電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩。時々は実際に散歩を楽しみます。

自宅のFM専用アンテナに持ち帰ったミニコンポを接続する

2010年03月31日 06時08分35秒 | クラシック音楽
今週は、自宅から長距離通勤しております。我が家には、今ではもう珍しくなったかもしれない、FM専用アンテナが立っています。以前、5素子のアンテナが大雪で倒壊した(*1)ために、それまでよりもやや小ぶりの、4素子の専用アンテナに替えてもらっていました(*2)。単身赴任の終了に合わせて、アパートから自宅に持ち帰った ONKYO のミニコンポ(*3)の梱包を解き、FM専用アンテナに接続してみました。NHK-FM 放送が、たいへん良好に受信できます。これまで、MD はラジカセにしかなかったので、こんどは専用アンテナによる良好な受信環境でエアチェックできます。

さっそく今まで録りためていた、ドゥダメル指揮のシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの演奏で、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲を聴きました。田舎ですので、部屋いっぱいに響かせても隣室の苦情の心配がなく、たいへん気持ちよく聴くことができました。

考えてみれば、当方の音楽再生環境は、

(1) FM 放送および TV 放送
(2) LP
(3) カセットテープ
(4) LD
(5) CD
(6) 8mm Video
(7) MD
(8) DVD
(9) インターネット

と、9種類もあることになります。高価な機器ではありませんが、必要に応じて修理して、録音(画)再生機器も全部完動品で揃っているところが、われながら凝り性だなあと思います(^o^;)>poripori
ブルーレイ?いえいえ、これ以上メディアを増やすつもりはございませんです(^o^;)>poripori

(*1):FMアンテナは全壊~「電網郊外散歩道」2005年2月
(*2):再びFM専用アンテナを立てる~「電網郊外散歩道」2007年7月
(*3):単身赴任用に、ONKYOのミニコンポを購入~「電網郊外散歩道」2008年7月
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3月はなかなか本が読めない

2010年03月30日 06時09分58秒 | Weblog
この1月と2月は、それぞれ12冊ずつと順調に本を読んで来ましたが、3月に入り、ぱたっと読了数が伸びなくなりました。現在、わずかに4冊。えらく少なくなっています。亡父が元気だった頃はそれほどでもなかったのですが、ここ数年、この傾向が顕著に出ています。



原因は、はっきりしています。雪に閉じ込められた生活では本を読むくらいしかできないのに対して、三月は転勤に伴う荷造り・引越し作業と、週末農業の剪定作業が佳境に入っているためです。休日はこれらに時間を取られ、残念ながらゆっくり本を読む暇がない、というのが実状だからでしょう。

来月も事情は似ているのでしょうか。新しい職場への通勤の往復の時間に音楽を聴くことはできますが、夜はほとんどバタンキュー状態だったりして(^o^;)>poripori
ゆったりした生活を夢見ながら、しばらく落ち着くまでは、せいぜい文庫本を1日に1話ずつ読む程度かな、と思います。まあ、生活に慣れるまで、しばらくの辛抱でしょう。

現在、通勤の音楽は、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番。チョン・キョン・ファ(鄭京和?)のヴァイオリン独奏です。サクランボの花芽は写真のように順調に成長していますが、連日の寒さでびっくりしているかもしれません。
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ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第4番《街の歌》」を聴く

2010年03月29日 06時14分01秒 | -室内楽
引越もようやく終わり、ホッとひといきの週末に、自宅のPCオーディオで、ずっとシリーズで聴いている(*1,*2,*3)ベートーヴェンの「ピアノ三重奏曲」から、「第4番Op.11《街の歌》」を聴きました。

この曲にはじめて接したのは、学生時代の NHK-FM 放送だったでしょうか。その後、ずいぶんブランクがあり、最近スーク・トリオの演奏で親しむようになりました。Op.1の三曲とはまた気分が異なり、本来はクラリネットとチェロ、ピアノの三重奏だそうな。クラリネットの代わりにヨゼフ・スークがヴァイオリンを奏しますが、なんとも豪華な「代わり」であるだけでなく、音楽としても若いベートーヴェンの姿が想像できる佳曲だと思います。当方、とくにこの、チェロがゆったりと歌い始まる第2楽章が好きで、よく聴いております。

