電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ピアノ調律にやんちゃ猫の「お手伝い」は

2024年09月30日 06時00分08秒 | アホ猫やんちゃ猫
ピアノの調律の日、部屋の掃除をしてバケツに水を入れて準備していたら、調律師さんが来宅しご挨拶しているちょっとの間に、やんちゃ猫・李白が書棚の前に置いていたバケツをひっくり返して水浸しに! なんてこった! 大慌てで雑巾で水を拭き取り、それからの調律となりました。やれやれ!



こぼれた水の影響は? すぐ拭き取ったので大きな被害はありませんでしたが。書棚の前の床の上に置いてあったCDに少量の水が染み込んだようで、ハチャトゥリアンの「仮面舞踏会・ピアノ協奏曲」等のCDのリーフレットが濡れてしまいました。いそいで引き出して広げて乾かしましたので、ページがべったりくっつく事態は回避でき、なんとか無事だったようです。

猫とともに暮らすのは、いろいろなハプニングがつきものです。先代の母娘猫でも充分に承知しているつもりですが、やっぱりやんちゃなオス猫はまた違う種類のとまどいを引き起こすなあ(^o^)/

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「山形交響楽団クロニクル〜50年の軌跡〜」が冊子に

2024年09月29日 06時00分11秒 | クラシック音楽
過日、山響こと山形交響楽団事務局より、A4判の厚手の封書が送付されてきました。YSOニュースとチラシの案内かなと思いましたが、開封してみたら「創立50周年記念・山形交響楽団クロニクル〜50年の軌跡〜」という立派な冊子が入っていました。これまで当ブログの「クラシック音楽」カテゴリで何度も記事にしていた、山形新聞の伊藤律子記者による取材記事が、先日冊子化され、各公共図書館や学校などに送られたのは報道で知っていましたが、定期会員全員に送られてくるとは思っていませんでした。むしろ、定期演奏会の時に残部を有償で頒布してもらえないかなと思っていたほどで、これは芸術の秋にふさわしい、思いがけないプレゼントになりました。



連載の第1回から読み始めると、新聞の記事として読んでいたのとはまた違った、続きものとして一気に読むことによる強い印象を受けます。創立名誉指揮者の村川千秋さんらにより山形にプロ・オーケストラが設立され、多くの人々の支援を受けながら数々の困難を乗り越えて50年という節目の年を迎えたこと。同時代を生きてきた者として、あらためてすごいなあと感銘を受けます。とりわけ印象に残るのが、コロナ禍の中の苦闘です。



演奏が終われば聴衆の拍手があるのが当然と思っていたのが、実は当然ではなかった。聴衆が集まることの価値が、楽団組織の経営的な問題だけではない、演奏家の存在意義やアイデンティティに関わる深い意味があったことが浮き彫りになりました。作曲家がいて演奏家がいて聴衆がいる。それらはどれもかけがえのない存在なのだ、ということ。スクールコンサート等で未来の聴衆を育てていることの意味は大きいと感じます。どうも、大衆消費社会における単純な消費活動の枠には収まりきれないものがあるなあ。

地元紙・山形新聞が地元のオーケストラ「山響」を応援するということにとどまらない、素晴らしい連載記事を書かれた伊藤律子記者に感謝と敬意を贈ります。記事を提供した山形新聞と冊子にまとめていただいた編集委員会の皆様に心から御礼を申し上げます。本冊子は、私の宝物になりました。

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NTT東日本の電柱地代のWEB登録はLinux/ChromeでもOKだった

2024年09月28日 06時00分57秒 | コンピュータ
NTT東日本から封書が届きました。中身は、2024年4月から2027年3月まで3年間の敷地内電柱の地代納入の通知でした。実は、無駄に広い田舎家であるわが家の敷地内には、曲がりくねった道路に忠実に沿うことができないため、NTTの電柱が建っていますが、3年に1回、この地代が振り込まれてくるのでした。これまでは封書で連絡していたけれど、今後はWEBでお願いしたいとの依頼で、ちゃんと URL も記載されていたので Linux/Chromium ブラウザで登録を試みたところ、実にすんなりと登録できました。

