいの感覚で受け取っていれば、まあ納得できるのかなあと思っています。

(*1): せっかくの土曜休日は朝から雨降り〜「電網郊外散歩道」2016年8月〜新聞紙が収穫した桃の運搬に重要な役割

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案内メールが届かない理由が判明、製品登録完了

2024年01月10日 06時00分58秒 | コンピュータ
先日の空気清浄機の製品登録の際に、登録案内のメールが届かない件について、回答がありました。その結果、

  • システムの動作確認を行ったところ、お客様のメールアドレス 〜@nifty.com について、仮登録のメールを発行した履歴があった。迷惑メールフィルタ等の確認をしてほしい
  • Gmail の場合、迷惑メール設定を行っていなくても迷惑メールフォルダに入っている場合がある。確認願いたい

というような趣旨の内容でした。

平成元年から使い続けている主メールアドレス、 @nifty の方の迷惑メール設定は、だいぶ複雑怪奇になっているので見直しは後回しにして、わかりやすい Gmail の方から確認してみたら、ありました。迷惑メールボックスに入っていました。しかも、登録に有効な時間(24時間)以内で、まだ間に合う! さっそく記載のあった URL からログインし、新規登録、製品登録を行うことができました。

やれやれ、これで当座の目的は達したわけですが、問題は長年使い続けて複雑怪奇になっている @nifty の迷惑メールフィルタの条件の方です。これを確認してみたら、

発信者名に「info」の語を含む場合に受信を拒否する

設定を含んでいました。たぶん、@infoseek からの迷惑メールがひどかった時期や、メール爆弾とも呼ばれたジャストショップ、様々な案内を偽装したメーワクメールが info〜@ とか 〜info@ あるいは 〜@info.〜 などの差出人名で届くことから、このような設定にするのが効果的だったからだろうと思いますが、すでに記憶の彼方の出来事です。そして、今回の登録案内メールの発信者名は、まさにこの「info@〜」だったのです!

ということで、ようやく一見落着。ダイキン工業のカスタマーサポートの担当者の方へおわびするとともに、迷惑メールフィルタの見直しをする機会をいただいたことに感謝する次第です。御社の空気清浄機、順調に作動し、ハウスダスト由来のアレルギー性副鼻腔炎に伴う鼻づまり防止に役立っていますことを申し添えます。

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購入した空気清浄機の製品登録をしようとしたが

2024年01月09日 06時00分03秒 | コンピュータ
鼻づまり対策で、閉め切った室内の空気中のハウスダストの濃度を低減させる観点から空気清浄機の常時運転という作戦を考えました。先日、寝室用と書斎用と2台を購入し、効果のほどを試しているところです。ところで、説明書に添付されていた「ご購入製品の登録のご案内」というチラシをもとに、書斎のメインPCから2台の製品登録を試みましたが、うまくいきません。具体的には、

  1. ブラウザから「CLUB DAIKIN」を検索、「新規会員登録」の中に製品登録があるのだろうと推測してこれをクリック
  2. 連絡用のメールアドレスとして、@nifty の主アドレスを記載して送信
  3. 「仮会員登録完了」と出ましたので、正式登録用URLを記載しているであろう連絡メールが届くのを待ちましたが、待てども待てども届きません。

  4. メール受信側の問題かと思い、受信拒否条件を確認しましたが、例えば @club.ac.daikin.co.jp を一括拒否するような設定はありません。
  5. @nifty のサーバで確認してみましたが、そもそも届いていませんでした。迷惑メールボックスにも形跡なし。
  6. 念のため、gmail の副アドレスでも同様に試してみましたが、メールはやはり届きませんでした。
  7. さらに念のため、Firefox でも試してみましたが、メールは届かず。

という状況です。

うーむ、考えられるのは、

  • 会員登録や製品登録はお正月休みのためやっていない(^o^)/
  • Linux 上のブラウザでは「仮会員登録完了」のページが表示されるが、その裏でサーバ側の手続きが完了していないため、メールが送信されていない
  • 過去にスパムメールと判定されてブラックリストに登録されている

あたりかなあ。

考えていても仕方がありませんので、「メールが届かない場合」の記載を検討し、なお解決しない場合の問い合わせフォームに状況を簡潔に記入しておきました。一昨日、昨日は休日でしたので人的対応は難しいでしょうが、さてどんな回答が来るものか、興味深いところです。スマートフォン以外は Windows と Mac しか受け付けないとか、案外そんなところだったりして(^o^)/

【追記】
この件、さっそく回答がありました。問題は、私の方の迷惑メールフィルタの条件設定にありました。詳しくは明日の記事にて。

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メインPCのLinuxデスクトップ機にToppingのUSB-DACを接続して音楽を聴く

2023年12月27日 06時00分35秒 | コンピュータ
リビングに設置した新しい Windows11 の PC の方は、今まで使っていた Sound Blaster のおかげですんなりと USB-DAC(*1) 経由で音楽再生ができるようになりましたので、こんどは書斎のメインPCの番です。こちらは、Ubuntu 20.04LTS を使った Linux デスクトップ機ですので、新たに入手した Topping の D10s というUSB-DAC がちゃんと動作するかどうかが気になります。

まずは、スリープ状態にしていた PC 本体の電源を OFF にして、ケーブル等を接続します。配置は、とりあえずプリンタ台にしているワゴンの下段、PC 本体の上に置き、PC 背面の USB 端子からケーブルを DAC に接続します。この製品は、USB バスパワーで動作しますので、電源は必要ありません。さらに、DAC の Line Out から L/R ステレオ RCA ピンケーブルでミニコンポ ONKYO CR-555 の Line In に接続、ミニコンポ D-N7TX スピーカを鳴らすというものです。



これだけの簡易な PC-audio ですが、Linux 上の Rhythmbox で ogg 形式で PC に取り込んだ LP/CD や、ネット上からダウンロードしたパブリックドメインの音源ファイルを再生すると、ノイズのない音で音楽を楽しむことが出来ます。今回の Topping D10s は、特にトラブルもなく Linux 環境で音楽再生に使えることがわかり、良かったよかった(^o^)/

書斎正面のテレビと共に埋め込みの書棚にセットしたステレオ装置のほうは、オペラ等の LD/DVD を観るときなどには活躍しますが、実態として日常の音楽鑑賞は簡易 PC-audio に移行しているのが実状。様々なブログ、YouTube 等と連動した音楽鑑賞の楽しさのほうが勝っているから、ということでしょうか。



李白いわく、ご主人は大きな音で音楽を慣らすけど、眠いボクにはいい迷惑だよ、だそうです。いやいや、先代の母ネコは R.シュトラウスの「ドン・キホーテ」の途中でびっくりして逃げ出したけれど、お前はぜんぜん驚かないじゃないか。同じシュトラウスの「ティル」はどうだい?

R. Strauss: Till Eulenspiegel's Merry Pranks, Szell & ClevelandO (1957) ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら







あらら、実にこのありさまです。ネコに小判、猫にシュトラウスですなあ(^o^)/

(*1): デジタル信号を音声などアナログ信号に変換する機器を DAC といいます。PC 内部はノイズだらけですので、USB ケーブルでデジタル信号のまま引き出して、外部の DAC でアナログ音声信号に変換してやり、それをミニコンポ等のアンプで増幅してスピーカーで音を鳴らす、という仕組みになります。したがって、一般にPC内蔵の音声回路をミニプラグ等で引き出すよりも、ノイズの少ない音が期待できる、というもの。msec レベルのわずかな遅延は生じますが、クラシック音楽の演奏動画等では問題にならないでしょう。

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