電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

音楽で目覚ましできるタイマー機能

2014年02月28日 06時04分44秒 | Weblog
寝室のラジカセは、だいぶ不調箇所が増えてきました。CDは読み取り不良で使えなくなってしまい、MDとカセットテープはなんとか使えるようです。タイマーで、決まった時刻にラジオが鳴り出すようにセットして目覚まし代わりにするのと、MDでお気に入りの音楽をごく低く流してお休みの音楽にしています。

さて、このラジカセは、いつ頃に購入したものだったろうか? テキスト備忘録で検索してみました。

$ cd mydata
$ grep "ラジカセ" memo-utf.txt

2004/07/19 MDラジカセを購入 電巧堂にて、MDラジカセを購入。ビクターの製品で、CDとMDとカセットを利用できる。初のMD搭載機器であるが、カセットをMD化しておけば、テープ劣化による被害を防止できるか。


うーむ、ほぼ10年前か! それでは、不調になるのも当然のような気がします。むしろ、曲がりなりにもまだ動作することに驚くべきでしょうか。

やがてはMDも故障してしまうのでしょうから、更新を考えないといけませんが、さて何が良いのだろう。寝床の隣に置くにはこういう単純なラジカセが一番便利なのですが、そもそもまだ売っているのか?

(1) CD,FM/AM が聴けること
(2) タイマー・オン、タイマー・オフができること
(3) 小型であること
(4) 操作が簡単で表示を確認するのに老眼鏡を必要としないこと

こんな条件で、気長に探してみようかと思います。

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ビルサービスのおばちゃんに教わったゴミ箱の使い方の知恵

2014年02月27日 06時05分23秒 | 手帳文具書斎
どんな仕事でも、その道のプロには様々の便利で大切な知恵があるものです。例えば、昔の職場でビルサービスのおばちゃんに教わったゴミ箱のきれいな使い方。

オフィスや自宅の書斎等のゴミ箱には、紙類の他、雑多なゴミが混じるものです。中にはお菓子の包装やらアイスクリームのカップなどのように、ベタベタと周囲を汚すものもあります。こういうものを無造作にゴミ箱に投げ捨てていると、やがてゴミ箱が汚くなり、「さわるのもいや」的状態になってしまいます(^o^;)>poripori

これを防止するには、次のような方法があります。

(1) ゴミ箱の中にレジ袋を広げて入れておき、さらに新聞の折込広告のような丈夫な紙を適当に折って底に敷いておきます。ゴミがたまったら、ゴミ収集用の大袋に中身をストンとあけると、底部の紙ごと移しかえて、ゴミ箱はまたキレイに使うことができます。レジ袋が汚れたら、袋ごと捨てることができ、ゴミ箱はつねにキレイなままで使うことができます。

(2) 頻繁に届くビジネス封筒を筒状に折り、小型のゴミ箱にストンと入れておき、ゴミがたまると袋ごと捨ててしまうようなやり方もあります。これだとレジ袋を入手できなくなっても大丈夫で、容器と中身を直接に触れさせるのではなく、袋やラップ状の素材で隔てることで、中身とともにそっくりまとめて取り扱う、という手法の応用です。

以上、ビルサービスのおばちゃんの、傾聴すべき知恵でした。ある年、大豊作でこまった我が家の白菜をおすそ分けしてあげたらたいへん喜ばれ、おもしろい話、有益な話をいろいろ聞きましたが、その中の一つです。

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歯間ブラシに見るスーパーやドラッグストアにおける棚の争奪

2014年02月26日 06時04分18秒 | 健康
スーパーやドラッグストアにおける棚をどの小品が占有して陳列されるか、各店の売り場担当者の考え方なのか、プライベートブランドの拡充や、利益率の高い製品が中心になっているようです。良い製品が安価に提供され、無意味なブランド信仰から脱却するのであれば大賛成ですが、良質なメーカー製品を、明らかに品質の落ちる、不便な製品が駆逐するのであれば、問題だと感じます。