第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ、4分の4拍子、変ロ長調、ソナタ形式。半音が印象的なユニゾンによる始まりから、ヴァイオリンが主題をメロディックに展開していきます。晴朗な気分の中でピアノが活躍し、やがて第2主題がチェロで奏されます。何度か繰り返しを行いながら、力強くコーダへ。
第2楽章:アダージョ、4分の3拍子、変ホ長調。ソナタ形式。いいですねえ、このゆったりしたチェロの出だし。チェリストも気分良く演奏できるのでは。できればナマで聴いてみたいものです。続いてヴァイオリンが旋律を奏し、チェロがそっと寄り添うと、こんどはピアノが同じ旋律を。ちょいとマイナーな気分に転じますが、すぐにもとのゆったりした気分にもどります。ワタシ的には実に幸福な五分間です(^o^)/
第3楽章:アレグレット、4分の4拍子、変ロ長調。《街の歌》というのはこの楽章の主題だそうです。CDに添付の解説によれば、作曲当時ウィーンで流行していたJ.ワイグル作曲のオペラ「船乗り仲間の恋人」の旋律を用いて、「九つの変奏と結尾」を構成した、とのこと。そう言われれば、なんとなくオペラのアリア風です。

1797年に作曲され、翌年に出版されたもので、ベートーヴェンが27歳のときの作品だそうです。ベートーヴェンの若い時代にかなりの紙幅を割いている青木やよひさんの『ベートーヴェンの生涯』によれば、ボンからウィーンへ出てきて五年、社交界に颯爽とデビューしながら他方では対位法などを地道に学習するなどの努力を重ね、前年の1796年にはベルリン旅行でプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルムII世に認められ、二曲のチェロソナタを献呈するなどしており、

波乱にみちたベートーヴェンの人生にとって、これは短い凪の時期であった。

とのことです。

そんな時期の、颯爽とした若い実力ある音楽家の自信に満ちた作品。とりわけ、モーツァルトの同ジャンルの作品と比較しても、チェロ・パートの充実が感じられるように思います。



1983年12月に、プラハの芸術家の家で収録されています。DENON のPCM/デジタル録音、CDの型番は COCO-70918 です。

■スーク・トリオ:ヨゼフ・スーク(Vn)、ヨゼフ・フッフロ(Vc)、ヨゼフ・ハーラ(Pf)
I=9'04" II=5'11" III=7'31" total=21'46"

(*1):ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第1番」を聴く~「電網郊外散歩道」
(*2):ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第2番」を聴く~「電網郊外散歩道」
(*3):ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第3番」を聴く~「電網郊外散歩道」
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セダンの荷物運搬力

2010年03月28日 06時19分21秒 | Weblog
単身赴任アパートから自宅へ、冷蔵庫や電子レンジ、テーブルなど大きな荷物については、軽トラックで一気に運搬してしまいました。他にも扇風機だとか石油ストーブだとか、重くかさばるものを一緒に運びました。荷物は最小限にとどめる方針でいましたので、なんとか一回で運搬できました。



ただし、引越し後に送別会が予定されたため、寝具(布団)、ノートパソコン、片手鍋と食器とちゃぶ台、衣装バッグと着替えと洗面用具など、けっこうな量の荷物が後回しになりました。先日、送別会の後にがらんとしたアパートに一泊し、翌日、残った荷物を車に積んで帰りましたが、セダンのトランクに、けっこう積めるものですね。この運搬力は、さすがに独立したトランク・スペースの威力です。愛車ティーダ・ラティオ・セダンの魅力を、あらためて感じました。



さて、今度は冬タイヤを交換して、夏タイヤにしなければいけません。お天気を見て、農作業も待っています。毎年のことながら、いろいろと多忙な年度末です。
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これから単身赴任をされる皆様へ

