電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

大型連休のご馳走〜ウコギのパスタとチキンソテー

2024年05月01日 06時00分59秒 | 料理住居衣服
今はあまりゴールデンウィークとは言わないのか、テレビのニュースでは大型連休と言っているようです。昨春、完全リタイアした当方は毎日が大型連休のようなものですが、世間の動きにつられて、つい何か特別なものをと考えてしまいます。そういえば、亡き祖母が元気だった頃(*1)から、我が家では4月29日の「天皇誕生日」又は「昭和の日」の頃に、ウコギご飯を炊いたりウコギのおひたしを作ったりして「木の芽の香り」を楽しむ習慣(*2)がありました。例のテレビ番組で、「庭の雑草(ヒョウ、スベリヒユのこと)を食べる」山形県人は、なんと「生け垣まで食べてしまう」と揶揄された(*3)ものですが、なに、米沢で上杉鷹山が栽培を奨励したという「食べられる灌木ウコギ」を我が家でも生け垣にしているだけの話です。

せっかくなので、ウコギのパスタを作ってみようと考えました。香りを楽しむにはシンプルなペペロンチーノが良いだろう。それだけでは寂しいので、飾りにアスパラも用意しました。
写真は、そのウコギですが、この若芽を摘んで付け根の茶色いところを取り、一部は粗くみじん切り、他はそのまま残します。



オリーブオイルを弱く熱し、ニンニクの香りと鷹の爪で辛味を移します。



パスタを茹でながらアスパラガスも茹でて取り出しておき、適度な塩分を含むゆで汁をフライパンに加えて揺すってよく乳化させます。このソースに茹で上がったパスタをからめ、刻んでいないウコギを加えてよく混ぜ、予熱でしんなりした頃に、さらにみじん切りしたウコギをふりかけて香りを立たせます。半分に切ったアスパラで飾り、できあがり。



ここまでは私の分担。もう一つ、息子がチキンソテーを作ってくれました。これもたいへん美味しかった。やっぱり若い人はお洒落な料理を知っています。




ワインでいただきましたが、タケノコおこわの残りも加えて、休日らしい豪華な食卓となりました。お腹いっぱい、満足、満足(^o^)/

(*1): 法事の準備中に祖母への弔事が出てきた〜「電網郊外散歩道」2020年2月
(*2): お彼岸のご馳走は〜「電網郊外散歩道」2010年3月
(*3): 山形では生垣を食べるというその真相〜「電網郊外散歩道」2009年4月

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