毎日、食後に歯磨きをしますが、この時に、歯ブラシとともに歯間ブラシをもちいて、歯のすき間を掃除するようにしています。これまでは、ライオンのデンターシステマを愛用してきました。この製品は、従来はイオンでもヤマザワ(当地の地元スーパー)でも購入できたのですが、最近は別のプラケース入りの製品が席巻しており、デンターシステマの歯間ブラシが見当たりません。



実は、このプラケース入りの製品は、素材がもともと柔らかいのか、先端のブラシの付け根の部分が妙に柔らかく、歯のすき間をブラッシングしようとするとヘッドがくにゃくにゃ曲がって、きちんとブラッシングするのが難儀なのです。デンターシステマのほうは、ヘッドがきちんと固定され、上顎・下顎、前後左右、どの方向でも自在に磨くことができます。この差は大きい。

便利な製品が入手できなくなり、若干安いとはいえ、使いにくい製品だけが大きな顔をして棚を占有するのは、いかにも迷惑な話です。こうなると、何かのついでに某Amazonでまとめ買いしておこうかという気にさえ、なってしまいます。

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年賀状の当選番号を調べる

2014年02月25日 06時04分01秒 | 季節と行事
年賀状の習慣は、負担感もありますが、日ごろの無沙汰を謝するとともに、旧知の方々の近況を知るために役立つという面もあります。甥が新居を建てたとか、旧職場での慶事など、喜びも含まれます。
その年賀状の楽しみの一つ、お年玉の当選番号を調べてみたら、今年は三枚が当たっておりました。郵便局に出向き、年賀切手を三枚、もらってきました。さて、誰に手紙を書きましょうか(^o^)/

報道によれば、はがきも50円から52円に、封書も80円から82円に値上がりするのだとか。このお年玉年賀切手は、使うにも2円切手の追加が必要になりそうです。やれやれ、面倒なことです(^o^;)>poripori

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「レコード芸術」3月号に山形交響楽団の記事と演奏録音CDが付録に

2014年02月24日 06時03分25秒 | クラシック音楽
山形交響楽団の公式WEBサイトを見ていたら、「メディア情報」(*)の中に、興味深い内容がありました。音楽之友社の雑誌「レコード芸術」に、山形交響楽団が取り上げられており、付録CDには演奏録音が収録されているというのです。これは実際に入手するに限る、と某書店に急ぎ、たった一冊残っていた本誌を手にすることができました。



本誌のp.153~156まで、「付録CD連動企画:日本のオーケストラを聴く(22)」として、山形交響楽団が取り上げられております。「飯森範親との強い絆によりさらにレヴェルアップ、楽曲の本質の再現を目指すオーケストラ~斎藤正志事務局長に聞く」と題する記事の内容は、小見出しを並べると、「東北地方初のプロ・オケとして1972年に創立」「高く評価されている音楽教育普及活動」「広報部長的な役割も担う音楽監督の飯森範親」「自主レーベルを立ち上げるなど積極的なレコーディング活動」といったものです。



そして、記事末尾の囲みには、「山形交響楽団を聴くためのCD」として鈴木秀美指揮の「シューベルト:交響曲第1番・ハイドン:交響曲第100番"軍隊"」や「クラシック・フェイヴァリッツ」「ブルックナー:交響曲第7番」の3枚が取り上げられているほか、これから行われる主な主催公演として、定期演奏会やモーツァルト定期、東京・大阪でのさくらんぼコンサートなどが紹介されています。



付録CDに収録されているのは、
(1) ボロディン/歌劇「イーゴリ公」より「だったんの娘たちの踊り」
(2) 同「だったん人の踊り」
  指揮:飯森範親 第213回定期演奏会(2011年5月4日山形テルサ)ライヴ録音
(3) リムスキー=コルサコフ/交響曲第2番嬰へ短調、作品9「アンタール」第2楽章アレグロ
  指揮:飯森範親 第210回定期演奏会(2011年1月22日山形テルサ)ライヴ録音
というもので、いずれも定期演奏会で実際に聴いた演奏です。とくに、第213回定期でのシュロモ・ミンツさんの独奏によるプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番は、実に素晴らしかった記憶が鮮明です。また、(3)のリムスキー=コルサコフの交響曲第2番はめったに聴けない曲目だけに、この録音をPCオーディオを通じて自室で再現してみるのは興味深い体験です。けっこう迫力のある演奏・録音で、全楽章を含むCDを発売してほしいと感じました。