これまで、Linux/Chromium ブラウザの環境で登録や設定が可能かどうか試していますが、今回の結果を加えると、次のようになります。なお、2022年に × だった goo d アカウントは、2024年には設定できるように改善されていましたので ◯ に直しました。

年  調査等   Linux/Chromeでの可否
2020 農業センサス    ◯
2020 国勢調査オンライン ×
2021 クロネコメンバーズ ◯
2022 JA共済利用者アンケート ◯
2023 映画館「フォーラム」チケット予約 ◯
2024 goo dアカウント設定 ◯
2024 NTT東日本 電柱地代WEB登録 ◯

できて当然のことだと思いますが、ではなぜ国勢調査ではできないのだろうと不思議です。国が実施する公的な調査なのに、「トヨタ車で来ないと診察しない病院」みたいな対応になっている理由は、技術的な障壁ではなく担当部門の入札条件の設定のまずさと応札企業の性格というか業務内容上の制約なのではないか、という推測(*1)がますます強まります。

おそらくは郵便料金の値上げに関連したNTT東日本の対策が具体化されたものだと思いますが、郵便事情はますます厳しくなるのだろうなあと、思わずため息です。

(*1): 映画館「フォーラム」ではLinux+Chromeでもチケットが予約できた〜「電網郊外散歩道」2023年2月JA共済のWEBアンケートはLinux/Chromeからも回答できた〜「電網郊外散歩道」2022年7月

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テキストファイル備忘録とテキストエディタの設定のこと

2024年09月27日 06時00分22秒 | コンピュータ
1989年から記録し続けているテキストファイル備忘録は、当初はコンピュータやソフトウェアの覚えのためのメモが中心でしたが、後には単身赴任や日常の出来事・ノウハウ等も記録するようになり、文字通りの備忘録として検索することでたいへん有用なものとなっています。手書きの備忘録ノートの方は字数制限なし、図解やグラフも入れてスクラップも貼り付けるということで、かなり自由度が高いものです。一方でテキストファイル備忘録の方は、キーワード検索の都合上、1件1論理行で収める必要があり、簡潔に文字で表現できる内容に限られます。ただし、手がかりになる表現が見つかれば、その日付(YYYY/MM/DD)から備忘録ノートやブログ等の記載を参照できるため、図解やグラフ、表などにアクセスすることは容易です。

記録は1年を単位として、例えば今年の場合はmemo2024.txtというファイル名で記録していますが、使っているツールはテキストエディタです。昔のMS-DOSの時代は、機種に応じREDやVz/RWink/HEwinなどを愛用し、Windows環境ではWZエディタやサクラエディタ等を用いました。Linuxが中心になってからは、Emacsやgeditなどが中心でしたが、近年これにマイクロソフト社謹製のVisualStudioCode(略称VScode)が加わりました。

VScodeはWindows/Mac/Linuxに対応しており、更新も頻繁でフリーに使える便利なツールです。特に複数ファイルを参照・編集しながらコマンドラインで直に処理できるなど、awkスクリプトやLaTeX文書の作成などには重宝します。こうしたスクリプトや文書ソースの場合は、1行の文字数があまり多くなることはなく、行の折返し(ワードラップ)の設定を意識することはありませんでした。

ところが、日常的に使っているテキストファイル備忘録の場合、1件の記録が1論理行になりますので、行の折返し(ワードラップ)が必須です。テキストエディタの場合は、「設定」といったメニューにワードラップ(行折返し)の設定があるのが普通で、一度設定しておけば次からは起動時にワードラップONの状態で使うことができます。

VScodeの場合、「ViewーWord Wrap」または「ALT+Z」で行の折返しを有効にできますが、毎回これをやるのは実にウザい。どこかに「設定」メニューがあって「Word Wrap:ON」にできるはずだと思うのですが、表示されているメニューの中では見つけられませんでした。過日、たまたま「VisualStudioCode ワードラップ 設定」でGoogle検索してみたところ、Linux の場合は「…」メニューの中に「Configure Editors」という項目があり、ここで設定できるらしいということが判明。