2010年03月27日 06時18分05秒 | Weblog
ほとんどの荷物の引越しを済ませ、あとは寝具とパソコンとコーヒーカップ程度になり、再びガランとした単身赴任アパートで、入居当時のような新鮮な気分を味わっております。

シンプルでも生活できないことはありません。でも、生活にはうるおいがほしくなります。私の場合、それがテレビではなくて、ミニコンポの購入と、インターネット用光回線の契約になりました。

本を読み、音楽を聴き、いろいろな事を考えた、ある意味で有意義な時間でした。もちろん、家族と離れて暮らすのは勧められたことではありません。とくに、私のように健康で持病がなく、料理が半ば趣味のようになってしまうような「生活エンジョイ」型ならばともかく、破滅型あるいはズボラを自認するタイプの方々には、個人的にはお勧めいたしかねます(^o^;)>

でも、そんなことを言っても、単身赴任を命じられればなんともいたしかたなく、これから単身赴任をなさろうという皆様、なにとぞ健康で、前向きに人生を謳歌していただきますよう、お祈り申しあげます。

【追記】
参考までに、当方の単身赴任生活の記事をいくつかご紹介します。
(*1):単身赴任の知恵~「電網郊外散歩道」
(*2):単身赴任の生活費を決算してみる~「電網郊外散歩道」
(*3):一人暮らしで簡単・美味しいカレーの作り方~「電網郊外散歩道」
(*4):ミニコンポを購入して一年。~「電網郊外散歩道」
(*5):ある日の晩ごはん~「電網郊外散歩道」
(*6):手抜き生活術~「電網郊外散歩道」
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お彼岸のご馳走は

2010年03月26日 06時08分06秒 | 料理・住まい
少々時季外れになってしまいましたが、春のお彼岸のご馳走は、こんなふうでした。いずれも老母と妻の手作りで、当方の単身赴任・簡単料理の出番はありません(^o^)/

まず、ぼたもちです。これは東北らしい「納豆」と、「ごま」「きなこ」。今年は、残念ながら「ぬた」(ずんだ)は省略とのこと。私のご贔屓は納豆とごまですので、それぞれ二個ずついただきました。次の写真は、「ごま」と「にんじんのぬた(ずんだ)和え」です。オレンジと黄緑の色あいがきれいです。



こちらは「納豆」と「きなこ」。個人的には大粒の納豆が好みですが、たまたまこの日は小粒納豆だったようで(^o^)/



左の黒いのがひじきと油揚げの煮物で、中央の緑色のものが「うこぎ」のおひたし、右側のが人参のぬた和えです。「うこぎ」は生垣に用いられる潅木ですが、当地では若葉を冷凍保存しておき、このようにおひたしにしていただきます。冬でも正月でも大丈夫で、香り高い味が楽しめます。



お吸い物は、えのきと豆腐ですね。写真では、三つ葉が抜けています(^o^;)>poripori
こういう食卓は、いいものですね~。伝統的なものですが、故郷の香りがします。
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春は異動の季節~こんどは自宅から通勤可能に

2010年03月25日 06時19分40秒 | Weblog
花が咲き始める春は、農作業の季節であると同時に、人事異動の季節でもあります。当方も、この度の異動でなんとか健康で単身赴任を終え、自宅から通えることになりました。

妻も老母もアホ猫たちも(^o^)v喜んでいるようですが、本人も実はヒソカに喜んでいることがあります。それは、山形交響楽団の演奏会の会場となる山形テルサホールや県民会館、あるいは山形弦楽四重奏団等の演奏会場となる文翔館に行くのに、こんどはたいへん便利になること。平日の演奏会の場合、今までは高速を使ってもプログラムの開始に間に合わないことがありましたが、距離的に、おそらく今度は大丈夫。仕事の内容とは別に、こういう楽しみはありがたいものです。

さて、問題は引越しです。最低限の荷物で済ませるようにしてきたとは言うものの、生活するうちに何かと雑多な物がたまるものです。とにかく不用物を処分して、身軽に引越しできるようにする必要があります。長文のブログ記事を書いている場合ではありません(^o^)/
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梶尾真治『悲しき人形つかい』を読む