こういう付録CDは、物珍しいうちはよいけれど、実際には新譜の冒頭のさわりだけではあまり有り難味はなく、結局は封も切らずに終わることが多いものです。でも、地方オーケストラの録音で、楽章全部を実際に聞くことができるのは有難い。こういう意欲的な企画が、「音楽之友」ではなく「レコード芸術」でなされていることに敬意を表したいと思います。

(*):山響からのおしらせ~メディア情報2/18更新
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ベートーヴェン「ロマンス第1番」と「同第2番」を聴く

2014年02月23日 06時02分00秒 | -オーケストラ
最近は、通勤の音楽として、グリュミオー盤でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いておりましたが、当ブログ記事としてはすでに取り上げております(*1)ので、フィルアップされた「ロマンス第1番」および「同第2番」について、記事にしてみようと思いました。



「ロマンス」といえば、熟年世代ならば、若かりし時代を思い出して思わず胸をときめかせてしまうような語感(^o^;)ですが、曲の題名としての「ロマンス」は、もちろんそんな艶っぽい意味ではなくて、「自由な形式の、甘美で抒情的な曲」の意味だそうです。シューマンやドヴォルザークにも美しい曲がありますが、ベートーヴェンの「ロマンス」は、このジャンルの代表的な曲と言えましょう。

ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス第1番 ト長調 Op.40、4分の4拍子、小ロンド形式。重音奏法による独奏ヴァイオリンの開始に続き、オーケストラが同じテーマを奏でます。ちょいとバッハ風の印象さえありますが、実は1802年の作曲だそうです。

同じく第2番 ヘ長調 Op.50、a-b-a-c-a-コーダの小ロンド形式。作品番号は第1番より後ですが、4年前の1798年に作曲されたものだそうです。旋律がとても流麗で美しいのがとっても印象的。

■グリュミオー盤(GCP-1017)
No.1=6'45" No.2=7'58"

(*1):ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」を聴く~「電網郊外散歩道」2011年5月


YouTube にこんな動画がありました。まずは「ロマンス第1番」。その名の通り、独奏ヴァイオリンとオーケストラで。




次は「ロマンス第2番」、独奏ヴァイオリンとオーケストラで。




写真は、過日の某菓子業界の陰謀に協賛した記録です(^o^)/

【追記】なお、ピアノ伴奏のものを貼り付けていましたが、よく聴くとどうも音程に不安があるのと、なんとなく楽器の宣伝臭いので、削除してしまいました(^o^;)>poripori

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定年退職を機にクレジットカードの付帯サービスを退会する

2014年02月22日 06時02分16秒 | Weblog
昭和が終わろうとする頃に渡米することになり、クレジットカードを作りました。それまでは、自分にはクレジットカードなど無縁のものだと思っていましたが、米国滞在時に使っただけでなく、平成に入るとともに、パソコン通信の月々の支払いやらインターネット接続料のプロバイダとの決済など、クレジットカードがあって良かったと思っています。

ところで、カードの契約時に勢いで申し込んだ付帯サービスに、某「Check & Check Club」というものがありました。これは、特定の地域を対象とし、クーポン等のサービスを提供するもので、年会費がかかります。最初は、家族で某市に遊びに出かけるときに役に立つかもしれないと思って申し込んだのでしたが、通算30年、ほとんど利用実績がありませんでした。途中、何度かやめたいと思ったものの、退会方法がわからない。結局、多忙に紛れてうやむやのまま年会費を引き去りして、某市の飲食店案内やリゾートホテルの案内などが送付されてくるばかりで、全く何の役にも立っていないのが実態でした。定年退職を機に、身辺の整理をすすめる中で、ここにメスを入れることにしました。