  1. 「…」メニューから「Configure Editors」という項目を選ぶ
  2. 「WordWrap」を検索
  3. 「Editors:WordWrap」を「ON」に変更
  4. 行の折返しが有効になる

ということでした。同様に、「Theme」で検索して背景色を変更することもできるようです。例えば白背景に黒文字なんていうのもいいのかもしれません。

また、テキストファイル備忘録を保存しているのがmydataディレクトリ(フォルダ)である場合、いちいちこのディレクトリまで降りる必要がありますが、VScodeではワークスペースを指定して保存することで一発で関連ファイルを呼び出すことができます。このあたりも、よく考えられているなあと感心します。



常用するツールについては、できるだけカスタマイズせずにそのまま使うか、本当に必要な最低限の変更にとどめる方が、長い目で見た時に別のコンピュータやソフトウェア、環境に乗り換える時にもスムーズに移行できる(*1)ように思います。今回は、他のテキストエディタと同様の「最低限の変更」の部類ということで、設定を変更した次第です。

(*1): カスタマイズしないという流儀〜「電網郊外散歩道」2013年1月
(*2): Visual Studio Code の使い方〜Let's プログラミング

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備忘録ノートに書く楽しさは自分用の百科事典を書く感覚に近い?

2024年09月26日 06時00分07秒 | 手帳文具書斎
備忘録ノートに書く事柄は、雑多な日々の ToDo やその日の出来事などを除くと、自分の興味関心の深い分野についての解説や要約などが多くなっていると思います。例えば医者に処方された薬のことを調べたり、疾患や健康に関する基本的な事項など、「へぇ、そうなのか」などと呟きながら抜粋要約したりします。音楽であれば作曲家や曲目のこと、時代背景などを調べますし、読書についても作品の抜書だけでなく作家のことや執筆当時の背景などをメモしていきます。時事的な出来事も、歴史的に見るとどういうことが言えるのかなどを書き込むこともあります。別に誰かに評価してもらうわけでもない、ただ単に「楽しいから」やっているその楽しさは、もしかすると自分用の百科事典を書いている感覚に近いのかも。字数制限も執筆方針も制約のない、自由な記述の楽しさ。





それらの記述の中からある程度は意味のありそうな事柄をブログ記事として取り上げていますが、例えば「歴史技術科学」カテゴリーなどはその性格がいちばん強いのかもしれません。

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各種ノート類も更新の時期に

2024年09月25日 06時00分59秒 | 手帳文具書斎
常用している備忘録ノート(A5判のツバメノート100枚)も、残り16枚(32ページ)となりました。今年はペースが遅いですが、読んだ本の要約が少ないためでしょう。それでも、このペースなら9月いっぱいで更新し、残り3ヶ月ならばA5判ツバメノートの50枚でちょうどよいのではなかろうか。

B6判に拡大して便利に使っている「農作業メモ」は、残りが9枚(18ページ)になりました。これから農作業も少なくなるし、今年いっぱい使って新年から新しいノートにすることにしましょう。B罫、ハードカバーのダブルリングノートという条件に合致するものを探すのは楽しみでもありますが、最近、店頭には耐久性がイマイチのソフトリングばかりで金属リングのものが少ないようです。



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インクを補充したペンでノートに書いてみた

2024年09月24日 06時00分24秒 | 手帳文具書斎
愛用の万年筆、パイロットのカスタム・グランディのインクがなくなりかけていましたので、補充しました。



同社のブルーブラック、普通のコピー用紙だと裏抜けが甚だしいけれど、その点ツバメノートなら全く安心です。どうやら風邪で寝込んでしばらく使わなかった間に残り少ないインクが乾き気味だったようで、書き出しの色がやけに濃厚です。こうなると、書いた跡のインクもなかなか乾かず、ノートを閉じた時に隣のページに写ったりします。少し書いていたら元通りの色に戻ってきましたので、まずは一安心。