2010年03月24日 06時34分53秒 | 読書
年度末の三連休だというのに、クロッカスの花の上になんとも無粋な雪が降りまして、果樹園の剪定作業もままならず、音楽と読書三昧となりました。読んだのは、先日、図書館から借りてきた単行本で、梶尾真治著『悲しき人形つかい』です。著者の作品を読むのは三冊め。人形劇団を舞台にした恋愛ものかと予想しましたがさにあらず、実にとんでもないどたばたコメディでした(^o^)/

思わず苦笑せざるをえないストーリーの始まりは、こんな感じ。
天才発明家だが世間とずれている機敷埜風天ことフーテンが、高校時代の同級生で彼の唯一の理解者である中岡祐介に、脳波誘導ボディフレームなるものを見せます。全身の筋肉が衰えていく難病におかされた、尊敬するホーキング博士のために開発したという、脳波でコントロールできるワイヤーフレーム型の介護補助具です。ところが、この開発のために借りている工場のある場所が、横嶋町という暴力団の抗争の舞台。たまたま入った食堂で、北村組のヤクザに絡まれ往生しているところを、組員である同級生のヒロに助けられます。ヒロに頼まれ、北村組の組長と出かけたら、組長が急死してしまいますが、明日まではどうしても組長に生きていてもらわなければいけない事情があるのでした。そこで、脳波誘導ボディフレームが登場、死者は人形使いの意のままに(?)動き、彼らは否応なく暴力団の抗争に巻き込まれていきます。

とまあ、プロット自体がすでに苦笑ものですが、メーキャップ係のこゆみさんの少女時代は、たぶん「天に代わってお仕置き」をする番組を熱心に観ていたのだろうとか、藤野組の組長の奥さんは、なんだってまたこんなデタラメな男と結婚し生活を共にしたのだろうとか、いろいろと想像する余地はあります(^o^)/

うーん、暴力団が抗争に明け暮れる横嶋町という地名は、よこしまな町という作者のダジャレなのでしょうが、そういう地名は実在しそう。当該の町民からクレームがつきそうです(^o^)/
そういえば、ホーキング博士の病気について、筋肉に信号を伝達する役割を持つアセチルコリン・リセプターが、発達の過程で異常な分布をするようになる、というようなことを、ずっと昔に興味を持ってフォローしていたことがありますが、あれはその後どうなっているのでしょう。たしか、大学を出てしばらくしたら、フランスのパスツール研究所のグループが、アセチルコリン・リセプターの構造を解析しちゃったはず(*)です。まあ、カジシン本で話題にするような内容ではありませんが(^o^)/

(*):神経細胞の内側から脳を見る~理研ニュース1997年1月号
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旧暦で飾る雛人形

2010年03月23日 06時18分28秒 | 季節と行事
我が家は今、娘も息子も孫も不在で、雛人形を愛でるのは、アホ猫2匹をのぞき推定平均年齢67歳くらいの家族(^o^)だけですが、たまには虫干しを兼ねて出してみようということになり、老母を中心に今年も雛人形を飾りました。





以前も我が家の雛人形を記事にしたことがあります(*1)し、手のこんだ雛料理を並べる最上地方のひな祭りを取り上げたこともあります(*2)。旧暦で祝う当地の風習は、雪が融けて春の訪れを喜ぶ今からの時期が、節句にふさわしいという判断でしょう。そういえば、新暦では今年はまだ雪模様でした。江戸時代の立派なお雛様を飾る河北町の雛まつり(*3)は、今月末から来月初旬頃だったでしょうか。

(*1):半日かけておひな様をかざる~「電網郊外散歩道」2007年3月
(*2):「もがみ雛めぐり」に行き、ご馳走に感動~「電網郊外散歩道」2009年4月
(*3):ひな人形はいつまで飾るか~「電網郊外散歩道」2006年3月
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ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第3番」を聴く