会員規約をじっくり読むと、退会については「お手持ちのカード裏面の発行会社をお確かめのうえ、各カード会社の支部事務局までお申し出下さい。」とあります。そこで、同メンバーズクラブ事務局に電話してみました。もちろん、電話番号はネットで調べたものではなく、ちゃんと冊子にあるものを使います。女性の担当者が出て、クレジットカードの番号と本人確認事項を伝えると、「Check & Check Club」の退会のみ、その場でOKになりました。なお、今手元に届いている新しい会員カードは、期限までは使えるそうです。

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今年こそヤンネさんのリサイタルを聴きたい

2014年02月21日 06時04分39秒 | -室内楽
先の山形弦楽四重奏団第50回定期演奏会や山響モーツァルト定期で、プログラムに入っていたチラシの中に、ヤンネ舘野さんのヴァイオリン・リサイタルのものがありました。ヤンネさんといえば、山形交響楽団の第2ヴァイオリンの首席で、2012年の冬に、モーツァルトの第3番のヴァイオリン協奏曲のソロを聴いています。たしか、その年の春にもヴァイオリン・リサイタルがあったはずですが、残念ながら都合がつかず、いつかは聴いてみたいと念願しておりました。

願っていれば叶うもので、この春、4月29日の「みどりの日」14:00~、文翔館議場ホールでリサイタルを開く予定とのこと。しかも曲目が大好きなフランクのヴァイオリン・ソナタです。これは行かずにいられようか、いや、いられない:反語(^o^)/
さっそくスケジュールに記入しました。

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奥野宣之『情報は1冊のノートにまとめなさい(完全版)』を読む

2014年02月20日 06時01分10秒 | 手帳文具書斎
本書は、2008年に刊行された『情報は一冊のノートにまとめなさい』の改稿増補版です。高度で複雑な整理は続かないが、「分類整理せず時系列で情報を入れていく」やり方だと、シンプルに活用できること、あとで情報を使うためのメモや資料の書き方・貼り方、あるいは検索しやすく読みやすい記録法などを紹介しています。そして、「日常の取材」がアイデアの素材になることを指摘し、ライフログを提唱するとともに、記録した情報同士の意外な組み合わせで新しいアイデアや考えを生み出すことを重視しています。その極意は、要するに

常に一冊のノートだけに情報を入れ、それを読み返す

ということ。「簡単だから効果が望める」とし、何でも書き何でも貼るスタイルで、それを何回も読み返すことで、一つ一つの情報が組み合わされて、アイデアや発見につながるというものです。

実際には、著者もダイアリーというかスケジュールは別に用意しているようで、何が何でも一冊のノートにまとめるというものではないようで、当方の場合で言えば備忘録ノートに相当するもののようです。したがって、多少やり方は異なるとはいえ、実践経験は豊富な立場から著者の主張を見た場合に、あらためて「なるほど」と思える点は、次の通りでした。

(1) 使用ペースがわかる「区切り線」を工夫 (当方は1日1頁にはこだわらず、2行以上の空白を開けて区切りにしている)
(2) 新聞記事は必要な「くだり」だけを貼る (これは納得できる)
(3) 新聞からは「基礎データ」を集める (当方は記事をもとに基礎データはネットで調べることも多い)
(4) 日曜の新聞からは「まとめ記事」を切り抜く (なるほど)
(5) 考えるから書くのではなく、書くから考える (そういう面は確かにある)
(6) 無目的な読み返しが発見をうむ  (読み返しは必ずしも無目的ではない)

私の場合、備忘録がほぼブログのネタ帳と化していますが、どちらかといえば本書は備忘録ノートを始めたばかりの人には有益なものであり、ベテランには多くの人の共通性というか、普遍的な事項を確認できるという点で有益と感じます。

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『用心棒日月抄』の由亀に弟はいたのか?