9月23日であれば万年筆の日でちょうど良かったのだろうけれど、あいにくその前日の補充と試し書きでした。1978年から愛用している中字のカスタム・グランディは、インクフローもきわめて潤沢で、自分の書きグセにすっかり馴染み、たいへん書きやすいです。本当はこれでインクが裏抜けしないものであれば良かったのだけれどと、欲張りなことを考えますが、そんなときはプラチナ社の#3776ブルゴーニュ等で同社の古典ブルーブラック・インクを使えば良い。割り切りも必要です。

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体力回復に歩数計の電池を交換する

2024年09月23日 06時00分07秒 | 健康
長引いた風邪で一週間以上も寝たり起きたりの生活をしたため、起きているのが辛くすぐ横になろうとしてしまいます。これはまずい。まずは歩くことが大切と歩数計をチェックしてみたら、あいにくの電池切れのようです。さっそく電器量販店に行き、ボタン電池 CR2032 を購入してきました。自分で交換して時刻を設定、すぐに動き出しました。

で、雨降りの日の歩数を記録してみたら…これはいかん。なんと、夕方でわずかに1,500歩台ではありませんか。これでは体力=筋力が衰える一方と、まずはポケットラジオを胸に無駄に広い田舎家の屋内ウォーキングを実施。目標は最低でも 4,500 歩です。やんちゃ猫・李白がびっくりしてじゃれついてきますが、ここは涙をのんでウォーキングを続行。そうしたら彼も良い遊び相手と認識したらしく、ドドドドドと一緒に走り出しました(^o^)/

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山本一力『菜種晴れ』を読む

2024年09月22日 06時00分03秒 | 読書
ちょうど一年前の今頃に購入していた小学館時代小説文庫で、山本一力著『菜種晴れ』を読みました。帯の紹介文を読むとずいぶん詳しいもので、内容がこれ以上ないくらいに過不足なく要約されています。

房州勝山の菜種農家の末娘・二三は、黄色い海原のように潮風に揺れる菜の花畑を駆け回って育った。しかし、まだ甘えん坊のわずか五歳にして、江戸深川で親類が営む油問屋の跡取りとして貰い受けられることとなった。そこは良質な菜種油だけを商うことで江戸中に名の通った大店。「家族に迷惑をかけないように」。二三は今にも溢れ出しそうな望郷の念をそのあまりにも小さな胸に押し留め、手習や料理の厳しい修行の日々にも決して弱音を吐かず、他の大店からのからかいにも気丈に振る舞い続けた。持ち前の器量や母親ゆずりの天ぷらの腕前、周囲の温かな支えもあり、やがて深川の誰もが認める跡取りへと逞しく成長してゆく。いよいよ元服を迎えた二三は、怪我の当主に代わり、深川の油問屋の世話人たちが集う江島神社参拝に赴くことに。しかしその夜、寝静まる宿に江戸から来たという雑穀問屋の口から信じ難い知らせが飛び込んできた。「深川の町が、燃えている!」。抗いようもなく降りかかる幾多の苦難、倒れそうになった時にこそ道しるべとなるかけがえのない出会い。自分を信じてひたむきに前を向き続ける少女に光を当てた、涙の江戸人情物語。

読み始めてからはしばらく経つのですが、物語の始まりの頃はもらわれていった幼女の健気さと不憫さにあまりページが進まず、成長してからの油火災や地震などの災難続きには一気に読み進めようという気力が削がれます。農家の末娘が江戸の大店の跡取りになるという出世話のはずが、必ずしも「少女の夢は、深川で花開く」という帯のキャッチコピーどおりではありませんでした。うーむ、どうも題名とは裏腹に、からりと晴れた春の菜種畑のような爽快な読後感ではないなあ。