2010年03月22日 06時12分09秒 | -室内楽
若いベートーヴェンがボンからウィーンに出て、ハイドンらに師事し対位法などを習っていた頃に、記念すべき作品1として発表した3曲のうちの最後の曲目が、「ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.1の3」です。伝記によれば、ハイドンはベートーヴェンの三曲の作品について、Op.1-1とOp.1-2については出来栄えを称賛し、ただしこのOp.1-3については、出版を見合わせたほうが良いのではないか、と評したのだとか。

もしそれが事実なら、後年のベートーヴェンびいきの立場からはハイドンの限界だとか見る目がないなどと批判されるわけですが、いっぽうでハイドン擁護の立場からは、作品の斬新な価値はわかっていたが、家庭用音楽の用途にはいささか時代に先んじすぎるのではと心配した、ということになります。まあ、そのあたりの真相は薮の中で、ほんとのところはわかりませんが、結果的にはずいぶん人気を博した曲のようです。

第1楽章:アレグロ・コン・ブリオ。今でも少々ぎょっとするような、弦の不可思議な始まりです。たしかに、ハイドンならずとも「をいをい、どうしちゃったの?」と聞きたくなりますが、でもその後の展開は、さすがにベートーヴェン。家庭用の演奏目的から離れ、しっかり弦とピアノとが対比される形で展開される、充実した楽章です。
第2楽章:アンダンテ・カンタービレ・コン・ヴァリアツィオーニ。魅力的なアンダンテ・カンタービレなのですが、それも単に歌う緩徐楽章であるだけではなくて、みっちり変奏曲になっているところに、若いベートーヴェンの覇気と自負が感じられるようです。
第3楽章:メヌエット、クワジ・アレグロ。短いメヌエット楽章ですが、優雅な舞曲というよりは、メヌエットという舞曲のスタイルを借りただけなのでしょう。
第4楽章:フィナーレ、プレスティッシモ。速いテンポで急くように、短調で始まりますが、最後は長調で静かに終わります。なかなか魅力的な楽章です。

後年のベートーヴェンを知る者には、いかにも彼らしい曲だと納得できるのですが、当時の古典的な様式感や、このジャンルが家庭用音楽という目的で作られる曲が多かったことなどを考えると、あまりにも明らさまに感情を表明するのは慎みのないことだと思われていたのかもしれません。それに対して、市民階級の成長により、家庭用音楽の担い手である娘さんたちの技量もかなり向上していたのでしょうし、感情の表明なにが悪い!というのが、当時の急進的な青年たちの姿だったのかもしれません。ヨーロッパの革命前夜の気分は、おそらくそんなところなのかも。そのあたりに、この曲が受け入れられる余地があったということでしょう。

演奏はスーク・トリオ、メンバーは、ヨゼフ・スーク(Vn)、ヨゼフ・フッフロ(Vc)、ヨゼフ・ハーラ(Pf)の三人です。型番は DENON の COCO-70917 というもので、1984年の春にプラハの芸術家の家で収録されています。制作は Dr. Eduard Herzog、DENON のデジタル録音です。

■スーク・トリオ
I=10'10" II=7'10" III=3'46" IV=8'01" total=29'07"



若いベートーヴェンの春にあたる、出世作である作品1の3曲を一通り聴きました(*1,2)。スーク・トリオの演奏もまた三曲ともフレッシュで、後年の巨大な世界の重々しさはまだないけれど、なかなか魅力的な音楽です。

(*1):ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第1番」を聴く~「電網郊外散歩道」
(*2):ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第2番」を聴く~「電網郊外散歩道」
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春の農作業と音楽

2010年03月21日 06時14分33秒 | クラシック音楽
我が家のクロッカスも咲き始め、ようやく春になりました。週末の休日に、先に購入していたウォークマンEをおともに、妻と2人で果樹園の剪定作業を進めています。農作業の音楽にも、やっぱり向き不向きはあるようで、おおらかで伸びやかで屈託のない音楽がよろしいようです。



収録しておいたジョージ・セル指揮クリーヴランド管のパブリック・ドメイン正規録音シリーズの中では、例えばドヴォルザークの交響曲第8番やシューベルトの8(9)番「ザ・グレート」、あるいはリヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」などです。こういう音楽は、野外で脚立に登ってノコギリを使いながらでも、あまり違和感がありません。