2014年02月19日 06時01分20秒 | -藤沢周平
藤沢周平『用心棒日月抄』に登場する婚約者の由亀には弟がいたのか? NHK-TVの時代劇シリーズ「腕におぼえあり」の脚本に、突如として弟が登場するものだから、一瞬、自分の記憶力が不安になり、念のために原作を読み返しました(^o^)/

「でも、もう帰る家はありませぬ。ばばさまに呼ばれたとき、捨てて参りました」
いや、と言ったまま又八郎は言葉につまった。平沼の家は、由亀の母が早く死没し、父ひとり子ひとりだった。だが五年前に、又八郎と由亀の婚約がととのったとき、喜左衛門はその事情にこだわらなかった。婿をとるも、養子を入れるも同じことだと言っていたのである。(p.500)

たしかに、弟はいない。
しかも、父は斬られ、婚約者は脱藩。「腕におぼえあり」の脚本のように、親戚が世話をやこうとしたのは確かでしょうが、藩の上層部が事件を病死と偽ったのを不審に思い、ばばさまに呼ばれて青江の家に移り、刺客をも撃退したというのですから、強く覚悟を決めた気丈な女性なのでしょう。淑やかな、弱々しい人でないことだけは確かです。



写真は、由亀さんではなくて、過日の某市・青葉通りの雪の様子です。

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宮城谷昌光『香乱記(四)』を読む

2014年02月18日 06時02分32秒 | -宮城谷昌光
新潮文庫で、宮城谷昌光著『香乱記(四)』を再読しました。この巻は、欺かれ滅んでいく姿が描かれる悲劇的な内容だけに、なかなか重いものがあります。出張先に携帯し、車中や空き時間に読みましたので、田横らが甘受する運命を悲しみながら、ページを追うこととなりました。

「東方の旗」
叛将の田都に勝ったのは良かったが、斉王の田市は田横らに刺客を差し向けます。田栄は即墨で田市を討ち、田横は博陽を奪回します。盗賊あがりとはいえ、独立自尊の誇りと大きな勢力を持つ膨越と協力することとなります。趙から陳余の使者が訪れ、田横は陳余に趙を取らせ、膨越に魏を取らせて斉と三国同盟を結び、項羽と戦う、という戦略構想を描き、陳余を助けて信都へ攻め上ります。

「馬上の影」
陳余と張耳の対立、項羽と劉邦の抗争などの中で、兄の斉王・田栄が楡伯に殺されます。こうなると、三兄弟が王になるという許負の予言は、むしろ不吉な色合いを帯びてきます。季桐が田横から去る理由が、はじめはよくわからなかったのですが、何度も読み返してようやくわかったような気がします。政治的には、斉王が次々に死去する運命を引き寄せた(きっかけを作った)のは、欺かれたとはいえ、やはり季桐が捕えられてしまったことでしたし、周囲の風当たりも強かったのではないか。また、同姓の者は結婚できないという当時の不文律を思うとき、蘭が田横の正妻となり、自分は決してその地位に上ることはないという立場を甘受できない、ということもあったのでしょう。

「斉の復興」
奇襲で項羽を脅かした田横でしたが、ついに項羽を倒すことができず、逆に危地に踏み込んでしまいます。ちょうどそこへ、劉邦が膨城を奪ったという知らせが入ったために楚軍は攻撃を中止し、田横はようやく宰相として斉の復興に取り組むことができました。静かな斉の地から項羽と劉邦の争いを見ると、なんともはや、粗暴と欺瞞の応酬です。

「不屈の人」
最後の章は、せっかくですのであらすじは省略しましょう。悲劇の終幕は、黒いベールの貴婦人が登場することで、静かに閉じられます。私は死を美化する物語を好まないけれど、最後まで慕いつづけた季桐の姿に、田横の最期の見事さが輝いて映ります。

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新聞連載「Nさんの机で~ものをめぐる文学的自叙伝」を読む