むしろ、江戸時代の菜種油製造の技術的な方に興味関心が向きます。「江戸時代 菜種油 製法」で検索してみると、YouTube でこんな動画を見つけました。

平出なたね油ができるまで(玉絞め搾油)- Japanse traditional rapeseed oil expression


菜種油を絞るには、技術と設備が必要だったんだなとあらためて認識しました。アブラナを栽培したからと言って、菜種油を作れるとは限らない。10アールの畑からどのくらいの菜種油が採れたのだろう?油1升(1.8L)が今で言えば8,000円に相当するほど高価なものだったとのこと。どうも、そうした雑学の方に興味が向いてしまいます。どうも、スーパー少女の成長と苦労譚よりも、当時の人々の暮らしやそれを支えた技術や産業の様子の方に興味関心が向いてしまう(^o^;)>poripori

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不在時に友人が栗を届けてくれたので礼状を送る

2024年09月21日 06時00分59秒 | 季節と行事
過日、足慣らしにちょいと郵便局へ出かけていた間に、山持ちの高校時代の仲間が今年も栗を持ってきてくれたそうです。妻が受け取り、御礼を言ってくれたそうですが、PCは使わず携帯電話も持たないというスタイルを今だに保持する人ですので、礼状を書いて送ることにしました。ハガキを書くのもほんとに久しぶりですが、なかなか良いものです。手元のハガキがインクジェット用だったので万年筆ではなくボールペンで。PowerTank スマートの黒1.0mm は断然書きやすいです。

いただいた栗はけっこう量があり、妻が皮を剥いて水につけ虫食いを除いた後、栗ご飯等にして食べる予定。食欲の秋、季節の味です。ありがたい。



朝方、防災無線とスマートフォンが鳴り出し、土砂災害警戒情報を知らせました。驚いて起き出し、ネットで情報を確認、河川の水位はまだ余裕がありますが、雨雲レーダーで見ると赤色に表示された雨雲が次々に国道48号・関山峠から宮城県方面に流れていくのがわかります。なるほど、山間部の狭隘な地域では土砂崩れなどを警戒しなければいけない事態のようです。これから明日にかけて台風の成れの果てが通過するらしく、風雨が強まる見通しとのこと。やれやれです。ただ、今のところ1時間当たりの降水量が7〜9mmとのこと、これが10時間降り続けば70〜90mm、20時間なら140〜180mmになります。総量が最上川に集中するわけで、7月の豪雨災害に続き中流〜下流部の被害が懸念されます。

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少しずつ農作業に復帰〜白菜の苗を植え付ける

2024年09月20日 06時00分38秒 | 週末農業・定年農業
長引いた風邪で寝ていたせいでだいぶ筋力の衰えを感じるこの頃、少しずつ農作業に復帰するように努めています。まずは待ったなしの白菜苗の植え付けから。

実は風邪を引く前、9月1日に白菜を植え付ける予定の区画を耕耘し、苦土石灰を散布して準備していました。幸いに、まだ草ボウボウに荒れてはいませんでしたので、18日に再び耕運機で耕耘して植え付ける準備を済ませました。畝立てはまだですが、このくらいの作業だとなんとかこなせるようです。

白菜苗の方は、行きつけの農家の店ではもう売り切れていましたので、妻があちこち探し回って、早生種と中生種の苗を計40本ほど探してきてくれました。で、私がまたごろりと横になって休んでいる間に、妻が全部を植え付けてくれました。本当は畝間隔60〜70cmくらい、株間は40cmくらいでしょうが、なんだか畝間隔が狭いみたいだなあ。でも、やってもらって文句は言えません。ありがたい。



その晩、少しですが雨も降ったので、なんとか息づいてくれたようです。植え付けがだいぶ遅くなってしまったけれど、なんとか成長してうまく結球してくれるといいなあ。冬の間、白菜がふんだんに食べられないのは悲しい。タイミングを失して白菜を植えそこなった昨年の二の舞にならないように、今年はなんとかかんとかつじつまを合わせたといったところです。