これが暗~く情念渦巻くワーグナーの楽劇では、たぶんそうはいきません。途中でがぜん戦闘的になり、頭に来てサクランボの成木を根元から切り倒したくなるかもしれません(^o^)/

果樹園での農作業は、破壊衝動とは無縁の世界だと感じます(^o^)/
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老母の手製のポケットティッシュ・カバー

2010年03月20日 06時16分05秒 | Weblog
わが老母は、亡父の手術から数ヶ月遅れで胃ガンが見つかった(*1~*3)けれど、幸いに手術がうまくいって、すっかり健康で畑仕事を楽しんでおります。ところが、冬の間は雪に埋もれて、丘に上がったカッパ、砂漠のナメクジ状態です。どちらかといえば性格は『赤毛のアン』のレイチェルのようなタイプですので、畑仕事ができずにつまらんつまらんとボヤいております。今までは連れ合いがいて、喧嘩もできれば温泉などに外出もできたのですが、今は息子は単身赴任、外は雪。あまりに退屈なので我慢ができなくなったのか、裁縫箱を取り出し、なにやら縫い物を始めました。さすがに雑巾を縫うのも飽きたらしく、作り始めたのがポケットティッシュ・カバーです。これをたくさん作って、あちこちに配って歩いています。私も一個もらいました。それがこの写真です。ちゃんと爪楊枝入れまでついているのが用意周到で、思わず笑ってしまいました。

アレルギー性鼻炎で、ときに盛大にくしゃみをする息子(ワタシ)に、ちゃんとちり紙を持って歩けよ、という意味なのでしょう。いつまでたっても、息子は息子なのですね(^o^)/
いや、80歳を過ぎた元議員さんを、御年100歳のご母堂が「うちの息子は」とこきおろしたそうですから、そのくらいはまだまだご愛嬌なのでしょう(^o^)/

暖かくなると、私たち夫婦の「畑の師匠」です。元気でいてくれるのがなによりであります。

(*1):老母、早期胃ガンと判明~「電網郊外散歩道」2006年1月
(*2):老母の胃ガン手術終わる~「電網郊外散歩道」2006年1月
(*3):老母の胃ガン、病理診断の結果が出る~「電網郊外散歩道」2006年2月
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B6判というサイズは特殊なのか

2010年03月19日 06時15分45秒 | 手帳文具書斎
コクヨのカバーノート Systemic には、A5 も A6 も両方ありますが、B5 はあるのに B6 はありません。なぜだろうと不思議に思っておりました。キングジム社のレザフェス Lezaface には B6 がありますし、バイブルサイズ、あるいはモレスキン Moleskin 等は B6 に近いサイズです。そんなことから、B6 というサイズの普遍性に興味を持っておりました。

たまたま、MS-WORD 2003 で挨拶原稿リフィル印刷用に書式を設定しているうちに、気づいてしまいました。用紙設定の候補にも、B6 がないのです!そうなのか。2L はあるのに B6 はないのか。なんだか変な感じです。最も手のひらに近い、ハンディな合理的サイズだと思うのですが。

そうかと思うと、OpenOffice.org 2.4 の Writer を調べてみたらちゃんと B6 がありました。しかも、ISO と JIS と二種類も!

当方、ふだん仕事では A4 を使っておりますが、プライベートでは、B 判という系統のサイズを作った先人の知恵にヒソカに敬意を表したいと思います(^o^)/

まだ、ときどき雪が降ったりして、寒い日が続きます。春らしいあたたかさが待たれる今日この頃です。
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野口悠紀雄『「超」手帳術』を読む

2010年03月18日 06時11分51秒 | 手帳文具書斎
講談社の単行本で、野口悠紀雄著『「超」手帳術』を読みました。著者の「超」シリーズはずいぶん出ていますので、もうどれが出発点かわからなくなるくらいですが、当方は1990年代に月刊アスキーに連載された雑誌記事を愛読しておりました。著者と遠藤諭氏のやりとりが面白く、一太郎に閉じた世界からテキストファイルによる検索・処理などの一連の考察が、『「超」知的生産とパソコン』というという本にまとめられた過程が、たいへん興味深いものでした。