2014年02月17日 06時02分09秒 | 手帳文具書斎
今月12日付けの山形新聞に、佐伯一麦さんの連載記事「Nさんの机でーものをめぐる文学的自叙伝」が掲載されていました。以前も、工事のアルバイトをしながら原稿を書くと、手がふるえてしかたがないので、毛筆で書いた、というような内容を読んでおり、すごいなあと思う反面、私には無縁の作家なのかなと思っておりました。ところが、今回の記事中の写真が、昔懐かしい「文豪Mini5」! 思わず注目してしまいました(^o^)/tanjun~
タイトルが「ワープロとパソコン(1)」で、作家修行時代に、清書のために安い「型落ち購入」した経緯を書いたものです。(1)があれば(2)や(3)もあるのだろう、と思わず期待してしまいます。1989年頃のようですが、このあたりは多くの人たちがワープロやパソコンに触れた時期で、懐かしく思い出すのでは。佐伯一麦さんの作品は、これまで読んだことがありませんが、こんなきっかけで文章に触れることがありますから、面白いものです。


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山響モーツァルト定期Vol21でピアノ協奏曲第9番と交響曲第30番他を聴く

2014年02月16日 06時01分22秒 | -オーケストラ
湿った重い雪が降り続く大雪の土曜日、午後から山形交響楽団のモーツァルト定期こと交響曲全曲定期演奏会「アマデウスへの旅」第21回に出かけました。雪のために、仙山線は早々と運休、山形新幹線も止まり、国道48号線は雪崩のために全面通行止めになったとのことで、音楽監督の飯森範親さんのマネージャーさんも仙台市で足止めを食っているのだとか。開演前のプレ・コンサート・トークで、飯森さんの第一声も雪の話題でした。



それはともかく、今回の演奏会の曲目および演奏者は次のとおり。

(1) 交響曲 第24番 変ロ長調 K.182
(2) ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 K.271「ジュノム」、ピアノ:仲田みずほ
(3) 交響曲 第22番 ハ長調 K.162
(4) 交響曲 第30番 ニ長調 K.202
   飯森範親指揮、山形交響楽団

今回も、オクタヴィア・レコードの社長であるエザキさんが来形し、録音をしているのだそうです。飯森&山響の「モーツァルト交響曲全集」に、期待が高まります。

さて、楽器配置は対向配置を基本とし、ステージ左から、第1ヴァイオリン(9)、チェロ(5)+ファゴット(1)、ヴィオラ(6)、第2ヴァイオリン(8)、正面奥にフルート(2)、オーボエ(2)、さらに奥にホルン(2)、コントラバス(3)、という具合です。今回のゲスト・コンサートマスターは、安紀・ソリエールさん。飯森さんの説明によれば、フランスの方で、ヨーロッパ室内管弦楽団のメンバーであるとともにルツェルン祝祭管弦楽団のメンバーでもある。アバドやアーノンクールからも高い信頼を得ている奏者だそうです。以前、このモーツァルト定期で参加していただいた、長岡京アンサンブルの森先生のお姉さんの娘さんなのだとか。上は黒っぽいブラウス風で黒いスラックス風のスタイルで、ちょいと「高校の生物の先生」みたいな雰囲気を持っています(^o^)/

第1曲、交響曲第24番、変ロ長調 K.182 が始まります。第1楽章は、アレグロ・スピリトゥオーソ、4分の4拍子。明るい音楽です。第2楽章、アンダンティーノ・グラツィオーソ、4分の2拍子。フルートとヴァイオリン・ヴィオラで始まり、バックでチェロとコントラバスのトップがピツィカート。この後に、優雅な音楽が続きます。第3楽章:アレグロ、8分の3拍子。第1楽章の雰囲気に戻ります。明るい音楽です。