ちなみに、今年あちこちで流行したらしい「ヤブ蚊対策オニヤンマ」ですが、帽子の頭につけても顔にプーンと寄ってくるし、結局は虫除けスプレーと蚊取り線香が一番と、早々に飾りになってしまいました。まあ、あまりヤブ蚊が身近でない都会ぐらしの人たちの、一種の都市伝説だったのだな(^o^)/

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病み上がりに聴きたい曲〜ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番

2024年09月19日 06時00分07秒 | -独奏曲
ひどい風邪で寝込んでから9日目、少しずつ起きている時間を増やして復活をはかっています。郵便局への往復も、足元がふらつき、筋力の衰えを感じます。風邪と言って馬鹿にできない、ついごろりと横になろうとしますので、リハビリを兼ねて(1)起きていること(2)歩くことを意識して生活しています。

くたびれて一休みしたい時は、イスに座って簡易デスクトップPC-audio で音楽を聴きます。今回は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番を(*1) YouTube の動画でじっくり聴きました。

まずは、ウィルヘルム・ケンプのピアノで、1964年の録音のようですので、すでにパブリックドメインになっています。ケンプの演奏もいいなあ。
ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110 ケンプBeethoven Piano Sonata No.30 E- major


続いてエレーヌ・グリモーの2001年の演奏から。こちらはライセンスの関係でブログ上では見られないようで、Watch on YouTube をクリックすると YouTube に飛んで(場合によっては広告を見せられた後に)始まるというもののようです。
Hélène Grimaud: Beethoven - Sonata No. 31 in A-flat, Op. 110


この曲自体も、晩年のベートーヴェンが病癒えて作曲したものだけに、孤独感の中にも感謝の心情が感じ取れる音楽となっています。特に第3楽章。いわゆる「嘆きの歌」が静まり、フーガが立ち上がってくるところ、このあたりがなんとも言えず大好きです。年がら年中聴いていたい曲ではありませんが、病み上がりの身にはぐっときます。ケンプの演奏は、肩の力を抜いて、自然に聴き惚れてしまうというタイプのものですし、2001年のエレーヌ・グリモーの演奏は、現代のピアノを充分に響かせ、しかも心情的にも説得力のあるものとなっているように思います。

(*1): ベートーヴェン「ピアノソナタ第31番変イ長調Op.110」を聴く〜「電網郊外散歩道」2006年11月

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体温の推移をまとめ、内科医院を再受診

2024年09月18日 06時00分23秒 | 健康
風邪の症状も次第に落ち着き、体温も36度台が続いています。ちょうど処方された薬もなくなりましたので、連休明けに再び内科医院を受診しました。こちらは循環器系が専門ではありますが、亡母の主治医として胃がんの発見や心不全から大動脈弁置換手術への紹介など何度もお世話になっており、私も2010年頃に咳がとまらず困っていた時に、最初に「喘息ではないか」と指摘し、呼吸器専門医を受診するきっかけになった個人医院です。現状を客観的に示すことが大切と思い、これまでの体温の推移を小さな方眼メモ用紙にグラフ化し、持参しました。



寝ているだけでは退屈なので、目覚めると体温計で体温をはかり、1日6個のデータがあれば単純に足し合わせて6で割って平均値を出し、その日の最高値と最低値の範囲と平均値の推移を表したものです。先生も喜んでくれて、グラフはカルテにぺたりと貼り付け、熱はすっかり大丈夫で声も出るようになったようですが、咳の方はもう少しですね、と咳止め「フスコデ錠」5日分を処方してもらいました。今は吸入ステロイド「フルタイド」もむせてしまって効果がありませんが、もう少し収まってくれれば「フルタイド」の効果が出てくるでしょうか。

基礎データになったのは枕元雑記帳とパワータンク(1.0mm)ボールペン。
しかし、今回の風邪だけで何本のブログ記事にしたのだろう? 寝ているだけでネタがなかったのはたしかだけれども(^o^)/