例の、押し出しファイリングや「整理するな・検索せよ」などの手法が、実は DOS のファイル管理の考え方の現実世界への適用であったり、『「超」整理手帳』が文書のA判化の帰結として開発されたものであると見ることができるなど、工学的スタンダードを現実に適用することによる意外性や新規性が本質なのではないかと感じているところです。

本書でも、手帳の本質を「スケジュール、ToDo、メモ」にあるとする点は、先の和田氏の本(*)と共通です。ただし、最後の章で「超」整理手帳の特徴を紹介するという構成は、いかにも著者らしいです(^o^)/

本文中にある、「超」整理手帳は追随者が出なかった、というのは理解できる気がします。外形が、大きすぎるからです。当方、A4判の印刷物を常に持ち歩く必要があるのは、職場の緊急連絡網や、当座のイベント等の予定の開催場所を示す地図くらいなものでしょう。A4判でコンピュータ出力したものをそのまま持ち歩く必要はあまりなく、むしろ持ち出すべきでないとされている方も少なくないのでは。例にあげられている「外国旅行のフライト情報やホテル住所」「会議やイベントを主催する」関係書類、あるいは「引越しの際の作業手順」などは、当方にはあまり縁がありません。

デジタルカメラによるメモは、参考になります。とくに、「ふだん見ている平凡な風景(部屋の状況、近所の風景)の撮影をお勧めする」(p.233) というのは本当です。後で一番見たいのは、観光名所の写真ではなく、昔の「ふだんの生活の情景」だからです。
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アクセス解析というもの

2010年03月17日 06時11分07秒 | コンピュータ
現在、goo ブログでは、アクセス解析体験キャンペーンを実施しており、goo ブログ・アドバンスという有料コースに導こうとしているようです。他のブログでは、アクセス解析機能が標準でついていたりもするようですが、試用のはずががそのまま本運用になってしまった当ブログでは、恥ずかしながら未体験でした。

ページビュー、IPアドレス数(閲覧者数)、検索キーワード、閲覧ページ、閲覧元、使用ブラウザなどがわかるというものです。同じ題名のページが別々にカウントされているのは、追記等で変更を受けているためでしょうか。心当たりはありますが、タイムスタンプでデータを別にする意味はあるのかなぁ(^o^)/
そのほかにも、興味深い発見がいくつかありました。

(1) ページビューや閲覧者数は、時刻別に表示されます。当「電網郊外散歩道」が早朝更新型ブログであるためか、早朝6時~7時頃の閲覧者の方が意外に多いようです。もちろん、ゴールデンタイムや深夜の時間帯にも大きな山があります。
(2) 興味深いのは、検索キーワードや閲覧ページなどでしょうか。最近は、「藤沢周平 花のあと」や「藤沢周平 山桜」で検索し、当方の文庫本を読んだ感想や映画の記事などを読まれている方が多いようなのです。驚いて同じキーワードで検索してみたら、なんと「藤沢周平『花のあと』を読む」という記事が、3月17日現在、Googleの検索結果のトップに位置しているのでした!知らなかった!
(3) 使用ブラウザの中で、Googlebot が第1位なのはいかにも「さもありなん」ですが、Docomo や Ezweb など携帯電話が意外に多いのですね!あとは Firefox や Mozzilla が予想以上に多いのと、Netscape4.5 なんてのがまだだいぶあるようです。たぶん、旧型パソコンに軽量なLinux を入れて使っている人が多いのかもしれません。InternetExplorer4.1 なんてのもまだ健在のようで、思わずびっくりでした!

アクセス解析というのは、うっかりすると主体性を失ってしまい、時々の流行に流されてしまう危険性も感じますが、他に左右されずマイペースで運用する限りでは、なかなか興味深い機能です。goo ブログ・アドバンスには、記事のバックアップ機能もセットでついてくるようです。それはちょいと心ひかれます。
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