続いて第2曲は、ピアノ協奏曲第9番、変ホ長調 K.271「ジュノム」。
どうやらモーツァルトのお気に入りの曲だったらしい「ジュノム」を演奏するのは、仲田みずほさん。2012年度文化庁新進芸術家海外研修員として、現在はチューリヒ芸術大学在学中だそうです。実は、中村紘子さんが飯森さんに推して演奏を聴く機会があり、ぜひにと山響との共演が実現したとのこと。
楽器編成は前の曲と少し変更があり、独奏ピアノを中央にオーボエ(2)、ホルン(2)に弦楽5部(9-8-6-5-3)となります。
第1楽章:アレグロ、4分の4拍子、リトルネロ形式。リトルネロ形式というのは、繰り返されるたびに調性が変わる点がロンドとの違いだそうで、管弦楽とピアノが対話をするような形で演奏されます。第2楽章:アンダンティーノ、4分の3拍子、ハ短調。悲劇的な性格を持つ調ではありますが、それよりも、はっきりとした、よく響く豊かな音を持った、明瞭なモーツァルトです。第3楽章:ロンド、プレスト、2分の2拍子。ソリストも、オーケストラも素晴らしい!

拍手に応え、仲田みずほさんのアンコールは、シューマンの「献呈」(リスト編)。当方も大好きな曲ですが、夢見るような夢幻性よりはむしろ、楽器を充分に鳴らして、リスト編曲を納得させるダイナミックな表現です。



ここで、休憩です。当記事も、ここで休憩といたします。休日とはいえ、まずは雪かきをしなければなりません(^o^)/

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ここから、追記部分です。

後半は、第3曲目、交響曲第22番ハ長調、K162 です。
楽器編成が少し変わり、チェロのパートにファゴットの高橋あけみさんが再び加わります。さらに、ヴィオラの後方に、トランペット(2)が加わり、Ob(2),Fg(1),Hrn(2),Tp(2),弦楽5部(9-8-6-5-3)となりました。もちろん、ホルンはナチュラルタイプ、トランペットもバロック・トランペットです。
第1楽章:アレグロ・アッサイ、4分の4拍子。たしかに「始まりますよ~!」という風の、オペラの序曲みたいな音楽です。第2楽章:アンダンティーノ・グラツィオーソ、ヘ長調、4分の2拍子。弦楽合奏から始まり、Hrn+Obが呼応して弦と木管の対話となります。緩徐楽章の通例とおり、Tpはお休みです。第3楽章:プレスト・アッサイ、8分の6拍子。時折ハッとするような転調を折り込みながら、元気よく優雅な中にも活力がある音楽です。

曲間に、さりげなくチューニングをします。このあたりは、もしかすると飯森さんの給水タイムなのかも(^o^)/

そして始まる4曲目、交響曲第30番ニ長調K.202です。この曲も、もちろん初めて聴きます。楽器編成は第22番と同じで、ティンパニはなし。ステージ上に変化はありません。第1楽章:モルト・アレグロ、4分の3拍子。元気よく華やかに始まります。この曲あたりになると、強弱や音色を対比させながら充実した響きを聴かせる、後のモーツァルトのスタイルに近づいているように感じます。生き生きとした自由さです。第2楽章:アンダンティーノ・コン・モート、ニ長調、4分の2拍子。VnにVla,Vc、そしてCbが加わって、優雅なアンダンティーノです。管楽器はお休みで、弦楽アンサンブルがきわめて美しい!思わず聴きほれます。第3楽章:メヌエット。メヌエットというにはやや強めの始まりです。転調もみせながら。全休止の後、雰囲気を変え、喩えは悪いけれど「どこかに忍び込むような(^o^;)」風情です。さらに全休止で元に戻ります。第4楽章:プレスト、4分の2拍子。トランペットもファゴットも参加して、緊張感とテンポ感のある、いい曲です。プログラムの最後に来るだけのことはあるなあ、などと思っていたら、あれれ、指揮者がひょっこり後ろを向いて「終わったよ~」の合図か(^o^)/wahaha
意外にさりげなく、消えるように終わるのですね。いや、たしかにプログラムにはそう書いてありましたけど(^o^)/

今回も、けっこう楽しいプログラムでした。主として明るく活発なモーツァルトの面を楽しんだ演奏会でした。終演後のファン交流会で、ソリストの仲田みずほさんのインタビューを聞きましたが、山響の雰囲気に好印象を持ったようで、モーツァルトはもちろんですが、ご本人いわく、ラフマニノフやプロコフィエフなどの「どんどこ系」もわりと好き(^o^)/ なのだそうです。「どんどこ系」!うふふ。あの響きで、プロコフィエフなどを聴いてみたい気がします。