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過去のテキストファイル備忘録を「風邪」で検索してみた

2024年09月17日 06時00分06秒 | コンピュータ
長引く風邪も次第に回復傾向がはっきりしてきましたので、起きる時間を増やしています。まだ畑仕事は無理なので、デスクワーク中心です。今回は、妻に頼まれた同窓会のはがき印刷の後、過去のテキストファイル備忘録を「風邪」で検索してみました。いやはや、勤務上の要請と折り合いを付けながらなんとか休みを取ろうと努力しているのがわかり、現職当時の勤め人の苦労を今更のように感じました。

$ grep "風邪" memo-utf.txt > temp-kaze.txt

検索結果の中で、特に目に付いたものを抜粋すると、次のようになりました。

2010/12/06 ◯◯呼吸器科受診 事前に予約していた◯◯呼吸器科を受診。咳喘息でほぼ確定、治療を行うことに。咳は止まっている。風邪の投薬や治療は特になし。
 ■そうか、風邪の後、咳が長引くことから呼吸器科を受診し、診断を得たのは2010年だったのか。

2008/07/04 風邪で休暇 前日からくしゃみ鼻水がひどく、夏風邪の症状。一日休暇を取り、アパートで休む。朝食後、再び熟睡し、午後1:30頃目が覚めて、ようやく起き出す。購入したばかりのミニコンポを楽しみに、ぼーっと休養して過ごす。
 ■単身赴任の頃だな。単身赴任で風邪を引くと心細かった。ミニコンポが楽しみだった。

2004/02/17 風邪で休暇 風邪の治りかけを重視し、念のため一日休暇を取り休んだ。誰とも話さず、ちり紙で鼻水をかみながらアパートでじっとしていると、学生時代は好奇心と活力があったのだな、とつくづく思う。今は車もあるのに、わざわざ外出しようとする気が起こらない。グラナドスの「12のスペイン舞曲」のCDなどを聴く。
 ■これも単身赴任の頃。同県内とは言え、変則夜間勤務のため、体調の管理が大変だった。

1998/01/28 風邪を引かない方法 ウィルスを体外に出す線毛の働きを正常に保つには、加湿器などで乾燥を防ぎ、のどを冷やさないこと。手足の抹消神経を冷やすとのどの毛細血管が収縮し、のどの温度が低下し、線毛運動が低下して感染しやすくなる。ストレスや激しい運動もよくない。免疫力は白血球内のリンパ球の働きで、アセチルコリンが分泌されるリラックスした状態で増加する。十分な睡眠と繊維質の食品など栄養のバランスを取ることが大切。感染後2〜3日でリンパ球が活発に活動している期間が風邪の症状となって現れる。感染後4〜5日めが回復期として重要で、リンパ球と顆粒球の数が逆転し、通常に戻る。このとき無理をするとこじらせる結果になる。熱が下がったら風呂に入ってもよいが、湯冷めは禁物。うがいは天井を向いてぬるま湯でのどの奥まで、7〜8回。(NHK総合TV『試してガッテン』20:00〜20:45)
 ■これは今読んでも役立つ。感染後2〜3日がリンパ球が主役となる自然免疫の時期で、大事にしなければいけない時期。このあと免疫抗体が作られ、回復期に入る。

98年のNHK「試してガッテン」の番組要約は、あらためて風邪という疾患の自己管理を考えさせられます。今回の長引く風邪は、明らかに感染後2〜3日の期間に2回の草刈りに加えて祭の準備と実施など無理が重なったためでしょう。

※画像は、VisualStudioCode で編集しているところです。

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一雨ごとに秋の色

2024年09月16日 08時18分39秒 | 季節と行事
台風が通過したり前線が通ったりして、雨が降るたびに秋だなと感じます。少し前までは、室内気温も30℃になり、エアコンが必須の状況でしたが、現在の室温は24℃、半袖がためらわれる気温です。窓から見えるヤブランも咲き始めています。



長引く風邪はようやく体温が36℃台に落ち着き、喉の痛みは和らぎましたが咳が残ります。もう一息のようです。ぶり返さないように、慎重に生活しなければ。今朝は久々に味噌汁と納豆ご飯が美味しかった。


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