ところで、テルサの駐車場に戻ったら、あまりの積雪量にスタックしてしまったらしく、山形ナンバーの車がもがいておりました。タイヤで掘ってしまった雪の段差を削ってならした上で、ドライバーのご婦人に頼まれて運転を代わりました。タイヤの向きをまっすぐ直進に直し、前進とバックを反復して前後に車体を揺らして、無事に救出に成功!
帰り道、あちこちで同じような状態の車を見かけ、二台ほど押すのに力を貸して救出しました。こういう時には、雪国の人の親切が頼りになります(^o^)/


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Windows8に「PowerOFF」のボタンを作る

2014年02月15日 06時03分37秒 | コンピュータ
スタートボタンがなくなり、電源オフのしかたがわかりにくくなった Windows8 に、「PowerOFF」というボタンを作りました。要するに、

(1) コマンドプロンプトを表示させ、
(2) notepad 等で poff.bat を作成(*1)し保存
(3) デスクトップに「新規作成」「ショートカット」で poff.bat を指定
(4) 名前を「PowerOFF」等に変更

とするものです。

これで、いつでも電源オフができるようになりました(^o^)/

(*1) 例えばこんな中身にします。
echo off
cls
shutdown -s -t 0

【追記】
Windows の shutdown コマンドの引数の表記を Linux のものと混同していることに気づきました。

× shutdown /s /t 0
○ shutdown -s -t 0

以上、訂正です。

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各種廉価万年筆を使ってみて、感想をまとめてみると

2014年02月14日 06時01分01秒 | 手帳文具書斎
一昨年あたりから、各社の廉価万年筆を使ってみて、それぞれに特徴があり、考え方の違いを感じました。現在、手元にあるものについて、率直な印象を書いてみると、こんなふうになります。

■コクーン パイロット、中字:M、同社の黒インクをカートリッジで使用中。
  見た目はよいが、握りの部分の段差がきつく、首軸が細すぎて持ちにくい。
  せめて首軸がもう少し太ければ、段差を意識せずにすんだものを、と残念。
  筆記時のみ、首軸にぱちっとはめるゴムの補助具がほしい。
  尾部に差したキャップが、使っているうちに外れやすい。(3,000円)
■プレラ パイロット、青軸、中字:M、同社の色彩雫「朝顔」をコンバータで。
  コンパクトで使いやすいが、コンバータ CON-50 のインク容量が少ない。(3,000円)
■プレラ パイロット、透明軸、細字:F、色彩雫「紺碧」をコンバータで。
  コンパクトでよいが、明るいインクの色と細字の相乗効果で、影がうすい。(3,000円)
■カクノ パイロット、青キャップ、中字:M、プラチナ社の古典ブルーブラック。
  カートリッジにボトルインクをスポイトで充填し使用。握り部も実用的。(1,000円)
■プレッピー プラチナ、中字:M(0.5mm)、古典ブルーブラック・カートリッジ。
  中字なのにインクフローが渋く、なめらかさに欠ける。インクは実用的だが
  多量の筆記には使いたくない筆記感。(200円)
■プレッピー プラチナ、細字:F(0.3mm)、古典ブルーブラック・カートリッジ。
  細字で手帳等の記入には裏抜けせず実用的。「使う喜び」はうすい。(200円)



利用者の好みにより、また軸とインクの組み合わせを変えれば、結果はまた変わってくるのでしょうが、この中で使いやすさで順序をつけるとすると、「プレラ青軸(中字:M)と朝顔」の組合せと「カクノ(中字:M)とプラチナ社の古典ブルーブラック」の組合せの使用頻度が高く、「プレラ透明軸(F)と紺碧」の組合せと「コクーン(M)に黒」が使用頻度が低い、という結果になります。プレッピーは、使う楽しさは乏しいものの、日常的に持ち出すには実用的であり、買物袋のポケットにそのばせたりして、出番はわりに多いです。



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